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2023年9月 1日 (金)

本・偽情報戦争 あなたの頭の中で起こる戦い ②(2023/1)・小泉悠・桒原響子・小宮山功一朗

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第4章 ポスト「2016」の世界 ロシア・ウクライナ戦争までの情報戦の成功と失敗(小泉悠・桒原響子)
第5章 情報操作とそのインフラ 戦時の情報通信ネットワークをめぐる戦い(小宮山功一朗)
第6章 民主主義の危機をもたらすサイバー空間 「救世主」から「危機の要因」へ(小宮山功一朗)
終章 日本の情報安全保障はどうあるべきか
巻末鼎談
おわりに

 

第4章 ポスト「2016」の世界  ロシア・ウクライナ戦争までの情報戦の成功と失敗(小泉悠・桒原響子)
〇 2020年米国大統領選をめぐる混乱
◆ 「前方防衛」で対抗
・2016年 アメリカ大統領選挙に干渉する!
・2020年 どうも上手くいかなかったようだ?
IRAらの7団体、8個人を先に叩く?
「前方防衛」である!
当然の対策か??


◆ トランプのクーデター未遂?
もとからわがままと言うイメージがある!
・2020年 選挙は不正だった!
「議事堂へ行こう」
本当に議事堂を占拠する!!
【中南米の反米政権、反米で国が良くなるのか?】
【トランプで良くなるのか??】


◆ 陰謀論と情報戦の結び付き
「Qアノン」
アメリカの極右が提唱している陰謀論とそれに基づく政治運動!
議事堂占拠は800人で、Qアノンが目立った??
「ディープステート」 【馬渕睦夫か???】
・悪魔崇拝者
・幼児性愛者
・子供の血から向精神薬を作り出している
・コロナは人工ウイルス?
・トランプこそ世界を救う英雄だと!
・バイデン勝利は不正勝利である?
・スペイン製選挙管理システムの不正? うわさ話??
・ロシアはQアノンを利用している!!!


〇 ロシアのウクライナ侵攻と情報戦
◆ 「2014」の再演はならず  小泉悠
・2022年 ウクライナ侵攻前のプーチンの演説!

ロシアは周到??
・2016 アメリカの分断を正しく評価!
効果があった!!

・2022年 ウクライナ侵攻には通用しなかった?
第一 ウクライナ世論を読み違えている
第二 2014年以降、ウクライナも対ロの情報戦の耐性を付けている
第三 実際に建物の破壊、子供の死体を見ればロシアの言い分を信じない?
ゼレンスキーがネオナチ?? いやプーチンがヒトラーか??


◆ プーチンの誤算  桒原響子
プーチンはゼレンスキーを過小評価した!
直ぐに逃げ出すと思われたが、ウクライナに留まり戦う姿を見せる!
ロシアはキーウを早期に陥落させれなかった??
欧米各国の議会で演説する!
支援を勝ち取る!!
・SNS
・オンライン演説
戦時下における大統領のイメージをつくりあげた!
プーチンに対する評価、同調は無くなる………
ゼレンスキー大統領は的確に判断している?
➀ 聴衆が誰か
② ニュースを聴衆によりカスタマイズする
③ ウクライナの出来事は他人事ではなく、自らの問題だと!
演説は共感を呼ぶ!!
【韓国の野党は、ゼレンスキーをコメディアン? 芸能人?? 揶揄する!】


◆ 穏やかさが際立った日本の国会演説  桒原響子
日本には来易いのか??
G7でも来日した!
支援を取り付けている!

日本に対しては穏やかに対応し、感謝の言葉を述べた!
・津波
・原発事故
・サリン事件
これらを言う!!
「復興」への期待を述べる!
国連改革も言う!
岸田総理は追加の援助を表明する!!


◆ なぜ演説だけで一定の「成功」を収められたのか 桒原響子
異色のリーダー??
・訳者
・コメディアン
・脚本家
・テレビ制作会社創設
これからプーチンは弱いと判断した??
【冬戦争でロシアはフィンランドに苦戦し、ヒトラーはロシアが弱いと判断した?】

ゼレンスキー大統領の成功は?
・自身の能力
・ロシアがお粗末
・ウクライナと一体と言うメッセージを流すが、
実際の映像が流れると吹き飛んだ!!

・ウクライナ善、ロシア悪のイメージつくりに成功!
ゼレンスキーがこの状況をもたらしたと!!!


◆ スペイン語圏などに広がるロシアの情報戦 桒原響子
モスクワに拠点を置くニュース局RT!
中南米のスペイン語圏に浸透している!
重要と言うことであろう………
自国の主張より、反米感情を煽る!!
成功している???


〇 ウクライナ報道の危うさ
◆ 報道されない西側の情報戦  桒原響子
・2001年 9・11同時多発テロ!
イラクの大量破壊兵器にアルカイダとの結びつきを宣伝する?
世論を味方につけてイラク攻撃を行うが、何もなかった??
そう言う話は忘れられているが………

こう言うニュースもある!
・プーチンは精神病?
・ウクライナ・黒海ズミイヌイで13人殺される?
が事実は降伏しているだけだと!

・「キーウの亡霊」 ミグ29パイロットでロシア機6機を撃墜!
エースである!
がこれも亡霊か??

・アメリカはロシア軍の動きを克明に公表する!
これはウクライナ侵攻を阻止できなかった!
が、ロシアのサプライズ攻撃を不可能にしたと?


◆ なぜ善悪ナラティブが席巻するのか 桒原響子
・悪  プーチン、ロシア、ルカシェンコ?
・善  ゼレンスキー、ウクライナ
そう言う報道で世論が形成される!

・湾岸戦争
・イラク攻撃
・アフガニスタン侵攻
無条件に善悪を判断してはいけないと!!


◆ 無視され続けるウクライナの現状 桒原響子
【馬渕睦夫が喜ぶ話である?】
第一 ウクライナとナチの関係?
ウクライナでの大量虐殺に民族浄化が行われる?
このプーチンの主張は事実と異なり、ウクライナ侵攻を正当化するものだと?
問題はアゾフ大隊が実際に殺している!
アゾフの創立目的は?
・世界の白人人種を率いて
・セム人主導
・劣等民族に対する最後の聖戦を行うこと
このアゾフを国連は??
・2016年 国際人権法違反として非難!
・2019年 アメリカ連邦議会でアゾフを外国テロ組織として指定の案?

実際にネオナチ的傾向を持つ武装組織が存在する!
これを管理できるのか???

第二 ゼレンスキーの問題
・資産隠し疑惑
・オリガルヒとの関係
・タックスヘヴン利用の取引

叩けばホコリは出る???


◆ 「常識」と情報源 桒原響子
ゼレンスキーに不都合な報道は成されない現実がある!
・悪  プーチン、ロシア、ルカシェンコ?
・善  ゼレンスキー、ウクライナ
正確な状況把握が出来ないと!!
ウクライナ侵攻は非難されるべきである!
が一方的な情報は信じるべきではないと!!!

これは台湾有事につながる!!
要は正しい情報が必要だと??
中国100%悪いのかと???
【悪いと思う!!!】

 

第5章 情報操作とそのインフラ  戦時の情報通信ネットワークをめぐる戦い(小宮山功一朗)
〇 サイバー空間のインフラ
◆ 「物理インフラ」「論理インフラ」「情報」で成立
情報が流れ込み拡散されるリスクではなく、通信の手段を失い孤立するリスクは?
正しい情報を得られると過信している??
本章はサイバー空間のインフラに注目する!
サイバー空間は3つで成り立つ!
・物理インフラ
海底ケーブル、通信衛星!

・論理インフラ
情報通信に必要で、物理的制約のないもの

・情報
物理インフラの上に、論理インフラが構築されその上で情報がやりとりされる!

銀行のオンラインバンキングを例に出す!
・物理インフラ データセンター
・論理インフラ 銀行のシステム
・情報  物理、論理インフラの上で個人の預金、借入額の情報が処理されて
オンラインバンキングを使用できる!!


〇 戦争と情報通信ネットワーク
◆ 転機となった米西戦争
・1898年 キューバを巡りアメリカとスペインが戦争になる!
昇る新興国と、落日の老大国である!

海底ケーブルが敷かれる!
・1850年 イギリス、フランス間
・1860年 イギリス、アメリカ間
・以降世界を海底ケーブル網が形成される!
情報が数秒で広がる!

アメリカはこのスペインの海底ケーブルを徹底的に破壊する!
以降この戦法は使われる??
従ってどう情報を連絡するか、情報を支配することが重要になる!


◆ 日露戦争と日本軍の工作
日本も遅れない??
・1871年 長崎、上海、ウラジオストックが結ばれる!
・1884年 長崎、釜山
・1894年 日清戦争 釜山、ソウル、義州、清国

日露戦争時は計画的に通信破壊を行う!
ナマコ漁の職人に海底ケーブルを切断させる!
やっても良いと、米西戦争で学んでいると!
日本は通信インフラの戦略的価値を理解していた!!


◆ 「テレビの戦争」と呼ばれた湾岸戦争
ラジオ!
・ナチスドイツはラジオを利用する
・1989年 ルーマニア チャウシェスク政権崩壊 ラジオが後押し
・1994年 ルワンダ ラジオが民族憎悪を煽る

テレビは「絵になること」
・1960年 テレビ対談 ケネディVSニクソン!
ラジオを聴いた人は互角と思ったが、テレビはケネディが圧勝か?

・1989年 天安門事件 テレビが無ければ事件は伝わらなかった!
・1991年 湾岸戦争 テレビの戦争! 
ピンポイント爆撃を強調する!
イラク軍のシステムへの侵入
通信インフラへの攻撃
【なにより油まみれの水鳥?? やらせだったが………】


〇 第二次ウクライナ戦争と情報通信ネットワーク
◆ 物理インフラをめぐる攻防
諸刃の刃??
ロシアは当然物理インフラに攻撃をかける!
・インターネットサービスが利用できない!
・データセンターを巡航ミサイルで攻撃する! 前もって移動させていた!
・テレビ塔
・携帯電話網

ただしロシアは占領政策を進めるために控えた攻撃をした?
自国も使うため??
ウクライナは地面を掘り返してファイバーケーブルを繋ぎ直した??
近代戦からは程遠い行為であるが………


◆ ロシアをインターネットから締め出すことはできないが……
ウクライナはロシアをインターネットから切り離すことを考えた?
難しそうである!
イギリスの通信業者も契約を打ち切る?
が迂回経路がある?
それでも遅延が増している!
数年後、今より使い難いか?
中国依存を高めるのか??


◆ ロシアにおけるソーシャルメディアの遮断
選挙干渉、フェイクニュース、プロパガンダは、
ソーシャルメディア上で発生する!
ロシアは遮断する?
都合の悪いアクセスはさせたくない?
ロシアだけでなく、国家との問題になる!
表現の自由VS公の秩序・道徳の保護???


◆ テレグラムは中立な場なのか
ゼレンスキー大統領はこのアプリを使い、訴える!!
ロシア系?
でもなさそうである?
つまり一つの国に頼るのは危険だと!
テレグラムは捜査当局に協力しない?
なので犯罪者も利用する!
言論の自由を堅持するためには、公序良俗に反する情報も規制できない!

ロシアにとって飼いならせないが、西側の手先ではなく、
ロシアも利用できる!!
チャットが暗号化されている?
今後も中立を維持できるのか?
分からないと??


◆ 物理インフラに必要なのはセキュリティではなくレジリエンス
「レジリエンス」
困難な状況やストレス、失敗などに直面しても、
自己回復力や適応力を持ち、精神的な弾力性を維持する能力!
この能力があることで、個人や組織は挫折から早期回復し、
新たなチャンスや成長の機会をつかみ取れる!
物理インフラに必要なのはレジリエンス!
第一次世界大戦、英独は物理インフラをお互い破壊した!
が復旧力が違う!
「現場の技術者」 民間人が多いが地道な働きである!

中国である!
・2015年 「一帯一路」
・二国間の越境光ファイバーケーブル建設の加速
・大陸間海底ケーブル事業の建設の計画
・衛星情報チャンネルの改善

情報交換と協力を拡大させると!!!

 

第6章 民主主義の危機をもたらすサイバー空間  「救世主」から「危機の要因」へ(小宮山功一朗)
〇 民主主義の危機
◆ ディスインフォメーションを可能にしたサイバー空間
ディスインフォメーションを単純に外国からの脅威として捉えれるのか??
・2016年 アメリカ大統領選でのロシアの介入により分断が進んだ!
・2020年 組織的な介入が無かったが分断は進んだ?
・フランス大統領選のディスインフォメーション
・EU離脱の国民投票のディスインフォメーション
どの程度の影響があったかは見積もることは難しい!

著者は、ディスインフォメーションを可能にしたサイバー空間が脅威だと!
民主主義は危機にある!
・ミャンマーの軍事クーデター
・アフガニスタンのタリバン
自由の国に住むのは世界人口の2割だと!
ますます悪化している!!
その理由は?
➀ ポピュリズムの台頭
② 独裁的指導者の増加
③ 第四次産業革命とも呼ばれる技術革新
➃ コロナ危機

サイバー空間が民主主義を侵していると?
民主主義を強化しているのではないと??


◆ かつて期待されたサイバー空間によるバラ色の民主主義
➀ サイバー空間は良質な民主主義をもたらす?
② 体制に不都合な情報を隠蔽していた権威国家は苦境に至る?
③ サイバー空間が生まれたのは冷戦終了時で、説得力があった?
要はバラ色ではない???


◆ 見逃されたディスインフォメーションの危険性
・1990年 サイバー空間は救世主と思われた!
・2020年 危機の要因だと!

誤算があったと?
➀ ディスインフォメーションの危険性!
個人の思考が誘導される脅威!
その脅威は30年以上前から警告されていた?


◆ 離散ツールとしての民主主義
② 民主主義の問題点!
多数決の原理と少数者の保護が価値観であると?
が、少数者の意見が重要視されるのは細かく分断された社会と紙一重だと!
技術の進歩により、人々の分断を煽り自らの支持者を投票所に行かせる?
一方の勢力に対し、相手への憎悪を煽る!
「離散のツール」の性質を帯びた?


◆ 力を増大させるテクノロジー企業
③ ガバナンスの問題!
サイバー空間を民主主義の支配下に置く努力を怠った?
・2011年 国連に情報セキュリティの確保などサイバー空間の規範を提案する!
中国、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンである???
ブラックジョークか???
欧米は黙殺! そのツケを払い続けている………
トランプ大統領の敗戦での議会占拠!
国家に抑える力は無く、
ソーシャルメディア企業、テクノロジー企業の強制力で、
情報の流れを制御した!!
・フェイスブック
・インスタグラム
・ツイッター

首謀者が自らの主張を届ける手段を失った!
この騒ぎを収めたのは、プラットフォーマーだった………
国家の力の一部が「テクノロジー企業」に握られる?


〇 民主主義の守り方
◆ 民主主義にかわる統治システムの模索
中国、シンガポールの民主主義をとらない国家が、
効果的に問題を解決し、経済的に成功している?
結局少数の公益の守護者に率いられるテクノラートと、
民主主義のブレンドを提案している??

シンガポール!
専門家が決定を下し、政治に強い関心を持つ国民が監視する!
直ぐにどうこう出来る問題ではないと!!


◆ 民主主義のジレンマ
大きなジレンマ?
・情報を巡る競争に積極的に関与する
・間違えれば権威主義者の求めたコントロールされた社会になる!
解決策は見つかっていない!!


◆ 自由な情報の流通の堅持を
これを中国に要求し続ける???
サイバー空間にアクセスし情報を得る!
サイバー空間でプライバシーが確保される!
これが基本的人権の範疇という認識を醸成していくべきだと!


◆ 民主主義の土台・選挙の防護
日本でインターネット選挙、オンライン選挙も検討されている!
効率は上がるが否定的である!
選挙の目的は??
➀ 勝者を選ぶ
② 敗者に負けを受け入れさせる
現在の選挙制度は非効率ではあるが、結果が正しく出る!
デジタル化すれば不正が皆無との証明は難しい!
原稿を維持すべきだと!! が直ぐにAI活用という人間がいる??
【アメリカは敗北宣言を行うが、トランプは行わない!】


◆ 力関係を変えるデータの分散
情報の格差を緩和するには、可能な限りデータを分散するのが望ましい!
非中央集権システムは民主主義を強化する!

副作用があるが民主主義のコストととらえて需要する?
・マネーロンダリング
・テロリスト同士の連絡
・仮想通貨


◆ 「テクノロジーによる民主主義」への期待
・1990年 サイバー空間は民主主義を救う?
・2020年 危機の要因???
3つの敗因?
➀ ディスインフォメーションの危険性
② 集団に分断をもたらす民主主義の特質
③ サイバー空間を民主主義の支配下に置く努力を怠った!

民主主義は幾度も指南を乗り越えた!
今回は?
民主国家か? テクノロジーか?

サイバー空間は50年で誕生し、不可欠なものになった!
「テクノロジーによる民主主義」が現実になるのは近いのか???

 

終 章 日本の情報安全保障はどうあるべきか
◆ 情報戦は日本にも及ぶ
日本は日本語で守られていた??
AI翻訳技術の精度が上がれば情報戦が押し寄せる??
「Qアノン」
「Jアノン」
駐日ロシア大使館が発信?
ウクライナにアメリカの生物研究所がある!!

小規模な紛争が起こったら原因は??
グレーゾーン事態である!
真相は分からない? 例としては?
・マレーシア航空機撃墜の真相!
これは「ベアリング・キャット」が真相を掴んだ!
偽の情報拡散、映像!
日本が発表しても「日本政府は嘘をついている」
これに日本は対応できない!
戦闘で勝利しても
・侵略的行為?
・過剰な力の行使と認識される!


◆ 求められる情報安全保障のあり方
台湾は絶えず中国から情報戦を仕掛けられている!
耐性がある??

日本はどうすべきか??
第一 適切な現状分析と、その共有!
第二 関係部署の協力
第三 官民の協力
第四 法整備で政府が恣意的に利用する可能性がある
第五 ジャーナリズムの位置付け 小民が情報の判断能力を持つ!
第六 国際協力の推進

台湾には、武力行使を容認しないと言う意思を明確に示すことだと!!
【日本の媚中派の議員、学者、評論家、メディアは内政問題だと言いかねない】
【中国は日本に戦場になるのかと脅すはず!】


◆ 「表現の自由」と言う難問
これという対策は無い?
「表現の自由」
侵害されるべきではないし、無制限に規制できない!
行き過ぎた法整備に、政府の行き過ぎはあってはならない!

・国民一人一人が情報リテラシー、メディアリテラシーを高める!
・プラットフォーム企業が厳しい方針で臨む?

が、ディスインフォメーションの対策は諸刃の剣という側面がある?
なので弊害に目を背けないのは不可能であるので、
留意しつつも国民的議論の下に対策を進めると!!

 

巻末鼎談
3人の対談!
・2016年 アメリカ大統領選
・ロシアのウクライナ侵攻
・台湾有事

ディスインフォメーションの個人レベルの具体的対策である!

従来の安全保障に収まらない問題を取り扱う分科会!
「新領域の諸問題に関する分科会」
3人はメンバーである!

・桒原響子 ディスインフォメーション、パブリック・ディプロマシーの理論
中国の情報戦

・小泉悠 ロシアの安全保障、情報、戦争

・小宮山功一郎 サイバー空間

◆ 概念を取り扱う難しさ
孔子学院も見る立場で危険かそうでないかに分かれる!

◆ ディスインフォメーション対策で後れを取る日本
日本は遅れている???
・ワクチン接種が不妊になる
・漂白剤や大量のアルコールを飲めばウイルスは死滅する
だいたい日本では、平気で広めるアホが多い!
教育レベルを疑う!!

・2016年 アメリカ大統領選への介入
ピザゲート事件 児童買春に人身売買

ロシアのサイバー戦の従事者は、人間臭い?
目立たない?? 人間が分かっている!!

◆ 過大評価されるロシアの情報戦
・2020年 アメリカ大統領選の介入は下手だと!
・ウクライナは親ナチで虐殺している
・核兵器や生物兵器を作っている
・ドンバスで25人亡くなり、12人は地雷による!

◆ スパイのプーチン、コメディアンのゼレンスキー
よく分かる例えだと!!
危機に国民の望む大統領を役者だから演じれたと??

一方プーチンはあくまでスパイであったと!
本心を見せずに、高圧的発言、核の恫喝!
スパイVSコメディアン!!

◆ 米国政府と大手メディアによるアジェンダセッチング
「アジェンダセッティング」
議題設定機能、アジェンダ設定機能説とはマスコミ研究の用語で、
あるテーマの重要性が報道での言及量・頻度により決定づけられること
大衆や政治家の注目する議題(アジェンダ)を設定する影響力がマスメディアにあると?

つまりウクライナ=善、ロシア=悪である!
アメリカが意識的に行っている!
侵攻前はゼレンスキーも非難されていたが、今はヒーローである!
要は、個人で判断する力を養えと!!

◆ ファクトチェックでも遅れをとる日本
ファクトチェック団体
・日本は3団体
・韓国は13団体
遅れまわっている!!!

◆ テックジャイアントによる言論統制
「テック・ジャイアント」
アメリカ合衆国の情報技術産業において現在最も規模が大きく、
支配的で、最も名声のある4~5社を指す名称!
ビッグ4は、Alphabet(Google)、Amazon、Apple、Meta(Facebook)
Microsoftが入ってビッグ5を構成している?

GAFAは陰謀論的な主張を排除している?
イーロン・マスクは自由が保障される環境に変えると!

サイバー時代の民主主義の敵は、権威国家群とテックジャイアント!!
テックジャイアントが検索上位にグレーな情報を表示しない!
言論統制か?
サイバー空間が健全に保たれるためにはグレーゾーンの情報を増やす?
常にネットの情報は「玉石混交」だと意識させる!
ただとんでもない記事が上位に来ても困る?
よく分からなくなる!!

◆ 台湾有事で何が起きるのか
台湾は危機感がある!
日本は台湾有事から逃れられない!
中国のディスインフォメーションは?
・日本に介入して欲しくない!
・世論を厭戦機運に導く! 【日本の協力者がいる】
・米軍の不信感を煽る
・国民の政府への信頼を損ね、分断を図る!
・琉球独立を掲げる沖縄の団体に接近を図る!

ロシアは情報の流れの重要性が分かっている!
スターリンクは有効だと!
まだ衛星の能力アップは必要だと!

未来の戦争!
平時、グレーゾーン、戦時の対応!
そこで沖縄である!
・日本政府がダメだと思わせる!
・公務員が働かない
・小さな暴力が蔓延する
・物資が入らない!
・沖縄沖合で核爆発を起こす!
あり得る話だと!!

人間普段信用しない話もディスインフォメーションで信用する?
有事の際は広範囲に拡散される!!

◆ ディスインフォメーションに踊らされないように我々が取り組むべきこと
政府の情報が国民に届いていない!
見る媒体がさまざまである?
テレビは見られない??
情報を伝える方法は??
➀ 政府の発言力を高める
② 台湾で研究員が地域の小中学校に行き、フェイクニュースの見極め方を教える!
中国の攻撃にさらされている台湾だからである!
また毎日同じものを見続けることが重要!
新聞なら記事のトーンの変化が分かる!
【ただし日本で実行すればすぐに戦争につながると言う識者がいる?】
【中国のスパイか???】

おわりに
新しい時代の闘争をどう理解し、備えるべきか?
・第1章   情報戦の一般的特性
・第2~4章 諸外国の例
・第5~6章 サイバー空間
・終 章   日本の情報安全保障

情報安全保障!
言論が自由で、法の支配、自由、民主主義な価値観と一体だと!
これを忘れては単なる言論統制か??
情報戦の標的で、主体でもある日本人一人ひとりが考えるきっかけになればと!

 


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