本・日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに ②(2021/11)・大木毅
②
第三章 バスに乗ってしまった男たち
第四章 独ソに翻弄される松岡外交
第五章 亡国の戦争へ
あとがき
主要参考文献
第三章 バスに乗ってしまった男たち
〇 四か月の短命内閣
独ソ不可侵条約が締結されて、ポーランドは自由に料理できると???
「白号作戦」
ポーランドの軍服を着たナチス親衛隊が放送局を攻撃する!
開戦理由が出来る!!
ヒトラーの楽観は裏切られる!
英仏はドイツに宣戦布告する!
東京では参戦義務がなくなっていてよかったと???
陸軍大将阿部信行が組閣する!
自主外交、英米協調に方針返還である!
天皇の移行もある………
外務大臣に野村吉三郎海軍大将が起用される!!
「いかなる妥協も戦争よりは勝る」がモットーである!
阿部内閣は4カ月の短命に終わる!
アメリカとの通商条約が不調に終わる!
◆ 1940年1月 後継は米内光政!!
有田八郎、石渡壮太郎ら、陸軍に反対した閣僚を入れる!
陸軍の倒閣運動が始まる………
〇 走り出したバス
大島浩に白鳥敏夫は帰国している!
日米通商航海条約が廃棄されて、効果が出る!
日本郵船がイギリス巡洋艦の臨検を受ける!
親独派が喚きだす!!
中野正剛、徳富蘇峰………
独伊との交渉再開である!
参謀本部は枢軸強化派が有力である?
「白色」作戦 : ドイツ軍のポーランド侵攻
「ヴェーゼル演習」作戦 : ドイツ軍のデンマークノルウェー侵攻
「黄色」作戦 : ドイツ軍のフランス侵攻
◆ 1940年4月 ノルウェー、デンマークを急襲
◆ 仝5月 オランダ、ベルギー、ルクセンブルグに侵入!
著者は書いていないが、マンシュタイン計画である!
第一次世界大戦で4年の歳月で屈服させれなかったフランスを
1カ月半ほどで征服する!
この時期はオランダ、フランスが屈服しているので、
蘭印、仏印が空白になる!
米内、有田は、南方進出を逃したくないと!!
ただし、英米に配慮している?
アメリカ露骨に圧力をかけてくる!
◆ 太平洋艦隊をハワイに進める!
◆ 精密機械の輸出許可制がとられる!
が、マスコミが煽る!!
「バスに乗り遅れるな」
陸軍はこのチャンスを逃さない!!
倒閣に走る!
「軍部大臣現役武官性」 妖刀を抜く!
畑俊六陸軍大臣が辞職する!
陸軍の思惑通りに、米内内閣は潰れる!!
〇 虎穴にいらずんば虎児を得ず
近衞内閣は外務大臣に松岡洋右を迎える!
軍部を抑えれる人間だと!!
ここで間違っている???
苦学してアメリカ、オレゴン州立大学を卒業している!
英語力と物怖じしない交渉力を買われる??
◆ 大和民族は人と提携、同盟した時、後を顧みるものでは無い!
心中する覚悟で抱き合って進むあるのみ
◆ コミンテルンに対して共同で立ち向かうのは、
東に大和民族、西にチュウトン民族あるのみ
昭和史を振り回した男である!!
◆ 1932年 満州国商人で、ジュネーブで日本弁護論を原稿なしで1時間20分喋る!
「十字架上の日本」
日本はまさに十字架にかけられようとしている!
私は信じる、数年ならずして世界の世論は変わるだろう
ナザレのイエスがついに世界に理解された如く、我々も理解されるだろう!!
しかし満州国は否決されて、国際連盟を脱退する!
どうも、引っ込みがつかなくなったようだ!!
脱退する気はなかったが、国民が大歓迎だった!!
変な地震が付いたのではないか??
1940年になっても人気は衰えなかった…………
松岡洋右は、独伊との連携強化である!
「生存圏」
ドイツは、ヨーロッパとアフリカ!
日本は、南洋だと!!
「虎穴にいらずんば虎児を得ず」
一段と戦闘的になる!!
ドイツの価値に乗じて火事場泥棒的に南進し、
英米と戦争も辞さない???
ちょっと無責任すぎるのではないか??
英国はドイツに屈服する???
〇 ヒトラーの重大決定
松岡洋右は駐日ドイツ大使と会談する!
3つの質問を投げかける!!
① 南洋についてドイツはいかなる態度をとるのか
② 日ソ関係について何を望み、何を成し得るのか
① 日米関係でアメリカに何をしようとしているのか、日本のためにな何を成し得るのか?
イギリス屈服が目の前である???
今さら日本に極東で期待することは無い????
ヨーロッパは??
「アドラー・ターク(鷲の日)」作戦 : イギリス爆撃
「ゼーレーヴェ(あしか)」作戦 : 英本土侵攻 未決行
◆ 1940年8月 ドイツは再交渉を求める!
心変わりがある! イギリス攻撃が上手く行っていない??
和平も、制圧も出来ない!!
イギリスが抵抗しているのは、アメリカとソ連のせいだと!
ならばソ連を屈服させればイギリスも抵抗を止める???
ソ連侵攻 バルバロッサ作戦である!
速ければ早いほうが良い! 1941年5月開始予定!!
ソ連を征服し、ゲルマン民族を移住させるのが、使命だと!!
信義も何もない!!
その為には、アメリカを牽制する必要がある!
日本に期待である!!
〇 海相吉田善吾の苦悩
陸軍はともかく、外務省も心中まで行くと言う外務大臣である!
海軍は反対である!
吉田善吾海軍大臣である!!
が、軍令部に海軍省の中堅将校は、対米英戦争を切望している!
要は石油が無いと!!
蘭印の石油が重要だと!!
が、吉田大臣は、宇垣纒に問いただす!
石油を運んでこれるのか???? 実際に運べなくなる!!
吉田大臣は孤独と言う!!
米内、山本、井上のトリオはいない!!
次第に健康を害する!!
9月には入院、辞職になる!!
海軍も三国同盟締結への障害が無くなる???
〇 ポイント・オヴ・ノー・リターン
この状況で、松岡洋右は特使を派遣する!
軍事同盟交渉な関する方針案
日独伊提携強化に関する件
「アメリカと戦争状態に入ると、他はあらゆる手段を用いて援助す」
あれだけ嫌がっていた自動参戦義務である!
松岡洋右の動きは、アメリカへの牽制である!
自身の留学経験から、強く出ればアメリカは折れると???
同盟のターゲットを、英米ソに広げる!
「ポイント・オヴ・ノー・リターン」
引き返せない地点は何処にあったのか?
日独伊三国同盟締結時と言う!!
松岡洋右の証言も当てにならない???
自分の弁護に走っている…………
戦後に亡くなっているので、インタビューなど受けていない!
証言も違う???
◆ 三国同盟の締結は、一生の不覚だった??
◆ 真珠湾攻撃に痛快にして壮快である??
ドイツより特使が派遣されている!
◆ 1940年9月
・日本が東亜の指導者として認める
・ドイツの希望は、アメリカの参戦防止である
・三国のうちの一国がまだ戦争に参加していない国から、
攻撃されれば、あらゆる援助を相互にすべきことを約束する!
アメリカも想定敵国になる!!
日本は望むところか???
〇 成立した亡国の同盟
が、海軍が考えさせてくれと!!
それにより妥協が図れて、参戦の判断は各国政府が自主的になす!!
留保を設ける!!
海軍は豹変する!!
これ以上反対すれば混乱を招くと?
及川海軍大臣は学者のようだ???
確固たる信念がない!! 執念もない!!
ドイツもリッベントロップは自動参戦であるが、特使は各国に任せると!!
ここらは疑問点である!!
松岡の饒舌さと無責任ぶりがある!!
◆ 独領委任統治諸島をタダで、旧独南洋諸島を無償とはいかないが貰う
◆ ドイツは石油が豊富である! ソ連、ルーマニア、フランスの石油がある!
◆ 日本は困っているのでよこせと
◆ 北樺太の石油利権をよこすように斡旋してくれと
昭和天皇は不満がある!
海軍の図上演習では、いつも負けている!!
◆ 1940年9月9日 御前会議で三国同盟締結が採決された!
自動参戦の留保は???
ドイツ首脳はあると思っている!
が、出先がまとめるために独断専行した???
後世の歴史家は、三国同盟を「不信の同盟」と評価する!
◆ 1940年9月29日 ベルリン「新宰相府」で正式調印される!!
松岡洋右は満面の笑みか???
「アドラー・ターク(鷲の日)」作戦 : イギリス爆撃には負けている!
「ゼーレーヴェ(あしか)」作戦 : 英本土侵攻 未決行
この時期に日本は結ぶ必要があったのか??
5年後、ドイツに日本は廃墟になる………
第四章 独ソに翻弄される松岡外交
〇 日独伊ソ四国同盟構想
◆ 1946年1月22日 松岡洋右はA級戦犯で起訴される!
結核であり、その後病死する!!
「悔いもなく恨みもなくて行く黄泉」
著者は本当に後悔は無かったのかと?
松岡洋右には大構想がある!
ユーラシア同盟??
日独伊の三国にソ連を加えて四国同盟に発展させる?
この考えは日本では若手官僚の間にあったと!!
リッベントロップは、反英四国ブロック構想である!
松岡洋右は自らドイツに飛び、ヒトラーと会談しようとする!
世界を4ブロックに分ける! プラスがある??
◆ 大東亜
◆ 欧州圏 アフリカを含む
◆ 米州圏
◆ ソ連圏 インド、イランを含む
◆ 英国圏 オセアニアを含む! オランダも同様? フランスは??
当時の東京駅は国際ステーションである!
朝鮮や満州と通じてシベリア鉄道に繋がっている??
◆ 1940年3月 松岡洋右は自信満々でベルリンに向かう!!!
〇 冷徹なるモロトフ
すでに独ソ関係は悪化している!
独ソ不可侵条約には秘密条項がある!
東欧の分割案である! 生々しい地図がある!
ソ連はバルト三国、ルーマニアを勢力範囲に収める?
これにドイツが不満である!
ハンガリー、ブルガリアもルーマニアに領土を要求する!
これをドイツは調停する! ウイーン裁定である!
ただしソ連を無視している??
フィンランドはソ連圏であるがドイツが進出している!
反ソの国である!
この時期にリッベントロップはモロトフを招く!
四国同盟の提案である!
モロトフは冷静である!!
ソ連の利益優先である! 妥協はしない??
この時期にイギリスのロンドン空襲がある!
防空壕に籠るが、イギリスの領土分配時に、なぜイギリスの空襲があるのかと?
皮肉以外何物でもない!!
この態度にヒトラーは切れる???
もはや交渉は無いと!!
◆ 1940年12月 バルバロッサ作戦を命じる………
〇 四国同盟成らず
松岡洋右は軍部からくぎを刺されている!!
シンガポール攻撃など、軍事的な言質を与えないようにと!
ヒトラーと会談する!!
成功か?? 失敗か??
四国同盟よりも、シンガポール攻撃を依頼する!!
日本に積極的行動をとらせることが目的だと!
バルバロッサに課しては、日本に情報を漏らすなと!!
こうなるとピエロに見えるが………
ムッソリーニに会い、ベルリンに戻る!
モスクワに向かうが、ニュースで知る!
◆ 1941年4月 ユーゴに侵攻する!!
バルバロッサ作戦が1カ月遅れる………
〇 スターリンの満悦
◆ 1941年4月7日 モロトフと会見する!
ソ連は旧ロシア領、南樺太、千島列島が回復されなければならないと!
物見遊山的な外交である??
じらそうとする………
進展はなく帰国しようとする………
スターリンが会うと!!
スターリンは信じず、ドイツの奇襲を許したが、ドイツの動きの警告は入って来ている!
ドイツは日本にソ連を攻撃させて、兵力を二分させたい!
ソ連は二面作戦を避けたい!!
その為には日ソ中立が必要である!!
スターリンが上である??
しかし松岡洋右は、三国同盟、日ソ中立条約に続き、
対中、対米問題を解決した偉大な外相として歴史に名を遺す!!
スターリンはやったことがない見送りを松岡洋右に対して行う!
スターリンの手のひらで踊っている???
詐欺師がお人よしを騙している???
日ソ中立条約で、その果実を味あうのはどちらか??
スターリンも松岡洋右も自分だと確信し、偽りの抱擁を交わす!
この時期、チャーチルの松岡洋右に対する手紙がある!
この本では出て来ないが、以下の文である!!
ウィンストン・S・チャーチルより日本帝国外務大臣松岡洋右閣下への書簡!
私は貴国大使の為、取計らいし便宜を利用し閣下に誠意と好意ある友好的手紙を差上げます!
私は日本帝国政府及び国民の関心を呼ぶに値すると思われる二、三の問題を提案致し度いと存じます!
① ドイツは1941年、制海権又は英国の制空権なくして英国を攻撃して制服し得るでしょうか?
ドイツは是を試みるでしょうか、是等の問題が判明する迄待つのが日本にとり有利ではないでしょうか?
② 英国及び米国が其の全工業力を戦争目的に転換したとしても米国の援助が英国海岸に到達し難き程、
英国の海上輸送に対するドイツの攻撃が強力であるでしょうか?
③ 三国同盟への日本の加入が現在の戦争に対し米国の参戦を容易にしたでしょうか?
或は困難にしたでしょうか?
④ 若し米国が英国に味方して参戦し、日本が枢軸側に参加すると仮定して、
英米両国の優勢なる海軍は欧州に於いて枢軸国を両分すると同時に
日本を処分することを可能ならしめないでしょうか?
⑤ イタリアはドイツにとって力となるものでしょうか、重荷でしょうか?
イタリアの艦隊は机上論程海上に於いても実際に強いでしょうか?
イタリア艦隊は机上論としても曽ての様に強力でしょうか?
⑥ 1941年末迄に英国の空軍がドイツ空軍より強くなるでしょうか?
1942末迄に英国空軍がドイツの空軍より遥かに強くなるでしょうか?
➆ ドイツ軍及びゲシュタポに依り抑えつけられて居る国々が?
年の経過と共にドイツに益々好意を持つ様になるでしょうか?
或は持たぬ様になるでしょうか?
⑧ 1941年には米国の鋼鉄の生産高は7,500万トンになり、英国に於いては1250トンになり、
合計して約9,000万トンになると云うのは真実でしょうか?
万一ドイツが以前の如く敗北すれば日本の鋼鉄生産高の700万トンは
日本単独の戦争の為には不充分でないでしょうか?
是等の問題に対する解答を考えるならば、
日本は恐るべき災難を避けて西方の偉大なる英国と益々提携の要を感ずるでしょ!。
ウィンストン・S・チャーチル(署名)
恐れ入ります!!
第五章 亡国の戦争へ
〇 日米諒解案
最大の中立国アメリカは??
◆ イギリスに駆逐艦を渡し、基地使用権を貰う!!
◆ ローズヴェルト大統領はイギリスへの援助を中止しない!
◆ 武器貸与法を成立させる!
◆ イギリス艦船の修理を行う
これは日本にも向けられる!!
外交もルートがある!!
松岡洋右に知らせないことが、造反になる!
◆ 1941年4月 「日米諒解案」 主要7項目がある!
① 日米両国が抱く国際観念ならびに国家観念
② 欧州戦争に対する両国政府の態度
③ 日中戦争に対する両国政府の関係
④ 太平洋における海軍・航空兵力ならびに海運関係
⑤ 両国間の通商と金融における提携
⑥ 南西太平洋方面における両国の経済活動
⑦ 太平洋の政治的安定に関する両国政府の方針
②と③は、日本の三国同盟からの離脱!
アメリカのヨーロッパ参戦の阻止である!!
① では8項目のアメリカの受諾で解決を図る!!
① 中国の独立保全
② 日本軍の中国からの撤退
③ 中国領土の併合無し
④ 賠償金の取り立ても無し
⑤ 門戸解放の復活
⑥ 蒋介石と汪兆銘政権の合流
⑦ 中国への集団移民の制限
⑧ 満州国の承認
必ずしも日本有利ではないが、終わらせたい!!
近衞首相、陸海軍も了承するが、外務大臣が帰国途中である!
〇 我を通す松岡
この日米諒解案に松岡洋右は不満である!
◆ 自分抜きで始められた
◆ 勝手に諒解している
◆ これにより三国同盟を骨抜きにする気か??
要はすねている!!
大局観も何もない!! 自己中である!!
松岡三原則???
① アメリカに中国から手を引かせる
② 三国同盟に抵触しない案にする
③ ドイツとの信義を守り、アメリカの欧州参戦を阻止する!
これに日米中立案を提案する「オーラル・ステートメント 口上書」を、
ハル国務長官あてに出す!
野村大使は同署を読み上げ、渡さなかった!
長官は暗号解読ですでに知っていた!
「トュ-・レイト 遅すぎる」と言われる!
アメリカは独ソ戦開始の情報を知っていた??
だから早く解決しなければインパクトが無いと!!
この時期は、アメリカも交渉をまとめようとしていたようだ!
松岡洋右が全て断ち切る???
こうなれば松岡更迭である!
天皇もそう思ったようだ!!!
東條英機も解任し、清浄な精神の大臣を求める????
どの口が言う………
〇 独ソついに開戦す
6月22日 バルバロッサ作戦開始である!!
6月16日 大島浩より報告がある??
日ソ中立条約がむすばれたばかりである!
東京でも緊張が走るが、松岡洋右は楽観している!
この時の陸軍省や参謀本部の対応は??
① 南進論
② 北進論
③ 南北準備論
やりたい人間は多い!!
松岡洋右は独ソ開戦で、ソ連攻撃を主張する!
米英ソを同時に闘っても良いと???
独ソ戦の対応???
◆ 熟柿主義 ドイツ有利でソ連が動揺している時にソ連領を得る!
◆ 渋柿主義 状況に関わらずにソ連攻撃、渋くとも木を揺すって手に入れる!
〇 関東軍特種演習
独ソ戦が長期化すればどうなるのか??
松岡洋右は即時ソ連攻撃である!!
短期で終わると思っている???
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
お得意のフレーズである!!
ドイツからも正式な参戦要請がある!!
日本のソ連侵攻の要件は???
◆ 極東ロシアでの動乱発生
◆ 極東兵力の西送
◆ ソ連の崩壊
◆ ソ連の総合戦力が半分になった時
その為に「関東軍特種演習」を行う!
85万の兵、船舶は80万トン、一大演習である!!
が、肝心の独ソ戦が芳しくない!
大島浩は侵攻軍の司令官に聞く!
「予想外に時間がかかったと」
のちもそうだが、大島浩はドイツの都合の悪い情報は送らない!
極東の兵もそんなに送っていない??
ドイツの進撃が停滞している!
対ソ戦などとんでもないと!!!
ここで喜劇が起こる!!
電波障害を無線封鎖と勘違いする!!
スワ、ソ連の攻撃か??
実情が分かるが、日本は即応対策を実施する?
〇 排除された松岡
交渉相手のアメリカが、松岡洋右排除を要求する!!
松岡洋右は怒り狂う!!
外相を罷免するのは影響が大きい!
内閣総辞職で、外務大臣のみ代えてあとは留任する!!
そこまでしなければならないと!!
実行される………
〇 対米戦を決定づけた一挙
松岡洋右は排除されるが、南部仏印進駐によりアメリカは硬化する!
日本にとっては自存自衛の為である!
ここにも松岡洋右の存在がある!
松岡は南進には反対する! これは正解だったようだ!
日本は、ヴィシー・フランス政府に交渉し、許可を得る!
平和裡に進駐したが、即座にアメリカは批判する!
◆ 7月26日 在米日本資産の凍結
◆ 8月1日 対日石油禁輸
「ポイント・オヴ・ノー・リターン」
ナチス・ドイツと同盟を結んでからである!
アメリカは出て来ないと言う根拠なき楽観に支配されている!
駐日アメリカ大使グルーは??
「報復とこれに対する反撃行為との悪循環が始まった」
「地獄への道をたどるのは容易だ」
〇 奈落の底へ
ここまで来たら戦争だと!!
永野修身軍令部総長が天皇に上奏する!
「勝ちうるや否やもおぼつかなし」
捨て鉢の戦争をするのか??? 昭和天皇も呆れる!!
この時、近衞総理はローズヴェルト大統領と直接対談で打開を図る?
ただ戦争の開始時期がある!!
近衞首相は制約を受ける!
大規模な輸送には天候の状況が必要である!
悪天候では無理である! 12月には開戦しなければならないと!
「帝国国策遂行要領」
天皇が杉山参謀総長と、永野軍令部総長を呼び説明を求める!
◆ 南洋作戦は3年で終わると!
◆ 天皇 日中開戦に杉山陸軍大臣は五カ月で片が付くと? もう4年になる?
◆ 中国は奥地が広い???
◆ 天皇 太平洋はもっと広いと!
東條英機は近衞首相に辞任を促す!
清水の舞台から飛び降りる覚悟か??
ただ、後継に東條英機が指名させる!!
毒を以て毒を制す????
東條英機は、日米改善を指示する!
がもはや東條英機でも抑えられない!!
この時期に「ハル・ノート」が手渡される!
宣戦布告に等しい………
日本は、大島浩に確認させる!
アメリカと戦争になった場合、ドイツは参戦してくれるのか??
ヒトラーとリッベントロップは二つ返事で好意的な回答を行う??
ドイツは戦況は不利である???
◆ ソ連攻撃は頓挫している?
◆ Uボートも苦しい!
◆ アングロサクソンの兵を引き受けてくれる相手が必要である!!
亡国の同盟は、亡国の戦争へと進む!!
あとがき
「亡国の本質 日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか」
直接的な「日独伊三国同盟」として、親書で再発行する!!
主要参考文献
日独伊三国同盟 「根拠なき確信」と「無責任」の果てに ②・大木毅
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