ドイツ

2023年3月23日 (木)

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ③(2017/4)・大木毅

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第Ⅲ部 鋼鉄軍の黄昏 1943~1945年
第五章 ビヒモス陸に退く
〇 シチリア撤退戦  シチリア1943年
北アフリカの勝利から、シチリア島に連合軍は向かう!
パレルモを奪われる!
パットンとモントゴメリーの対立もある!
イタリアは無条件降伏する!
独伊の仲で戦闘が起こる!!

ここにスターニングラードへ一番乗りしたフーベ中将が派遣される!
ケッセルリングに可能な限り兵員と資材を救うことを命じられる!
「課程1a」 暗号名である!
狭い海峡である!
ドイツは柔軟に対応して撤退を成功させる!
海軍に空軍は???
手出しできなかった???
シチリア守備隊の壊滅で終わるはずが、
ドイツ6万、イタリア7万5000が退却する!
イタリア防衛の戦力である!!
フーベは幸運も持ち合わせたと!!!


〇 海峡の牙  栄光なきドイツ水雷戦隊
1939年 レーダー元帥!
「イギリスより数も戦力劣り、全力を投入しても、名誉ある死に方を示せるだけであろう」
戦争は1944年以降だと、ヒトラーに保障されている!!
それでも戦争に突入し、戦艦の活躍、Uボートでの活躍もある!
戦力不足の海軍は、水雷艇で戦う!!
1943年 コーラウフ少佐は水雷艇5隻で夜間雷撃する!
イギリスは軽巡1隻、駆逐艦6隻!
これに勝利する!!

半年後、第5水雷隊がノルウェー駆逐艦を撃沈する!

ノルマンディー上陸戦で、第8駆逐艦司令は出撃する!!
駆逐艦3隻、水雷艇1隻である!
連合軍の8隻の駆逐艦と戦う!
ドイツ軍人魂か??
最後まで戦い、全滅する!!
名誉ある死に方を示せる!!!
実際にその通りになった!!!


〇 ドイツ軍のいちばん長い日  1944年6月6日
連合軍の上陸地点は???
当初はパ=ド=カレーが有力であった!
別の可能性が出てきた?
ノルマンディーである!
ヒトラーとヨードルが疑う!
ロンメルがフランスに来ると別の対立が起こる!
装甲部隊の配置は海岸か? 内陸か??
◆ 上陸を阻止するのか??
ロンメル、ヒトラー、国防軍総帥幕僚軍
◆ 上陸させて叩くのか?
ルントシュテット、西方総軍、グデ―リアン
ドイツは二線級の兵である!!
質もバラバラである!

6月5日 悪天候でドイツは上陸は無いと考える!
が上陸が始まる!
秋の歌 レジスタンスへの合言葉である!
空挺部隊は風に流され分散し、逆にドイツ軍を惑わす!

上陸が始まるが、まだカレーが捨て切れない!
オハマは一時上陸を諦めかける………
ロンメルは戦場に戻る!
ヒトラーは朝寝坊である!
全てが後手に回る!
もっとも脆弱なである1日に、決定打を与えられなかった?


〇 コラム ⑧ 原爆製造に後れを取ったのはなぜか
ヒトラーのユダヤ人への偏見がある!
原爆製造の科学者は、ユダヤ人が多い!
原爆はユダヤ的なものと見なした!
ユダヤ人を憎んだ時から遅れている!!
それより、V兵器開発に力を入れた!
連合軍もノルウェーの重水工場を破壊する!

「映画・テレマークの要塞」
「テレビドラマ・ヘビー・ウォーター・ウォー」
そう言う映画にドラマがあった!!!


第六章 狼たちの落日
〇 ヤーボの神話
戦闘爆撃機!
連合軍はロケットに多数の機銃掃射!
恐ろしい!!
まず打撃効果は少なかった???
8月7日~10日の間の戦果がある??
イギリス 140両の戦車を破壊、損傷を与える
アメリカ 112両
実際は46両で、航空機による損傷は9両????

なぜこのような神話が広がったのか??
1 高級軍人が広めた
2 東部戦線出身者で、効果を高めらずにいられなかった
3 現場ではドイツ空軍さえ活躍しておればと言う感情が言わせた!

移動中の部隊への航空攻撃も効果がない?
ではどう言う効果があったのか???
「航空阻止」
1 輸送路、線路、橋や集積所を狙った
2 砲兵陣地
3 燃料集積地

敵を攻撃するより、移動を妨げ時間を稼いだ!
インフラを破壊する!
気になる記述! パンター1両に7立方メ―トルの燃料が必要!
全長 8.66 m
車体長 6.87 m
全幅 3.27 m
全高 2.85 m
それにしては燃料タンクが大き過ぎないのか???

重爆撃機の戦術使用も効果はすくなかった???


〇 第2VS第2  名門師団セルの死闘
◆ ドイツ第2装甲師団! 名門???
1935年 創設され初代師団長はグデ―リアン将軍!
1938年 ウィーンに移動する!
以降電撃戦のあらゆる場面に参加する!
クルクスの戦車戦にも参加!
1944年 フランスに移動し、ノルマンディー上陸戦で壊滅する!
再建され、歴戦の戦車指揮官、ラウヘルト大佐が指揮する!
ヘスラ―大佐のモデル?? ではなさそうである!!

◆ アメリカ第2機甲軍! 「手に負えないやつ」 
1940年 ジョージア州で設立される!
演習を繰り返す!
1942年 北アフリカに派遣される!
ノルマンディー上陸、ベルギー、オランダ進撃に参加する!

バルジ大作戦で両者は激突する!!
第2機甲師団は、建前で中戦車252両、兵員1万4000!
ちょっと勝てない!!
結果は第2装甲軍の完敗である!
一方的である! 完敗の理由は??
1 航空兵力の差で、ドイツは軌道を阻害された
2 披露しきっていた時に襲われた
3 優れた通信システム、豊富な装備弾薬のアメリカ砲兵に対抗出来なかった


〇 王虎枯れ野を疾る  第503重戦車大隊ハンガリー戦記
第503重戦車大隊は、マニアの中では有名か??
砲塔がヘンシェル砲塔、ポルシェ砲塔がある!
2両に、ティーガーⅡ45両がやってくる!!
ケーニヒスティーガー47両である!
1944年 ハンガリーに向かう!
この時期、ハンガリーはソ連と講和の道を探っている!

ソ連との交戦になる!
これに圧勝しているようだ!!
スターリン戦車とも対決する!
王虎は無敵か??
ハンガリーを転戦し、スロヴァキアで終戦を迎える!
第503重戦車大隊  503を使う!!
ナチスの寧相は使わなかったようだ!


〇 ゼーロフの「古典的勝利」  ドイツ陸軍最後の勝利
1945年 ソ連がモスクワに迫る!
スターリンは慎重になる!
1920年 スターリンはポーランドに敗退させられている!
その記憶がある!!
ドイツは、ゴットハルト・ハインリーチ上級大将である!

     ドイツ   ソ連
兵員   129,151   908,500
戦車   512     3,155
砲    1,602    17,482

ドイツは縦深陣地を築造する!
三層である!!
ジューコフはここで勝負をつける!
ベルリンではない!!
圧倒的兵力差である!!
ジューコフは過大な攻撃をかける!
夜間爆撃 砲弾は1,236,000発!!
これだけ撃ち込んでも反撃される!
要は目標となるところから兵を退避させて、攻撃前に戻す!!
これにより、戦車を投入する!!
10キロの正面に1,000両である!!
それだけつぎ込むと、身動きが取れない!
361両の戦車が撃破される!!
勝利は一瞬の輝きか???
スターリンは悪の指導者か??
将軍を競わしている!! 分割統治??
ベルリンへいかなる犠牲を払っても行かなければならない!!


〇 コラム ⑨ 連合軍に降伏したドイツ軍捕虜100万人の処遇は
シベリア送りのドイツ兵は日本兵と同じで虐待された??
自国の食料が無いのに、捕虜に食べさせれるかと!!
それに比べると、連合軍の扱いは???
ところが日韓関係のウソツキと同じで100万の捕虜を虐殺したと!
死体は何処にある? 知らん!!!
カティンの森の虐殺は、埋めた死体が発見されて分かった!!
何処にでもこう言うジャーナリストはいる!!
それがベストセラーになる!!
南京の30万と言われる人間の死体は???
アウシュヴィッツは無かった??
こう言う新設には注意である!!
日本もある!!
これが「本能寺の変の真実だ」
ロクな本ではないのと同じか!!!


あとがき
ドイツ国防軍の歴史である!
雑誌などに発表したものをまとめている!
著者の本は下記の作品を読んでいる!!
大変楽しい!! 続いて読んでいきたい…………

◆ 戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男
◆ ドイツ軍攻防史 マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで
◆ 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
◆ 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍
◆ 「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨
◆ ドイツ軍事史 その虚像と実像
◆ 第二次大戦の「分岐点」


主要参考文献

索引


灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ③(2017/4)・大木毅

 

2023年3月22日 (水)

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ②(2017/4)・大木毅

 

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第Ⅱ部 巨大なる戦場へ 1940~1944年
第一章 閃く稲妻ー電撃戦の時代
〇 マリアンヌが稲妻に打たれるとき  フランス1940
1940年 フランスである!!
第一次世界大戦後、機動防御か、陣地防御か???
フランスは第一次世界大戦の損害から陣地防御を選択する!
マジノ線である!!
このマジノ線で防御し、それにより余った兵力で攻勢に出る!
ところが、マジノ線に隠れて、安全な戦をする!
大モルトケが言う??
「作戦を立てた通りに進むと考えるのは、素人である」
フランスはそうは考えなかった!!

◆ 1936年 ラインラント進駐 ここで軍を出していればと………
◆ 1938年 ミュンヘン協定 チェコ解体
◆ 1939年 独ソ不可侵条約でポーランドに侵攻されて宣戦布告になる!
この時期にもフランスが積極的に行動すれば………
1939年から1940年にかけての「座り込み戦争」である!
ドイツの作戦は、シュリーフェン計画のやり直しか??
ヒトラーは気に入らずに、マンシュタインのアルデンヌの森突破作戦を取る!
別の本であるが、マンシュタインがグデ―リアンに出来るかどうか確認している!
「鎌の一撃」である!!
これに成功するが、フランスは第一次世界大戦から抜け切っていない!
ムーズ川も強行突破である! 砲兵の到着を待たない!!
空飛ぶ砲兵が活躍する!
フランスはドイツより空軍は優勢ながら、温存を図った!
ドイツの作戦名「黄号」 「黄色の場合」
フランスは戦力的はドイツに劣っていない!
フランスは同じペースで戦っている??
フランスは予備軍も無い!!
ドイツは「赤号」作戦を発動する!

マリアンヌは力によって倒されていない!
稲妻に打たれて全身がマヒし、その場に崩れ落ちたと!


〇 地球の頂上の戦い  銀狐作戦1941
リデル・ハートが書いていた!
ヒトラーお気に入りの二人の将軍!
ロンメルと、ディートル!!
片や太陽、片や雪原である!!
そう言うことでデイートルの名前は知っていた!

フィンランドである!
フィンランドはソ連に善戦している!!
攻め込んだソ連軍を撃退した!!
それを見たヒトラーはソ連が弱いと誤解した!!

「青狐」作戦
「白狐」作戦
「北極狐」作戦
読んでいて思うが、1941年のドイツ軍とは思えない!
フィンランドの森、湖沼で戦う訓練を受けたフィンランド軍は、
ドイツ軍よりこの地では精鋭である!


〇 狐は本当に賢かったか?  エルヴィン・ロンメル小考
ロンメルの将才は???
絶えず疑問視されている???
ロンメルの経歴は???
◆ フォンが付いていないので貴族ではない
◆ ヴェルテンベルグの生まれでユンカーではない
◆ 軍人の家系ではない
◆ 幼年学校を出ていない
つまり軍隊内でも不利である!
元帥大将のエリ-トコースではない!

フリードリッヒ大王
「将軍たるもの勇敢であるだけでは足らぬ、幸運を持っていなければ」
ロンメルは戦場の指揮官である! 実績を上げる!!
ルントシュテットが言う!
「せいぜい優秀な師団長と言うところで、それ以上ではない」
「歩兵は攻撃する」がヒトラーの目にとまる!
装甲師団の指揮を要求するが、人事局は反対する!
歩兵将校であり戦車のことは知らないと!
がヒトラーには誰も逆らえない!!
1940年、危機に際し88mm高射砲を水平に撃ち逃れる?
これをロンメルの創意工夫と言うが、先例がある!
よく分から無いが、ロンメル自身が自慢したらともかく、
そうでなければ問題視する必要はないのでは??

1941年 アフリカ軍司令官として北アフリカで攻勢に出る!
しかしここでは対ソ戦の最中に、イギリス軍がちょっかいを出さないようにする!
けん制である!! 主戦場は東部戦線である!! 
余計なことをするなと??
ロンメルの作戦計画はそれなりに評価出来る!
があくまで北アフリカで、全体から見れば兵力が不足する!
これを分かっていないと!!
フランツ・ハルダーは補給を考えないロンメルを評価しない!

「マーチン・フォン・クレフェルト 補給戦」
ロンメルはイタリアが補給出来なかったので負けた??
そうではなく、港から補給するトラックが足らなかった??
港も限定されていたと!!
つまりけん制に徹すればよかったと???
アフリカに取られた戦力を東部に回した方が良かった????

ノルマンディーの対応は??
水際での連合国軍撃滅か?
内陸での遭遇戦か???
ロンメルは連合軍の空からの攻撃を知っている!
一旦上陸させたら、戦えるものでは無い!!
ヒトラー暗殺に連座する! それでよかったのか??
山本五十六と同じで、死に場所を得た?????

孫子言う!!
「将とは智、信、仁、勇、巌なり」
ここでピーターの法則がある!
有能な人間が昇進していくうちに無能になる??
会社でもよくある!
あの人は課長の時は良かったのに?????
ロンメルは??
◆ 智 軍団長としては優秀であるが、軍司令官としては・
◆ 信 部下から支持されている
◆ 仁 仝上
◆ 勇 あり過ぎる
◆ 巌 敬愛されると同時に恐れられていた

きついようであるが、北アフリカ戦線は最終的には枢軸軍が負ける!!


〇 コラム ⑤ 電撃戦成功の要因は
電撃戦は、敵国を外交的に孤立させる!
攻撃は相手の指揮系統である!
ドイツは短期決戦にこだわる!

しかしソ連はそうではない!
外交的に孤立していない!
近代化が進んでいなかったので、指揮系統が断絶しても戦えた!
ソ連は総力戦可能だった………
ドイツはそうではなかった…………


〇 コラム ⑥ ヒトラーはなぜダンケルク撤退を許したか
ダンケルク撤退は成功した!
後日の反撃の戦力である! 30万人???
何故攻撃を停止したのか??
戦術的理由は??
◆ ゲーリングの空軍のみで撃破
◆ ルントシュテットが停止した
◆ ヒトラーも装甲軍を温存したかった

伺った見方???
◆ イギリスとの講和のために停止した
◆ 捕虜を取りたくなかった? 食べさせるのが惜しい??

いずれにしろ分からないと!!


第二章 ロシアのフォン・マンシュタイン
〇 クリミアの機動攻囲  セヴァストポリ攻略戦
1941年9月16日 ショーベルト将軍が事故で亡くなる!
新司令官はマンシュタインである!!
ドイツ最高の軍人と言う!!
ここはロストフとクリミヤの目標がある!
優先順位を決める!
クルミアのゼヴァストポリ要塞攻略を優先する!
ロストフは抑えで、兵力をクリミヤに集中する!
ゼヴァストポリ要塞攻略が始まる!
黒海艦隊から21,000名がゼヴァストポリ要塞に入る!
ここで抗命がある! 軍人もやるときはやる!!
「兵力」を正面から撃破するのではなく、
指揮統制システムを混乱させ「戦闘力」を奪い勝っていた?

スターリンの攻勢がある!
これを撃退する!  「雁猟」作戦!
次に「蝶鮫漁」である!
2度セヴァストポリ攻略に失敗している!!
1300門の砲を集める!
巨砲もある!!
マンシュタインは引かない!!
敵が来ないと思っているところから攻撃する!
攻撃続行である! ついに落とす!!


〇 誇張された勝利
「城塞」 クルクスの戦いである!!
スターニングラードで負ける!
マンシュタインも救出に行きながら失敗する!
この時期は、ドイツも戦略攻勢を実施できない!
「後手からの一撃」
ソ連軍をドニエプルまで進ませ、伸び切ったところを叩く!
しかし実行出来ずに、クルクスに目を付ける!
ただしヒトラー単独ではない!
将軍たちも賛成したと!!
これは早いほうが良いと!!

しかし作戦発動は遅れる!!
この兵力は??
ソ連 1,426,352
ドイツ 518,000
これに戦車に航空機、パルチザンが加わる!!
勝負にならない!
その他の戦線も同じである!!
「ヒュドラ」 マンシュタインが例える!
ソ連のことである!! 兵は増強されている!!
この時は、ドイツはパンターにティーゲルを投入している!
これにT34が歯が立たない!!
おかげでⅢ号、Ⅳ号戦車を見ても恐怖をきたす!
ドイツは順調か???
ソ連は手持ちの戦車部隊を投入する!

ここは独ソで捏造している!
ソ連は戦車戦で勝ったと??
ドイツはヒトラーのせいにする??
連合軍のシチリア上陸がある!!
これで作戦が中止になった!!
マンシュタインはあくまで戦えば勝利出来たと!!
ヒトラーはイタリアのことも考えなければならない!
戦線を広げ過ぎた????
局地的な勝利は得られても、決定的勝利にはならない!
勝って和平も人種戦争であるから無理である!!!


〇 ジークフリートの背中
クルクスの戦い以降、ロシアは主導権を握る!
ソ連は兵力を独ソ戦に集中出来る!!
ドイツは他戦線に必要である!!
細かな作戦が多い!
そのたびに火消しに走る!!
マンシュタイン???
ドイツも開戦当初のドイツ軍ではない!
逆にソ連軍は鍛えられている!
この時期はソ連も損害が多い!

マンシュタインはヒトラーに言う!!
南方軍集団の自由裁量権か、解任かを求める!!
脅しか?? 自分より優秀な軍人がいるのかと???

「ルミャンツェフ」作戦!
1,144,000の兵、2800両の戦車、12,866門の砲、ロケット砲767門!
これでは勝てないと!!

ハリコフでは流石ドイツ軍だと!!
逆に包囲するが、兵力不足で歩撃滅が出来ない!!

ヒトラーは言う!
「将軍たちは軍事的な理由と、退却しか考えない!
経済的理由については考えないのだ」
信用出来るのか分からないが、ツァィツラーが資源で退却を拒まれる!
シュペーアに聞くと影響ないと! それをヒトラーに言う!
シュペーアと直接話することを禁止される????
あり得そうな話であるが…………

ハリコフは奪われる!
ソ連に相当な損害を与えているが、ドイツの消耗している!
損得から言うとドイツが補給が続かない!!

ジークフリードは、退治した悪魔の血を浴びて不死身になった!
菩提樹の葉が背中に張り付いてそこだけ不死身でない!!
背中があらわになった時、ドイツは終わるのか???


〇 ドニエプルへの撤退
ソ連はマンシュタイン攻勢用の戦力がある??
兵2,633,000人、戦車2400両、砲51,200門、航空機2,850機!!!
これではドニエプルまでの撤退で消耗する!!
が、スターリンは慎重である!
直ぐには許可しない?? しておけばどうなっていたか??

「東方防壁」 そんなものはない!!
各方面でソ連は攻勢をかける!
マンシュタインは耐え切れない???
1943年9月8日 ヒトラーは南方軍司令部を訪れて会見する!
退却は許可されない!!
ついに退却する!
退却し700キロにわたり再展開する!
387ヶ所の野戦病院から20万の傷病兵と救護要員も後送する!
自発的に同行するウクライナ人もいる!
ドイツ系の民間人37万5000!

ドイツは焦土作戦を実施する!!
それでもソ連の一部は既に渡河している!
このチャンスにソ連は、ブクリン空挺作戦を発動する!
約450機使用する!!
結局失敗する……… スターリンの秘密主義が原因か??
ドイツ兵は守ってくれる陣地があると期待したが…………
そんなものはない!!!!!


〇 マンシュタイン最後の栄光  第1装甲軍奇跡の脱出
1944年 ドイツは「春の泥寧」を待つ!
この間はソ連も動けない???
がこの時期になると、アメリカ製のトラックが多量にある!

マンシュタインVSヒトラー 死守、死守
ソ連の攻勢が始まり、マンシュタインは撤退の許可を求める!
ヒトラーを会談する!
20万人の命がかかっている!!
撤退が認められる!

傷病兵と救護要員、ウクライナ人、ドイツ系の民間人はどうなっているのか??
マンシュタインは、「白鳥の歌」を聞く!!
解任される…………
4000人の新兵が包囲されて、53人しか助からなかった………


〇 コラム ⑦ なぜ対ソ侵攻に失敗したのか
ヒトラーは人種戦争を仕掛ける???
もっとも有名なユーゴスラビアで1ヶ月、開始が遅れた!
これがなかったら冬将軍到来前にモスクワ攻略が出来ていた??
そんなことは無い!!
春の泥寧「ラスプーチツァ」もある!
アメリカはトラックも援助している!
ソ連は「ラスプーチツァ」の時期も攻勢に出れる!
「マーチン・フォン・クレフェルト 補給戦」
これにもドイツの補給が問題だと!
劣等人種の絶滅の為の戦争に、他民族を使えない!!
失敗は運命付けられていた???

 

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ②(2017/4)・大木毅

2023年3月21日 (火)

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ➀ 2017/4)・大木毅

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戦略の要諦! 用兵の極意! 作戦の成否!
シュリーフェン計画、電撃戦から、最後の勝利「ゼーロフ高地の戦い」まで、
その「勝利」と「失敗」の本質から学ぶ。
独自の視点、最新の研究、ドイツ連邦軍事文書館などの第一次史料の渉猟からつむがれる
「灰緑色」の軍隊、ドイツ国防軍の戦史!


大木毅の本を読むようになって、証言が信じられなくなった!
保阪正康の本にもそう言うところがあった!
ドイツ国防軍の優秀さ?
ヒトラーがいなければ勝っていた???
夢が無くなり続けている………
いちばんのショックは、パウル・カレルである!
リデル・ハートもええ加減なのか???
特にパウル・カレルは会社の先輩が絶賛していた………
それに武装SS!! ラインハルト・ゲーレンである!!
今から思うと腹が立つが!


序   ドイツ国防軍にまつわる「神話」の解体
第Ⅰ部 国防軍ーその前史と誕生 第一次大戦 1939年
第2部 巨大なる戦場へ 1940~1944年
第3部 鋼鉄軍の黄昏 1943~1945年
あとがき

主要参考文献
索引


序   ドイツ国防軍にまつわる「神話」の解体
ドイツ国防軍の戦争指導は終始正しい???
ドイツ軍は無敵である!
間違いはヒトラーだと!!
しかし神話は崩れている!!
◆ パウル・カレル、グデ―リアン将軍、マンシュタイン元帥らの回想録
◆ フランツ・ハルダーの証言
ことごとく覆されている!

◆ ダンケルクの戦闘停止はルントシュテットが関与している!
◆ モスクワ攻略は平坦面から失敗を運命付けられていた?
◆ スターニングラード以降も勝利を掴み和平の道はあった?
◆ 大モルトケも戦略ではなく、戦術勝利の積み重ねで勝利を掴む????


第Ⅰ部 国防軍ーその前史と誕生 第一次大戦 1939年
第一章 軍事思想の相克
〇 シュリーフェン計画と言う神話  その虚像と神話
この計画は、ハンニバルのカナンの森の戦いが原点か?
史上まれにみる包囲撃滅戦である!!
それにシュリーフェンはヒントを得た!

「渡部昇一・ドイツ参謀本部」
リデル・ハートもやりそこないの形で始まったと!
それでもあわや勝利を収めそうになった????
そう言うイメージがある!!
小モルトケが計画を変更したために失敗したと!

そもそもはドイツが二面作戦が出来ない前提で始まった!
まずフランスを叩き、ロシアに対する!!
その為には7/8の軍を西方戦線の右翼に配置する!!

「シュリーフェン学派」
この計画を正当化し、ドイツ国防軍の名誉を守る??
この計画は文書で残っていない!  空襲で焼かれたと!!
がワシントンに残っていた??
ここから神話の崩壊が始まる!!
作戦に合わせてまわりを考える!
◆ オランダ、ベルギーの侵略に無頓着だった
◆ 東部戦線を過小評価していた

「マーチン・フォン・クレフェルト 補給戦」
これで夢が完全になくなった!!
補給を考えていない! 
「奮励努力」
日本と変わらない???
結局、小モルトケは1905年の案を、
1914年の情勢に合わせた??

無能と言われているが、そうではないと!!
むしろ積極的だったと!!

そもそも1905年に残っていた覚え書きは何なのか??
作戦計画なのか??
予算獲得の手段なのか??
シュリーフェン計画は無かった???
これには慎重に対応すべきと!!

責任者は終わってみれば好きなことを言う!
日本も真珠湾攻撃を 「俺は反対だった!」
「長期不敗の体制」 机上の空論か???
ドイツ国防軍の神話は、神話ではないと!!!


〇 出来すぎた伝説  奉天からタンネンベルグへ
タンネンベルグの撃滅戦は有名である!
ドイツの首席参謀マックス・ホフマンの証言がある!
日露戦争で観戦武官として日本軍にいた!
ロシアの将軍の不仲を知っている!
この将軍二人がタンネンベルグの司令官である!
助けに来なかったので包囲撃滅戦は成功した!
奉天駅で両者が会合した話はウソである!
ここできわめて辛辣なやり取りがあった???
しかし何故このような話が流布されるのか???
真実の数だけ伝説がある!!
にしても証言は当てにならない!!!
チャーチルのコベントリー見殺しは?????


〇 マンシュタインの師ロセベルク
フリードリッヒ・フォン・ロスベルク!!
マンシュタインの師と言う!
マンシュタイン自身、言及はしていない!
「半神」
参謀将校である!!
「防御線の獅子」と呼ばれる!!
1914年 46歳で戦争が始まる!
防御の考え方?
◆ 何が何でも死守する! 砲兵の餌食である!
◆ 前線は哨戒程度で、第二線、第三線で反撃する!
いわゆる「弾性防御」である!
1916年 マンシュタインが兵站参謀に命じられる!
影響下にあるのは、モーゼル元帥もである!!
1942年に亡くなり、国葬になる!
名声は限られた分野でよみがえっている………


〇 ゼークトVSラインハルト  ドイツ軍の運命を決めた抗争
どこにでも派閥はある!!
ゼークトが勝利を収めるが、負けていれば国防軍の性格が変わっていた?
生粋のユンカーである!!
第一次世界大戦ではトルコに派遣される!
ヴァルター・ラインハルトはシュッツガルトに生まれた!
有能である!

◆ ゼークト
機動戦重視の、少数精鋭主義という!
諸兵科協同戦を重視する!
航空兵力にも注目していた!

◆ ラインハルト
「国民共同体」
火力戦重視である! 大衆軍重視である!

路線争いはゼークトが勝つ!!
もしラインハルトが勝っていれば、ドイツは短期戦に成功せず、
大兵力がポーランド、英仏相手に血みどろの消耗戦を繰り返していた??


〇 コラム ① 史上最大の偽札行使「ベルンハルト」作戦とは
昔読んだ本がある! 偽札である!
要は国家が相手の国を混乱させるものである!
金がかかる???
個人でやるものでは無い!
紙、すかし、インク、原板がいる!
イギリスは、紙に透かしを工夫している!
これらを突破しなければならない!
成功するが、ナチの縄張り争いがあり実りは少なかった!
戦後、湖に沈められて観光客が来る!!
いまだに沈んでいると思われている???


〇 コラム ② 独ソ不可侵条約はいかにドイツを利したか
ドイツは日本にソ連のけん制をさせたいが、日本は乗って来ない!
独ソ不可侵条約である! これで英仏をけん制する!
が、ポーランド分割で期待は裏切られる!!
しかし独ソ戦まで、仮装巡洋艦の保護、戦略物資の供給と続いた………


第二章 総統と国防軍
〇 英独海軍協定  海軍協定で勝利を収めたのは誰か?
第一次世界大戦に負けてドイツは軍を制限される!
レーダー提督はこの中でヒトラーとも戦う!
1933年 レーダーはヒトラーと会見する!
1934年 フランス海軍に対抗出来る艦隊を確保したい!
1949年までに、戦艦8隻、空母3隻、巡洋艦18隻、駆逐艦48隻、
潜水艦72隻の艦隊を作る!
夢か???

イギリスとの海軍軍縮交渉!
イギリスの35%に限定する!
それを守るなら潜水艦は100%認める!
デーニッツはチャンスを見逃さない!!
戦艦5隻、空母2隻、重巡5隻、軽巡11隻、駆逐艦64隻を建造出来る!!
ドイツ側に有利である!
◆ ドイツの再軍備に合法性を得た
◆ 国際孤立から脱出出来た
◆ フランス海軍とパリティを得る

1939年 レーダーは言う!
「イギリスより劣り、全力を投入しても、名誉ある死に方を示せるだけだと」
この条約の勝者は、ヒトラー!!!


〇 「ヒトラーの戦争」か?
「プログラム」学派!
ヒトラー中心である!
第一次世界大戦の二面作戦の失敗は出来ない!
ドイツの世界制覇は段階的に行わなければならない!
◆ 海外植民地を断念し、イギリスを同盟国、中立にする
◆ オーストリア、チェコスロヴァキア、フランスを占領する
◆ ソ連攻撃である 東方帝国を作る

実際に成功する!
◆ オーストリア併合
◆ チェコスロヴァキア解体
◆ 独ソ不可侵条約
◆ ポーランド分割で、英仏と戦争になる
◆ バルバロッサ作戦
プログラムは狂い、元に戻らない!!

そうではなく危機克服のために戦争する!
国民も豊かな生活にあこがれている!
結局「ヒトラーの戦争」である!
が国民も望んだと!!

ゲシュタポが威力を発揮できたのは?
人員も少ないデスクワークが主体である!

国民の「自主的」な通報、密告のネットワークがあった!
要は、国民もヒトラーを望んだと!!


〇 コラム ③ Uボートの活躍と連合軍の反撃は?
緒戦はともかく、損害はうなぎのぼりである!
ポール・ケネディによれば1943年末には制圧されたと!!
◆ レーダー
◆ 長距離哨戒機
◆ 護衛空母
◆ 改良された爆雷
◆ 強力なサーチライト

暗号の解読もある!
やはり潜水艦だけでは無理だった!!!


〇 コラム ④ 英本土上空の制空権を取れなかったのはなぜか
ヒトラーが爆撃を空軍施設から都市に変更した!
ドイツ戦闘機の航続距離の短さ、双発爆撃機の貧弱な武装と爆弾搭載量!
これから考えると、そのまま空軍施設への攻撃を続けても、制空権は取れない??
ヒトラーも徹底的にやる気はなかった???

 

灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ①・大木毅

 

2023年3月10日 (金)

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ③(2017/4)・大木毅

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第Ⅲ部 鋼鉄軍の黄昏 1943~1945年
第五章 ビヒモス陸に退く
〇 シチリア撤退戦  シチリア1943年
北アフリカの勝利から、シチリア島に連合軍は向かう!
パレルモを奪われる!
パットンとモントゴメリーの対立もある!
イタリアは無条件降伏する!
独伊の仲で戦闘が起こる!!

ここにスターニングラードへ一番乗りしたフーベ中将が派遣される!
ケッセルリングに可能な限り兵員と資材を救うことを命じられる!
「課程1a」 暗号名である!
狭い海峡である!
ドイツは柔軟に対応して撤退を成功させる!
海軍に空軍は???
手出しできなかった???
シチリア守備隊の壊滅で終わるはずが、
ドイツ6万、イタリア7万5000が退却する!
イタリア防衛の戦力である!!
フーベは幸運も持ち合わせたと!!!


〇 海峡の牙  栄光なきドイツ水雷戦隊
1939年 レーダー元帥!
「イギリスより数も戦力劣り、全力を投入しても、名誉ある死に方を示せるだけであろう」
戦争は1944年以降だと、ヒトラーに保障されている!!
それでも戦争に突入し、戦艦の活躍、Uボートでの活躍もある!
戦力不足の海軍は、水雷艇で戦う!!
1943年 コーラウフ少佐は水雷艇5隻で夜間雷撃する!
イギリスは軽巡1隻、駆逐艦6隻!
これに勝利する!!

半年後、第5水雷隊がノルウェー駆逐艦を撃沈する!

ノルマンディー上陸戦で、第8駆逐艦司令は出撃する!!
駆逐艦3隻、水雷艇1隻である!
連合軍の8隻の駆逐艦と戦う!
ドイツ軍人魂か??
最後まで戦い、全滅する!!
名誉ある死に方を示せる!!!
実際にその通りになった!!!


〇 ドイツ軍のいちばん長い日  1944年6月6日
連合軍の上陸地点は???
当初はパ=ド=カレーが有力であった!
別の可能性が出てきた?
ノルマンディーである!
ヒトラーとヨードルが疑う!
ロンメルがフランスに来ると別の対立が起こる!
装甲部隊の配置は海岸か? 内陸か??
◆ 上陸を阻止するのか??
ロンメル、ヒトラー、国防軍総帥幕僚軍
◆ 上陸させて叩くのか?
ルントシュテット、西方総軍、グデ―リアン
ドイツは二線級の兵である!!
質もバラバラである!

6月5日 悪天候でドイツは上陸は無いと考える!
が上陸が始まる!
秋の歌 レジスタンスへの合言葉である!
空挺部隊は風に流され分散し、逆にドイツ軍を惑わす!

上陸が始まるが、まだカレーが捨て切れない!
オハマは一時上陸を諦めかける………
ロンメルは戦場に戻る!
ヒトラーは朝寝坊である!
全てが後手に回る!
もっとも脆弱なである1日に、決定打を与えられなかった?


〇 コラム ⑧ 原爆製造に後れを取ったのはなぜか
ヒトラーのユダヤ人への偏見がある!
原爆製造の科学者は、ユダヤ人が多い!
原爆はユダヤ的なものと見なした!
ユダヤ人を憎んだ時から遅れている!!
それより、V兵器開発に力を入れた!
連合軍もノルウェーの重水工場を破壊する!

「映画・テレマークの要塞」
「テレビドラマ・ヘビー・ウォーター・ウォー」
そう言う映画にドラマがあった!!!


第六章 狼たちの落日
〇 ヤーボの神話
戦闘爆撃機!
連合軍はロケットに多数の機銃掃射!
恐ろしい!!
まず打撃効果は少なかった???
8月7日~10日の間の戦果がある??
イギリス 140両の戦車を破壊、損傷を与える
アメリカ 112両
実際は46両で、航空機による損傷は9両????

なぜこのような神話が広がったのか??
1 高級軍人が広めた
2 東部戦線出身者で、効果を高めらずにいられなかった
3 現場ではドイツ空軍さえ活躍しておればと言う感情が言わせた!

移動中の部隊への航空攻撃も効果がない?
ではどう言う効果があったのか???
「航空阻止」
1 輸送路、線路、橋や集積所を狙った
2 砲兵陣地
3 燃料集積地

敵を攻撃するより、移動を妨げ時間を稼いだ!
インフラを破壊する!
気になる記述! パンター1両に7立方メ―トルの燃料が必要!
全長 8.66 m
車体長 6.87 m
全幅 3.27 m
全高 2.85 m
それにしては燃料タンクが大き過ぎないのか???

重爆撃機の戦術使用も効果はすくなかった???


〇 第2VS第2  名門師団セルの死闘
◆ ドイツ第2装甲師団! 名門???
1935年 創設され初代師団長はグデ―リアン将軍!
1938年 ウィーンに移動する!
以降電撃戦のあらゆる場面に参加する!
クルクスの戦車戦にも参加!
1944年 フランスに移動し、ノルマンディー上陸戦で壊滅する!
再建され、歴戦の戦車指揮官、ラウヘルト大佐が指揮する!
ヘスラ―大佐のモデル?? ではなさそうである!!

◆ アメリカ第2機甲軍! 「手に負えないやつ」 
1940年 ジョージア州で設立される!
演習を繰り返す!
1942年 北アフリカに派遣される!
ノルマンディー上陸、ベルギー、オランダ進撃に参加する!

バルジ大作戦で両者は激突する!!
第2機甲師団は、建前で中戦車252両、兵員1万4000!
ちょっと勝てない!!
結果は第2装甲軍の完敗である!
一方的である! 完敗の理由は??
1 航空兵力の差で、ドイツは軌道を阻害された
2 披露しきっていた時に襲われた
3 優れた通信システム、豊富な装備弾薬のアメリカ砲兵に対抗出来なかった


〇 王虎枯れ野を疾る  第503重戦車大隊ハンガリー戦記
第503重戦車大隊は、マニアの中では有名か??
砲塔がヘンシェル砲塔、ポルシェ砲塔がある!
2両に、ティーガーⅡ45両がやってくる!!
ケーニヒスティーガー47両である!
1944年 ハンガリーに向かう!
この時期、ハンガリーはソ連と講和の道を探っている!

ソ連との交戦になる!
これに圧勝しているようだ!!
スターリン戦車とも対決する!
王虎は無敵か??
ハンガリーを転戦し、スロヴァキアで終戦を迎える!
第503重戦車大隊  503を使う!!
ナチスの寧相は使わなかったようだ!


〇 ゼーロフの「古典的勝利」  ドイツ陸軍最後の勝利
1945年 ソ連がモスクワに迫る!
スターリンは慎重になる!
1920年 スターリンはポーランドに敗退させられている!
その記憶がある!!
ドイツは、ゴットハルト・ハインリーチ上級大将である!

     ドイツ   ソ連
兵員   129,151   908,500
戦車   512     3,155
砲    1,602    17,482

ドイツは縦深陣地を築造する!
三層である!!
ジューコフはここで勝負をつける!
ベルリンではない!!
圧倒的兵力差である!!
ジューコフは過大な攻撃をかける!
夜間爆撃 砲弾は1,236,000発!!
これだけ撃ち込んでも反撃される!
要は目標となるところから兵を退避させて、攻撃前に戻す!!
これにより、戦車を投入する!!
10キロの正面に1,000両である!!
それだけつぎ込むと、身動きが取れない!
361両の戦車が撃破される!!
勝利は一瞬の輝きか???
スターリンは悪の指導者か??
将軍を競わしている!! 分割統治??
ベルリンへいかなる犠牲を払っても行かなければならない!!


〇 コラム ⑨ 連合軍に降伏したドイツ軍捕虜100万人の処遇は
シベリア送りのドイツ兵は日本兵と同じで虐待された??
自国の食料が無いのに、捕虜に食べさせれるかと!!
それに比べると、連合軍の扱いは???
ところが日韓関係のウソツキと同じで100万の捕虜を虐殺したと!
死体は何処にある? 知らん!!!
カティンの森の虐殺は、埋めた死体が発見されて分かった!!
何処にでもこう言うジャーナリストはいる!!
それがベストセラーになる!!
南京の30万と言われる人間の死体は???
アウシュヴィッツは無かった??
こう言う新設には注意である!!
日本もある!!
これが「本能寺の変の真実だ」
ロクな本ではないのと同じか!!!


あとがき
ドイツ国防軍の歴史である!
雑誌などに発表したものをまとめている!
著者の本は下記の作品を読んでいる!!
大変楽しい!! 続いて読んでいきたい…………

◆ 戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男
◆ ドイツ軍攻防史 マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで
◆ 帝国軍人 公文書、私文書、オーラルヒストリーからみる
◆ 独ソ戦 絶滅戦争の惨禍
◆ 「砂漠の狐」ロンメル ヒトラーの将軍の栄光と悲惨
◆ ドイツ軍事史 その虚像と実像
◆ 第二次大戦の「分岐点」


主要参考文献

索引


灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ③(2017/4)・大木毅

 

2023年3月 9日 (木)

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ②(2017/4)・大木毅

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第Ⅱ部 巨大なる戦場へ 1940~1944年
第一章 閃く稲妻ー電撃戦の時代
〇 マリアンヌが稲妻に打たれるとき  フランス1940
1940年 フランスである!!
第一次世界大戦後、機動防御か、陣地防御か???
フランスは第一次世界大戦の損害から陣地防御を選択する!
マジノ線である!!
このマジノ線で防御し、それにより余った兵力で攻勢に出る!
ところが、マジノ線に隠れて、安全な戦をする!
大モルトケが言う??
「作戦を立てた通りに進むと考えるのは、素人である」
フランスはそうは考えなかった!!

◆ 1936年 ラインラント進駐 ここで軍を出していればと………
◆ 1938年 ミュンヘン協定 チェコ解体
◆ 1939年 独ソ不可侵条約でポーランドに侵攻されて宣戦布告になる!
この時期にもフランスが積極的に行動すれば………
1939年から1940年にかけての「座り込み戦争」である!
ドイツの作戦は、シュリーフェン計画のやり直しか??
ヒトラーは気に入らずに、マンシュタインのアルデンヌの森突破作戦を取る!
別の本であるが、マンシュタインがグデ―リアンに出来るかどうか確認している!
「鎌の一撃」である!!
これに成功するが、フランスは第一次世界大戦から抜け切っていない!
ムーズ川も強行突破である! 砲兵の到着を待たない!!
空飛ぶ砲兵が活躍する!
フランスはドイツより空軍は優勢ながら、温存を図った!
ドイツの作戦名「黄号」 「黄色の場合」
フランスは戦力的はドイツに劣っていない!
フランスは同じペースで戦っている??
フランスは予備軍も無い!!
ドイツは「赤号」作戦を発動する!

マリアンヌは力によって倒されていない!
稲妻に打たれて全身がマヒし、その場に崩れ落ちたと!


〇 地球の頂上の戦い  銀狐作戦1941
リデル・ハートが書いていた!
ヒトラーお気に入りの二人の将軍!
ロンメルと、ディートル!!
片や太陽、片や雪原である!!
そう言うことでデイートルの名前は知っていた!

フィンランドである!
フィンランドはソ連に善戦している!!
攻め込んだソ連軍を撃退した!!
それを見たヒトラーはソ連が弱いと誤解した!!

「青狐」作戦
「白狐」作戦
「北極狐」作戦
読んでいて思うが、1941年のドイツ軍とは思えない!
フィンランドの森、湖沼で戦う訓練を受けたフィンランド軍は、
ドイツ軍よりこの地では精鋭である!


〇 狐は本当に賢かったか?  エルヴィン・ロンメル小考
ロンメルの将才は???
絶えず疑問視されている???
ロンメルの経歴は???
◆ フォンが付いていないので貴族ではない
◆ ヴェルテンベルグの生まれでユンカーではない
◆ 軍人の家系ではない
◆ 幼年学校を出ていない
つまり軍隊内でも不利である!
元帥大将のエリ-トコースではない!

フリードリッヒ大王
「将軍たるもの勇敢であるだけでは足らぬ、幸運を持っていなければ」
ロンメルは戦場の指揮官である! 実績を上げる!!
ルントシュテットが言う!
「せいぜい優秀な師団長と言うところで、それ以上ではない」
「歩兵は攻撃する」がヒトラーの目にとまる!
装甲師団の指揮を要求するが、人事局は反対する!
歩兵将校であり戦車のことは知らないと!
がヒトラーには誰も逆らえない!!
1940年、危機に際し88mm高射砲を水平に撃ち逃れる?
これをロンメルの創意工夫と言うが、先例がある!
よく分から無いが、ロンメル自身が自慢したらともかく、
そうでなければ問題視する必要はないのでは??

1941年 アフリカ軍司令官として北アフリカで攻勢に出る!
しかしここでは対ソ戦の最中に、イギリス軍がちょっかいを出さないようにする!
けん制である!! 主戦場は東部戦線である!! 
余計なことをするなと??
ロンメルの作戦計画はそれなりに評価出来る!
があくまで北アフリカで、全体から見れば兵力が不足する!
これを分かっていないと!!
フランツ・ハルダーは補給を考えないロンメルを評価しない!

「マーチン・フォン・クレフェルト 補給戦」
ロンメルはイタリアが補給出来なかったので負けた??
そうではなく、港から補給するトラックが足らなかった??
港も限定されていたと!!
つまりけん制に徹すればよかったと???
アフリカに取られた戦力を東部に回した方が良かった????

ノルマンディーの対応は??
水際での連合国軍撃滅か?
内陸での遭遇戦か???
ロンメルは連合軍の空からの攻撃を知っている!
一旦上陸させたら、戦えるものでは無い!!
ヒトラー暗殺に連座する! それでよかったのか??
山本五十六と同じで、死に場所を得た?????

孫子言う!!
「将とは智、信、仁、勇、巌なり」
ここでピーターの法則がある!
有能な人間が昇進していくうちに無能になる??
会社でもよくある!
あの人は課長の時は良かったのに?????
ロンメルは??
◆ 智 軍団長としては優秀であるが、軍司令官としては・
◆ 信 部下から支持されている
◆ 仁 仝上
◆ 勇 あり過ぎる
◆ 巌 敬愛されると同時に恐れられていた

きついようであるが、北アフリカ戦線は最終的には枢軸軍が負ける!!


〇 コラム ⑤ 電撃戦成功の要因は
電撃戦は、敵国を外交的に孤立させる!
攻撃は相手の指揮系統である!
ドイツは短期決戦にこだわる!

しかしソ連はそうではない!
外交的に孤立していない!
近代化が進んでいなかったので、指揮系統が断絶しても戦えた!
ソ連は総力戦可能だった………
ドイツはそうではなかった…………


〇 コラム ⑥ ヒトラーはなぜダンケルク撤退を許したか
ダンケルク撤退は成功した!
後日の反撃の戦力である! 30万人???
何故攻撃を停止したのか??
戦術的理由は??
◆ ゲーリングの空軍のみで撃破
◆ ルントシュテットが停止した
◆ ヒトラーも装甲軍を温存したかった

伺った見方???
◆ イギリスとの講和のために停止した
◆ 捕虜を取りたくなかった? 食べさせるのが惜しい??

いずれにしろ分からないと!!


第二章 ロシアのフォン・マンシュタイン
〇 クリミアの機動攻囲  セヴァストポリ攻略戦
1941年9月16日 ショーベルト将軍が事故で亡くなる!
新司令官はマンシュタインである!!
ドイツ最高の軍人と言う!!
ここはロストフとクリミヤの目標がある!
優先順位を決める!
クルミアのゼヴァストポリ要塞攻略を優先する!
ロストフは抑えで、兵力をクリミヤに集中する!
ゼヴァストポリ要塞攻略が始まる!
黒海艦隊から21,000名がゼヴァストポリ要塞に入る!
ここで抗命がある! 軍人もやるときはやる!!
「兵力」を正面から撃破するのではなく、
指揮統制システムを混乱させ「戦闘力」を奪い勝っていた?

スターリンの攻勢がある!
これを撃退する!  「雁猟」作戦!
次に「蝶鮫漁」である!
2度セヴァストポリ攻略に失敗している!!
1300門の砲を集める!
巨砲もある!!
マンシュタインは引かない!!
敵が来ないと思っているところから攻撃する!
攻撃続行である! ついに落とす!!


〇 誇張された勝利
「城塞」 クルクスの戦いである!!
スターニングラードで負ける!
マンシュタインも救出に行きながら失敗する!
この時期は、ドイツも戦略攻勢を実施できない!
「後手からの一撃」
ソ連軍をドニエプルまで進ませ、伸び切ったところを叩く!
しかし実行出来ずに、クルクスに目を付ける!
ただしヒトラー単独ではない!
将軍たちも賛成したと!!
これは早いほうが良いと!!

しかし作戦発動は遅れる!!
この兵力は??
ソ連 1,426,352
ドイツ 518,000
これに戦車に航空機、パルチザンが加わる!!
勝負にならない!
その他の戦線も同じである!!
「ヒュドラ」 マンシュタインが例える!
ソ連のことである!! 兵は増強されている!!
この時は、ドイツはパンターにティーゲルを投入している!
これにT34が歯が立たない!!
おかげでⅢ号、Ⅳ号戦車を見ても恐怖をきたす!
ドイツは順調か???
ソ連は手持ちの戦車部隊を投入する!

ここは独ソで捏造している!
ソ連は戦車戦で勝ったと??
ドイツはヒトラーのせいにする??
連合軍のシチリア上陸がある!!
これで作戦が中止になった!!
マンシュタインはあくまで戦えば勝利出来たと!!
ヒトラーはイタリアのことも考えなければならない!
戦線を広げ過ぎた????
局地的な勝利は得られても、決定的勝利にはならない!
勝って和平も人種戦争であるから無理である!!!


〇 ジークフリートの背中
クルクスの戦い以降、ロシアは主導権を握る!
ソ連は兵力を独ソ戦に集中出来る!!
ドイツは他戦線に必要である!!
細かな作戦が多い!
そのたびに火消しに走る!!
マンシュタイン???
ドイツも開戦当初のドイツ軍ではない!
逆にソ連軍は鍛えられている!
この時期はソ連も損害が多い!

マンシュタインはヒトラーに言う!!
南方軍集団の自由裁量権か、解任かを求める!!
脅しか?? 自分より優秀な軍人がいるのかと???

「ルミャンツェフ」作戦!
1,144,000の兵、2800両の戦車、12,866門の砲、ロケット砲767門!
これでは勝てないと!!

ハリコフでは流石ドイツ軍だと!!
逆に包囲するが、兵力不足で歩撃滅が出来ない!!

ヒトラーは言う!
「将軍たちは軍事的な理由と、退却しか考えない!
経済的理由については考えないのだ」
信用出来るのか分からないが、ツァィツラーが資源で退却を拒まれる!
シュペーアに聞くと影響ないと! それをヒトラーに言う!
シュペーアと直接話することを禁止される????
あり得そうな話であるが…………

ハリコフは奪われる!
ソ連に相当な損害を与えているが、ドイツの消耗している!
損得から言うとドイツが補給が続かない!!

ジークフリードは、退治した悪魔の血を浴びて不死身になった!
菩提樹の葉が背中に張り付いてそこだけ不死身でない!!
背中があらわになった時、ドイツは終わるのか???


〇 ドニエプルへの撤退
ソ連はマンシュタイン攻勢用の戦力がある??
兵2,633,000人、戦車2400両、砲51,200門、航空機2,850機!!!
これではドニエプルまでの撤退で消耗する!!
が、スターリンは慎重である!
直ぐには許可しない?? しておけばどうなっていたか??

「東方防壁」 そんなものはない!!
各方面でソ連は攻勢をかける!
マンシュタインは耐え切れない???
1943年9月8日 ヒトラーは南方軍司令部を訪れて会見する!
退却は許可されない!!
ついに退却する!
退却し700キロにわたり再展開する!
387ヶ所の野戦病院から20万の傷病兵と救護要員も後送する!
自発的に同行するウクライナ人もいる!
ドイツ系の民間人37万5000!

ドイツは焦土作戦を実施する!!
それでもソ連の一部は既に渡河している!
このチャンスにソ連は、ブクリン空挺作戦を発動する!
約450機使用する!!
結局失敗する……… スターリンの秘密主義が原因か??
ドイツ兵は守ってくれる陣地があると期待したが…………
そんなものはない!!!!!


〇 マンシュタイン最後の栄光  第1装甲軍奇跡の脱出
1944年 ドイツは「春の泥寧」を待つ!
この間はソ連も動けない???
がこの時期になると、アメリカ製のトラックが多量にある!

マンシュタインVSヒトラー 死守、死守
ソ連の攻勢が始まり、マンシュタインは撤退の許可を求める!
ヒトラーを会談する!
20万人の命がかかっている!!
撤退が認められる!

傷病兵と救護要員、ウクライナ人、ドイツ系の民間人はどうなっているのか??
マンシュタインは、「白鳥の歌」を聞く!!
解任される…………
4000人の新兵が包囲されて、53人しか助からなかった………


〇 コラム ⑦ なぜ対ソ侵攻に失敗したのか
ヒトラーは人種戦争を仕掛ける???
もっとも有名なユーゴスラビアで1ヶ月、開始が遅れた!
これがなかったら冬将軍到来前にモスクワ攻略が出来ていた??
そんなことは無い!!
春の泥寧「ラスプーチツァ」もある!
アメリカはトラックも援助している!
ソ連は「ラスプーチツァ」の時期も攻勢に出れる!
「マーチン・フォン・クレフェルト 補給戦」
これにもドイツの補給が問題だと!
劣等人種の絶滅の為の戦争に、他民族を使えない!!
失敗は運命付けられていた???

 

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ②(2017/4)・大木毅

 

 

2023年3月 8日 (水)

本・灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ①(2017/4)・大木毅

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戦略の要諦! 用兵の極意! 作戦の成否!
シュリーフェン計画、電撃戦から、最後の勝利「ゼーロフ高地の戦い」まで、
その「勝利」と「失敗」の本質から学ぶ。
独自の視点、最新の研究、ドイツ連邦軍事文書館などの第一次史料の渉猟からつむがれる
「灰緑色」の軍隊、ドイツ国防軍の戦史!


大木毅の本を読むようになって、証言が信じられなくなった!
保阪正康の本にもそう言うところがあった!
ドイツ国防軍の優秀さ?
ヒトラーがいなければ勝っていた???
夢が無くなり続けている………
いちばんのショックは、パウル・カレルである!
リデル・ハートもええ加減なのか???
特にパウル・カレルは会社の先輩が絶賛していた………
それに武装SS!! ラインハルト・ゲーレンである!!
今から思うと腹が立つが!
内容は下記の通りである!! ① ② ③と分けて紹介する!!


序   ドイツ国防軍にまつわる「神話」の解体
第Ⅰ部 国防軍ーその前史と誕生 第一次大戦 1939年
第Ⅱ部 巨大なる戦場へ 1940~1944年
第Ⅲ部 鋼鉄軍の黄昏 1943~1945年
あとがき

主要参考文献
索引


序   ドイツ国防軍にまつわる「神話」の解体
ドイツ国防軍の戦争指導は終始正しい???
ドイツ軍は無敵である!
間違いはヒトラーだと!!
しかし神話は崩れている!!
◆ パウル・カレル、グデ―リアン将軍、マンシュタイン元帥らの回想録
◆ フランツ・ハルダーの証言
ことごとく覆されている!

◆ ダンケルクの戦闘停止はルントシュテットが関与している!
◆ モスクワ攻略は平坦面から失敗を運命付けられていた?
◆ スターニングラード以降も勝利を掴み和平の道はあった?
◆ 大モルトケも戦略ではなく、戦術勝利の積み重ねで勝利を掴む????


第Ⅰ部 国防軍ーその前史と誕生 第一次大戦 1939年
第一章 軍事思想の相克
〇 シュリーフェン計画と言う神話  その虚像と神話
この計画は、ハンニバルのカナンの森の戦いが原点か?
史上まれにみる包囲撃滅戦である!!
それにシュリーフェンはヒントを得た!

「渡部昇一・ドイツ参謀本部」
リデル・ハートもやりそこないの形で始まったと!
それでもあわや勝利を収めそうになった????
そう言うイメージがある!!
小モルトケが計画を変更したために失敗したと!

そもそもはドイツが二面作戦が出来ない前提で始まった!
まずフランスを叩き、ロシアに対する!!
その為には7/8の軍を西方戦線の右翼に配置する!!

「シュリーフェン学派」
この計画を正当化し、ドイツ国防軍の名誉を守る??
この計画は文書で残っていない!  空襲で焼かれたと!!
がワシントンに残っていた??
ここから神話の崩壊が始まる!!
作戦に合わせてまわりを考える!
◆ オランダ、ベルギーの侵略に無頓着だった
◆ 東部戦線を過小評価していた

「マーチン・フォン・クレフェルト 補給戦」
これで夢が完全になくなった!!
補給を考えていない! 
「奮励努力」
日本と変わらない???
結局、小モルトケは1905年の案を、1914年の情勢に合わせた??
無能と言われているが、そうではないと!!
むしろ積極的だったと!!

そもそも1905年に残っていた覚え書きは何なのか??
作戦計画なのか??
予算獲得の手段なのか??
シュリーフェン計画は無かった???
これには慎重に対応すべきと!!

責任者は終わってみれば好きなことを言う!
日本も真珠湾攻撃を 「俺は反対だった!」
「長期不敗の体制」 机上の空論か???
ドイツ国防軍の神話は、神話ではないと!!!


〇 出来すぎた伝説  奉天からタンネンベルグへ
タンネンベルグの撃滅戦は有名である!
ドイツの首席参謀マックス・ホフマンの証言がある!
日露戦争で観戦武官として日本軍にいた!
ロシアの将軍の不仲を知っている!
この将軍二人がタンネンベルグの司令官である!
助けに来なかったので包囲撃滅戦は成功した!
奉天駅で両者が会合した話はウソである!
ここできわめて辛辣なやり取りがあった???
しかし何故このような話が流布されるのか???
真実の数だけ伝説がある!!
にしても証言は当てにならない!!!
チャーチルのコベントリー見殺しは?????


〇 マンシュタインの師ロセベルク
フリードリッヒ・フォン・ロスベルク!!
マンシュタインの師と言う!
マンシュタイン自身、言及はしていない!
「半神」
参謀将校である!!
「防御線の獅子」と呼ばれる!!
1914年 46歳で戦争が始まる!
防御の考え方?
◆ 何が何でも死守する! 砲兵の餌食である!
◆ 前線は哨戒程度で、第二線、第三線で反撃する!
いわゆる「弾性防御」である!
1916年 マンシュタインが兵站参謀に命じられる!
影響下にあるのは、モーゼル元帥もである!!
1942年に亡くなり、国葬になる!
名声は限られた分野でよみがえっている………


〇 ゼークトVSラインハルト  ドイツ軍の運命を決めた抗争
どこにでも派閥はある!!
ゼークトが勝利を収めるが、負けていれば国防軍の性格が変わっていた?
生粋のユンカーである!!
第一次世界大戦ではトルコに派遣される!
ヴァルター・ラインハルトはシュッツガルトに生まれた!
有能である!

◆ ゼークト
機動戦重視の、少数精鋭主義という!
諸兵科協同戦を重視する!
航空兵力にも注目していた!

◆ ラインハルト
「国民共同体」
火力戦重視である! 大衆軍重視である!

路線争いはゼークトが勝つ!!
もしラインハルトが勝っていれば、ドイツは短期戦に成功せず、
大兵力がポーランド、英仏相手に血みどろの消耗戦を繰り返していた??


〇 コラム ① 史上最大の偽札行使「ベルンハルト」作戦とは
昔読んだ本がある! 偽札である!
要は国家が相手の国を混乱させるものである!
金がかかる???
個人でやるものでは無い!
紙、すかし、インク、原板がいる!
イギリスは、紙に透かしを工夫している!
これらを突破しなければならない!
成功するが、ナチの縄張り争いがあり実りは少なかった!
戦後、湖に沈められて観光客が来る!!
いまだに沈んでいると思われている???


〇 コラム ② 独ソ不可侵条約はいかにドイツを利したか
ドイツは日本にソ連のけん制をさせたいが、日本は乗って来ない!
独ソ不可侵条約である! これで英仏をけん制する!
が、ポーランド分割で期待は裏切られる!!
しかし独ソ戦まで、仮装巡洋艦の保護、戦略物資の供給と続いた………


第二章 総統と国防軍
〇 英独海軍協定  海軍協定で勝利を収めたのは誰か?
第一次世界大戦に負けてドイツは軍を制限される!
レーダー提督はこの中でヒトラーとも戦う!
1933年 レーダーはヒトラーと会見する!
1934年 フランス海軍に対抗出来る艦隊を確保したい!
1949年までに、戦艦8隻、空母3隻、巡洋艦18隻、駆逐艦48隻、
潜水艦72隻の艦隊を作る!
夢か???

イギリスとの海軍軍縮交渉!
イギリスの35%に限定する!
それを守るなら潜水艦は100%認める!
デーニッツはチャンスを見逃さない!!
戦艦5隻、空母2隻、重巡5隻、軽巡11隻、駆逐艦64隻を建造出来る!!
ドイツ側に有利である!
◆ ドイツの再軍備に合法性を得た
◆ 国際孤立から脱出出来た
◆ フランス海軍とパリティを得る

1939年 レーダーは言う!
「イギリスより劣り、全力を投入しても、名誉ある死に方を示せるだけだと」
この条約の勝者は、ヒトラー!!!


〇 「ヒトラーの戦争」か?
「プログラム」学派!
ヒトラー中心である!
第一次世界大戦の二面作戦の失敗は出来ない!
ドイツの世界制覇は段階的に行わなければならない!
◆ 海外植民地を断念し、イギリスを同盟国、中立にする
◆ オーストリア、チェコスロヴァキア、フランスを占領する
◆ ソ連攻撃である 東方帝国を作る

実際に成功する!
◆ オーストリア併合
◆ チェコスロヴァキア解体
◆ 独ソ不可侵条約
◆ ポーランド分割で、英仏と戦争になる
◆ バルバロッサ作戦
プログラムは狂い、元に戻らない!!

そうではなく危機克服のために戦争する!
国民も豊かな生活にあこがれている!
結局「ヒトラーの戦争」である!
が国民も望んだと!!

ゲシュタポが威力を発揮できたのは?
人員も少ないデスクワークが主体である!

国民の「自主的」な通報、密告のネットワークがあった!
要は、国民もヒトラーを望んだと!!


〇 コラム ③ Uボートの活躍と連合軍の反撃は?
緒戦はともかく、損害はうなぎのぼりである!
ポール・ケネディによれば1943年末には制圧されたと!!
◆ レーダー
◆ 長距離哨戒機
◆ 護衛空母
◆ 改良された爆雷
◆ 強力なサーチライト

暗号の解読もある!
やはり潜水艦だけでは無理だった!!!


〇 コラム ④ 英本土上空の制空権を取れなかったのはなぜか
ヒトラーが爆撃を空軍施設から都市に変更した!
ドイツ戦闘機の航続距離の短さ、双発爆撃機の貧弱な武装と爆弾搭載量!
これから考えると、そのまま空軍施設への攻撃を続けても、制空権は取れない??
ヒトラーも徹底的にやる気はなかった???

 

灰緑色の戦史 ドイツ国防軍の興亡 ①・大木毅

 

2023年3月 7日 (火)

本・ドイツ軍攻防史 マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで ②(2020/4)・大木毅

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第3章 拡散する嵐 ソ連侵攻
第4章 薄暮の狼たち ドイツ国防軍の終焉
補 章 何を読むべきか? ドイツ軍事史基本文献案内
あとがき

主要参考文献
索引


第1章 拡散する嵐 ソ連侵攻
Ⅲ―1 高慢と誤算 バルバロッサ作戦の成立
対ソ戦争を決意したのはいつなのか??
◆ ミュンヘン一揆の時
◆ 1940年7月31日 総統と国防軍首脳の会報
◆ 1940年11月 モロトフのベルリン訪問時
◆ 1940年9月27日 1941年春までに、180個師団の装備を整える!
対ソ戦の準備か??
◆ 1940年12月18日 総統指令第21号??

国防軍の作戦計画立案に焦点を絞り、バルバロッサ作戦が、
なぜあのような形を取り、失敗に至ったかを解説する??

□ 高まる不安
ドイツは絶えず対ソ戦を考えている?
ポーランド分割で、国境を接する!
ヒトラーは、ソ連が中立を守る保証はないと!
自分がそうだからよく分かる!
対ソ戦の戦略を練る!
西方作戦中、フィンランドに侵攻している!
イギリス上陸が無くなっているが、ソ連が攻撃の誘惑にかられる可能性はある!
ドイツはhハルダーが防御政策と快速部隊のためのインフラを整備する!

□ 総統決定以前に戦争を覚悟していた
1940年6月28日、第18軍司令部を東部に移動させる!
ハルダ―は攻勢防御から、ソ連を打つべしではないかと考える1
計画を作る!
ソ連との戦争は、ドイツ本土だけでなく、ルーマニアの油田を占領された場合も考える!
ソ連が使えるのは50個ないし75個師団???
ドイツの必要なのは80個から100個師団と言う!
これが間違いの元だった………

ソ連がルーマニアを占領した場合には??
① ドイツ軍を展開させる
② ソ連に譲歩を強いる
③ 全面戦争 モスクワ侵攻??
ハルダ―は基本計画の確定にかかる!
総統の決意以前に対ソ戦を覚悟している!!

□ マルクス・プラン
ハルダ―の命でエーリヒ・マルクス少将が計画する!
結論は、9週間から17週間で対ソ戦は完遂する!
ソ連の過小評価? おのれの能力の過大評価??
ハルダ―は満足する! が楽観し過ぎると!!

□ ロスベルグ・プラン
OKHのマルクス・プランに対して、OKWもヨードル大将が問題点を出す!
ベルンハルト・フォン・ロスベルク中佐に命じる!
1940年9月15日 報告書「東部作戦研究」を出す!
第一の選択 ドイツ軍開進時に攻勢を仕掛ける まずあり得ない
第二の選択 南北を黒海とバルト海で支えて、国境付近の陣地を固守する
第三の選択 国土の奥深く退却し、補給路が伸び切ったところを反撃を加える

最悪は第三の選択である! 悪夢である!!
絶対に避けなければならない!! 正解である!!

□ 総統指令第21号
フリードリッヒ・パウルスが作戦案をまとめる!
いずれにしても早期に終わらせる!
モスクワを目指すのか?
後回しかどうかで、対立するが、ヒトラーに従う!
戦後はヒトラーだけが悪者であるが、そんなものでは無いと!

1940年12月18日 総統指令第21号
「ドイツ国防軍は対英戦終了以前の段階であっても、
 ソ連を速やかに打倒する準備を整えなければならない」
1941年1月31日 「バルバロッサ作戦開進訓令」
ソ連などは、鎧袖一触だと!!!
ミッドウェー海戦の日本軍より「勝利病にかかっていた」

〇 泥の海の攻防 モスクワ前面モジャイスクの戦い
1941年10月1日 「台風」モスクワ攻略作戦開始!
ドイツはモスクワか南方資源かで迷い、この時期のモスクワ攻撃になった!

□ ヴァジャマ=ブリャンスク二重包囲戦
ドイツの攻勢は、空軍の協力もある!
ヴァジャマ=ブリャンスク二重包囲戦より、モスクワ進撃が優先される!!

□ 累積する負のファクター
攻撃により軍は消耗し、補給が間に合わない!!
ドイツの投入時からの戦車の消耗!
第2装甲師団 904両が256両
第3装甲師団 707両が280両
第4装甲師団 626両が250両

10月6日~7日に最初の雪が降る!
「泥の季節」 意味は「道のない季節」
ソ連は撤退ではなく、増援をつぎ込み反撃する!
ドイツ軍首脳の楽観は間違いだった!!!

□ ジューコフ来たる
ノモンハンの勝者、ジューコフ元帥がモスクワ防衛に加わる!
日本の兵を褒めた! ただし高級将校は評価しなかった??
半藤一利が書いていたが、ドイツ兵の死体を見て、ドイツ国防軍への尊敬の念が薄れた?
ソ連軍は凍傷を恐れて靴は大きな靴を履く!
すき間を新聞紙で埋めて凍傷を防ぐようだ!
ドイツ兵はぴったりの靴を履いていたようだ?
ソ連は、モスクワの民兵、警察、内部人民委員部、士官候補生までつぎ込む!
人的資源の最後の一滴までも使う!!!

□ 前進する「帝国」師団
独ソ戦を、フラフラになった巨人の争いだと!
がパンチを繰り出しているのはドイツのようだ!
クルーゲ元帥とグデ―リアン将軍は対立している!
ドイツ兵は「フラー」
ソ連兵は「ウラー」
凄惨な戦いになる………

□ 重傷を負った師団長
モジャイスク周辺での激戦がある!
「帝国」師団長 ハウサー大将が負傷する!

□ ボロディノ戦の再現
泥将軍???
ナポレオンがロシア軍と対した古戦場ボロディノ
ソ連はドイツ軍を撃退する!

□ モジャイスク陥落
結局、モジャイスクは陥落するが、ドイツ軍に追撃能力はない!!


Ⅲ―3 モスクワの守護神 T-34とムツェンスクの戦い
□ 猛進するグデ―リアン
1941年9月30日 オリョールをを攻略する! 
スターリンは、レリュシェンコに食い止めよと命令する!

□ レリュシェンコ奔走する
グデ―リアン将軍の快進撃がある!
レリュシェンコは時間が無くなるが、
第4戦車旅団 ミハイル・イェフィモヴィッチ・カトゥコフである!!

□ 赤い戦車指揮官
カトゥコフは緒戦において敗戦の責任を取らされている!
が、能力があるので戦車旅団の士気を任される1
赤い戦車指揮官が誕生する!!

□ 壁に書かれた文字
ドイツ軍は補給戦が伸び切っている!
燃料不足である!
T34が投入される!
Ⅲ号にⅣ号戦車はT34に対抗出来ない!
88mm高射砲と10センチカノン砲がある!
ソ連はT34の勝利を最大限に利用する!
グデ―リアン将軍も褒める!!

第4戦車旅団のT34は、旧約聖書で言う「壁に書かれた文字」を、
ドイツに突き付けた???

□ 吼えるT-34
T34に対抗出来ない??
この状況下でもドイツは攻撃する!
ムツェンスクを占領しようとする!
グデ―リアン将軍は、
「わが方にあった機材の優秀性はなくなり、迅速に攻撃を成功させる見込みはなくなった」
「多くのT34が姿を現し味方の戦車に損害を与えた」

□ ムツェンスク陥落
ドイツ軍は強い!
ムツェンスクを攻撃し、カトゥコフは撤退する!!
ムツェンスクは陥落する!
カトゥコフをスターリンは評価する!!
表面的にはソ連の敗北だが、以降、質、量とも優勢になる!!


Ⅲ―4 運命の逆転 東部戦線のフォン・ルントシュテット
ルントシュテットは1941年9月29日、キエフ戦が終了した!
66万5千人を捕虜にする!
12月1日 南方軍集団総司令官の職を解かれる!

□ ドイツ陸軍の長老
リデル・ハートが絶賛している!
軍歴を見れば群を抜いているのか??
第一次世界大戦も経験している!!
ロシア戦線でも勝利を得ている!!

□ 老元帥の憂慮
しかしながらロシアの広大な土地を見れば、いかに勝っていても憂鬱になる!
攻撃も集中出来ない!!
ヒトラーから他部隊への援護も言われる!
冬の訪れを恐れる!
クリミア半島攻撃を命じられる!
マンシュタインが集めれる砲を集めて攻撃する!
「タタール壕」がある!
10mの深さの壕に、15mの壁がある!
攻撃は中止になる!!

□ 攻勢限界点を超えて
天候が全ての計画を台無しにする!!
ドイツ軍は限界に達していた!!
それでも驚異的な粘りで進撃する!
◆ 冬になれば道路は凍り、機動が可能になる
◆ 冬用装備はあるが、補給できない
限界であるが………

□ 東部戦線を去る老将
包囲される前に撤退は当然である!
しかしヒトラーに解任される………
エピソードがある!
ウマ―二でかってドイツ兵に付いていった娘のために、
母親の依頼受け連れ戻した!
その母娘が間舎を述べに来ている!!
贈り物も貰う!
この母娘たちはどうなったのか???
興味はある!


□ コラム③ ゲーレン異聞 白日のもとにさらされた影
メチャメチャ評価が高かった??
ソ連に無数の工作員を持っている!
その対ソ情報量は重要だと!!
ソ連に捕まることを恐れてアメリカに投降し、取引する?
しかしそんなものでは無い!
そんなものでは無い!!
ソ連崩壊後に新しい情報が出て来ている!
それによると誇張に捏造もある!!
最近はそんな話が多い………
著者に保阪正康である!


第2章 薄暮の狼たち ドイツ国防軍の終焉
Ⅳ―1 無限の48キロ 「冬の雷雨」作戦と第6装甲師団
ドイツ第6装甲師団!
1942年にソ連からフランスに戻り、休養して再編を行う!
1942年11月3日 再度東部戦線に投入される!!

□ 運命に選ばれた師団
スターニングラード占領?
1942年11月19日 ソ連は「天王星」作戦を発動する!
ヒトラーは、この方面の指揮をマンシュタインに命じる!
マンシュタインは脱出させようとする!
空軍での補給が出来ると!!
12月1日「冬の雷雨」スターニングラード救出作戦を発動する!
この作戦の運命は、第6装甲師団にかけられる!
25万の将兵、東部戦線の行く末、ドイツ軍の興亡を背負う!

□ 幸先の悪いスタート
師団輸送の先陣を切った列車が攻撃される!
これを白兵戦で退ける!
歴戦の装甲兵 ヴァルター・フォン・ヒューナースドルフ大佐がいる!
「冬の雷雨」が発動されるが、攻撃目標は撤退している?
幸先の悪いスタート????

□ 激闘の1週間
第6装甲師団は激戦を重ねてスターニングラードの最寄り部隊から48kmまで迫る!
48kmは目の先か?? 無限の長さか???

□ 引き抜かれた第6装甲師団
ソ連はドン川上流で「小土星」作戦を発動する!
スターニングラード救出はここまでである!
後は第6軍が自力で脱出するだけである!
ヒトラーは脱出命令を拒否している!
マンシュタインも「小土星」作戦に対応するために、第6装甲師団から引き抜く!
永遠ともいえる48kmか???
この兵を脱出させれれば戦力になったと思うが!!


Ⅳ―2 後手からの一撃 鉄血のチェスゲーム
□ 「疾走」と「星」
1943年 敵の退路を遮断する??
「疾走」作戦である!
攻撃を独行する!
「星」作戦!
ソ連も楽観している!
圧倒的な兵力の差、またとない戦略的好機???
が相手はマンシュタインである!!
トップクラスの軍人である!!

□ 危機に立つマンシュタイン
マンシュタインはやる気満々である!!
まず戦線縮小である!
コーカサス、ドン川下流、ドニェツ川、ドニエプル川まで撤退する!
ここから伸び切ったソ連戦を攻撃し反撃する!
「後手からの一撃」剣術みたいである………
◆ 後の先は、相手の技を発動させて、その技の隙を打つ
◆ 先の先は、こちらの機先を制しようとする相手の心の起こりを打つ
◆ 先々の先は、こちらの心の動きを捉えようとした相手の心の起こりを打つ
マアその通りだろう………

マンシュタインは作戦に自由が欲しい!
臨機応変に対応する!!
死守命令ではなく、撤退の命令を出したい!

□ 吹きすさぶ赤い疾風
ヒトラーはいずれソ連も息切れすると思っている!
1943年2月6日 ヒトラーとマンシュタインは作戦会議を開く!
この間にもソ連は侵攻してくる!
吹きすさぶ赤い疾風!!

□ ハウサーは抗命したのか
ハリコフをソ連は奪回に来る??
ソ連も意地になっている??
が、SS装甲軍団が守っている!
パウル・ハウサー大将??
命に背いて撤退する??
が、一度は撤退を思いとどまり、戦おうとするが遅かった??
軍法会議にかけられなかった??

□ 抜かれた剣
ソ連はいたるところで攻勢をかけて来ている!
2月16日 ヒトラーが南方軍司令部を訪問する!
がここでソ連が攻撃を仕掛けて、ヒトラーは帰国する!
マンシュタインの攻撃を支持すると!
このチャンスを逃さない!!
伸び切った戦線を叩く!!

□ 夢想にふけるソ連軍
この時期のソ連は夢を見ている!
ドイツ軍は抵抗力を失ったと!
赤軍大本営も現場の指揮官もそう思っている?
夢想、願望??
主観的な現実を、客観的と思う!!

□ ゲームの逆転
2月20日 ドイツ軍は攻勢に出る!
まだ幸運の女神はドイツの上に輝いている??
ドイツ軍を軽視したツケが一挙に出る!!
伸び切った補給線!!

□ 勝利の仕上げ 第三次ハリコフ攻防戦
ヒトラーはハリコフ奪回を望んだ!
マンシュタインはダラダラやる気はない!
ヒトラーはSS装甲師団にやらせたい! 汚名挽回か??
ここで問題のパウル・ハウサー命令無視で突入する!
がソ連も救援の兵はいない!
ハリコフを奪回する………

□ 再生するソ連軍
ソ連は巨大である!
マンシュタインにやられても学習し、日進月歩を果たす!
敗れるべくして敗れた??
が、マンシュタインは思い知らされることになる!!!

Ⅳ―3 作戦術の勝利 新しいクルスク戦像
クルクス戦は、色々言われ過ぎている!!
ヒトラーが主導したと!
Ⅴ号パンテルを投入したいので時期が遅れた???
その検証が始まる………

□ ヒトラーは反対していた
長年に渡り、この作戦はヒトラーが発案し、反対論を押し切って実行した!
失敗をヒトラーに押し付けている、国防軍の将軍たちである!
実際の発案者は、マンシュタインだと!!
ヒトラーの頭の中には、「城塞」作戦はなかった!
この話は??
グデ―リアン将軍はヒトラーの手を取り、何故この地にこだわるのですか?
これはウソか????

□ 「城塞」を推進した将軍たち
賛成に回った将軍は??
◆ ツァイツラー
◆ クルーゲ
◆ モーデル

グデ―リアン将軍は???
7月の実行に向けて走り出す!

□ 必勝の戦略態勢
ソ連から見ても、この作戦計画は妥当なものである??
ソ連は??
◆ スターリンは攻勢である
◆ 防御体制の構築からだと? その後反撃する! 「後手からの一撃」?

ソ連は盤石の陣地を造る! 予備軍も配置する!
「作戦術」の原則に忠実である!
が粛清で作戦を行う軍人がいなくなっている!
「火星」中央軍集団
「天王星」スターニングラード
「土星」ソ連南部
複数の作戦が組み合わさっている?
ソ連は学んでいる………

□ 「城塞」北部の戦い
ドイツの攻撃時間を間違う!
午前2時? 実際は3時半!
このためソ連の攻撃は無駄になる!
モーデルの第9軍が攻撃する!
ソ連は増強されている!
がドイツのティーガー戦車は50両のT34を数分で46両破壊している!
ドイツも相当頑張っている!!

□ 「城塞」潰ゆ
この本を読んでいると、作戦は成功しそうである???
戦後のソ連のプロパガンダも激しく、
ドイツもヒトラーに押し付けている!!
プロホロフカではソ連の戦車235両にたいして、ドイツは3両??
これも信じにくいが………

マンシュタインは勝てると!!
が、7月10日にシチリア上陸がある!!
攻撃は続けられない………

「城塞」は発動以前に失敗を運命つけられている!
ソ連の勝利は、クルクス以外のとこで勝ち取られたと!!


Ⅳ―4 西方の決壊 グレネード作戦
□ 広正面攻勢
アイゼンハウアーはグデ―リアン将軍や、ロンメル将軍ではない!
パットン将軍でもない!
慎重である!!
ベルリン一番乗りを争わない!
慎重に広範囲で攻撃する!
アメリカは納税者が死傷者多数を認めない!
そう言うところもある!!

□ 老元帥の憂鬱
ルントシュテットは又呼び出される!!
西方総軍司令官である!!
アドルフ・ヒトラーの相当命令!
軍司令官は、次の決定、計画につきヒトラーに報告する責任を負う!
① 作戦軌道に関するあらゆる決定
② 命令以外の攻撃計画
③ 敵の注意をひく攻撃行動
④ 計画的な離脱・退却行動すべて
⑤ 全て正直に報告する、隠蔽しようとしたら厳罰に処す

猜疑心丸出しの指示か??
ルントシュテットはラインまで撤退を考えている!!

□ 作戦遅延
ドイツは非常手段に訴え出る!
ダム爆破である!!
これにより両軍にらみ合いになる!!

□ 榴弾炸裂
しかし連合軍は舟艇を集めて川を渡る!
もはや止められない!
ドイツ側は、脱走兵も多くなる!!

□ 装甲教導師団投入
装甲教導師団は鉄道輸送する?
もはや連合軍の戦闘爆撃機から逃れられない!
それでも反撃するが、失敗する………

□ ヒトラー 退却を認める
損害を最小限にとどめて、ライン川東に退却する!
ヒトラーは退却を認める
退却後橋を爆破する??
「映画・レマゲン鉄橋」である!!

□ 終幕 ルントシュテット解任
撤退後、橋を爆破するが、レマゲン鉄橋が残る!
これを見てヒトラーはルントシュテットを解任する!
永遠に陸軍から去る………


補章 何を読むべきか? ドイツ軍事史基本文献案内
自分が読んだ本を見てみたい!
著者の本はよく読んでいる!

◆ 通史
・渡部昇一  ドイツ参謀本部 秦郁彦ともめている?
 が、シャルンホルストの時代の話は面白い!
 シュリーフェン計画は肯定的だったが………
・バリー・リーチ  ドイツ参謀本部

◆ 第一次世界大戦
・木村靖二  第一次世界大戦

◆ ライヒスヴェーア

◆ ヒトラー政権誕生から第二次世界大戦まで
・レン・デイトン  電撃戦
・コーネリアス・ライアン  史上最大の作戦
◆ 推薦されていない本だが、著者の評価は??
・コーネリアス・ライアン  ヒトラー最後の戦闘
 これは面白い! ハインリーチである! これも書いて欲しいが…………
・ジョン・トーランド  最後の100日
・ジョン・トーランド  アドルフ・ヒトラー


あとがき
反響は多そうである!
確かに、常識と言われてきたことが、著者のおかげで狂わされた??
そんなことは無い! 正しく教えてくれている!
いずれ書くと思うが、マンシュタインは楽しみである!!
もし書けるなら、ドイツ軍人列伝を書いて欲しいが………
モーデル、クルーゲ、パウルス、バイエルライン、ケッセルリング………
ヒムラー、ハイドリッヒ、シュレンベルグ


主要参考文献

索引

 

ドイツ軍攻防史 マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで ②・大木毅

 

2023年3月 6日 (月)

本・ドイツ軍攻防史 マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで ①(2020/4)・大木毅

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勝利と敗北を分かつものーその本質とは何か?
前線指揮官の苦悩と参謀本部の錯誤、砲兵戦術の革新、ティーガー戦車等新兵器の運用!
第1次から第2次大戦まで、戦いのターニングポイントを詳細に検討!
ドイツ軍事史の第一人者による最新の戦史!


著者のおかげで通説が変わった???
歴史ものが好きだが、「本能寺の変」「関ヶ原」らも研究が進んでいる!
通説が変わって来ている!!
第二次世界大戦の日本もそうである!
回顧録など当てになるのか??
半藤一利が、伊藤正徳に教えられたようだ!
その時その場にいなかった??? なのにいたかのように証言する1
保坂正康も証言者については書いている!
◆ 記憶がごっちゃになっている?
◆ 明らかなウソ!
◆ ここまでははっきり覚えている! それ以降は色々聞いて自信が無いと!

もっとも落差が激しいのが、瀬島龍三ではないか??
自分が「不毛地帯・壹岐」のモデルと思わせようとしている!
瀬島龍三は、保坂正康のインタビューを受けたくないと!

さてドイツである! 言葉の関係もある!
日本では一般的ではない!!
いまだにパウル・カレルを絶賛している人間もいる???

ドイツ国防軍は都合の悪いところはヒトラーのせいにしている!!
国防軍も自己弁護が多い!!
モスクワ攻略に失敗したのは、冬将軍だと!!
ソ連に負けたと言いたくない! ヒトラーの責任か???
著者のおかげで目が開いた…………
夢が無くなるが………
日本も「長期不敗の態勢」と言って、戦争が終わってから、
山本五十六の真珠湾攻撃を批判する!!
当事者の証言は、何かあるのか???
内容は下記の通りである!! ① ②と分けて紹介する!!



はじめに
第1章 鋼鉄の嵐 第一次世界大戦とドイツ軍
第2章 稲妻はいかにして鍛えられたか 両大戦間期から第二次世界大戦まで


第3章 拡散する嵐 ソ連侵攻
第4章 薄暮の狼たち ドイツ国防軍の終焉
補 章 何を読むべきか? ドイツ軍事史基本文献案内
あとがき

主要参考文献
索引


はじめに
ドイツ軍史を紹介する!
今まで常識と思われてきたことを、検証している!
夢が無くなるが………


第1章 鋼鉄の嵐 第一次世界大戦とドイツ軍
1-1 突破ミュラーの砲兵戦術
第一次世界大戦は、だらだらと続く準備砲撃に、犠牲的白兵突撃!
塹壕戦に毒ガスだけではない………
そう言うイメージが先行しているが、そうでもない!!
ゲオルク・ブルミュラー大佐に注目する!

□ 不充分な砲兵
1914年9月 マルヌの戦いでドイツ軍が阻止される!
北海からスイスまで塹壕が出来る!
こう言う場合は砲撃が有効である!
当時の砲兵は??
◆ 野戦砲兵 軽野砲を装備した騎馬砲兵
◆ 徒歩砲兵 重砲で要塞等の攻撃に使用 機動性はない
陣地攻撃に砲を増やすが、急場には間に合わない!

□ 砲兵戦術の進歩
1915年以降 陣地戦に備えて砲兵戦術を改良する!
◆ 間接射撃 視認出来ない目標を、観測班が位置を測定して砲撃を加える!
日露戦争で、旅順要塞を碁盤の目のように区切り順番に砲撃を加える!
シュラプネル弾を有効に使うために、「斉射」を行う!
突撃と同時に砲撃する?
◆ 弾幕射撃 砲弾の幕を集中的に浴びせる
◆ 移動弾幕射撃 歩兵の進撃につれて弾幕動かす
攻撃も防御も進化する??
砲撃音により位置を割り出して攻撃する!!

□ 天文学的な浪費
ドイツのエーリッヒ・フォン・ファンケルハイン歩兵大将が攻勢をかける!
小モルトケの後任である!
決戦を挑む!! ヴェルダン要塞である!
ドイツ軍は250万発の砲弾と、1700門の砲を集める!
結果ドイツは2200万発、フランスは1500万発を撃ち込む!
両軍30万に及ぶ犠牲者を出す!!
限界がある!
陣地も防御が抗甚力を持つ!!
普墺戦争でプロシアは2万発/月の砲弾使用が、
第一次世界大戦では800万発/月の砲弾になる!!
「砲兵が耕し、歩兵が占領する」は空文になる??
消費量が経済に重荷になる………

□ ブルフミュラー登場
ゲオルク・ブルミュラーは平凡な将校であった!
退役していたが、第一次世界大戦で招集される!
意外な才能を見せる!
砲撃は???
◆ 破壊 敵部隊撃破
◆ 無力化 敵の一部、通信指揮系統を叩く
◆ 制圧 味方を妨害出来なくする

ブルミュラーは「無力化」「制圧」を意識して行う!
砲を分ける!
◆ 長距離砲兵
◆ 対歩兵用砲兵
◆ 重砲 敵の陣地攻撃
◆ 予備の重砲、軽砲

攻撃は??
◆ 第一段階 司令部、通信機器、歩兵砲兵
◆ 第二段階 対砲兵戦
◆ 第三段階 弾幕を張り、歩兵が突撃する

□ 新戦術の成功
ブルミュラーは大きな戦功をあげる!
「突破ミュラー」の異名は全軍に知れ渡る!
1918年「皇帝の戦い」でも、攻撃は挫折するものの効果を発した!
1948年に亡くなるで、第二次世界大戦も目撃している!!


1-2 マルヌ会戦 ヘンチュ中佐に責ありや?
確かに言える!
日本の通俗的な書は、シュリーフェン計画はそのまま実行すれば成功していた??
これは、リデル・ハートも渡部昇一もそのように書いていたと思うが………
「マーチン・ファン クレフェルト・補給戦」を読んでショックを受けたが………

□ パリ危うし
1914年8月 ドイツはパリに迫りつつある!
フランスは「第17計画」が作成される!
攻撃のみが絶対的な効果をもたらす!
独仏国境を正面攻撃する??
火力の発達と防御力を無視している!

□ 右翼の戦力は減衰していた
しかしドイツも消耗している!
硬直している??
皇帝がロシア一国との戦争を模索したが、
小モルトケは綿密に練られた動員計画を崩壊させるので出来ないと!
小モルトケは首の修正を加える!
フランス軍の失敗により、パリに迫る!
小モルトケは楽観していたが、ドイツ右翼は消耗していた!!

□ マイクロ・マネージメントの失敗
シュリーフェン計画時よりテクノロジーは進んでいる!
指揮を後方から出来ると?
しかし自動車などの伝令、通信も電線を破壊されて上手く行かない!
無線は暗号が間に合わない??
指揮系統は混乱する!!

□ 「やつらは側面を剥き出しにしている」
作戦失敗か??
9月3日 ドイツはパリ攻撃に部隊を動かす!
航空機の偵察で側面が、がら空きだと!
フランスはしぶるイギリスを説得し攻撃する!
フランス100万に対してドイツ75万???

□ 連合軍の攻勢転移
9月6日 連合軍が反転攻勢に出る!
フランスは兵員輸送にタクシー600台を使う!
「マルヌのタクシー」
タクシーのピストン輸送で6000人を輸送する!

□ ヘンチュ中佐来る
モルトケはヘンチュ中佐を前線に派遣する!
状況確認を行う!
ドイツ軍司令官はパリに進撃予定であるが、「幕僚統制」により撤退を命じる!
これが、マルヌの敗戦を招いたと!
参謀本部は自分たちは間違っていない?
弱気になった、ヘンチュ中佐の責任だと!!

□ 「奇跡」だったのか?
マルヌのの勝利は、ドイツのオウンゴールか??
撤退するドイツ軍を追撃出来なかった??
奇跡でも何でもない!
ましてや精神の物質に対する勝利でもない!
指揮や補給を無視した計画が迎えた当然の結果か?????


1-3 無意味な流血 ヴェルダン要塞攻防戦
ヴェルダン要塞攻防戦は、ドイツ336,000人、フランス362,000人!
この戦いは??? 何のためなのか?

□ 内紛を起こしたドイツ軍首脳部
小モルトケは辞任する!!
エーリッヒ・フォン・ファンケルハイン中将が後任である!
短期決戦はもはや無理である!
イギリス、フランス、ロシアとどう戦い、終わらせるのか?
◆ ロシアに痛撃を与えて単独講和、その後西部戦線で攻勢に出る!
◆ 中東欧の覇権を確立する
◆ ルーデンドルフ、ヒンデンブルクの東部戦線決戦

□ ファンケンハインの虚偽
ロシアが損害を出して退却する!
それにより東部戦線から西部へ兵を回す!
「クリスマス覚書」「失血死戦略」
ヴェルダンの占領は、フランスに傷を負わせて失血死に追い込む!
1980年代までそう信じられてきたが、そうではないようだ!!

□ ヴェルダンの選定
実際は決戦が求められた!
そこで選ばれたのがヴェルダンと言う!
作戦名「審判」
失血死を求めるものでもなく、決戦を誘発させる作戦だった??

□ ヴェルダンを軽視していたフランス軍
しかしフランス軍も軽視していた!
重要な要塞ではなく、ドイツ軍が犠牲を払って攻撃しては来ないと!!

□ 突進するドイツ軍
ヴェルダン攻撃が始まる!!
「突撃部隊」が投入される!
攻撃は順調である!!

□ 回りだした「肉挽き機」
フランスはヴェルダン放棄をしても良いから、防衛の象徴になった!
増援が図られる!
ドイツ軍2200万発、フランス軍1500万発を費消する!
将兵の血を吸うだけの戦いになる!
「肉挽き機」と称される!!

ドイツは流血を意義つけるために、
フランスは「国民の勝利」と言う神話を形成するために、
両軍が企図しての一大衝突だったと言う、フィクションを流布した!!!


1-4 ルーデンドルフの戦い ドイツ陸軍最後の攻勢
□ 攻勢の萌芽
東部戦線の兵を西部に回して決戦を行う!
この時期は「ルーデンドルフ独裁」である!
ロシア革命で兵を引き抜ける!
しかしアメリカ参戦がある!
攻勢はその前に行う! 1918年春である!

□ 重点はあるのか?
講和を行うには何をすればよいのか?
連合国軍に打撃を与えれるのは何か??
◆ イギリス軍の分割
◆ フランス軍の挟撃、壊滅

戦争に勝つには何をなすべきか??
それより作戦の有利、不利が論じられる!
ルーデンドルフは??
「戦術的な成功無しに、戦略も推進し得ない」
西部での攻勢は?
作戦次元の勝利を積み重ねて、戦略次元の勝利につなげる???
なんとも心もたない内容であると!

□ 「戦術的」作戦
海峡諸港を目指す!
が、ルーデンドルフは戦略的作戦を考えられない!
1944年12月 ヒトラーのアルデンヌ突破作戦!
ルーデンドルフはヒトラーほどの戦略的知識も持ち合わせなかった!!
酷評であるが、ヒンデンブルグも似たようなものか???

□ 戦術的進歩の頂点
しかし戦術的レベルでは、ドイツ軍は進歩の頂点に達した?
「委任戦術」が蘇った!!

「浸透戦術」
少数のエリート部隊に敵の弱体な部分を攻撃させて、
通信、補給、交通の要所を押さえて、通常部隊が攻撃する!
「電撃戦」もこの延長にある!
これには独断専行できる指揮官が必要であると!!
ルーデンドルフも必要と認めている!!
1918年のドイツ軍は、戦術レベルでは世界最強の水準に達していた!

□ 足をひきずる大天使
1918年 ミヒャエル作戦
攻勢が始まる!
イギリスとフランスの間に齟齬も生じている!
ドイツ239,000人、連合軍255,000人の損傷である!
連合軍は補充可能である!
わずかな占領地しか得ていない!
戦術的な勝利、戦略的な大敗以外何物でもなかった???

□ 「食い散らかし」の攻勢
ルーデンドルフは作戦を続行する!
◆ ゲオルゲッテ作戦  中止
◆ ブリュッヒャー=ヨルク作戦  損傷13万人
◆ グナウゼナウ作戦  損傷3万人
◆ マルヌシュッツ=ランス(平和のための突撃)作戦  損傷11万人

関連性がある作戦である!
総兵力510万人から420万人になる!!
戦略なき攻勢で、自らを損傷した!!

□ ドイツ陸軍暗黒の日
この時期は、ドイツも飢えている!!
そしてアメリカの参戦がある!
以降、ドイツは攻勢に出ることは無かった!!!


□ コラム① ロンメルはパスタを好んだか
ロンメルは戦場では部下と同じものを食べた!
当然である!! ハンニバルもそうだった!!
通訳の証言があり、パスタを好んだ??
その為の食材を集めた?? 信じられないが………
著者の推測がある!!
イタリア軍の司令部での打ち合わせ時に、パスタを食べたのではないか?
ささやかな楽しみである………
戦場でわざわざパスタを作れなんて言っても出来ない!!!
推測は正解である!!!


第2章 稲妻はいかにして鍛えられたか 両大戦間期から第二次世界大戦まで
Ⅱ―1 軍事面からみたゲルニカ
ビルバオ、ゲルニカには行っている!!
言い訳ではないが、後の英米の戦略爆撃と同じではない!
その解説がある!!!

□ 採用されなかったドゥーエ思想
当時はドゥーエ理論が、一世を風靡していた………
戦略爆撃である! 非戦闘員も攻撃する!
ドイツも4発爆撃機400機で戦略爆撃を行う考えがあった!
多分出来ない!!!
しかし民間施設の攻撃は回避すべきだと言う意見もある!
航空兵力、地上部隊、感染を攻撃すもので、資源と軍需工場への攻撃も含まれる!
積極的ではない!!
民間人への攻撃は、抵抗意識を増加させる?
では、ワルシャワ、ロッテルダムの爆撃は??

□ リューゲン作戦
ゲルニカの爆撃は、重要な橋の爆破だった!
これを空から狙う!! リューゲン作戦である!!
最初から住民を虐殺は考えていない?
が、焼夷弾は使う!!

□ 灼かれたゲルニカ
当時の爆撃機は、He111にJu52????
Ju52なんて輸送機である! 正確な爆撃なんて出来ない!
まず爆撃機が通常爆弾を落とす!
次に機銃掃射!
そして焼夷弾を落とす!
バスクは木造建築が多い! 燃え上がる………
肝心の橋の爆破は出来ていない!
避難されて当然か???

□ 軍事的合理性からの逸脱
この爆撃も、戦時国際法侵害説もあるが、
問題が無かったと言う説もある!!
結局、橋は爆破されずに、非戦闘員を殺したと言うことになる!
非難されて当然か??


Ⅱ―2 シュトゥデント将軍の虚像と実像
□ 実は愚将だったのか?
結論は愚将である!!
降下猟兵の名将???
現在の評価は下がり続けている………
◆ 作戦立案能力を持たないテクノラート
◆ ヒトラーの命に従い、無謀な作戦を行った
◆ クレタで住民殺害を許可した

□ 準備不足の降下作戦
ロンメルにも言われるが、正規の教育を受けていない?
陸大である!
航空技術、搭乗員養成に携わる!
ではクレタでの成功は???
降下猟兵が頑張ったので、作戦が優れていたわけではない!!!

□ 無慈悲な軍司令官
ヒトラーの命に従い、無謀な作戦に兵を投入する!
壊滅しようとも阻止せよ!!
この命令を拒否した司令官に銃を突きつける?
部下も気の毒であるが、日本にもいる???


Ⅱ―3 ヒトラーの戦略
□ はじめに
◆ 権力それ自体を目的としたマキャベリスト?
◆ いきあたりばったりの機会主義者
戦略家ヒトラー??
そう言う評価があった??
著者は、ヒトラーを評価する??
「無能な機会主義者」と、「天才的軍事指導者」の間にあると?

□ 第一の誤算 英仏の参戦
ヒトラーは「生存権」を確保する!
ミュンヘン一揆から最終目的を追求していたと!!
ソ連を打倒し、東方にゲルマン民族の大帝国を建設する!
ヒトラーのプログラム??
第一段階 ヨーロッパとソ連の征服
第二段階 アメリカとの最終戦争
第三段階 ドイツの世界支配

当然すべて上手く行く分けはない!!
誤算があり、修正する!!
オーストリア併合
チェコスロバキア解体
独ソ不可侵条約
ポーランドで英仏と対立

一連の仮想敵国を短期で各個撃破する??
最初から破綻している!!!

□ 第二の誤算 海を識らず、空を識らず
この誤算を救ったのは、ドイツ軍の作戦遂行能力である!
空挺部隊、空挺部隊、空軍の地上支援………
ポーランド、デンマーク、ノルウェー、ベネルクス3国………
対仏攻撃を一貫して主張したのはヒトラー!
渋ったのが国防軍??
が成功でヒトラーは天才になり、ブレーキが効かない??

1939年 ドイツ海軍は、3隻のポケット戦艦、若干の駆逐艦、57隻のUボートしかない!
増強されるが、とてもイギリス侵攻など出来ない!
空軍はましだが、制海権に制空権を確保できるものでは無い!
4発爆撃機も無く、長距離戦闘機もない!
戦術空軍で、戦略空軍ではなかった………
バトル・オブ・ブリテンで負ける………

この後、「映画・空軍大作戦」を見たが………
楽しい………

□ 第三の誤算 対ソ短期戦の幻想
対ソ戦はいつ決断したのか??
ヒトラーはソ連を軽視している!!
二正面戦争の愚を説く!
何故ソ連戦に突入したのか??
◆ イギリスの希望を砕くため?
◆ 短期間で打倒出来ると考えた?
◆ これは別の本だがフィンランドに攻め込み負ける!
これを見てくみしやすいと思った???

負けが込むと、ヒトラーと国防軍は対立する!!
敗走が続く………

□ 第四の誤算 イデオロギーへの固執
イデオロギーへの固執???
東方はゲルマン民族で征服しなければならない!
劣等民族の手を借りるなんて出来ない??
スウェーデンによる講和!
日本による講和も拒否する!
ソ連が崩壊するまで戦う!
最初の勝利から、敗北がインプットされていた??


Ⅱ―4 北の稲妻 「ヴェーザー演習」作戦
□ 戦争は追いかけてくる
1905年 ノルウェーはスウェーデンとの連合を解消!
中立で戦争から逃げれたと?
が戦争は追って来る!!
フィンランドと違い、ソ連の影響は少ない!
イギリスと近い!
しかし、イギリスはノルウェーをほっとけない!

□ 北を向くドイツ海軍
ドイツ海軍は、デンマークの了承を得て、バルト海、北欧海域を支配する!
そこで制海権を得て海上攻勢に出る!
ドイツ海軍は、ヒトラーに1944年まで戦争は起こらないと約束している!
しかし戦争は起こる!
ノルウェーは重要である!
ヒトラーは消極的である!
レーダー元帥が説得するが………
ドイツ、イギリス双方から狙われる!!!

□ 点火栓 「アルトマルク」号事件
1939年末 レーダーはノルウェーのファシズム党のの指導者をヒトラーに会わせる!
ノルウェーはドイツ軍を歓迎すると!
ヒトラーは作戦計画を命じるが、陸軍は消極的である!
「補給船・アルトマルク」号をノルウェー海域でイギリスが攻撃する!
これにヒトラーは、イギリスがノルウェー制圧を計画していると!
具体的なドイツの侵攻計画が立てられる!
高速の軍艦に部隊を乗せる!
「ヴェーザー演習」

□ 同時奇襲打撃
◆ 南部ヴェーザー演習  デンマーク侵攻 大成功
◆ 北部ヴェーザー演習  ノルウェー侵攻
順調ではあるが、オスロ、ナルビックが上手く行かない…………
この都市の間はかなり離れている!

□ 全艦船の半分が失われるかも知れない
オスロ占領に関しては、空挺部隊の空港占領により空輸で後続部隊を送り込む!
海上からも、重巡・ブリュッヒャーらを送り込む!
意味深な名前である!!
イギリスも襲撃する!  これ大成功である!!
重巡・ブリュッヒャー
軽巡・ケーニスブルグ
軽巡・カールスルーエ
駆逐艦10隻が全滅!
計算のうちであると強がるが………

□ 救いの雷鳴
どうも攻撃は失敗したようだ………
が、「黄号作戦」西方作戦が開始されている!
オランダ、ベルギーを下す………
これによりイギリスはフランスに集中するために引き上げる………

最終的にドイツは勝利を収める!!
◆ 乏しい海空の機動戦力を吸出て投入する!
◆ 電撃的に奇襲制圧する
◆ 連合軍の反撃により制圧するが、維持出来ない!
◆ 西方作戦によりイギリスが引き上げ、勝利出来た???
戦略次元で必要とされることを、作戦でカバー出来ない!!
戦略、作戦、戦術の組合わせは必要なのだと!!


Ⅱ―5 九日間の奇跡 ダンケルク撤退作戦
□ 終着駅までの切符
「映画・ダンケルク」
これに、撃墜されたスピットファイアのパイロットが救出される!
船長の息子は、ハリケーンに乗り戦死している!
撤退後、このパイロットは陸軍の兵に「空軍は何をしていたんだ」
船長が言う! 「私は知っている」

1940年4月21日 ロンメル将軍はフランス北部での攻撃を撃退する!
これにより5月10日 「黄号作戦」発令される!
グデ―リアン将軍は「終着駅までの切符を持っているのだと」
攻撃を「停止命令」で止まる…………
命令が無ければダンケルク撤退は無かった???

□ ダイナモ作戦開始
西方作戦開始日に、チャーチルは首相になる!
イギリスは負けている………
もはや救えるものは救うべきだと!
ダンケルクまで撤退である!
イギリス軍が脱出できるチャンスはまず無い???
「ダイナモ作戦」が発動される!!!

□ 停止せよ、装甲師団
ルントシュテットにヒトラーは5月22日、停止命令を出す!
突出し過ぎたために背側の攻撃を恐れる!
恐れる必要はなかったが………
その22日、グデ―リアンはダンケルクを含む3港湾都市を攻撃する予定であった1
22日の午後に攻撃を開始するが手遅れである!
その上、24日にヒトラーが攻撃停止命令を出す!
この時の命令は、ヒトラーが出したと言われているが、そうではない!
ヒトラーに責任を負わせるために国防軍が流したデマか??
リデル・ハートも絡んでいる!!
① ダンケルク付近の地表は装甲部隊の行動に適さない
② 装甲部隊を温存した
③ 側背への攻撃を恐れた
④ ダンケルク攻略は副次的なもので次に関心が移っていた
⑤ 敵の規模を過小評価した
⑥ 開城撤退など出来ないと思っていた
⑦ 空軍だけで撃滅出来ると、ゲーリングに吹き込まれた
⑧ イギリスとの講和のために、面子を保つために
⑨ 誰が主人か思い知らせるためにヒトラーが命じた

ドイツはイギリス撤退を眺めていた???

□ 海岸保への撤退
終わってみれば、イギリスは幸運に恵まれた??
攻撃再開は27日になる!
3日間無駄な時間を過ごした!
イギリスはダンケルクに撤退し、防御も強化されている!
24日から雨が降り、道がぬかるんだ………
この時期、イギリス空軍は本土防衛に温存したスピットファイアを出撃させる!
24日からの悪天候で、空軍が出撃出来ない!
全力攻撃が可能だったのは2日間と言う!!

□ 軍艦から漁船まで
◆ 大型フェリー36隻
◆ 沿岸用船舶「スクーツ」40隻
◆ 商船216隻
◆ 海軍艦艇139隻
これらを指揮する………
犠牲も多かったが………

□ 不屈ということ
◆ ヨット
◆ モーターボート
◆ 流し網漁船
◆ トロ―ル漁船
動員で来るものは全て動員する!

□ 自由の塩
6月1日 「ゲーリング日和」になる!
ドイツ空軍はようやく総力を挙げて攻撃する………
がもう遅い!!
◆ 車両63,000両
◆ オートバイ20,000台
◆ 戦車、装甲車両 475両
◆ 砲2,400門
◆ 無数の小火器、弾薬、
それらを残して、約33万人を救出する!
イギリスは諦めないと世界に示した!!

□ コラム② 虎の育て方 ティーガー戦車の誕生と運用
子供の頃、タイガー戦車と言えば、無敵だと思っていた!
三野正洋の兵器の解説がある!!
好走守、三拍子そろった第二次世界大戦最良の戦車は、T34であると!
アフリカの砂漠に、ロシアの平原での戦車戦は迫力があると思う!
航空機のメーカーはよく知られる!
メッサーシュミット、ハインケル、ユンカース、ホッケウルフ、ドルニエ………
戦車はどうなのか?

対戦車用戦車が必要になる!
Ⅲ号、Ⅳ号戦車ではない!!
この章、Ⅴ号パンテルがないのが辛いが………
試作品も、護衛戦車、歩兵戦車、突破戦車と変わる!
1930年代 装甲、武装、速度 つまり好走守三拍子そろった戦車の製造は困難だと!

グデ―リアン将軍の分析!
① 歩兵と共同の戦車は高速でなくともよい! ぶ厚い装甲だと!
② 敵司令部まで突破、侵入する 部分的に安全な装甲、高速、航続距離があり、武装は協力
③ 要塞などを攻撃する、重武装、銃装甲で70~100トンになる!

この重戦車の開発はT34の出現前で、ドイツオリジナルである!
「ヘンシェル社」と「ポルシェ社」が残る!
が、ヘンシェルが採用される!
Ⅵ号Ⅰ ティーガーが誕生する!
対戦車用戦車と、突破戦車の役目を果たす!
が生産性が悪い!
実際にこの戦車を見たドイツ戦車兵は、恐竜のように感じたと!
なんせ整備がややこしい!!
航空機もそうだが、戦車もエンジンの駆動には苦労する!
スターターみたいなものはない!

要は強力な爪と牙、厚い毛皮を備えていたものの足腰は弱い虎だった………
ティーガーのドキュメントがある!
元戦車兵が扱いにくさに整備の大変さを言う!
しかし再度戦車兵になったらどの戦車に乗りたいか??
「それは、ティーガーだ! 他の戦車は考えられない!」

 


ドイツ軍攻防史 マルヌ会戦から第三帝国の崩壊まで ①・大木毅

 

2023年3月 4日 (土)

本・「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価 ②(2021/7)・大木毅

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第六章 連合艦隊司令長官
第七章 真珠湾へ
第八章 山本戦略の栄光と挫折
第九章 南溟の終止符
終 章 用兵思想からの再評価
あとがき
主要参考文献
図書出典・写真提供元一覧


第六章 連合艦隊司令長官
連合艦隊司令長官はテロから身を守るためだと!
米内光政は、死相が出ていると脅して承諾させる!
三国同盟は自動参戦義務はない!
チェコスロバキア、ポーランドを手に入れて、いかさまの戦争になる!
が1940年一挙に攻勢に出る!
ノルウェー、デンマークを手に入れて、
オランダ、ベルギー、ルクセンブルクを突破してフランスを屈服させる!
イギリスはダンケルクから撤退する!!!
米内内閣が出来る!!
この情勢で、無主となった東南アジアに日本は目を付ける!
陸軍はバスに乗り遅れるなである!
南進を外交でなく武力で行う!!
陸軍は米内内閣を潰しにかかる!!
米内内閣が倒れ、近衛内閣が出来る!
お得意の陸軍大臣を

問題の松岡洋右が登場である!
気宇壮大? ペテン師にしか見えないが………
この男が混乱を招く!!!
しかしヒトラー、ムッソリーニ、スターリンに会っている!
チャーチルからも手紙を貰う…………
この男もメチャメチャである!!
独伊ソ日の同盟まで考える!
スターリンにあやされる???
アメリカと戦争しても良い??

ヒトラーの決断????
イギリスは交渉に応じない!
バトル・オブ・ブリテンで負ける!
二面作戦は無理なのに対ソ戦を決断する!
それには日本が必要である!!

吉田善吾海相が病気になる!
後任は及川古志郎である! 妥協的な人間だと!
アメリカは駆逐艦50隻をイギリスに貸与する!

及川古志郎は折れて、日独伊三国同盟の成立が成立する!
山本五十六はこの前に問い詰める!
日米の生産力を比較する表を作っている!
それを見せることなく成立する!
当時としては山本五十六の判断は卓越していると!!
航空機と搭乗員の育成も始まったばかりである!
中央に、戦闘機、中攻を1,000機ずつ要求する!!

山本五十六の見通し!!
「半年や一年の間は………」
これが間違いと言われる!!
はっきり言うべきだったと!!
短期決戦だったら行けると誤解させる???
長期戦は出来ないが………
これは陸軍も海軍が出来ないと言ったら、戦争にならなかったと!!

松岡洋右の訪欧がある!!
要は日独伊ソの4ヵ国協商を図る!
その中で日ソ中立条約を結ぶ!!
混乱を招いただけだと!!!

戦争への傾斜??
北部仏印進駐でアメリカは硬化している!
牧師が打開に来るが、松岡は気にいらない!!
独ソ開戦である!!
この時松岡は対ソ戦を申告する1
松岡更迭である!!
その為に内閣は辞職する?? 超大者である???

南部仏印進駐になるが、アメリカは何も言わないと!!
勝手に思い込む!! 自分の主観的希望を客観的と思う!!!
対日石油禁止である!!
戦争へ近づく…………
日米戦争を決定づけた南部仏印進駐になる!!

山本五十六は戦争に備える!
三国同盟に反対しながら………


第七章 真珠湾へ
保阪正康が、実松譲に聞いている!
戦争に反対しながら何故真珠湾攻撃を計画したのか???
個人的な立場と、連合艦隊司令長官の役目があると!!
山本五十六は誤解される!!
ワシントンを占領する??
そうではなくワシントンを占領出来るのか?
その覚悟があるのか???
それを戦意高揚のために改ざんされる………
それがアメリカで報道され、やれるものならやって見ろと!!

航空機と搭乗員の育成も始まったばかりである!
中央に、戦闘機、中攻を1,000機ずつ要求する!!
1941年初頭、井上成美の報告で出来ていないことを知る!
中攻は山本五十六の攻撃の基本か????
仏印進駐で工員などが応召されて熟練工がいない!
これに対して軍令部、永野修身は「政府が決めたから仕方がない」
山本五十六と仲が悪いはずである!
いつも思うがこの永野修身には戦略はあったのか??
「若いもんが良くやっていると」
対米比率7割弱の今しかないと!!!!!
では8割だった???ら

開戦回避への努力はなされたようだ!
近衛・ルーズベルト大統領っと実現はしなかったが直接会談!
「1年や1年半は暴れて見せる」 実際その通りだったのか?
外交に期待する!
「外交にラスト・ウォ―ドは無いと」
が松岡洋右みたいな自信家がいる!!!

開戦決定である!!!!!
誰も戦争の先行きに希望は持っていない!
知っている話が多い!
◆ 長期不敗の体勢!
◆ 2年目以降の予測は立たないが、世界情勢が変わり講和になる??
つまりドイツの勝利である!!
◆ 第一次世界大戦で獲得した南太平洋の諸島の確保!
◆ アメリカが馬鹿にして取り上げなかったが、世界を日独で2分する案?
◆ 「猪瀬直樹 昭和16年夏の敗戦」 東條英機も知っているが、ほぼ戦争はその通り推移した!
◆ 石川信吾、富岡定俊、福留繁らの真珠湾攻撃は反対だった???

職を賭すべきだったと言う意見はよく聞く!
では誰が連合艦隊司令長官を務めるのか???
石川信吾、富岡定俊、福留繁????
南雲忠一、小沢治三郎、山口多聞…………
生出寿はなるべきでなかったと!
では誰が適任か???
小沢治三郎は南雲忠一をハンモック番号で抜けない!

では気に入らなければ拒むのか??
堀悌吉の注釈がある!!
一 軍隊の本質は、国家の要求に応じて当然の責務を果たすにある!
二 敵に向かうべき最高命令を受けては、外征に当たる臣下として、職を辞するわけに行かぬ
批判は無責任だと!!!
山本五十六が積極的に開戦を回避しようとしたが、積極的に関与した証拠はないようだ!
米内光政を連合艦隊司令長官に、軍令部総長に、海軍大臣にして開戦阻止を図る!
自らは真珠湾攻撃の司令官となり指揮する!
山本を海軍大臣にとの話もあったようだが、連合艦隊司令長官の代わりはいないと!!
辞職など出来ない!!!!!

日本海軍の伝統的作戦 漸減邀撃作戦!
最後の選択肢か???
要は日本海大海戦である!!
その夢から抜けきれない!!
が、世界はそうではない!
普仏戦争でも戦争は継続された!
第一次世界大戦は決戦は多過ぎる!!
もはや大海戦で決着付かない!
山本五十六は小沢治三郎に艦隊決戦など起こらないと言う!!
戦史が物語っている!
その結果、山本五十六はは真珠湾にたどり着く!
アメリカ国民に士気を、救うべからず程度に疎漏させる!!!

1940年3月  福留繁に真珠湾攻撃の発想を洩らす!
1940年10月 真珠湾攻撃にストップをかける!
1940年11月 真珠湾攻撃を外務大臣に伝える!
この間に何があったのか??

1940年11月 イギリスのイタリア、タラント空襲の影響がある!
ヨタヨタの複葉機で雷撃しイタリア戦艦を港内なので撃沈ではないが着底させる!
これを直ぐに研究する!
ミニ真珠湾攻撃である!

1941年 初頭 大西瀧治郎に作戦立案を命じる!
これを源田実が立案化する!!
連合艦隊では、仙人参謀・黒島亀人が立案する!
が、軍令部富岡定俊反対する!
投機的だと!! では作戦は???
伝統的な「長期不敗の体勢」???
当時は大型空母4隻が攻撃の主体である!

反対者をも心服させる山本の統率がある!
草鹿龍之介、大西瀧治郎は反対する!
講和も考えると一撃の攻撃で相手に被害を与え過ぎる!!
この二人は納得し協力者になる!
しかし富岡定俊、福留繁、石川信吾らは戦後も真珠湾攻撃を批判している!
この連中は山本五十六は相手にしていなかったのか???

反対論は多い!!
◆ 図上演習の損害の多さ!
◆ 真珠湾までの秘匿、燃料補給の問題!
◆ 南雲司令のの消極性
◆ 南方作戦への影響
が山本五十六は断固やる!!

軍令部と連合艦隊が対立している!
どちらも自分の方が上だと思っている???
谷光太郎が書いていたが、アメリカも同じような問題があった!
ルーズベルト大統領はこれをキング提督に兼任させて解決した!
海軍統帥の二元性である!
この時期に山本五十六の更迭論は無かったようだ!
辞職をちらつかした脅しはあったようだが!
これも考えれば黒島亀人である?????
◆ 空母6隻使用案
これが成功につながった???

小沢治三郎は水雷屋である!
が早くから航空兵力に目覚めている!
その空母の集中配備を淵田美津雄が進言する!!
航空攻撃の指揮官としては攻撃の航空兵力を早くにまとめたい!
その為には空母の集中配備が必要になる!
機動部隊の先進性である!!
「赤城」「加賀」「飛龍」「蒼龍」で第一航空艦隊を創設する!
後に「瑞鶴」「翔鶴」の第五航空艦隊が出来る!!
機動部隊である!! この言葉は世界で通用する!!
津波と同じである!!

攻撃用部隊を手に入れたが、航空兵力は与えられない!!
零戦1,000機に中攻1,000機である!!
これは与えられなかった…………
現状の兵力で戦うなら、初期戦闘では戦えるが???
敵に打撃を与え続けることは無理である????

1941年11月13日 開戦日を12月8日と伝達する!!
講和がなったなら攻撃中でも引き上げろと命令するが、南雲司令ら何人かが無理だと言う!!
「映画・とら!とら!とら!」
山本五十六役の山村聰が言う! これは迫力があった!!
「百年兵を養うは、何のためだと思っているか、もし、この命令を受けて、
 帰って来られないと思う指揮官があるなら、只今から出勤を禁止する。
 即刻辞表をだせ」
名をも命も惜まざらなむ!!!
悲壮な覚悟で開戦に望む!!!


第八章 山本戦略の栄光と挫折
著者の本で身にしみたことがある!!
ヒトラーと国防軍である!!
ドイツ国防軍は、敗戦のせいをヒトラーに擦り付けている!!

真珠湾攻撃の評価なんて後知恵でなんとでもいえる!
たいがい山本五十六がやったと!
俺は反対だったと!!
実際はどうなのか???

日本の損害   航空機29機、特殊潜航艇5隻!!!
アメリカの損害 戦艦4隻が沈み、4隻が損害を受ける! 航空機231機撃破!
これを完勝と言わずして、何を完勝と言うのか???
それにも関わらずに非難は多い!!
◆ 政治レベル
だまし撃ちになったと!! そのためにアメリカの世論は激高した!!!
実際そうであるが、これは外務省の責任ではないか???
何故山本五十六を責めるのか???

アメリカは暗号解読で知っていたはずだと!
それは謀略論になる! 山本五十六に関係がない!!

◆ 伝統的な漸減邀撃戦とやるべきだった
◆ 日本側の砲術の命中率がアメリカに勝っている
これらは南方作戦を有利にさせたのは真珠湾攻撃ということを無視している!
日本の実戦の命中率は演習ほどではなかったと!!

◆ 空母は第一目標ではなかったと!!
ここらは山本五十六の戦艦重視がある??
真珠湾で戦艦が攻撃されればアメリカは戦意を失う??
実際に空母は何処にいるか分からない??
それより確実な戦果を挙げる方が重要か??

◆ 第二次攻撃めぐる批判
これはよくあるが、個人的意見がある!
ミッドウエー海戦では、第二次攻撃の必要アリで爆弾を積み替えた!
これに時間を取られたと!!
ではこの時、空母6隻に残っていた爆弾の種類は???
陸上用??  艦船用???
この割合はどうなっていたのか??
第二次攻撃隊と言っても、空母用に艦載機も残しておきたい!
攻撃が成功したので、好きなこと言っているが、誰もあれほどの戦果を予想していない!
空母を撃ち洩らした? 第二次攻撃をやらなかった???
これは南雲忠一の責任では無いか??
連合艦隊では現場の状況は分からない!!
山口多聞はヤル気満々であるが………
第二次攻撃を進言した源田実、淵田美津雄は嘘をついていたと!!

◆ 作戦最終局面の失点
真珠湾攻撃時、山本五十六は戦艦など30隻を小笠原諸島まで南下させている!
これは、士気の問題?? いや勲章の問題だと?
小さな失点?????

◆ 開戦半年の光彩
台湾からのフィリピンへの攻撃隊!
零戦と陸攻が125機の航空機を撃破する!
続いて陸攻がマレー沖海戦でイギリス戦艦を撃沈する!
港湾ではなく、大海原の自由に動け、敵機を射撃できる状態である!
これには中攻の生みの親、山本五十六も喜んだ!!
次々に戦果を挙げる!!!
がシンガポール陥落時に、講和に動いて欲しいが………
この時、独ソの仲介に動こうとした??
山本五十六も???
ドイツは拒否する………

◆ 第二弾作戦をめぐる対立がある!
またしても南方資源確保の上の長期不敗の態勢を軍令部は言う!
アメリカの反撃は1943年半ば以降だと!!
何の根拠もない!!! ここらで来て欲しいと言う願望が、客観的な評価になる!
その為の作戦を立てる!
連合艦隊は違う!!
ミッドウェー島攻略である!
アメリカ機動艦隊誘きだしか???
1942年4月 連合艦隊がミッドウェー攻略作戦を出す
軍令部は反対する!!
ここで結果を決めるのは、
連合艦隊と軍令部の力関係、駆け引きで決まる?????
この時期に、ドゥリットルが日本爆撃を行う!!
ミッドウェー作戦が決まるが、天候の加減で6月に決まる!
ずさんな計画だと!!
詳細は情けないと!!!
米空母撃滅どころか、自軍の空母全滅である!!

◆ 戦略と作戦の挫折
山本五十六の指揮は???
〇 戦略次元
長期戦必敗であれば、短期決戦を続けるしかない!
ただ妥協し過ぎだと!!

〇 作戦次元
目標の二重性がある!
日本の悪い癖である!
ミッドウェー占領と、米機動部隊撃滅のどちらが主なのか??
アリューシャン攻撃などせずにその空母も参加させるべきだった!
なら2次攻撃の必要は無かったのでは???
策士策に溺れる?????
巧緻な作戦に溺れて敵より兵力を集中する努力を忘れている………

〇 戦術次元
ミッドウエー海戦の前に、サンゴ海海戦がある!!
貴重な空母VS空母の戦いである!
対空砲火の必要性がある!!
これは戦艦などを配備して当たらせる!
がそれをしなかった???
大和は何をしていたかと言う問題になる………
山本五十六自ら、戦艦は脇役になったと示すべきだったと!!!

◆ 山本は将棋を指していたか
これは無さそうである!  そう信じたい!!
近江兵治郎の回想録に行きつくが、思い違いではないかと??
本人は山本五十六を尊敬している!!
ミッドウエー海戦の敗戦で、山本五十六の和平への希望は無くなる…………


第九章 南溟の終止符
◆ 山本五十六の心痛
長期戦への備えがない!!
講和もやる気がない???
この時期の心痛は?????

◆ 「通りに放りだされた一挺の銃」
ミッドウェー海戦までは戦略的主導権は日本にあった!
それが「通りに放りだされた一挺の銃」 どちらも拾える状態になる!
どちらが主導権を握るのか???
アメリカも陸海軍の対立がある!
海軍の反撃計画はガタルカナルである!
オレンジ計画には無い!
しかし1942年夏では時期尚早と思われていた!!
マッカーサーはトラック島攻略である!
この方面は海軍と陸軍の争いになるが、海軍が主導権を握る!!
日本がガタルカナル島上陸である!!
これにアメリカは目標を変更する!!

ガタナルカナル戦役の開始である!!
連合艦隊は反撃に出る!!
果たしてガタルカナル島奪回か??  機動艦隊撃滅か??

◆ 勝利か失敗か  第一次ソロモン海戦
連合艦隊は重巡艦隊が突入!!
敵艦隊を壊滅状態にする!
問題は輸送船を攻撃しなかった事にある!!
後知恵でなんとでも言える!!
が、三川司令は艦船の損失を恐れた??
機動部隊の攻撃を受けたらどうする!
著者は、連合艦隊がはっきり命令を出すべきだったと!!

◆ 初期段階で大勢は決まっていた
飛行場を確保したアメリカが圧倒的に有利である!!
このガタルカナルの戦いは、軍令部が待ち望んだ戦いである??
アメリカの反撃は、日本の国防圏外部の島嶼地帯に来る!
その隣接する基地群の陸上機と艦隊により、地上部隊を支援し、アメリカを消耗させる!
これが行われたのはここだけだったようだ!!
しかしラバウルから1,000kmもあり、山本五十六の中攻も損害が多い!!
ガタルカナルを囮にする???
虫のよい話であるが、実際は日本が消耗戦に負けた………
何よりガタルカナル島の飛行場の存在が大きかったようだ!!!

◆ 「ぶれる」山本
日本は何よりも飛行場奪取を優先すべきだったと!!
南太平洋海戦で、ホーネットを撃沈するが、搭乗員の消耗は激しい!
ガタルカナル島への駆逐艦によるネズミ輸送で多くの艦船を失う!
戦艦による飛行場砲撃を行う!
これは成功するが、もう一度やり霧島を失う!!
以降、ルンガ沖夜戦で勝利するが、負け続ける…………

◆ 航空消耗戦の悪夢
最も避けたかった消耗戦である!
航空機に搭乗員の損失は凄まじい!!!
補充が出来ない!!

◆ 「白鳥の歌」
著者が好きな、白鳥の歌である!!
ガタルカナル撤退が決まる!
山本五十六は手持ちの駆逐艦を投入し、成功する!!
「白鳥は死ぬ前にこそ、もっとも美しく鳴く」
この撤退後、山本五十六は死ぬ!!
撤退は、美しく鳴いたのか…………

◆ 「い」号作戦の謎?
空母艦載機の乗組員は熟練搭乗員である!
時間がかかる!! この時期は航空兵力再建に望まなければならない時期だと!!
これらをラバウルに集めて、基地航空隊と共に、ガタルカナル、ニューギニア方面に航空戦を挑む!
大した戦果は無い! 損害も多くはないが空母搭乗員もいる!!
何故「い」号作戦を実行したのか????
決定的ではないが、天皇陛下への忖度と言う!!
大和特攻と同じで、あり得る話である!!

◆ ラバウル進出めぐるあつれき
山本五十六は「い」号作戦に先立ち、ラバウルに将旗を進める!
本来なら柱島で良いが……
小沢治三郎はハンモッグ番号で、南雲忠一を抜けない!!
ラバウルには草鹿仁一がいる!
ただし空母艦隊は小沢治三郎が指揮を執る!
どちらが指揮をとるかで、山本五十六自ら出向く???
あまり良い話ではないが………
義理人情が絡み過ぎる…………

◆ 長官機還らず………
この時期、先の展望も見えずに山本五十六は死に魅了される………
ショートランド方面を激励に行く!
止められる…………
敵に撃墜されることを望む???  それは無いだろう!
それより、この後戦線を下げる計画があり、置き去りにする塀に別れを告げに行った!
この方が信憑性がある………
暗号解読でこの飛行を知ったアメリカは迷う!!
山本五十六を殺した後、もっと優秀な司令官が出て来ないか??
山口多聞はミッドウエー海戦で死んでいる!
ミニッツ提督と同じで、代わりはいない!! ゴー!!!
山本五十六の死で、わずかな希望も無くなり、惨戦に突入する!!!


終 章 用兵思想からの再評価
山本五十六は優れた軍人だったのか????
著者の解答である!!
◆ 統率  卓越した力を持っていた!!!!!
が、無口である!!
◆ 戦術次元  判断材料が不足しているが、低く評価する必要はない!
◆ 作戦次元  真珠湾攻撃を除けば、凡将??? それ以下か???
◆ 戦略次元  卓越した見識と決断を示している、戦略家、用兵思想家であると!!


あとがき
今後に残る研究課題は多いようだ!!
個人的には、「半藤一利・山本五十六の無念」と並ぶ好きな本になった!!
読んでいる本など知れているが、大変山本五十六を公平に見ていると!!
半藤一利は思い入れが強い!!!!!


主要参考文献

図書出典・写真提供元一覧

 

「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価・大木毅

 

2023年3月 3日 (金)

本・「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価 ①(2021/7)・大木毅

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名将か、凡将か? 純粋に「軍人」としての能力を問う!
太平洋戦争開戦80年 『独ソ戦』著者の新境地、五十六論の総決算!
戦略、作戦、戦術の三次元で神話と俗説を解体する!

戦争に反対しながら、戦争を指揮したことで「悲劇の提督」となった山本五十六!
そのイメージは名将から、その反動としての凡将・愚将論まで、百家争鳴の状態となっている!
しかし、これまでの分析は政治との関わりに集中し、軍人・用兵思想家としての評価は後景に退いていた!
戦略・作戦・戦術の三次元における指揮能力と統率の面から、初めて山本を解剖する!


山本五十六は、評価は分かれる!
ハンブルグの海洋博物館に行った!
ここで歴史上の海軍の提督の写真が並んでいた!
山本五十六もある! ありがたいことである!!
ドイツに詳しい著者が山本五十六を書く!! 著者の本はよく読んでいるし、ファンである!

山本五十六と言えば、半藤一利である! 「山本五十六の無念」を読んで興奮した!!
当然資料を確認している! 膨大な参考文献がある!
司馬遼太郎が言う!
「その人物を理解するのに、風土的概念を当てはめることほど滑稽な事はない」
半藤一利はこの二人には当てはまると!!
◆ 奥深い雪国、越後で生まれ、越後人特有の口の重さがある、山本五十六!
◆ 岩石と砂漠、太陽のテキサス出身で、アラモの戦いの陸軍軍人に憧れたチェスター・ミニッツ!
この二人のには当てはまると!!! 二人の置かれた環境が勝敗に繋がった???
内容には下記のの答えがある!
それにしても「凡将」とか、後で反対だったという軍人がいかに多かったかと!
保阪正康が書いている証言者とは???
① 初めからウソを言う!
② 後から聞いた事実とこんがらがって正確な情報ではなくなっている!
③ ここまでは覚えている? これからは後の証言を聞いてごっちゃになっている!
この本でもそれは出て来る…………

■山本は独ソ和平工作を仕掛けていた
■真珠湾攻撃、第二撃は当時から断念やむなしの空気だった
■ハワイを爆撃できる航空機を求めていた山本
■MI作戦(ミッドウェイ攻略)は最初から杜撰な計画だった。
■1930年代の山本の評価は「軟弱な親英米派」
■第一次ロンドン軍縮会議では山本は艦隊派に与していた。
■航空主兵論に大きな影響を与えた堀悌吉
■陸攻は戦略爆撃でなくアメリカ艦隊撃破のためにつくられた
■「半年や一年の間は随分暴れてご覧に入れる」の真相
■山本は戦艦を捨てきれなかった
■ミッドウェイで戦術的怠惰はあった



序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点
第一章 雪国生まれの海軍士官
第二章 翼にめざめる
第三章 戦略家開眼
第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ
第五章 政治と戦略


第六章 連合艦隊司令長官
第七章 真珠湾へ
第八章 山本戦略の栄光と挫折
第九章 南溟の終止符
終 章 用兵思想からの再評価
あとがき
主要参考文献
図書出典・写真提供元一覧


序 章 山本五十六評価の変遷と本書の視点
昭和海軍を代表する海軍軍人だと!
陸軍は候補者が多いと!!
沢山の書籍に、映画もある!
しかし1930年代の評判は芳しくない!
軟弱な親英米派と思われている?
真珠湾攻撃の成功で、名将になる???

「名将」像の確立される!
評伝などを書いた著名人は??
◆ 大佛次郎
◆ 山岡荘八
戦後は??
◆ 阿川弘之
◆ 高木惣六
◆ 反町栄一
◆ 戸川幸夫
映画も出来る! 演じるは??
◆ 大河内傳次郎
◆ 佐分利信
◆ 三船敏郎
◆ 役所広司
人間味にあるれる悲劇の提督である!

が愚将論の台頭ある! 気分が悪い!!
山本五十六と対立していた海軍軍人などは批判的である!
艦隊派、対米強硬派である!!
阿川弘之は彼らも取材している!!
1983年 生出寿・『凡将』山本五十六」が出版される!
生出寿も著作は多い!
で生出寿の主張は???
◆ 真珠湾攻撃はやるのではなかった! アメリカの寝込みを襲い時代遅れの戦艦を沈めた!
◆ 壊滅させずにアメリカの闘志に火をつけた!
◆ ミッドウェー、ガタナルカナルで敗れたのは作戦指導の悪さである!
◆ 戦艦を無用の長物にしたのは判断ミスだと!
◆ 撃墜されたのも山本の判断ミスではなかったのか!
◆ そもそも山本五十六は連合艦隊司令長官として不適だったのではないか
凡将から愚将への評価に発展する!
個人的にはここから生出寿を読まなくなった!!
その反撃も数多くある!!
半藤一利・山本五十六の無念である! この本は大好きである!
研究は進んでいるようだ!!

本書の視座としては、戦略・作戦・戦術の「戦争の諸階層」から評価する!
人間ではなく、軍人、用兵家思想の山本五十六を描く!
◆ 戦略次元  外交、同盟政策、国家資産の戦力化、戦争・軍事目的に目標の設定
戦域レベルでの戦争計画の策定
◆ 作戦次元  戦争目的を達成する「戦役」、
一定の時間的・空間的領域で行われる軍事行動を計画立案、実施する!
◆ 戦術次元  作戦実施の戦闘・交戦に勝つための方策を立て、実行する!

階級に応じた能力がある!
しかし、統率力は要求される!
山本五十六に当てはめると、
◆ 戦略次元、作戦次元では連合艦隊司令長官の実績!
◆ 戦略次元では、軍縮会議に海軍次官行動!
◆ 戦術次元は下級指揮官時代の行動!


第一章 雪国生まれの海軍士官
英雄には伝説がある??? 山本五十六も例外ではないと!!
長岡士族の子として生まれる! 高野五十六である!
長岡は賊軍になる! 河井継之助の国である!
がき大将、無口な秀才との評価がある??
風土の影響? 越後長岡である!
半藤一利は疎開で長岡に行っている!
もろに山本五十六の影響を受けている???
半藤一利はこの風土の影響を重視する!
口が重たい??
新潟と言えば田中角栄、山本五十六、河井継之助である!
河井継之助は戦いを避けようとしたが結局戦う!
ガトリング銃まで持っている!
この共通性を半藤一利は言う!
著者言うようにこれは文学の問題か???
山本五十六が残した短冊がある!
「怜悧なる頭には閉じたる口あり」

成績優秀であるが、学費のいらない海軍兵学校を希望する!!
この当たりはミニッツに共通する………
家庭的には少し恵まれない??
成績は優秀で2番で合格する!
江田島生活はスパルタである!
ひたすら詰め込みであると!!
遠泳に失敗すると退学を命じられる???
ここで堀悌吉を知る!!
ここでも無口と思われる…… 192人中11番の成績で卒業する!

日露戦争が初陣であり、日露戦争にのぞむ!
日本海海戦で負傷する! 重傷であり片手切断の危機になる!!
この負傷もわけありの様だが………!

順調にキャリアを積む青年士官???
堀悌吉と下宿をともにして、砲術の教官となり米内光政と会う1

長岡の名門、山本家の名跡を継ぐように依頼される!
ただし家などは無く名跡だけ次ぐ………
海軍大学を卒業し、闘病??
腸チフスに盲腸炎??

35歳で結婚する!!
堀悌吉が動き、会津若松の娘と結婚する!
山本五十六は自らの経歴、欠点書き綴り渡し、家庭を顧みれないと言う!
いつ戦死するか分からない??
二男二女に恵まれる………


第二章 翼にめざめる
1919年、アメリカ駐在を命じられる!
語学留学にアメリカを見る事にあった?
語学留学はてきとうだった???
それより航空と石油に目覚める!!
1921年 ミッチェルは戦艦をマーチンMB2で攻撃し沈める!
パイプラインも見学する!
石炭から石油への転換期である!!
面白い話がある!
アナポリスの海軍兵学校を参観した時に、入った教室では対日作戦の講義である!
アメリカは慌てるが、山本五十六はにっこり「本当の太平洋で会いましょうと」
面白い話である!
ただ山本五十六と親交を結んだアメリカ人の話は聞かないが………

この時期ワシントン軍縮会議があり参加するように命じられる!
が直ぐに帰国する!!
戦略的先見性があったと言う!!
「軍政学」を担当する!
軍備は国家将来の見通しを根幹として樹立するべきものだと!
山本五十六は砲術、鉄砲屋であるが航空主兵論に舵を切る!!

霞ヶ浦海軍航空隊へ行く!
待ち構える航空兵は素人が何をしに来るのかと???
が山本五十六の美徳か? 反対者も味方にする………
では何故批判者、反対者が多いのか???
ともあれ部下の心をつかみ、自らも勉強し、操縦も出来るようになる!

海軍航空隊で山本の求めたものは??
飛行機乗りは腕一本のやくざ稼業、職人芸の世界だった!
これではパイロットの育成は出来ない!
欧米並みに一撃離脱のパイロットにしなければならないと!
パイロットの大量養成に走る!!

山本五十六と勝負事??
モナコで入場を断られた???
眉唾か??
実際に将棋、トランプを山本五十六と勝負した人間の証言がある!
ブラウ、ハッタリで勝負している??? 博才は無い???
作戦もハッタリか??? そんな事はない!!

1928年 空母赤城艦長に就任する!
情けの人である! 部下の心をつかむ!!
が批判者もいる………
1929年 ロンドン軍縮会議に向かう!


第三章 戦略家開眼
ワシントン条約の加藤友三郎の決断!
要は主力艦の制限をする!
米英日の比率である!!
5・5・3である!
が日本は対米7割が欲しい! でなければ戦えない???
その根拠ははよく分からない!!
まだ日本海海戦の勝利に酔っている!!
そんな都合よくアメリカが日本に艦隊決戦を求めて来航するのか??
そこから間違っていると!!

8・8艦隊を日本は希望する!
がそんな金はない!! 
もしあったとしても太平洋戦争で戦艦が撃ち合ったのは、霧島ぐらいである1
加藤友三郎は受諾する!!
口述を筆記したのは堀悌吉!!

「艦隊派」と「条約派」
「統制派」に「皇道派」
日本は派閥が好きである!!!
「艦隊派」と「条約派」がある!!!!
ロンドン軍縮会議は補助艦の比率を決める会議で行く前から揉めている!

「鉄拳が飛ぶぞ」 山本五十六の脅しである!!
ロンドンでの日本の要求1
一 大型巡洋艦など総保有量は対米比率7割
二 大型巡洋艦は対米比率7割
三 潜水艦は78,497トンを保持
これで紛糾し決裂かと思われたが妥協案がでる!
一 大型巡洋艦など総保有量は対米比率6,975割
二 大型巡洋艦は対米比率6,022割
三 潜水艦はアメリカと同等の52,700トンを保持

主席全権若槻は受諾するが、海軍が納得しない!!
山本五十六に山口多聞である!! 山山コンビか??
大蔵省から派遣されている、賀屋興宣が山本五十六に「鉄拳が飛ぶぞ」と言われる!!

オポチュニスト山本五十六?
結局受諾になるが、財部全権も辞任し、妥協反対の意思を示すために引き上げるべきだと!
しかしそれを抑えたのは山本五十六!!
山本五十六は双方から距離を置き、海軍省の命令に従った!
それが艦隊派からは条約反対、条約派からは条約賛成と見られた!
その為に堀悌吉らが予備役に追われなかった………

しかし八方美人の日和見主義だと!
オポチュニストだと断定するものもいる!!

山本五十六には、反財部感情がある!
夫人同伴で非難もされている!
結局山本五十六は、言うべきことは言い、政府が決定したらそれに従うと!!

軍縮交渉ではまだ航空兵重視の考えは確立していなかった?
なので戦艦、巡洋艦に対するこだわりがあったと???
要は山本五十六は脱皮前だった…………

堀悌吉は軍縮に賛成である!!
日本の国力を考えている!
統帥権干犯など一蹴する!
山本五十六は堀悌吉の影響受けている
一時は海軍を辞めるかとも言われていたが………
この時から、艦隊派から条約派になる!!!

海軍航空本部技術部長に就任する!
航空機による戦力増強が急務である!
この時期に部長に就任し、自分の考える航空機も開発する!
「中攻」
国産化を命じる!! 外国機の模倣ではダメだと!!
大量生産体制の確立を奨励している!!
もっとも大事なのは、飛行機を運ぶ軍艦だと!!
パイロットの養成の必要性を感じている!!!

第一航空戦隊司令官に補せられる!!
冷静に見ている!!
航空機は欧米に1日の長がある!
日本人は器用で操縦が巧みだから発達も早い!
大和魂もある!
がそんなものではない!
アメリカ人は勇敢であると!
日本はもう訓練あるのみであると!!
総力戦に備える体制を作ろうとした………


第四章 第二次ロンドン会議代表から航空本部長へ
1936年 ワシントン軍縮条約、ロンドン軍塾条約が期限切れになる!
1934年 第二次ロンドン軍縮会議が開催されて代表に任命される!!
望まぬ大役と言う!
日本は艦隊派が有利になっている!
伏見宮が軍令部部長に就任する!
日本は条約派の追放で出せる人間が限られる!

国内の分けの分からない団体が脅す!
国粋主義者??
山本五十六は河井継之助の気持ちで向かう!!
相手側に西郷はいるのか???

日本の考えは各国同じ上限にすると!
こんなもの認められない!
英米代表と渡り合う!
まず潜水艦が防御的だと???
攻撃兵器の空母の全廃を言う!
航空司令をやっていたのにおかしいのではないか?
やっていたからこそ危険性が分かるので全廃だと!!

山本がいかに奮戦しようと休会になる!
この時期に堀悌吉が追われる!
山本五十六は真剣に怒る1
巡洋戦隊と堀悌吉とどちらが大切かと!!
やる気を無くす!!!
挫折である!!
会議も挫折である!!
この時に山本五十六とヒトラーの会談が計画された!
リッペントロップである!!
これは効果が少なかったようだ!

帰国後、航空本部長に就任する!
航空戦力の育成である!
96式陸攻、一式陸攻など、中攻を開発する!
これは戦略爆撃機ではない!
ドゥーエの理論は関心がない???
それより侵攻して来る敵艦隊を攻撃するための爆撃機である!
なので魚雷も積める!!
が当時としては性能が良いので、日中戦争では戦略的爆撃機として使われる!
マレー沖海戦では活躍する!
これを海外史家も高く評価する!!!

空軍独立をめぐる議論がある!
ドイツ、イギリスは早くに独立している!
日本とアメリカは???
ドイツは飛ぶものは全て空軍と言うゲーリングがいる!
日本は航空機自体不足している!
そんな名で空軍なら陸軍が主導することになる!
それが嫌で山本五十六は潰したと!!

山本の不徹底な航空主兵論???
戦艦不要と言いながら大和を建造している!
金持ちの家にも立派な置物がある!
必要ないが利益になることもある!!
飾りは立派な方がよいと!!!
見栄を張っているのか???


第五章 政治と戦略
1936年 海軍次官になる!
盛岡・米内光政、宮城・井上成美、長岡・山本五十六のトリオである!
半藤一利言う、賊軍の昭和史である!
これに鈴木貫太郎を関宿を入れる!
ついでに言うと開戦時の薩長土の海軍軍人たち!
世は三国同盟である!!
激流に身を投じることになる!

1937年7月7日 盧溝橋で日中が衝突する!!
この当時、大本営は設置されていない!
海軍が反対する! 陸軍主導への恐れがある!
そもそも日中戦争を戦争と言わずに事変と言う!!
戦争となれば、アメリカから輸入制限をかけられる???

建艦競争が始まるのに中国で戦争など出来ない!
火消し役にまわる?
駐華イギリス大使を負傷させる!
アメリカ砲艦バネー号を誤って撃沈する!
この事件は、半藤一利が詳しい!
お得意の賊軍が収めたと????
山本五十六は法律家を引きつれて解決する!!

重慶渡洋爆撃がある!
これが東京空襲に原爆になったと!
無差別爆撃は山本五十六の発案か??
結論はそうでないと言える???
山本五十六の考えは??
① 非戦闘員の襲撃には賛同していない
② 当時は海軍次官で命令権がない
③ 命令は第三艦隊司令から出ていると

3日間に攻撃で18機から10機、20機から8機に作戦稼働機が減っている!
戦闘機の護衛もなく96式の脆弱性もあらわになる!!!

海軍は不拡大と早期収拾を考えていたが、
方針が変わる! 積極的に介入する!
理由は分からない???

「暴支膺懲」 中国に対しては常に上から目線である!!
ドイツはチェコで英仏ソの干渉を受ける!
その為に日本に目を付ける!
リッペントロップと大島浩が策謀する!
大島浩は、笠原幸雄に案を持たせて東京に派遣する!

ここで七ヶ条の質問を山本五十六は浴びせる!
① 独伊関係の強化は対支処理上、対英米交渉にならずや
② 日独防共協定は対米交渉に不利ならざりしや
③ 対ソ問題に限るとすれば如何
④ 締結の時期早やきは却って不利ならずや
⑤ 日ソ戦の場合、独よりの実質的援助は期待せられざる
⑥ 本条約を締結すれば、独伊に志那の権益を与えざるべかざるに至るや
⑦ 日独伊ブロックに対し、米英仏が経済圧迫をなしたるとき、対抗策はあるのか
要は反対である!!

ドイツに留学した軍人はドイツびいきになる!!
半藤一利が暴いたが、ドイツはメイドと称して女を与える??
そんなものなのかと思ったが………
著者は短く、ハニートラップで済ましている!!
日英同盟が破棄されて、日本は軍需技術をドイツに頼る!
トップと中堅層の亀裂がある!
山本らとドイツで骨抜きにされた連中とである!!

「星岡茶寮」で米内海相と板垣陸相が対決する!!
独伊と結ぶことのデメリットを挙げる!!!
板垣陸相は返事出来ない!
独伊に甘く見られているだと!!

米内光政は対英協調論者ではなかった??
この手記の存在の日付が重要になる!
1939年と言われているが、1938年ではないか??
有田八郎も疑問視する???
ここらは欧州の情勢もある???
やはり米内は三国同盟を反対している!!

武人の本懐である!!
三国同盟に反対する!!
ドイツと結ぶと対米戦争につながると!!
が陸軍が「聖戦貫徹同盟」を使い脅迫する!
これに業を煮やしたヒトラーはソ連と結ぶ!!
平沼内閣は総辞職で三国同盟は潰れる………

逓信省航空局を支持する!
航空機の製造、乗組員の育成!
消耗戦になることを理解している!
第一次ロンドン軍縮で、怒鳴りつけた賀屋興宣が予算を付けてくれる!!
山本五十六はハワイを爆撃出来る爆撃機を欲しがった!
アメリカ本土ではない!
あくまでハワイを狙うのか????

あまりに石油のことを言い過ぎている!!
詐欺師グループがいる??
水から石油が出来る???
だからこれを実験する!!
そこまで追い詰められていた????
そんなもの出来るわけがない???
しかし山本五十六はパイロットの採用に人相見を使ったりする??
オカルト的なところがあるのか???
1939年8月30日、連合艦隊司令長官へ転出する!!!

 

「太平洋の巨鷲」山本五十六 用兵思想からみた真価 ①・大木毅

 

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