おんな城主 直虎 本

2023年9月 4日 (月)

本・怪しい戦国史 ②(2019/7)・本郷和人

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第5章 信長・信玄たちの古戦場で見えること
第6章 家康の隠れた「遺産」
第7章 三成はなぜ「忖度」できなかったか

 

第5章 信長・信玄たちの古戦場で見えること
司馬遼太郎が書いていた!
秀吉が信玄と謙信の古戦場を見て「田舎大名」と言った??
戦いは勝つように持って行く!
要は、現場の投機者???
現場の指揮は優れているが、戦争は? と言う事みたい!!

◇ 桶狭間の戦いは、藤本正行の奇襲ではないと!!
著者は石高を推定して兵を割り出す
今川45,000?
織田2,000?

・今川 駿河、遠江、三河で70万石!
・織田 尾張 60万石
兵に関しては、石だから見れば、45,000は多過ぎて、
2,000は少な過ぎる!

そもそも今川の目的は?
動員に見合うものが手に入るのか?
著者は、鳴海、大高両城の「語詰め」と言う!
そうなると、信長も命運をかけた戦いではない!
信長は常に敵より多い兵を集中する!
寡兵を持って勝つなど考えていないと!!

◇ おんな城主 岩村城主 おつやの方!
ここでは岩村城の遠山氏!
ここも境目である!
武田と織田である!
一時は同盟を結んでいた?
信長の叔母・おつやの方っを遠山氏に嫁がす!
実質的な女城主である!
ここに秋山虎繁(信友)が、おつやの方を妻にして武田のものにする!
ここを信長は長篠の戦い後、攻める!
5ヶ月の戦闘で陥落すし、二人は処刑される!

◇ 女城主 井伊直虎!
大河ドラマで、城址には行っている!
キレイに整備されている!
次郎法師であるが、本当にいたのか??
この章、興味はない??
が、特にこう言うドラマは信じられない!!

◇ 家康の娘??
築山殿の産んだ子供は、信康と亀姫!
亀姫は家康18歳の時の娘で、三河作手の有力国人、奥平昌信に嫁ぐ!
重要視されている!
長篠城に籠城、勝頼の攻勢を凌ぎ、長篠の戦いで勝頼は負ける!
勝頼15,000で守備側は500!
よくしのいだと!!
この戦い後、家康は称賛し、亀姫を嫁がせる!!
名刀、大般若長光を与える!

著者の妄想??
勝頼は城を落とさず、信長をおびき出した??
信長と決戦しようとした???

直江兼続が落とせなかった最上の長谷堂城!
これも500程度の兵である!
著者は兼続を酷評している!!
違いな何か??

奥平昌信は、家康の関東への移封で、上野甘楽郡で3万石!
【個人的な話 旅行で甘楽郡の高校生と出会い、淡い恋心を抱いた………】

後に岐阜で10万石を貰う!
家康はケチと言うが、身内に甘い!
・長女亀姫 岐阜10万石  優遇されている?
・次女督姫 池田輝政 15万石から52万石!
・三女振姫 蒲生秀行 18万石から60万石!

殉死! 
・伊達政宗  20人
・細川忠利  19人
・徳川家光  11人

奥平忠昌は信昌と亀姫の第一子!
亡くなり36歳の昌能が後継者!
軽率にも家臣に「あれ、おまえ、まだ生きていたのか」
言われた人間は直ぐに腹を切る!
しかしこの時期は、殉死禁止である!
家臣の跡継ぎも断罪される??
どう見ても昌能が悪いのに、軽い罰である??
「神君・家康の血筋」がものを言う!!

◇ 信玄の遺体は???
伊奈の駒場の山中で信玄は、没する!
その遺体は??
・甲冑を着せて諏訪湖に沈める!
・甲斐へそのまま運んだ!
どちらも無理がある!
著者は、火葬し甲斐へ持って帰ったと!

ここで馬場信春が出てくる!
長篠の戦いで、めったに褒めない信長が「その働き、比類なし」と褒めた!
山県正景と並ぶ名将である!
が、馬場信春は資料的には確認出来ない!
重臣であったことは間違いないと!!!

 

第6章 家康の隠れた「遺産」
◇ 信康の遺児! 婚姻による外交政策は効果的!
信長の娘、五徳との間に二人の娘がいる!
・長女 登久姫 小笠原英政
・次女 熊姫  本多平八郎忠勝の長男 忠政
熊姫の産んだ亀姫は、登久姫の長男、忠脩に嫁ぐ!
いとこ結婚である!
婚姻は効果的な外交手段である!

外様には??
・長女 千姫  秀頼
・次女 珠姫  前田利常

が戦いでは勇猛さを求められる!
大阪の陣で戦死!
・小笠原秀政・忠脩親子
・本多忠朝(忠勝の息子)

・小笠原家
 亀姫は忠脩の弟、忠真に嫁ぎ、播磨明石10万石、
 後に豊前国へ5万石へ
 忠脩の遺児は、播磨龍野5万石、後に豊前中津8万石へ
・本多家
 忠勝の嫡子・忠政は播磨姫路15万石
 忠政の嫡男・忠刻は化粧料10万石で千姫が嫁ぐ
 次男・政朝は上総大喜多5万石を継ぐ

両家とも栄達する!
本多平八郎忠勝は、侍は首を獲らずとも、
主君と共に死ぬことだと!

◇ 苦労人こそ良き改革者に
鎌倉時代の御嵯峨上皇!
皇位に付く可能性が無かったが、政争で天皇になる?
朝廷の刷新に乗り出す!
要は、冷や飯食いだから政治の欠陥が良く見えた?

著者は、苦労が家康を育てたと!
忠節無比の三河武士??
単に頑固者の集まりか?? 大久保彦左衛門??
駿府の都会育ちの家康は、統制に苦労した!
堪えて耐え忍ぶ!
信長との攻守同盟を守る!
律義者の仮面をかぶり続ける!
若き日の家康は、「藤原家康」と署名している!
歴史を学び、征夷大将軍になるには源氏だと!
新田の子孫と称する………

本郷和人は、学界のつまはじきだそうだ??
最近は「織田信長は特別ではない」
そう言う意見が多い??
では偶然だけで天下を取ったのか??
浪人が武田家に仕官を求める!
織田家は人使いが荒い!
武田家は慈悲深い??
徳川家もそうなのか??
そうでもない! 皆人には能力を求める!
直接的か、オブラートに包むかの違いか?

家康は古代、中世の書物を集めている!
これを後世に遺した!!
「吾妻鏡」もである!
これを家康は全国に人を派遣し、時間と金をかけて復元した!
こう言う話は伝わらず、北条氏が黒田官兵衛に渡し、長間が幕府に献上した?
のではなさそうである!!
上野の東照宮には3人の祭神を祀っている??
これは、家康、天海と戦国時代を生き抜いた武将だと!!

◇ 藤堂高虎 阿諛追従??
誰かと言うと、藤堂高虎である!
墓は上野動物園にある??
上野の名前も高虎に関係している!
経歴は???
・浅井長政
・阿閉貞征
・磯野員昌
・織田信澄
・豊臣秀長
秀長が亡くなり、秀吉に重要視される!
・伊予板島7万石
秀吉亡き後は、家康に近づく!!
・伊予今治20万石
・伊賀、伊勢で22万石
・最終的には32万石!
徳川の先鋒は、譜代の井伊と、外様の藤堂を当てる!
それほど信頼されている!!

個人的であるが、藤堂高虎は好きではない!
嫌いである!
「司馬遼太郎」の影響が大きい!!
「胸毛の侍大将」がよく分かる!
知っている話!
・鳥羽伏見の戦いで裏切る!
 これを司馬遼太郎は、藩祖高虎の体臭が染みついていると!
 東照宮攻撃は出来ない! 藩祖高虎が蒙った恩がある??
・築城の名手である!! 加藤清正もいる!!
・家康が死ぬとき、あの世でもお仕えします???
 家康が宗派が違うので無理と言うと、即座に改宗した??

天下の三勘兵衛!!
・増田長盛  渡辺勘兵衛
・石田三成  杉江勘兵衛
・田中吉政  辻勘兵衛

勘兵衛の経歴は? 近江人が多い!
・阿閉貞征 高虎と一緒か
・羽柴秀勝
・中村一氏
・増田長盛

この増田長盛の家臣、渡辺勘兵衛了である!
関ヶ原で負けて大和郡山城を引き渡す!
受け取りは藤堂高虎である!
「主君からの命なくしては開城できない」
この時、城下に出没した野盗を退治する!
終日不機嫌で「これが俺の関ヶ原だ」
男として関ヶ原に出陣出来ずに、野党退治???

結局この藤堂高虎に仕える!
が、重臣たちと仲違いする………
大坂の陣で、活躍する!
が、高虎と対立し浪人する!!
仕官を求めるが「奉公構」になる!!
後藤又兵衛と同じか??
再仕官は高虎が徹底的に邪魔する!!
最終的に蒲生家か生駒家なら構わないと!!
どちらも高虎の娘が嫁いでいる!
つまりどちらも高虎が後見している家である!
どちらも後に取り潰されているが………

藤堂高虎の言葉???
『武士たるもの七度主君を変えねば武士とは言えぬ』
ブラックユーモアか??
戦国時代と江戸時代は違う!!
「君、君たらずとも、臣、臣たれ」
「忠臣は二君に仕えず」

三成は500石の時に、杉江勘兵衛を500石でスカウトする?
100万石になったら10万石にする?
三成は勘兵衛の居候である!
後に出世し加増しようとしたが、500石で仕える!
島左近もそうなのか??

 

第7章 三成はなぜ「忖度」できなかったか
◇ 長崎とかんのう??
「落語 らくだ」
ざこばに南光が面白い!!
これに、かんかんのう???
中国から入ってきた??

この章、よく分からない………
著者の趣味か??

◇ 土方歳三の刀!
和泉守兼定!
脇差は、堀川国広!
この刀は間違いがある?
と言うより、こじつけか?
大和守秀国!

会津藩士 秋月登之助!
土方歳三の剣がどうなったか??
献上したのか?

秋月登之助の本名は江上!
竜造寺隆信!
江上氏は竜造寺の軍門に降る!
竜造寺は島津に敗れて没落!
鍋島直茂が勢力を伸ばす!
が江戸時代に竜造寺が国主と、幕府に訴え出る!
どうにもならずに竜造寺を会津の保科正之に預ける!
その時、江上家も会津に仕えた!
秋月である!
秋月登之助は会津戦争で戦死する?
生き延びたとも………

◇ 「花押」は有効か??

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こんなもの良く書けるなと!
遺言には花押は有効か??
最高裁で有効でないと!
しかし、本人の意思がそうならば仕方がない!
ましてや花押は有効だと書いた本人が信じていたならそうであるべきだと1
貰えない遺族が逆だったらどうするのか??
無効と言わずに、有効になる??
安倍総理も花押を持っていると!!

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判決で、重要な文書は署名、押印して完結させる伝統がわが国にはある」
著者の解説!
戦国時代はそうでなかったと、実例を挙げる!!
花押の性格を知ることが重要だと!!

◇ 武将なの妻は?? たくましい!!
・貝原益軒は女性を不当に見ていなかった??
そんなことは無い!
封建的、隷属的道徳を女性に強要している??

・細川家!
忠興の息子・忠隆は前田家から、千世を貰っているが、
ガラシャと共にすべきだが逃げたので離縁される!
未練たらしいので、廃嫡される!
千世は前田家の重臣と再婚する!
たしかに、そりゃないよですよね!!
忠隆は後添えを貰い、子供は細川家に仕える!
護熙はガラシャの血が一滴も入っていない!

女は子供を産む! 父親は誰か??
ましてや淫乱な女は疑われる!
私を信じられないの??
・春秋時代  夏姫 魔性の女か?? 
「宮城谷昌光 夏姫春秋」面白い!

・日本の天皇家もそう言う話かある!

・応仁の乱 畠山持国
高級遊女との間に息子がいるが認知せずに青年になって認知する!
この遊女、ほかにも子供がいる!!

・阿波の小少将 魔性の女か??
日本版 夏姫??
読んでいると嫌になる!!

◇ 三成である!
「映画 関ヶ原」
三成が落としたものを家康が拾い渡そうとしたがそっぽを向いた!
これを島左近に咎められる!
「へいくわい者」

司馬遼太郎が描いているが、
利害よりこうあるべきだと言う観念が先走る!
だから毛利にしても、その領土が恩賞になるので、潰されると!
実際その通りだが、人間、「見たいものしか見ない 聴きたいことしか聴かない」

著者は、朝鮮からの引き上げの加藤清正らに「お疲れさん」と言えなかったのか?
忖度できなかったのか??
また脳学者である!! 全然信用していないが………
共著があるが読む気にならない!!
NHK好みである???
アスペルガーだった??? そんなものを理由にしないで欲しい!!
身近なもの同士のつきあいが困難、興味が限定的、
そして日常の行動がパターン化しやすい??

三成に関しては、やはり司馬遼太郎である! 小説関ヶ原から………
・浅野幸長  三成がいなくなってから、世の不正を不正と思わなくなった!
・黒田官兵衛が最後に言う! あの男は成功した!
 秀吉亡き後、三成のような寵臣まで家康に走ったとなれば、
 世の秩序はいかなるものか?
著者は、そうならないために、忖度せよと??
言う意味は分かる!!

三成に似たものは??
梶原景時??
そうかな??

◇ 信長は普通の戦国大名か??
堺屋太一が紹介していた話!
日本にないもの?? ヨーロッパ中国である!!
・本格的な籠城
・計画的な皆殺し
・長期にわたるゲリラ戦

例外があり、全てに織田信長が絡んでいると!!
著者も同じことを書いている!
・比叡山焼討ち 手続きを順守している!
・伊勢長嶋で2万人、越前で1万2千人、門徒を殺している!
ついでに言うと高野山も焼討ちの予定に入っていた?
本能寺の変で逃れた………
こうなると、高野山黒幕説は???

脳学者はサイコパスだったと??
もう共著を読むのは止めよう!!

普通の戦国大名がなぜ天下を取れた??
運だけで天下を掴んだ???
そんなことは無い!!
著者が言うように、信長だから天下を取れた!
そう言う、努力、苦労をしていると!!

歴史上の人物の感情や志向を立証するのは困難だと!!

 


怪しい戦国史 ②・本郷和人

 

 

2020年7月12日 (日)

本・井伊直虎と戦国の女傑たち(2016/12)・渡邊大門 本・井伊直虎と戦国の女傑たち(2016/12)・渡邊大門

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度重なる政略結婚、自害の最期、人質、出家…… 
たくましく、悲しい、女たちの乱世。

女としての幸せをつかめた者、自害せざるを得なかった者、
尼になった者、果敢に戦った者、名将の正室、側室、愛妾……。
井伊直虎や浅井三姉妹、信長・秀吉・家康の三武将と関わった者など、
総勢70人の女たち。

武将らを支え、ときに翻弄しながら乱世を生きぬいた彼女らの生涯から、
戦国時代を読み解く。

井伊直虎については、著者の本は読んでいる!!
大河ドラマも見た!!
戦国の女性を紹介している!!
これもまた楽しいが………
内容は下記の通りである!!

はじめに
第一部 女戦国大名・井伊直虎と井伊一族
第二部 地方別 戦国の女傑たち
■ 第一章 東北・北陸の戦国女性
■ 第二章 関東・中部の戦国女性
■ 第三章 近畿・中国の戦国女性
■ 第四章 四国・九州・海外の戦国女性
第三部 戦国女性の真相を語る
■ 特論一 「女戦国大名」今川氏親の妻・寿桂尼
■ 特論二 「女戦国大名」赤松政則の妻・洞松院尼
■ 特論三 戦国女性の日常生活
■ 特論四 軍師官兵衛を支えた妻・光
■ 特論五 戦国に輝いた浅井三姉妹の生涯
おわりに
参考文献


はじめに
知られざる女性の紹介である!!
伝承・逸話でしか伝わらない場合も多いが………
知らない名前も多い!!


第一部 女戦国大名・井伊直虎と井伊一族
井伊家は直の字が付く!!
解説にあるが、実際の名前と関係が分かっていないようなところもある??
平安鎌倉からの歴史がある!! 土豪と言うのか???
小野和泉守の讒言がある!!
これで井伊家は混乱する!!
直親が逃げて、直盛の養子になる!!
桶狭間の合戦で井伊家は損害が多い!!
直虎の父も討ち死にする!!

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後継者が居なくなり、次郎法師が後を継ぐ!!
女戦国大名である!!
小野和泉守も亡くなるが、息子、小野但馬が讒言する………
井伊家は混乱する??
万千代、井伊直政の時代まで待つ!!
井伊直政は築山殿を通して姻戚関係にある??
それも異例の出世に繋がっている………
武田信玄、北条、今川に翻弄されるが生き残る!!


第二部 地方別 戦国の女傑たち
■   第一章 東北・北陸の戦国女性
● 前田利家の妻・まつ
   前田家の立場を思い、自ら江戸へ人質として行く1!!
   利家を尻に敷いた???
● 前田利長の妻・永姫  
   信長の娘! 子供は無かった!
● 千徳政武の妻・お市
   青森弘前である!!  
     津軽氏と南部氏の対立があり若くして自害する!
● 蒲生氏郷の妻・冬姫
   信長の娘! 氏郷亡き後秀吉が野心を抱くが、尼になる!
● 伊達輝宗の妻・義姫
     最上義光の妹で、政宗を毒殺しようとする……… 
     これは後世の作り話とも言われている!!
● 伊達政宗の妻・愛姫
   陸奥三春城主・田村清顕の娘! 仲は良かった!
● 二階堂盛義の妻・阿南
   伊達晴宗の娘! 
     二階堂盛義に嫁ぐが蘆名、佐竹、伊達の争いに巻き込まれる!
● 直江信綱、兼続の妻・お船の方
   いうまでもなく、あの高名な、お船の方である!!
● 長尾政景の妻・綾
   長尾為景の娘! 兄晴景と弟謙信が争う………
   実子景勝と娘を嫁がせた景虎の戦いがある!! 
     微妙な立場だった………
● 浅井長政、柴田勝家の妻・お市の方
   織田信長の妹??
● 奥村永福の妻・安の方
   前田利家の家臣で、小牧長久手の戦いは、
     北陸の前田利家VS佐々成政に波及している!
   奥村永福は末森城で、佐々成政の大軍に耐えた!! 
     その時活躍する!!
● 池田恒利の妻・養徳院
   池田恒興の母である!! 信長の乳母である!!
● 上杉景勝の妻・菊姫   
     武田信玄の娘で、武田勝頼の妹! 甲斐・越後同盟で嫁ぐ!!

■   第二章 関東・中部の戦国女性
● 遠山景任、秋山虎繁の妻・岩村御前
   美濃岩村城には行っている!! 女城主で売っている!!
   秋山虎繁と言うより、信友の方が好きである!!
   信長の叔母と共に殺される………
● 武田信玄の側室・諏訪御寮人
  「井上靖・風林火山」では由布姫となっている!!
   由布院で書いていたから……… 敵の側室になるとはどうなのか?
● 武田信玄の妻・三条殿
   公家の娘である!! 
     三男二女に恵まれるが、長男義信は自害で次男は盲目、
   三男は幼き頃に死亡!! 後半は不幸だったようだ!!
● 武田信玄の娘・松姫
   織田信忠の妻!! 
     織田と武田の同盟解除で婚約も自然解消になる!!
  「映画・清須会議・三谷幸喜」ではそうはなっていなくて、
     信忠の子供を産んでいる?
● 穴山信君の妻・見性院
   武田信玄の娘である! 最終的には家康が面倒みる!! 
     保科正之を養育した!!
● 織田信秀の妻・土田御前
   美濃の豪族・土田政久の娘! 
     信長とは合わなかった???
   子供には恵まれた………
● 織田信長の妻・帰蝶
   斎藤道三の娘で、濃姫で有名だった!! 
     結婚後の生活はよく分かっていない!
● 北条氏政の妻・黄梅院
   武田信玄の娘!! 「甲相駿三国同盟」の婚姻である!! 
     子供にも恵まれた!
   が同盟破棄で甲斐に送り返される!!
● 里見義弘の妻・青岳尼
   小弓公方・足利義明の遺児である! 
     出家するが後に還俗する!!
● 水野忠政などの妻・華陽院
   家康の母を産む!!  
     水野忠政にに嫁ぎ離縁し、子連れで松平清康に嫁ぐ!!
   その子が松平広忠に嫁ぐ!!
● 松平広忠、久松定俊の妻・大の方
   松平広忠に嫁ぎ家康を産む! 
     今川・織田の対立から離縁し、久松定俊のと継ぐ!
   ここで子供に恵まれて、母が同じの家康に優遇される!
● 徳川家康の妻・築山殿
   築山殿は、今川の重臣・関口親永の娘! 信康を産む!
   信康は男子に恵まれず、側室を持たそうとし、
     信長との関係がおかしくなる!
   信康と共に死ぬ!!
● 徳川家康の側室・阿茶局
   武田家家臣、飯田直政の娘! 
     家康の側室となり策謀に参画する!!
   大阪の陣、後水尾天皇への入内など活躍した!
● 徳川家康のの継室・朝日姫
   秀吉が兄と言う??? 
     小牧長久手で秀吉は負け、家康に嫁ぐ!
   元夫と離縁する!  五百石の加増???
● 松平信康の妻・徳姫
   信長の娘!! 男子に恵まれず側室の件で揉める???
   それより信康の人間性が問題?? 
     この辺りは良く分からない??
   逆に家康の策謀かもしれないが………
● 富田信高の妻
   宇喜田忠家の娘で、関ケ原の時、
     自ら戦場に出陣して夫の危機を救う!
● 片倉重綱の継室・阿梅
   真田信繁の娘! 大阪落城時に娘を伊達に託す!!
   片倉重綱の継室となり、後に妹も頼る!!
● 真田信之の妻・小松姫
   本田忠勝の娘!! 伝説は多い……… 
   昌幸の兄、信綱の娘を貰っていたが、
     小松姫を性質に迎える!!
● 今川義忠の妻・北川殿
   北条早雲の妹!! 
     今川義忠に嫁ぐが、死後跡目争いがある!!
   氏親が継ぐが、なかなかまとまらずに早雲に頼る………
● 三好吉房の妻・智
   秀吉の姉! 秀次、秀勝、秀保と産む! 
     子供も幸せだったのか??
   秀吉でなければ普通の生活をおくれたかも………
● 関戸吉信の妻・條の前
   足利茶々丸の配下? 
     北条早雲と戦い、自ら戦い首をさらされる!!
● 斎藤道三の側室・深芳野
   丹後の名門、一色義清の娘??
   道三に与えられるが、義龍は道三の子だったのか???

■   第三章 近畿・中国の戦国女性
● 豊臣秀吉の妻・お禰い
   ねねか?? お禰いか??? 小和田哲男はお禰いである!
   この名前を、NHK大河ドラマで使用しようとしたが、
     司馬遼太郎の奥さんに拒否された??
● 豊臣秀吉の側室・甲斐姫
   忍城の成田氏長の娘! 
     秀吉の側室になることで父を助けたのか??
● 豊臣秀頼、本多忠刻の妻・千姫
   長命である!! 数奇な運命の持ち主か???
● 宇喜多直家の継室・お福
   宇喜多秀家を守るために、秀吉の側室になる!!
● 宇喜多秀家の妻・豪姫
   前田利家の娘! 前田、宇喜多と秀吉は優遇している!!
   秀家に八丈島迄共しなかったが………
● 福島正則の妻・照雲院
   尾張の津田長義の娘! 賢夫人であるが嫉妬深い??
● 別所吉親の妻・波
   畠山昭高の娘! 
     三木城籠城で活躍し、自ら戦い、降伏後自害した!
● 別所長治の妻・照子
   丹波の波多野秀治の妹?? 4人の子供と自害する!!
● 高山右近の妻・ジェスタ
   右近はキリシタンで有名だが、武将としての能力は??
   妻も右近のマニラ追放に子供たちと従った………
● 明智光秀の妻・熙子
   あまり聞かない名前である!! 美濃の妻木範熙の娘!
   三男四女に恵まれるが、女の方は有名であるが………
   賢夫人である!! 本能寺の変後、子供と死ぬ!!
● 細川忠興の妻・ガラシャ
   小笠原小斎がいる!! 
     知っている話はガラシャの輿入れに従い、
     本能寺の変後幽閉されたガラシャを迎えに行く!!
     関ケ原でガラシャを殺す!!
     長岡京市にはガラシャ通りがある!! 
     聡明な女性だった!!
● 雨森氏某の妻・おあむ
  「おあむ物語」がある! 
     生々しい経験を語った貴重な資料である!!
● 本願寺円如の妻・慶寿院鎮永尼
   円如は33歳で死ぬ! 子供の匠如が10歳で継ぐ! 
   39歳で亡くなり、12歳の顕如が継ぐ!! 
    その後継をしている!!
● 本願寺顕如の妻・如春尼
   三条公頼の娘! 秀吉は長男を後継者の決めたが、
     次男を後継者にしたく秀吉に認められる!
     関ケ原の合戦時は長男は家康に、次男は三成に付いた???
     東と西に分かれる………
● 豊臣秀吉の側室・龍子
   京極龍子である!! 秀吉の側室になり、松ノ丸殿と言われる!!
   豊臣家の一員であることを意識し、大阪城落城後、淀君の侍女を保護し、
   秀頼の遺児、国松を弔った!!!
● 上野隆徳の妻・鶴姫
   備中三村家親の娘! 備中は毛利、宇喜多の争奪戦の場である!!
   毛利に属していたが、和睦がなり、織田と結ぶ!!
   毛利の討伐を受けて落城するが、自ら戦う………
● 戸川定安の妻
   宇喜多家家臣! 宇喜多忠家の乳母になる!!
     一子がいるが、関ケ原の前の宇喜多騒動で宇喜多家を去り、東軍に属する!!
● 毛利弘元の妻・杉の大方
  実子ではない毛利元就を育てた!! 
     そのための夫亡き後再婚の機会を失った!!
● 毛利元就の妻・妙玖
   吉川国経の娘! 隆元、元春、隆景を産む!
   生涯にわたって側室を持たなかった??? 持ったと思うが………
● 吉川元春の妻・新庄局
   熊谷信直の娘! 容貌が醜いと言われるが、疑問視されている!!
   側室は置かずに、二男四女に恵まれる!! 吉川広家である!
● 山中満幸の妻・なみ
   尼子の家臣、立原綱重の娘! 鹿介の母である!!
   月山富田城で、毛利の大軍に囲まれて死ぬ!
● 堀尾吉晴の妻・大方殿
   大方殿についてはよく分かっていない??
   松江城の築城にかかわる………

■   第四章 四国・九州・海外の戦国女性
● 鍋島清房の継室・慶誾尼
   竜造寺家を守るために、50歳で鍋島清房の継室になる!!
   竜造寺隆信、鍋島直茂は義兄弟になる!!
   竜造寺隆信は島津との戦いで戦死する! 鍋島直茂が後を継ぐ……
   結局、竜造寺は無くなるが………
● 山内一豊の妻・千代
   悪くは書かれない女性であるが………
   知られ過ぎている!!
● 島津善久の妻・常盤
   島津も安定せずに内紛が多い!!
   新納是久の娘! 島津善久に嫁ぎ、夫なきあと、忠良を育てる!!
● 島津家久の妻・亀寿姫
   島津義久の娘! 秀吉の命で、弟家久に嫁ぐ!
   秀吉時は大阪に、江戸時代は江戸に人質生活を強制される………
   晩年には家督争いに介入する!!
● 大祝鶴姫
   伊予の大祝安用の娘! 大内氏の伊予侵攻を迎え撃つ!!
● 立花宗茂のの妻・誾千代
   立花道雪の娘! 高橋宗茂を養子に迎える!! 命令である??
   父高橋紹運は筑前岩屋城で戦死している!
   しっくりと行っていなかったようだ………
   立花宗茂は関ケ原の合戦後浪人時代が長かったが………
● 大友宗麟の側室・ジュリア
   神官の大宮司の娘と結婚していたが別れる! 無理もないか??
   その侍女の元で侍女頭を務めていた女性を妻とする!!
   宗麟亡き後は信仰に生きたようだ………
● 黒田長政と婚約した・鶴姫
   豊前・城井谷城の宇都宮鎮房は黒田官兵衛に反抗する!!
   これに手を焼いて、長政と宇都宮鎮房の娘と婚約させる!
   が初めからその気は無く、宇都宮鎮房を謀殺し、鶴姫を磔にする………
● 吉岡鑑興の妻・妙林尼
   大友の一族である! 鶴崎城を守る!
   吉岡鑑興に息子が亡くなり、実質的に城主となり活躍する!!


第三部 戦国女性の真相を語る
■  特論一 「女戦国大名」今川氏親の妻・寿桂尼
寿桂尼は有名である!!
中御門家  藤原北家勧修寺流出身!
政略結婚である! どちらにもメリットがある!
今川氏親は北条早雲と結んでいる!
三人の男子をもうける!!
氏親は亡くなり、長男の氏輝が継ぐ!
寿桂尼が、執政の代わりを務める!
① 氏親の遺言に任せること!
② 氏輝が執務をおこなうようになったら、それに従うこと!
氏輝の後継者争いで義元が勝つ!! 桶狭間の戦いで死ぬのを見る!!

■ 特論二 「女戦国大名」赤松政則の妻・洞松院尼
「明応の政変」
細川政元が将軍義稙の代わりに、義澄を新将軍として擁立する!
ここらはややこしい!!
細川政元は姉を赤松政則に嫁がせる!
しかし赤松氏の内部でも対応が分かれている!!
どちらに付くかである!!
残された文章も多く、後継者、義村までのつなぎ役である!

■  特論三 戦国女性の日常生活
文化的な生活をしている!!
手紙も少ないが残っている!
和歌、連歌、芸能などについての解説がある!
手紙もこまやかと言う!!
淀君、豪姫、初の手紙が残っている!!
淀君と言うのが珍しいが………

女性も辞世の句を残している1!!
成田氏長の妻は、和歌に傾倒している!!

お茶は女性には流行っていない???
酒席でも踊りに唄はあったようだ!!
女性も教養が必要であった………

■  特論四 軍師官兵衛を支えた妻・光
志方城??? 加古川に城跡がある!
櫛橋氏からの妻を迎える!
姉は上月氏に嫁ぎ、落城を経験している!!
後に光を頼る!! 仲睦まじかったようだ………
側室は置かなかったようだ………

毛利に実家が属した時!!
荒木村重の反乱時!!
関ケ原の合戦時!!
この辺りを耐えたようだ………

■  特論五 戦国に輝いた浅井三姉妹の生涯
お市の方は、浅井長政に嫁ぐ! 長政は再婚である!
娘が三人である!!

① 江 三女
秀吉の命で、佐治一成に嫁ぐ!
離縁になり、秀吉の養子、秀勝に嫁ぐ!
死別し、徳川秀忠に嫁ぐ!!
息子の家光より忠長を愛したが………
娘も後水尾天皇に輿入れした………

② 茶々 長女
高台院との仲も不仲ではなかっと??
生涯は知られ過ぎている!!

③ 初 次女
侍女であり、京極高次に嫁ぐ!!
大阪の陣では、家康と豊臣の仲介を取ったが………

 

井伊直虎と戦国の女傑たち・渡邊大門

 

2017年5月14日 (日)

本・峠越え(2014/1)・伊東潤

Photo_4

 

この世には、凡人にしか越えられない山がある――。 
信長でも秀吉でもなく、家康こそが天下人たりえた理由とは?
幼き頃、師より「凡庸」の烙印を押された男は、
いかにして戦国の世を勝ち抜き、のちに天下を覆すことになったのか。
本能寺の変。信長、死す――。
家康の人生最悪の危機は、最大の転機でもあった。 
大胆不敵の大仕掛け、当代無双の歴史長編!
山岡荘八『徳川家康』、隆慶一郎『影武者徳川家康』、司馬遼太郎『覇王の家』。
名だたる傑作のいずれとも異なる、真実の姿を活写する!

諸作品とは一味違う家康像である。
「凡庸」 それを自覚して忍従して危機に対応する。
桶狭間の合戦!
朝倉攻めからの撤退!
姉川の合戦!
三方ケ原の戦い!
信康の切腹!
長篠の合戦!
武田攻め!
本能寺の変!
伊賀超え!
全て信長が絡んでいる。

一向一揆の話は出て来ない! 信長が絡んでいないからか??
太源雪斎に幼き頃に言われる。 この教えを守る??
「衆に秀た者は己を知ろうとせぬ。それに反して、凡庸な者ほど己を知ろうとする」
「人は、今ある己の有様が当然のことだと思うて生きておる。
 ところが、何か一つ判断を違えておれば、よきにつけ悪しきにつけ、
 全く別の生涯が開けておったやもしれぬのだ」
「人とは、立場によって大きくもなれば小さくもなる」
「戦とは、泰然自若として動かぬ者が、常に主導権を握るのだ」
「己を失った見失った者の先行きは暗い」
「いかに物事がうまく運ぼうが、それを己の力だと思うてはならぬ。
たまたま大運が味方してくれたと思うのだ。己の力など微々たるものだ。
それゆえ天運を逃がさぬよう、
しっかりと捕まえておくことが大切りだ。
己を失った時、天運にも見放される」
物語は伊賀越で終わる。
小牧長久手の戦い、関ケ原、大阪の陣の話はない!!
あくまで信長に従わなければならない家康がいる。
物語の最初の桶狭間の合戦で、家康は信長に通じる。
酒井忠次、石川教正らが策謀する。 
桶狭間の合戦時に、信長に義元の行動を知らせた簗田出羽守に通じる。
これが最初の裏切りになる。

この時に井伊直盛が出て来る。戦死するが………
それ以降は信長に利用される!
朝倉攻めからの撤退では、むりやり殿を努めさされる………
秀吉がしゃしゃり出る!
姉川の合戦では、兵の多い朝倉にぶつけられる。 
三方が原の戦いでは、籠城ではなく戦うように仕向けられる。 
信康の切腹もどうにもならない。 
長篠の合戦に、武田攻めがある。
穴山信君を裏切らせる。
これも信長に利用される。
鳶巣山攻撃が、酒井忠次の検索である話はなかった。
本能寺の変は家康を殺す予定が狂った???
武田が滅んだ後は、家康の存在が必要なのか???
駿河、遠江、三河の三ヶ国が必要なのか??
融通は利かないが、兵は強い!!
いずれ邪魔になる!  『狡兎死して走狗煮らる』
駆け引きに家康は勝った………
本能寺の変が起こった………
しかしその後が大変である。 三河まで帰らなければならない!
伊賀超えになる。
チョット我田引水が強いのではないか???
個人的には、司馬遼太郎『覇王の家』の家康像が強い!!
それ以外にも家康については、やはり司馬遼太郎の影響が強い!!

一風変わった家康像である!!!

 

峠越え・伊東 潤

2017年1月20日 (金)

おんな城主 直虎巡りで思う事!! まずは浜松へ……

軍師官平衛巡りをやった。
大河ドラマでは、戦国時代に鎌倉時代に興味がある。
昨年は真田巡りをしている。
2017年は、おんな城主である。
行く気満々であるが、面白い事にも出会う!

昨年10月に、箕輪城址に行っている。
ここは、井伊直政が城主であった。 重要な城である。
ここに幟があった。
「おんな城主 直虎 ゆかりの地」 の旗竿である。 浜松市とある。
浜松市から借りて来ている。
井伊直政は箕輪城主から、近江彦根城主になっている。
彦根城にも幟があるかもしれないが………
関係各地の連携がある。 これは楽しいが………

Photo_2箕輪城

官兵衛巡りであるが、三木に竹中半平衛の墓がある。
垂井町禅幢寺にも、半平衛の墓がある。
半平衛の旗竿が三木市から来ていた。 見ていて楽しかったが………

Photo_3三木の半兵衛の墓

Photo_4垂井町の半兵衛の墓

同じく福岡の円應寺に、照の墓がある。生まれた志方城址(観音寺)に旗竿があった。
微笑ましい感じがしたが……  各地で連携している??

Photo_5福岡円應寺

Photo_6志方城址

同じようなポーズです!!

官兵衛巡りで面白かったのは、目薬の木である。 貴重な観光資源である。
官兵衛巡りをやり始めて最初に、播磨姫路の黒田官兵衛古戦場跡 官兵衛初陣の戦場に行った。  ここには、藤の木もある。

Photo_7官兵衛初陣の戦場

次は播磨御着城址である。

Photo_8官兵衛初陣の戦場

同じく播磨妻鹿城址である。

Photo_9播磨妻鹿城址

そして太宰府天満宮である。 

Photo_10太宰府天満宮

御着城址、妻鹿城址は分からなくもないが、古戦場と大宰府はどうかなと???
歴史上の有名人が関係すると、面白くなる??
おんな城主巡りでも何か出て来ると思うが………
楽しみである!!

関ヶ原の合戦時の、井伊直政の陣にも行っている。
ついでにアップします!

Photo_11

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サァ、頑張るゾ!!!

2016年10月25日 (火)

本・おんな領主 井伊直虎(2016/9)・渡邊大門

戦国時代に男の名で家督を継いだ女性、遠江井伊家の当主・井伊直虎。
戦と謀略で親族を失い、残された跡取り娘が乱世に立ち向かう。
駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と囲まれながら、
直虎は許嫁が残した跡取りを守って生き抜き、井伊家発展の礎を築いた。
2017年大河ドラマ、女領主のすべてがわかる1冊!

Photo

大河ドラマに取り上げられると沢山の関連する本が発行される。
埋もれていた本も注目を浴びる。
NHKも地味な主人公を選んだ???
政治力が働いた???

これからはこの関連の本を読むだろう………
史跡巡りは楽である。 東海地方に偏っている。
今まで静岡の方には一度行ったきりである。
この機会に徳川、北条、武田とまわりたい!

 

著者の本は良く読んでいる。
以前にコメントを頂いたことがある。
浅薄な知識で失礼かと思った! 冷や汗ものである!

序章    井伊谷に住まう一族
第一章   弱小国の宿命
第二章  外に敵、内にも敵
第三章  城を失い、領地も失う
第四章  蘇生する井伊家
終章    幕府を支える四天王

井伊家は直政で家を起した。
大大名になった?
元は現浜松市に本拠地があった。
当主が有名になると、伝説が多くなる。
黒田官兵衛も生まれる時の天候の話がある。
1010年に生まれたての赤ん坊が発見される。
井伊氏の起こりである。 
これと藤原北家とどうつながるのか??
鎌倉時代、南北朝時代に名前が出て来る。
遠江の守護は斯波氏。
斯波氏に属していたが今川の遠江侵攻があり、屈する。
それ以来しばらく史上には出て来ない。
その頃、直虎が誕生する。

直平―直宗―直盛―直虎。

直平―直満―直親―直政。

直盛は直満の息子、直親を養子に迎えて直虎と一緒にさせて、後を継がせようとした。
名前まで覚えてしまった、小野和泉守がいる。
実力者である。この縁談、跡目に不満である。
直満、直親親子が気に入らない??
今川義元に武田と通じているとと讒訴する。これは時期的に問題があるようだが…
結局義元は信じた??  信じたふりをした??
直満、直義の兄弟は殺される。   直親は逃げる。
当時は連歌師が地方に招かれる。
地方の金のある土豪に教えて金を貰う!!
井伊家も金があったようだ。 でなけれは連歌師も来ない。
この連歌師の記録が残っている。
直親が信濃に逃げて、直虎は出家する。
次郎法師である。 還俗できるように次郎法師と名乗った。
尼の名前にしなかったようだ。 これが後に生きる??

今川義元の西上がある。 何のために上洛したのか?
天下に号令する為では無さそうである。
桶狭間の合戦で信長に討ち取られる。
子供の頃は、完全な奇襲と教えられたが、今は正面から攻撃したとの説もある。
この時に、直盛が戦死する。
この時は小野但馬守が重臣で重きをなしている。
かっての小野和泉守の息子と言われているが、分からないところもある。

直親が井伊に帰ってくる。
ここで次郎法師が還俗して結婚すればと思うが………
逃げた先の奥山氏の娘を貰う。息子が生まれる。 虎松、後の直政である。
命の恩人である。
小野但馬が今川氏真に讒言する。
直親と家康が内通していると!!   信じた氏真に殺される。
井伊家は大変である。   井伊家は今川に攻められる。
こういう時期に、次郎法師は還俗して直虎になる。
女城主である!!

今川領は徳川、武田の草刈り場になる。
両方で分割する打ち合わせが出来ている。
ドイツとソ連に侵攻された、ポーランドみたいなものである。
信玄の駿河侵攻に、家康の遠江侵攻がある。
小野但馬は氏真に終始一貫仕えている??
井伊谷をクーデターで取る??
直虎に虎松は逃れる。
秀吉が仕えた、松下加兵衛の名前が出て来る。
虎松の母が松下源太郎と再婚する。

当主がいない間に、小野但馬と井家康が派遣した伊谷三人衆が争う。
小野但馬逃亡する。  最終的には処刑される。
が遠江も信玄の侵攻がある。
井伊谷も、信玄の猛将山県昌景に侵攻される。
戦いは続くが、三方が原の合戦後信玄は死ぬ。

それからの直虎は、虎松、直政を立てての井伊家の再興になる。
徳川家康に仕えさす!!
徳川四天王、三傑の一人となり、関ヶ原まで大活躍して、近江彦根を貰い死ぬ!!
18万石である。 家臣では最大ではないか??
武田の赤備えをついでいる。
信之の依頼を受けて、真田昌幸、信繫の助命にも力を尽くした。
三成が処刑される前、三成に好感を抱いていなかったが手厚く保護した。
近江彦根は三成が善政をひいていた。領民の信望も厚かった!!
佐和山城に入城すると、民政は三成のやり方を踏襲すると触れを出し、領民が三成を弔うことも黙認した。
有能な武将でもあり、政治家でもある!!

大坂秀頼、彦根、秀康の越前、加賀の前田家と並ぶ。
彦根は大箇条に対する抑えであり、秀康の監視役でもある。  重要な拠点を任されている。

著者の本は良く読んでいる方である。
この女城主も確実な資料も無いようだ。
井伊直政が高名になったので、都合の悪いことはあまり残っていない。
自分なりにどう言う時代かと、人物背景は理解出来たようだ!
大河ドラマはどう扱われるのだろうか??
1年はしんどいと思うが………


おんな領主 井伊直虎・渡邊大門

 

2016年10月24日 (月)

本・井伊直虎(2016/9)・小和田 哲男

2017年大河 ドラマ「おんな城主直虎」の主人公。
今川・武田・徳川・織田……… 大国の狭間で一族を守った女性がいた。
戦国時代、今川氏の支配下に置かれた井伊氏は、動乱の中で男子がいなくなる。
一族存亡の危機に瀕するなか、幼い直政の後見人として困難に立ち向かった女性が、

次郎法師こと、井伊直虎である。

 

Photo_2

 

今後は直虎の本が良く出版されるだろう。
2017年の大河ドラマである。
このドラマでは史跡巡りも限られる。
三河、遠江、駿河近辺か??? 楽である!
地元はここぞとばかりに張り切っている???
大河ドラマには、女城主と言う事での登場なのか?? 
明智・細川、北条五代、薩摩、土佐、藤堂高虎、清正らに勝っての登場である。 
この辺りの地域、東海地方は著者の縄張りみたいなものである??

女城主の例がある。
岩村城の信長の叔母。 攻めるは秋山信友。 後に結婚する。
赤松洞松尼、今川の寿桂尼らがいる。
どうしょうもなく代行している感じのようだ。
立花道雪の娘、誾千代に家督を継がす例もある。 養子は立花宗茂である。
マリアテレジアみたいな感じである。
江戸時代の 「三従の教え」
「生家では父に従い、嫁しては夫に従い、夫の死後には子に従わなければならない」

江戸時代より前は違ったようだ。
妻も意見を言う。 勝手に談合して来て私は知りません。
「雌鶏うたえば家滅ぶ」
おんなが出しゃばれば家は滅びる。

茶々がそうなのか??
前田利家の妻、まつの話がある。 有名である。
人を抱えず、兵が集まらずに苦労する利家に、金銀をぶちまけて、これで戦えと言った!
女も力があったと言う事のようだ………
そう言う時代の女城主である。

井伊家のルーツを探る。
確かな資料で鎌倉時代の書状に名前が見えるようだ。
南北朝時代は井伊家は南朝方で活躍する。
井伊家も直政が当主になったので、家系も直政の家計が嫡流みたいになる!

系図が沢山出て来るが、素人なので分からない事も多い。
良く探し出してくると思うが………
戦国時代になる。
家臣にも実力者がいる。
そう言う連中は誅される??
毛利元就に対する井上一族。
井伊家でもあるようだ。

跡目相続の問題がある。 嫡男が居ればよいが、居ない場合は揉める!
現に井伊家に関係深い今川家でも揉めている。
嫡男がいる武田信玄も自害させている。
その為に勝頼が家督を継ぐ?? 実際は孫なのか??
この家系、良く似た名前が多過ぎる。直が付くのは分かるが………
足利時代の守護職がある。
越前・尾張・遠江の守護に斯波氏が成る。
今川は駿河・遠江だったが、遠江の守護を取り上げられる。
井伊氏は遠江である。
斯波氏に帰属する??
今川氏親による駿河・遠江の支配が成る。
その間井伊氏は閉塞していたようだ。直平である。
氏親が死に、息子の氏輝が継ぐが、まもなく亡くなり跡目相続の争いがある。
義元が勝つ!!
井伊氏は義元に加担はしていなかったようだ。
が後に今川に帰属する。 
直平の娘が義元の側室になる。
直平の息子、直満は今川の家臣となる。
この辺は調べれば不明な事が多そうである。
直平―直宗―直盛と続く。 直宗に関しては分からない。
直盛は男子が生まれなければ、叔父直満の息子を嗣子とすると約束していた。
ここで問題の、小野和泉守が「直満・直義兄弟に逆意あり」と訴えた。
今川義元は兄弟を殺す! 気に入らなかったのか??
直満の息子は信濃に移る。
直満の息子の許婚が、直盛の一人娘になる。
出家して 「次郎法師」になる。
ここら辺りは確実な事は分からないようだ。
出家したのは誰かと結婚していて、夫が死んだからだと言う説もある。
確かに何もないのに出家までしなくても良かったとは思うが………

問題の家老、小野和泉守が死んで、直満の息子は戻る。
直盛の養子になり、直親と名乗る。 妻は家臣、奥山氏のところから貰う!
こうなるとおんな城主とは言え、かっての許婚と結婚する方が普通ではないか??

桶狭間の合戦がある。
今川義元と共に、直盛も討ち死にする。 井伊氏存亡の危機である!

小野和泉守の息子、小野但馬守が 「直親は家康と結んで謀叛を起そうとしている」
と、今川氏真に訴える。
今川氏真はこれを信じて、直盛を殺す!
直盛には子供がいた。虎松である。 後の井伊直政である。
素直に子供に家督を継がせれない。
小野但馬守がいる。なので逃がして、次郎法師を直虎にして家督を継ぐ!!
今川氏真も、小野但馬守も異議を挟まなかったようだ。
今川領は狙われる。
家康、武田、北条と浸食される。
この時代にまとめるのは相当苦労したと思うが………
今川氏真の徳政令で、井伊直虎は「おんな地頭」の地位をはく奪される。
小野但馬守が実質上の井伊谷支配者となる。
家康のと遠江侵攻により、小野但馬守も逃げる。
今川はポーランドか??
ドイツとソ連の双方から侵攻されたポーランド。
徳川と武田の双方から侵略された遠江。
時代は違うがどちらも談合は出来ている。 大国に挟まれる小国は辛い!!

時代は進む。
「おんな地頭」の地位をはく奪されてからは、直虎は尼として生きていたようだ。
虎松を養育しなければならない。  その為に虎松の母を再婚させる。
松下源太郎清景である。 秀吉が仕えた松下加兵衛之綱の一族である。
何処かで繋がっている??
虎松は家康に仕える。 正室築山殿が井伊氏の出身である。
万千代の名前を与えられて、徳川四天王の一人になる。
関東への家康の国替えのなかでも最大の石高である12万石である。
直虎は本能寺の変後亡くなる!!  波乱万丈の人生だったようだ!

井伊家はその後栄える!
直政は、井伊の赤備えが有名であるり、信玄の遺臣を抱えてる。  
勇猛でもあり、政治力もあったようだ!
なので関ヶ原の合戦後、三成の近江を与えられる。
来年は一年間楽しめるだろうか………

 

井伊直虎・小和田哲男

 

 

 

2016年10月23日 (日)

2017年 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 「本・常在戦場・火坂雅志・短編 井伊の虎」

来年のNHK大河ドラマが決まっている。
2016年は真田丸で、引き続き戦国時代になる。
以前山崎に行ったときは、明智・細川の大河ドラマを推進していたが、幕末・戦国・鎌倉・平安・室町等交互に行くので無理のようだと、歴史博物館の女性が言っていた。
しばらくは無理なら何時になるのか??
候補は小田原北条5代もあがっているようだった。
清正の生まれ故郷では、やはり清正を推している。」
これは関係各地方を巻き込んでの招致になる。
「軍師官兵衛」は播磨に摂津、備中高松、近江、清州、小田原、中津、福岡と多岐にわたる。
こういう風だと、史跡めぐりも楽しい。
朝鮮半島は行けなかったが………
又本に紀行に、ドラマを見るであろう………

Photo

「おんな城主 直虎」では地域が限定される??
主に三河、駿河、遠江となる。
ただ井伊直政だと広がる。
関ヶ原、近江彦根、上野箕輪………

以前読んだ本がある。
「常在戦場 火坂雅志」
これに短編 「井伊の虎」が入っている。
これを読めばだいたいは分かる。
主演が柴垣コウである。

井伊家当主・井伊直盛には後を継ぐ男子がなかった。
「お直」と言う娘がいる。男子はいない。大河ドラマでは、「おとわ」である。
読んでいると、この時代謀叛が多かったんだろう………
讒言されると、すぐに殺される。
娘の許嫁がいる。いずれ井伊家を継ぐ!
家臣に実力者がいれば、問題が多い。いずれ自立も考えられる!
そうならない内に殺してしまう??
井伊家も今川に属している。
許嫁は身を守るために逃れて、そこで妻と子供が出来る。
後の井伊直政である。徳川四天王、三傑の一人である。 跡継ぎである。
これを井伊家に迎え入れる。そうして自分は出家する。
尼ではなく僧侶としてである。「次郎法師」 となる。
何かの折に還俗しなければならなくなれば、還俗するためである。

戦国時代である。小領主は後ろ盾がいる。
織田・徳川・今川・武田・北条………
父・直盛が、今川義元もろとも桶狭間の戦いで討死。後を継いだ直親は今川に暗殺され、曽祖父・直平も重臣たちも次々と戦死!!
還俗して、直虎となる。
ここからは苦労の連続であろう。
重臣、小野政次の存在がある。実力者である??
生き残りを図るために、家康に直政を小姓として差し出す!
後家好きの家康は、直虎に興味を示す???
家康と直政はそういう関係である!!
「容顔美麗にして、心優にやさしければ、家康卿親しく寵愛し給い」との記録があるようだ。
美男子として知られている。

「おんな城主 直虎」で1年は辛くはないか??
柴垣コウで持たすのか??
興味がありますが………

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