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2023年1月18日 (水)

本・陰謀の日本中世史 ②(2018/3)・呉座勇一

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第五章 日野富子は悪女か
第六章 本能寺の変に黒幕はいたか
第七章 徳川家康は石田三成を嵌めたのか
終章 陰謀論はなぜ人気があるのか?
あとがき
参考文献

 

第五章 日野富子は悪女か
第一節 応仁の乱と日野富子

◇ 将軍家の家督争いに注目した通説
応仁の乱は将軍の後継者の争いだと!
そう教えられた!
だから将軍と細川勝元、山名宗全

著者には「応仁の乱」と言うベストセラーがある!
買っているが、こちらから先に読んだ!
「応仁の乱」はブックオフの100円で買った!
一時期図書館で200人以上の予約者がいた!
もっとも在庫も20冊以上あるが…………
余程売れていたのか??

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通説である!
・将軍家
 八代将軍義政の後継である!
 弟・義視VS子・義尚
義政に子供がいないので、出家していた弟を還俗させる!
が実子が出来た時を心配して、細川勝元を後見人に指名する!
案の定、日野富子に子供ができる!
富子は実子のために、山名宗全を後見人にする!!
と言うのが通説である!!

◇ 日野富子は足利義視に接近していた
応仁の乱勃発後

西軍 山名宗全 義尚(母 富子)
東軍 細川勝元 義視

義視は富子の妹、良子を正室に迎えている???
ここらも記録は真実を現している??

◇ 細川勝元と山名宗全は盟友だった
細川勝元は山名宗全の養女を妻とし、20年来の同盟か?
子供も出来ている! 対立はしていない!!
・細川は管領をめぐり畠山と競合関係
・山名は赤松と対立
どちらもメリットがある同盟である!

◇ 義視は勝元より宗全を頼りにしていた
「文正の政変」
伊勢貞親失脚 
義視と宗全は、畠山義就を支持している!
細川勝元は義政と親しく、義視に尽くそうと言う意識は希薄だった!

応仁の乱が始まると、義視は勝元により東軍総大将に祭り上げられる!
最終的には西軍である??

◇ 足利義政は後継者問題を解決していた
よくある妥協案である!
どちらも将軍候補で、義視が次期将軍で、
義尚がその次である!
後白河天皇、後醍醐天皇もピンチヒッターだった???
ただこう言うのは守られるのか??
たいがい反故であると思うが…………
禅譲の約束ほど当てにならない???

◇ 文正の政変
義視の妻、富子の妹良子は男子を出産している!
義政は10人兄弟で、義視が還俗した時点で二人しかいなかった!
幼児の死亡率は高かった!
富子にしてみれば、義尚が万が一と言う時の保険が欲しい!
妹の血が入っていれば問題ない??
が、義尚の養育係にしてみれば義視はジャマである!
義政に漸減し、義視は誅殺されそうになる?
義視は宗全、勝元に頼る!
諸大名の抗議で義政の側近が失脚する!
義視に敵対する勢力は一掃され、将軍が手に届く!!

◇ 山名宗全のクーデター
畠山持国は高級遊女との間に息子がいる!!
この息子を坊主にする!
後継者は、甥の政長である!
息子と大人になって会い認知する!
義就と名乗る!
当然、義就と政長は争う!

宗全は義就とクーデターを起こす!
義政は政長を管領職から罷免する!
義就を当主として認める!
クーデターは成功か?

◇ 御霊合戦
失脚した政長は、反撃に転ず!
細川勝元、京極持清が呼応する!
「御霊合戦」である!
義政は義就と政長を一対一で対決させる!
細川勝元は加勢しなかったが、山名宗全は加勢する!
要はは高かったの内紛を山名宗全が利用し、
細川勝元政権をひっくり返した!!

◇ 応仁の乱の原因は将軍家のお家騒動ではない
こうなると、将軍の後継者争いではなく、
内紛を利用した追い落としである!!

宗全と勝元はお互いメリットのある関係であった!
が、宗全は伊勢貞親を失脚、畠山義就の軍事力利用し、
勝元を政権から追い落とした!!
勝元は反撃し、応仁の乱が始まる!
が、両者は畠山問題以外深刻な争点は無い!
つまりダラダラ戦ったなれ合いの戦いか??
夢が無くなる!!!
足利はどういう立場だったのか??
「著者の応仁の乱」をいずれ読む!!!

 

第二節 『応仁記』が生んだ富子悪女説

◇ 史実は『応仁記』と正反対
足利義視・細川勝元VS日野富子・山名宗全は間違いだと!!
「応仁記」は意識的に歪曲している!!

◇ 「応仁記」の作者を考える
細川京兆家と政長流畠山氏の関係が良好な時期に書かれた!
その関係者が書いた???

◇ 明応の政変
・細川勝元死亡 嫡男政元
・畠山政長 管領復帰
・敗戦を重ねて、政元は距離を置く!
・九代将軍 足利義尚死亡!
・十代将軍 義視の嫡男義材、義稙 富子の妹良子の息子!

義材は政長と連携するが、政元が富子らと兵を挙げて、
十一代将軍 義澄を擁立!
将軍が二人になる!
「明応の政変」

足利義稙・畠山尚順(政長の嫡男)VS足利義澄・細川政元!

◇ 細川高国と畠山尚順の提携
「永正の錯乱」
細川政元が家臣に暗殺される!
内紛だらけである!
これを利用したものが勝つ!!
義稙が将軍に復帰する!!

 

義稙は細川高国と畠山尚順が両輪である!

◇ 富子はスケープゴードにされた
ここは著者の推論である!
やはり捏造である???
読んでいてアホらしくなるが、日野富子と山名宗全を悪者にしている!
しかし日野富子が清廉なのか???

◇ 富子悪女説が浸透した三つの理由
第一 蓄財に励み過ぎ?
   朝廷に多額の寄付をしている!
   そんな権力はあったのか??
第二 女性差別  女性が政治を行うことの嫌悪感
第三 応仁の乱の発生原因がよく分からないと!
   畠山の内紛が原因?
   それより将軍の争いの方が納得し易いと!!!
歴史が信用出来ない???
早く「応仁の乱」を読もう………

 

第六章 本能寺の変に黒幕はいたか
第一節 単独犯行説の紹介
信長生存説もある! あっても歴史は変わらない!
気をひくためか? 銭儲けか??
本能寺の変は日本史上最大の陰謀か?
まず手掛かりが少ない!!
余計に推理、憶測になる!

◇ 江戸時代から存在する怨恨説
怨恨説は??
① 丹波八上城で母親を人質に出し殺された
② 家康の饗応を外された
③ 斎藤利三の処遇
④ 武田の陣で「骨を折った甲斐があった」と折檻された
⑤ 出雲・石見へ国替えを命じられた
どうも事実ではなさそうである!!
全て江戸時代の俗書が創作した!

◇ 野望説
これは戦後に現れた!
光秀も天下が欲しかった!!
「愛宕百韻」
ときは今………
決意表明と言う???
要はこれも根拠が薄い!!
光秀如きが信長を殺せるはずがない???

◇ ドラマで好まれる光秀勤王家説と光秀幕臣説
天下国家のために挙兵した!
・信長が天皇の上に立とうとした
・「信長非道阻止説」

公家とも親しい!
・光秀勤皇家、朝廷黒幕説
・光秀幕臣説
・足利義昭を迎い入れて補佐する

藤本正行 光秀が保守的だった明確な根拠は無い!


第二節 黒幕説の紹介
◇ 1990年代に登場した朝廷黒幕説
「小和田哲男 明智光秀」には陰謀論が50あまり紹介されている!
言いたい放題か???

黒幕説は、「光秀が一人でやれるはずがないと」
無数の黒幕説が提唱される!
・朝廷黒幕説
桐野作人、立花京子であるが、
桐野作人は単独説、立花京子はイエスズ会に転向する??
① 正親町天皇を退位させて、五の宮を即位させる
② 自己神格化のために
③ 朝廷内の反信長同盟が打倒信長に走った

◇ 朝廷黒幕説は説得力を失った
朝廷と武家政権は対立していた!
それは否定されている!
解釈があるが、自分の都合のよい解釈である!!

◇ 三職推任問題
・太政大臣
・関白
・将軍
3つから好きなものを選べる??
信長が要求した??
ならなりたいひとつで良い!
朝廷は信長と協調したいのであり、敵視はしていなかった!
そう言うことのようだ!!!

◇ 「足利義昭黒幕説」は衝撃を与えた
三重大学教授 藤田達生!
陰謀の主導者は、足利義昭???
① 「鞆幕府」の存在?
② 紀伊雑賀衆への書状で義昭を復帰さすと
③ 長宗我部元親、本願寺教如、上杉景勝と連絡を取っていた
④ 信長の将軍就任阻止

光秀は単独では政権確保できない!
なら協調する相手は?
義昭か???

◇ 義昭黒幕説の問題点
義昭の利用のメリットは毛利である!
特に秀吉の釘付けである!
問題は多そうである!
ここにも文章の読み方がある!
反論の方が信ぴょう性がある!!
要は、事前連絡はなく、孤立無援になって義昭を担ごうとした???

◇ 陰謀の事前連絡は危険すぎる
「テレビドラマ 忍びの者 主演品川隆二」
この番組は好きだった!
石川五右衛門が光秀を煽る!
この場合は分からないでもない??
五右衛門が一人で情報を掴み、光秀に連絡する!
介在する人間がいない!!

上杉家家臣の書状がある!
決意表明と言う!
そんな危険を冒してまでわざわざ越中に連絡するか?
この時期であればスピード重視である?
どの道を、誰が運んだんのか??
捕まったら丸ばれである??
この書状も日付が問題だと!
解釈の違いもあるようだ…………

◇ 実は乏しい共同謀議のメリット
事前通報はあったのか???
そんな危険は冒せない!
共同作戦を行う場合はメリットがある!
敵の敵は味方、だけでは………

信長の死を想定して、織田に攻め入る??
なんて出来ない! 家臣に信長が死ぬと触れ回れない!
せいぜい毛利、上杉に早まって降伏しないようにする程度か??
毛利も上杉も光秀と面識はない!
関ヶ原合戦で、毛利は三成と面識があった!
にもかかわらず裏切っている!!

事前協議があって、上杉と毛利の行動を見れば、
「光秀は救いようのない愚か者だと」

◇ 荒唐無稽すぎるイエズス会黒幕説
イエスズ会は他国でもこう言うことをやったのか??
立花京子は妄想している??
① イエスズ会はアジア制服の尖兵を担っていた
② イエスズ会は信長を応援し、中国を武力征服させ、キリスト教国家にする
③ 信長は自己神格化を図りイエスズ会から離れようとしていた

特定の個人・集団の筋下記通りに歴史は動いていくという典型的な陰謀論」
立花京子は日本人を馬鹿にしている!
信長がそんな手先になると思うのか?
そこまでして自分の仮説を正当化したいのか??

著者は、立花京子と明智憲三郎を批判している!
されて当然であるが、トンデモナイ説なので、必ず説として紹介される!

◇ 後知恵の秀吉黒幕説
「事件によって最大の利益を得た者が真犯人である」
事前に準備しておかなければ不可能だと>
6月2日 本能寺の変
6月4日 毛利と講和
70キロメートルを1日で撤収した!
兵の脱落も多い………
信長出陣である!
秀吉は情報を掴もうとしていたはず!
それらにひっかかった? と考えた方が良い!

・川中島の合戦 啄木鳥戦法 実際に行軍して不可能
・大垣大返し  これは出来たそうだ
・中国大返し  誰か実験してくれないかな??
批判は机上の空論か???


第三節 黒幕説は陰謀論
◇ 黒幕説の特徴
鈴木眞哉、藤本正行の黒幕説の特徴
① 事件の動機には触れても、黒幕がどう光秀を説得したか
② 実行時期の見通しと、機密漏洩防止策は
③ 縦深隊の説得は
④ 黒幕が変の前後に何を支援したのか
⑤ 裏付けの資料がない

・天正10年3月 滝川一益 上野へ
・5月7日    四国出陣 織田信孝、丹羽長秀
・5月17日   光秀中国出陣を命じられる
この時点でも決断できない??
・5月21日   家康上洛
・5月27日   堺に移る

「突発的な単独犯行」
秘密は保っている???
細川藤孝にも漏らしていない!
信長と信忠が一緒に京にいるこの時期しかない!
この偶然を光秀は逃さなかった!

◇ 近年主流化しつつある四国政策転換説
光秀は四国担当である!
長宗我部元親は四国制覇に乗り出している!
信長の方針が変わり、土佐と阿波半国を認める??
長宗我部元親は拒否!
天正十年二月 新たな四国分割案!
・讃岐  織田信孝
・阿波  三好康長
・伊予、土佐は追って決定する
こうなると、中国担当の羽柴秀吉が毛利と断交した時、
自らが司令官になった!
同じように光秀は成らなかった??
信長が外した?

光秀の歳が分からない??
谷口克広説では?? 【ほとんど読んでいる】
・英世   46歳
・丹羽長秀 48歳
・滝川一益 58歳
・柴田勝家 56~61歳
・光秀   67歳??

将来を悲観し、千載一遇の好機が来たと??
四国政策転換説である!!!
【歳も分からないのに、出身地が分かるのか】

◇ 明智憲三郎氏の奇説 机上の空論
はっきり言えば嫌いである!
たまたま見たテレビで出演していたが、
眉唾なおっさんだと! アホらしいので真剣に読まない!
著者も悪い例で出していると思うが、長過ぎる!!
光秀の家康討ちの拒否が本能寺の変???
・当時の常識を現在で考えてはいけない
・打ち合わせはどうする! 5月15日~17日  安土で??
・メールも郵便もない! 誰が連絡する
・家康と光秀が密談など出来ない
・書状は残っていないのは分かるが、誰が運んだのか??
・家康には伊賀者がいるが……… 捕まればどうなる?
・日本の場合、暗号は使わない

要は、この時期に家康討ってどうなる!
確かに重臣は一緒である!
が、堺である!
討たすならそのまま京にいさせるべきである!
丹波から京までは兵を動かす理由があるが………
仮に家康討ちだと、三遠駿は頑強に抵抗する!
光秀の丹波一国、秀吉の播磨攻めもどれだけの年月がかかっているか?
武田が滅んだとは言え、北条は残っている!
と素人でも思う!
途中からアホらしくなった本である!
まともな研究者は相手にしない!

秘密漏洩対策は??
「謀反成功のためには秘密が漏れないように協力者を確保する」
細川藤孝に事前に話したのが失敗だった!
えらい矛盾している!
「協力者を増やせば秘密は漏れやすくなる」

石川数正の安城出奔がある!
この時何人か誘っているが、結局行かずに家康に報告したようだ!
これぞと思う人間だったが、それでも漏れる
自分の考えに酔っている!!
推理小説作家か???

◇ 陰謀は「完全犯罪」ではできない
謀反の条件があるそうだ??
① 信長討ち
② 信忠討ち
③ 畿内織田軍制圧
④ 東国織田軍制圧
⑤ 徳川軍抑制

著者の批判はあるが、もはや読む気もない!
本能寺の変は完全犯罪か??
死角のない完璧な犯罪計画など存在しない??
どこかで腹をくくり見切る!
光秀は???

◇ 共謀しなくても足止めは可能だ
光秀は東国、北陸、中国、四国、信長が死ねば、
混乱になることは分かっている!
家康と共謀しなくても、上杉、北条、毛利は足止めできる!
・関東  滝川一益は北条に背かれ負ける
・甲斐  混乱である
・信濃  同じく混乱である
・中国  秀吉が早かったのが計算外か

光秀は共謀しなくても織田家の諸将を足止めできた!!
秀吉が「理外の理」だった………

◇ 騙されやすかった信長
「自分だけが信長の天才的思考を理解出来る」
こう言うことを言うのは、明智憲三郎である!
光秀が泣いている!!
信長は裏切られ続けていると!!
・浅井長政
・松永弾正
・荒木村重
ついでに言うと
・丹波 波多野秀治
・播磨 別所長治

信長は隙もあり、光秀は己の才覚で信長を討った!
浅井長政、松永弾正、荒木村重は籠城するだけで信長を狙っていない!

 

第七章 徳川家康は石田三成を嵌めたのか
第一節 秀次事件
◇ 秀次事件の概要
1591年 鶴丸が死ぬ  秀次が関白就任
1593年 秀頼が産まれる
1595年 秀次謀反の疑いが浮上する
高野山に出家するが、切腹である!!

◇ 豊臣秀次は冤罪だった
秀次には補佐役に、田中吉政、山内一豊、中村一氏らは、
連座せずに加増されている!
つまり秀次が無罪でありながら忖度したと!
要は具体的な落ち度はなかった??
冤罪だと!!
「加害者と被害者の立場が実際には逆である」

◇ 新説「秀吉は秀次の命を奪う気はなかった」
二つある!!
・秀次が意地で切腹した
・勘違い? 福島正則が使者できて、切腹と思い切腹した!
珍しく著者は秀吉の陰謀としている??

◇ 秀次事件は家康を利した
秀次事件で、一族は壊滅する!
秀頼を守るべき身内はいなくなる!
小早川秀秋???
結局、五大老、五奉行体制になる!
浅野幸長、伊達政宗、細川忠興、最上義光らは家康に窮地を脱する!
結局家康を利していると!!


第二節 七将襲撃事件
◇ 家康私婚問題
家康は蜂須賀家政、黒田長政、伊達政宗、福島正則と婚姻する!
秀吉亡き後である!!
この時は、前田利家が健在で家康が謝罪する!
この時は収まるが、前田利家が死ぬ!!

◇ 「三成が家康の伏見屋敷に逃げ込んだ」は俗説 
関ヶ原の知識は、「司馬遼太郎 関ヶ原」から得ている!
今でも役立っているが、夢が崩れたことも多い………
七将は??
・加藤清正
・福島正則
・加藤嘉明
・黒田長政
・細川忠興
・浅野幸長
・池田輝政
が違うようだ??
・藤堂高虎
・蜂須賀家政
それに、脇坂安治の名前も聞く!
家康の屋敷に逃げ込んだ?
どうもそうではなさそうである!
伏見城内の自邸「治部少丸」に逃げ込んだと!
結果三成は負け佐和山に蟄居した!

◇ 徳川家康「天下殿に」 
三成蟄居後、家康は伏見城に入場する!
まずは前田利家である!
謀反の疑いをかけて母親を人質に取る!
これは家康が流した噂か??
浅野長政も失脚する!

家康をトップとする指導体制ができる?
宇喜多秀家の内紛に介入する!
やりたい放題になる!!


第三節 関ヶ原への道
◇ 会津征伐
家康の会津征伐!
前田家は屈服したが会津は??
「漢見たけりゃ会津においで」
この主従、前田と違い会津は簡単に屈服しないだろう
世の中の期待を知っている!!
「司馬遼太郎 関ヶ原」である!!
上杉景勝、直江兼続に対する期待は大きい!

景勝に上洛命令を出すが拒否!!
直江状の真偽は??
雰囲気は真のようだが………
恐らく真だった………
上杉は上洛出来ないことを分かっていて、家康は挑発した?
先にケンカを売ったのは家康である!!
会津征伐に向かう!!

◇ 石田三成らの挙兵
大谷吉継を佐和山に招く!
三成挙兵であるが、これも色々説がある!
が、安国寺恵瓊、宇喜多秀家、石田三成、大谷吉継は、
家康討伐について連絡を取り合っている???

◇ 大阪三奉行は途中から参加した
三奉行!
・増田長盛
・長束正家
・前田玄以
最初から3人の奉行は参画してなかった!

歴史学者も大変である!
増田長盛から家康への内通の書状は偽物??
関ケ原の合戦も、本能寺の変と同様になり行きか???
見切りを何処で付けるのか???

◇ 「内府ちがいの条々」で家康は窮地に陥った
家康弾劾状である!
第一 五奉行のうち石田三成と浅野幸長の両人を勝手に罷免した
第二 前田利長を謀反で母親を人質に取った
第三 上杉景勝討伐の不当性
第四 知行加増は認めない
第五 伏見城の留守居役を追い出し、家臣を入れた
第六 派閥形成を行わない
第七 北政所様の西ノ丸を占拠し、自ら居住した
第八 西ノ丸に本丸同様の天守閣を築かせた
第九 諸大名の妻子は大阪居住だが、親しい大名の妻子を、国もとへ返す
第十 縁組は御遺命に背いているにもかかわらず縁組を行う
第十一 若い者ども(福島正則や黒田長政らの武断派七将のことか?)に、徒党を組ませた
第十二 五大老が連署すべき書状に、家康一人で署名した
第十三 源氏の氏神の石見八幡宮の検地を免除した
これ等は説得力がある!
会津討伐の不当性を指摘する!
討伐軍は正規軍から転落する!

◇ 「小山評定」は架空の会議
この説を読んで嫌になった!!
この小山評定史跡には行っている??
・福島正則が家康に味方すると口火を切った
・山内一豊が城を差し出すと
ここで西軍はまとまったと???

しかしここでも書状の日付の改ざん?
偽書、時系列による諸将の居場所、
どうやらなかったようだ………
小山の観光名所が無くなる???

◇ 家康は大規模決起を想定していなかった
反三成と、親徳川は違う!
家康の会津征伐は、三成挙兵の餌だった??
しかし大規模な決起を想定していたとは思えないと!
窮地だった?????
それは分からない?

反三成の福島正則は信を置けない???
こうなると、小山での発言は無かったのか??
明確な親徳川は、池田輝政、黒田長政、細川忠興、藤堂高虎か?
著者は、三成らを挙兵させたというのは無理がある!
窮地に陥っていた!!!

◇ 慢心していた徳川家康
家康は油断していた??
これまで自分の思い通りになっていた!
前田も屈服して、三成も蟄居である!!
上杉討伐を成功させて、武家の棟梁になる!
恩賞も家康が査定する??
豊臣の全国の蔵入地も与えて、豊臣を弱体化する!

上杉が謝罪すれば、前田も屈服しているし同じである!
毛利も協調路線である!
宇喜多もお家騒動で疲弊している!

◇ 転換点は岐阜城攻略戦
状況は優柔不断さを許さない!
つまり、濃尾平野の武将が離反するかも………
そこで家康は賭けに出た!
「まず戦え」
これに反応したのが、福島正則??
家康のかけは成功する!
家康は出馬し、秀忠にも美濃方面に急ぐように言う!
家康は追い込まれていた??
小早川秀秋は合戦前、直後に裏切り勝負はついた!
が、家康が放った「問い鉄砲」は江戸時代の創作であると!

◇ 石田三成と上杉景勝に密約は無かった
「陰謀実行の難しさは、参加者を増やせば寺宝漏洩のリスクが高まる」
説では提携があったと???
「司馬遼太郎 関ヶ原」
「藤沢周平 密謀」
上杉の布陣は、奥羽浪人を含めて6万ともいう!
石原莞爾が感嘆したという上杉の布陣は不発に終わった!
が、上杉は単独である! 寄せ集めでは無い!
激戦が期待出来ると!!

著者は明確に否定している??
実際に事前に密約を結んでいたのは、
毛利輝元、宇喜多秀家、大谷吉継ぐらいだと!
関ヶ原で善戦したのは、三成、秀家、吉継らである!!
良く戦ったと思うが………

家康撤退時には?
・徳川追撃は無かった
・関東に攻め込まず奥羽、越後の制圧に乗り出している

事前協議しなくても上杉は足止めになる??
これは光秀と同じ間違いだと!!
勝負は多くの間違いがあり、少ないほうが勝利する!!

【石田三成である】
「司馬遼太郎 関ヶ原」の最後である!
黒田官兵衛に言わせている!
「あの男は成功した!
秀吉亡き後、三成のような寵臣まで家康に走ったら、
世の中の秩序はいかなるものか」


終章 陰謀論はなぜ人気があるのか?
第一節 陰謀論の特徴
日本は陰謀論が大好きである!!
真珠湾攻撃もアメリカの陰謀論である??
アホらしくなってくる!!
わざと真珠湾を攻撃させたと!!
真珠湾攻撃は成功である!
日本は、戦争したくなかったが無理やり戦争に引き込まれた???

世界には何の証拠もないのにアトランティス大陸の存在を信じていると!
日本は戦争に踏み切り真珠湾を攻撃し成功した!
何を文句を言うのか?
これがアメリカが待ち受けていたら分かるが………
ではどうすれば戦争しなかったのか??
そんなことは無い! 俺が戦争を始めたというアホもいる!!
やりたくてやりたくてうずうずしていた!!!!

◇ 因果関係の単純すぎる説
「特定の個人ないし組織があらかじめ仕組んだ筋書き通りに歴史は進行した」

・南京事件の被害者の検証
・田母神論文 コミンテルンの陰謀
・応仁の乱の日野富子悪女説

◇ 論理の飛躍
状況証拠しかないのに自分の思いだけで
「こうだった」

・ユダヤ人陰謀論 ロシア革命にユダヤ人が多かった?
・立花京子 本能寺の変 イエスズ会黒幕説
・明智憲三郎 自己中丸出しか?
疲れる………

◇ 結果から逆行して原因を引き出す
「事件によって最大の利益を得た者が真犯人である」
本能寺の変で最大利益を得たのは??
秀吉だと!!
「勝者は明確な目標を設定し、計算し、作戦通りに行動した」
結果からの逆算?
「起点を遡ることで宿命的な対立を演出する」

・本能寺の変の黒幕
・藤原正彦の100年かけて日本を支配する??
・関ケ原の合戦時の、家康の行動
・頼朝と義経の対立
結果からこうあるべきだと!!

◇ 挙証責任の転嫁
「悪魔の証明」
陰謀論は明確な証拠が無い!
なので陰謀が有ったら証拠は残らない!

・立花京子  イエスズ会は、関係を示す証拠は残していない!
・明智憲三郎 見るからにまゆつば!!

自分の説を想像の積み重ねであるのを棚に上げて、
他人の説を「推測に過ぎない」「確実な証拠が無い」
かれらに歴史研究者を名乗る資格はない!!!
【よく分かるが………】


第二節 人はなぜ陰謀論を信じるのか
◇ 単純で分かり易い
「因果関係の単純明快すぎる説明」
陰謀論は大事件の要員を一つに絞る!

・第一次世界大戦のドイツ
負けつつはあったが、負けていない!
負けた理由を探し、ユダヤ人と共産主義者だと!

・日野富子悪女説  単純に理解出来る
・家康の関ヶ原合戦の勝利は家康の陰謀だと

◇ 「歴史の真実」をしっているという優越感
たかが一冊の本で「歴史の真実」が分かるか?
レストランの裏メニュー、ゲームの裏ワザが何故人気があるのか?
自分だけが知っている?
他人とは違う優越感??

・田母神論文
・明智憲三郎
・立花京子

多くの陰謀論者は、自説を「歴史の真実」と確信している!
自信満々の口調である!

・藤岡信勝 教科書が教えない歴史
・井沢元彦 井沢元彦の教科書に載らない日本史

歴史の勉強をせずに、歴史が分かり、他に優越感を持てる?
コストパフォーマンスが良い!!

◇ インテリ、高学歴者ほど騙されやすい
頭が………
偽史研究者・安江則弘
「自分の情報収集能力や知的能力に自信のある人ほど、
 初めて聞く話、考えれないような話を科だ評価する」
・ユダヤ陰謀説
・フリーメイソン陰謀論
・日ユ同祖論
・源義経=ジンギスカン

著者はそう言うが、ブックオフのファンである!
明智憲三郎の本は100円コーナーで多い??
これはまとめて買った人間が持ち込んだのか?
まともな人間が読むとも思えないが………

◇ 疑似科学との類似性
疑似科学の特徴
第一 反証不可能性 反証を拒絶している
   出来なかっても、実権のやり方が悪かった
第二 検証への消極的態度
   STAP細胞 小保方晴子
   千里眼の公開実験でイカサマが分かる
第三 立証責任の転嫁 私の説が成り立たないことを照明せよ

立花京子、明智憲三郎の批判はきつい!
「自分の説が成り立たないのは、真実を隠蔽しようとする人がいる」

◇ 専門家の問題点
これは初めて知ったが、学者たちは本能寺の変の黒幕何かどうでもよい?
トンデモナイ理論は無視される!!

・明智憲三郎
・立花京子
荒唐無稽過ぎて相手にしない!!
とは言ってもテレビに出て喋っているが………

「東日流外三群誌」
これは偽書とされているし、学会は相手にしない!
西村寿行と夢枕獏が扱っているが………
小説家である!!

青森県北津軽市浦村 今は消滅!
「市浦村史 資料編」を刊行!
結果的にもてはやされる??
村も、村おこしの対象にしたのか???
分っていてやったようだが………
冥王星、光年が出てくるようだが………

要は、まともな学者は相手にしない!!
しかし放置すれば生き続け、社会に悪影響を与えると!!


あとがき
本書の執筆理由は??
第一 陰謀の謎解きは歴史に興味がない人も食らいつく
第二 歴史上の陰謀の謎を解く と言う文献が溢れている
   明智憲三郎らである! 学界では相手にされない!
第三 インターネットの普及
   右翼は「反日勢力の陰謀」
   左翼 「安倍政権の陰謀」「日本会議の陰謀」
ただ安倍総理銃撃の犯人も陰謀論である!!
中世の陰謀論のパターンを論じて、陰謀論の耐性を付ける??


主要参考文献

 

陰謀の日本中世史 ②・呉座勇一

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