本・EU離脱 イギリスとヨーロッパの地殻変動 ②(2020/2)・鶴岡路人
②
第四章 「主権を取り戻す」から国家の危機へ
第五章 北アイルランド国境問題とは何だったのか
第六章 再度の国民投票、離脱撤回はあり得たのか
第七章 離脱後のEU・イギリス関係の選択肢
第八章 イギリスなきEU、EUなきイギリスの行方
終 章 ブレグジットは何をもたらすのか
あとがき
注記
初出一覧
ブレグジット・ガイド
第四章 「主権を取り戻す」から国家の危機へ
離脱は、イギリス自体が主体で、EUのことなど考えていない?
イギリスが言えば通ると?????
EUへの無理解??
結局「主権を取り戻す」??? 出来たのか????
・人の自由の廃止
・国境のコントロール
・自国の裁判所で決する
・各国とのFTAは貿易政策の自律性を取り戻す
イギリスは、EUを通じて影響力を有している!
それを失う!
イギリス単独より、EUを通じて影響力を行使出来た!
離脱派は認めたくない??
EUとまとまり、EUで大国になる!
が、EUでイギリスは不利益を被っている??
そんなことは無く、イギリスは特権を認められていた!
離脱派は、離脱になればイギリスよりEUの方が困ると???
ノルウェーは、EU加盟国ではないが、単一市場には参加している!
イギリスはこの立場に満足出来るのか??
EU離脱は、主権を取り戻す観点では適切でないと!
現実が理解され始めると、この離脱協定ではEU残留の方がましだと!!
政治危機か、憲政危機か?
ジョンソン首相は法の抜け穴を探して奇策を繰り出す!
ドミニク・カミングス顧問?
世論分析、工作の専門家である!
政治家ではない?
簡単に考え過ぎている!!
こんなはずではなかった???
イギリスの分裂危機である!
スコットランドと北アイルランドである!
・スコットランド独立の再燃!
住民投票を求める!!
【イギリスのEU離脱を見ればやる価値はあるか】
北アイルランドのために関税同盟に残る??
これは受け入れられない!
ジョンソン首相は「小さな問題だと」
保守派にとってみれば、王国分裂しても離脱が一番だと!
そうなればスコットランドに北アイルランドも我が道を行くと!
そう言うことになる………
第五章 北アイルランド国境問題とは何だったのか
北アイルランドの問題で、メイ首相は失敗している!!
しょせん無理がある?
はっきり言えば特別扱いになる?
「IRA ジャック・ヒギンス」の世界である!
「死に逝くものへの祈り」「暗殺のソロ」
興奮したが………
カトリックとプロテスタント??
だいたいアイルランド独立時に、イギリスに残ったのが間違いだと思うが………
自由に行き来出来るが、国境管理の問題になる!
今さら出来ない?? と言うよりやれない!!
このために、安全策で関税同盟に暫定的に残る?
その問題点は??
・期限は
・イギリスの意志で終了できない
EUに対する不信感があると!
トリレンマ? 三つの解決策または選択肢がある中、どれも受け入れられないような状況?
① アイルランドの開かれた国境
② イギリス内の境界線の回避
③ EU関税同盟からのイギリス全土からの離脱
メイ首相は③を断念した!
「合意なき離脱」の場合は、何をしても特別処理になる!
ジョンソン流では?
「人はブリテッシュだが、牛はアイリッシュ」
農作物と動物のみ受け入れる??
だいたい離脱の為には、北アイルランドを切り離しても良いと!!
そうなれば北アイルランドの分離を招く!
またまた武力紛争が起こりかねない
ここも若者と老人の票は割れる??
こちらは若者が分離である!!
【サッカーは北アイルランドで出場出来なくなる】
【ラグビーは合同チームである】
北アイルランドのアイルランドとの統一は、EUにとっては問題はない!
アイルランドがEUに加盟しているからである!
しかしスコットランドはそうはいかない!
新しく加盟するので手続きがややこしい??
ハードルは高いと!!!
第六章 再度の国民投票、離脱撤回はあり得たのか
「腹水盆に返らず」
離脱協定を結ぶために、国民投票を行う??
しかしメイ首相の退陣要求が噴出し、辞任に追い込まれる!
この投票も漠然としていたようだ?
この場合、選択肢は2つの場合は?
・EUとの合意を承認するか
・合意承認か、合意なき離脱か
4つなら
・合意承認か、EU残留か
・合意なき離脱か、残留か
再度の国民投票の選択肢あったが、求めるのは残留派か??
EU側は?
・EU残留の機会の窓である??
・ここまで来たらこれ以上煩わされたくなく、
イギリスのいない方が結束できると!!
実際投票を行えば解決するのか??
残留となってももはやハードルは高すぎると!
もし離脱が採決されれば、残留派は壊滅する!!
残留が選択されても2016年の投票前の状態には戻らない………
EUの国にも、なぜイギリスだけが特別扱いなのか?
もし2016年の状態に戻らないのなら、離脱した方がましだと!
イギリスに存在していたEUの機関は移転し始めていると!
このイギリスの問題は??
・行くも地獄、退くも地獄
・残留でもハードルは高い
・離脱派は無くならない
・EUもそんな国をいつまでも抱え込みたくない!
・交渉中、イギリスの発言は誰も聞いていない
・EUにとってもイギリスがいる方が良い??
・残留の場合、EUは拒否出来ないが、また離脱と言われかねない!
・残留コストは計算されなかった??
【つまるところ、再投票を直ぐに行っていたらどうなったか?】
第七章 離脱後のEU・イギリス関係の選択肢
離脱交渉中、メイ首相は日本に来た!
・TPP加盟?
・日英同盟復活?
・ファイヴ・アイズ入り
日本に期待していた??
さかんに日英同盟復活ということが言われていたが…………
合意なき離脱の場合は?
第一 マイナスからのスタートになる
・EUとイギリスの仲が悪い状態で始まる
・本来離脱協定で解決しなければならない問題を解決する
第二 移行期間があるか無いか?
第三 関税チェックポイントの設置と撤廃
イギリスのレッドライン?
・人の自由移動の終了
・欧州司法裁判所の管轄権の終了
・EUへの多額の財政拠出の終了
・自律的な通商政策の実子
・規制における自律性の確保
「バルニエの階段」 2017年のモデルである!
ソフト離脱を求めている???
EUとの関係のモデルがある!
加盟国以外である!
・ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン
・スイス
・ウクライナ
・トルコ
・カナダ、韓国 現在は日本もここである!
イギリスは何処に収まるのか??
・2019年10月 ジョンソン合意!
メイ合意との違いは?
イギリスを関税同盟から完全に離脱させる!
北アイルランドの将来より、縛られず自由になることである!
・イギリスファーストか?
ジョンソン合意以降のEUとイギリスは?
ジョンソンは、将来、遠い未来まで考えていない!
安全策など考えずに、主権を行使する??
EUの法に縛られないものもあれば、イギリス独自にしたいものもある!
必要に応じて変更する!
移行期間中もイギリスは参加費をEUに支払うが、発言権は無い!
FTA交渉は、EU側に主導権ある!
読んでいて思うが、読んでいてもEU離脱疲れを感じる!
実際の政治家たちは嫌になるのでは??
それに安全保障、防衛面での協力は?
非加盟国のイギリスに甘ければ、他国にも影響する!
トルコなどが同等の扱いを求める!
安全保障の面では、ウィン・ウィンの関係で協力しやすい!
NATOにはノルウェー、アイスランド等EU非加盟国も参加している!
経済面より協力しやすいと!!
第八章 イギリスなきEU、EUなきイギリスの行方
国際関係のイギリスの影響力はEUに助けられていた!
「フェーズアウト」 段階的な廃止!!
イギリスである!
・2019年5月 欧州議会選挙に参加はしている
・2019年9月 EUの各種会合に、関係するもの以外参加していない
・2019年12月 新たな欧州委員会にイギリスは自国出身者を指名しない
EUの「イギリス外し」
EUもイギリスの問題だけではない!
他にもすることが多い!!
が、EUの独仏に対して、イギリスの存在は大きい!
イギリス支持は、オランダ、デンマーク、スウェーデン………
対抗勢力の筆頭はフランス!
イギリス離脱で、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ポーランドの影響力が増す!
そいう中で、「ハンザ同盟二-0(新ハンザ同盟)」が模索される!
永久的では無いようだ!
・北欧 デンマーク、フィンランド、スウェーデン
・バルト三国 エストニア、ラトヴィア、リトアニア
・オランダ
・アイルランド
フランス独走を防ぐ???
EU非加盟国は、二流国に陥ることを恐れる!
中核諸国と周辺諸国?
なので地域協力枠組みが懸念を表明する!
チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロヴァキア!
外交は???
EU外交は離脱の影響を受ける!
イギリスもEUを通じた国際的影響力を失う!
もはや世界大国ではない? それをEUが補っていた?
・貿易では市場の大きさが有利である! それがEUである!
・政治・安全保障面でも、EU諸国への影響力が薄れる!
・イギリスで、中国マネーやロシアマネーの影響力が大きくなる!
グローバル・ブリテン!!
「EUの足かせから自由になり、世界に羽ばたく」
これはどうかなと??
イギリスは離脱で自国に有利な条件で交渉したいが、
逆に他国もイギリスの足元を見ている!
当然イギリスより自国を優先する!
ただ安全保障では、アジア回帰で空母クィーン・エリザベスを派遣している!
しかし日本は過度な期待をすべきでないと!!
アメリカとのFTAも難しい!
食料品の安全基準である!
まず遺伝子組み換え食品である!
アメリカが解放を求めて、承認すると、EUとイギリスのハードルが高くなる!
イギリスは追い詰められている!
その時は、弱みに付け込まれると!!
何のレバレッジも持っていないと!!
最も激しい条件を飲ませられる!!
イギリスに進出する日本企業は、EUにアクセスる有利さで進出する!!
離脱で事業再検討も必要になる!
しかし日本にとってヨーロッパは、まずイギリスである!
「ゲートウェイ」である!!
安全保障では日英強化がうたわれる!!
が、日本は新たな「ゲートウェイ」が必要になる!
・ドイツ 中国に近すぎる
・フランス 反米的要素があると??
・ブリュッセル EU諸機関との関係強化!
EUへの直接アプローチの強化である!
終 章 ブレグジットは何をもたらすのか
世界は何が起こっても不思議ではない!
・イギリスのEU離脱
・スコットランド独立投票 否決
・トランプ大統領当選
・バイデン大統領当選
・大阪都構想否決
全て僅差である!!
どちらに転んでもおかしくない!!
・スペイン カタルーニャ独立投票 違法とされる!
予測不能の時代!!
戦後の国際秩序はアメリカ主導だと!
これに中国、ロシアは異議を申し立てて、実力で排除しようとする!
・ウクライナ侵攻
・南シナ海の埋め立てに軍事化
EU自体も岐路に立たされている?
市場は大きい方が良い!
イギリス、フランス、ドイツでは国土が狭い!
その為のEUである!!
イギリスの離脱はEU内で、
・GDPで15%
・人口で13%
大きい喪失である!!
EUの基本方針は?
・人間の尊厳
・自由
・民主主義
・平等
・法の支配
・小数者の権利 人権
その価値は??
・多元主義
・非差別
・寛容
・正義
・結束
・男女の不平等
が問題は多い!
ポーランドとハンガリーの司法の独立性の問題?
ヨーロッパの生活様式と移民? 相容れないと?
規制水準の引き下げは必然か??
EUとの違いを出さなければならない!!
イギリスの方が良いと!!
が、そのコンセンサスがあるわけではないと!!
イギリス全体が「テムズ川のシンガポール」になる???
EUとイギリス?
アメリカと中国?
離別か??
離脱騒動が落ち着いた時に、新しい関係が構築される?
最も親しいパートナーとして!!!
あとがき
著者はイギリス派だと!!
留学経験もある!
EU離脱の知らせには驚く!!
妻は同業者・東野篤子!
このロシアのウクライナ侵攻で、二人とも引っ張りだこか??
夫婦で儲けまくっている??
本当に離脱になり、複雑な感情になる…………
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