本・新型コロナウイルスが世界を滅ぼす ②(2020/5)・古森義久
②
第四章 そして世界は大感染となった
第五章 ウイルス危機はなにを意味するのか
第四章 そして世界は大感染となった
〇 中国ウイルスによる各国の被害
イタリア、イラン、韓国、アメリカの状況の説明である!
ブラジルが無いが………
当初はアジアが多かったが、欧米と逆転する!!
〇 なぜイタリアなのか
イタリアは「一帯一路」に参加し、ヨーロッパへの入り口にあたる!
経済的に落ち込み、失業増大、財政危機を、安易に中国の援助を受けた!
AIIBにも加わっている!!
中国も手を打っている
「インテル・ミラノ」「ACミラン」高級ヨット製造、
北部の港建設、宇宙航空技術、交通、環境、エネルギー、
服飾、工芸、総則産業などに、多額の投資を行っている!
ただし、莫大な代償を払わなければならない???
〇 予言されていたイタリアの恐怖の代償
中国の進出!!
◆ 「一帯一路」により、中国の輸出や雇用の拡大を図る!
◆ 中国にとってイタリアはC7の一員であり、くさびになる?
◆ 近年経済成長率はゼロに近い!
◆ 中国の投資に頼る安易な方法を選んだ!
◆ 自国のインフラに港湾設備を中国に渡した!
◆ イタリア北部と中部の、ハイテク、ファッションの文化、歴史に投資している!
◆ イタリアは30万人の中国人が住んでいる! 服飾関係である!
イタリアも忖度している!
◆ 1月後半に武漢に借り戻ってきている中国人多数! 隔離しなかった!
◆ 文化、観光の大規模な使節団が来るが、パーティーまで開いている!
中国との関係悪化に人種差別を恐れて何もしなかった!!
明らかに武漢からウイルスは入ってきている!!
かってのローマ帝国のなれの果てである!!
これを読むと、イタリアの感染者の増加が自業自得に見える!
〇 地理的に距離感のあるイラン
イランの政府関係者、ウイルス担当が感染していた!
感染者は増える………
感染者 3月23日 3月28日
中国 81,171人 81,394人
アメリカ 45,447人 1,164,558人
イタリア 63,972人 92,472人
〇 アメリカの敵を味方とした宗教独裁国家
イランも経済封鎖で苦しい!
そこへ手を差し伸べたのは中国!
目的は、はっきりしている!
「一帯一路」にも参加している!
アメリカへの防御策、経済支援、軍事的な協力の相手とする!!
経済制裁を中国の力を借りて緩めて貰う
両国は宗教はじめ、共通項は少ないないが、反米では一致する!
中国のイランの役割は??
◆ アメリへの牽制カードになる!
◆ 一帯一路での重要な役割!
◆ 2019年、正式に一帯一路に参加する!
〇 イランの感染ルートは政府高官
イランのゴムで高速道路の建設があり、中国人労働者が従事している!
ここから感染が拡大する!
イランとの出入りは遮断したが、「マハン航空」は生かした!
2月1日から9日で8便飛ばした!!
これにイランの高官が乗り、中国へ行く!
そして感染し広がる………
イランと中国の特殊な関係である!!
〇 韓国は封じ込めに成功したのか
韓国モデルと言って自慢していた!
日本にも、参考にせよと言われていたが、その矢先に感染者が増えた!
宗教団体の集まりでクラスターが起こった??
それでもある程度は抑え込んだ!
経験がある強みか??
韓国も1番目から4番目までは中国・武漢からの人間である!
入国を遮断すればこれほどにはならなかった!
中韓は陸続きでない! 間に入国を遮断した北朝鮮がいる!
陸路でなく、空路か海路である!!
日本と変わらない!!
〇 文在寅大統領も中国に忖度した
中国近隣の国では、韓国、日本だけが入国禁止にしなかった!
日本以上に忖度している!!!
◆ 1月26日 韓国医師会が中国から入国禁止を要請する!
◆ 中国からは7万人入国しているから必要な処置である!
文在寅大統領はこれをはねつけた!
◆ 文在寅大統領に安倍首相は、どちらも習近平の国賓計画があった!
◆ 韓国の入国禁止は、もう武漢からの入国がないと分かってからの禁止である!
政治的な影響が感染を大きくしている!!
韓国への批判!
◆ 入国禁止には、中国の駐韓大使から抗議を受けた!
◆ コロナ感染は入国禁止にまで至らないと言う、WHOの見解がある!
◆ 中国は韓国に、WHOの権威を利用して情報を隠した!
WHOのテドロス事務局長は中国の言いなりである!!
こうなるとトランプ大統領は正しいのか???
〇 相互に入国規制をした中韓の愚劣
宗教団体の集団感染があったが、武漢に支部がある!
武漢から韓国へのルートは確かである!
そうなると今度は、韓国から中国への渡航が禁止された!
皮肉である!
しかし韓国は動いた!!
◆ 感染検査の充実と、検査器具の緊急製造を行う!
◆ 感染ルートの調査を徹底して行った!
◆ 新感染の情報を公開した!
一時は抑え込んだようだった???
〇 アメリカが震撼した夜
著者はアメリカ・ワシントンで仕事している!
アメリカの感染拡大を目にしている!
今まで出て来ていなかった?
検査が行われたから感染者が増加した!!
トランプ大統領は、戦争と言った!!
議会関連の集会なども、中止、延期になった!
〇 手遅れだった入国禁止措置
中国らは入国禁止であったが遅かった!
入国管理は各国に及ぶ!
1月21日 感染者は1人、3月28日 101,657人!
異常な増加である!
〇 感染大国になったアメリカ
最初の感染者! 1月21日!
二番目は、1月24日!
武漢からの帰国である!!
武漢→アメリカである!!
アメリカは民主党もトランプ大統領の対策に協力する!
240兆円の緊急の財政支出である!
桁が違う!!!
〇 トランプ大統領の支持率が急上昇
目に見えて効果は上がらないが、その対策は具体的である!
国民に支持される!
医師たちにも自由に意見を述べさせる!!
そうは言っても大統領選では感染していたが………
〇 国家の危機に一致団結する歴史的瞬間
国家の危機に一致団結する国である!!
同時多発テロでアメリカは一致団結した!!
第二次世界大戦で団結したように………
トランプ大統領の真価が問われる!!!
第五章 ウイルス危機はなにを意味するのか
〇 ウイルス危機の二つの異なる要素
二つの異なる要素とは???
◆ 中国問題! 特異な国である!
◆ ウイルス感染対策! 世界は変わるのか?
二つの要素は複雑に絡み合っている!!
〇 中華人民共和国というリスク
中国に対する警戒や懸念が増す!!
それとも融和的になるのか???
これにはアメリカの態度が問題である!
武漢発症の事実は変わらない!!
中国は否定し、アメリカが持ち込んだとまで主張する!
憎たらしい、傲慢不遜な超立堅報道官が主張する!
隠蔽工作を認めない!
自国は抑え込んだと??
共産主義政権だから出来たと!
自由主義で出来るのか????
マッチポンプである!
感染国に援助しようとする!!
いやしている!!!
こうなると、この事例を参考にして、
ウイルス治療薬を作って、ウイルスを感染させて救世主になる!
中国は、孫子の国である! やりかねないと!!!
〇 アメリカは中国を絶対に許さない
アメリカでもウイルスに中国を使うのは偏見だと!
そう言う意見もあるが、トランプ大統領は気にしない!
◆ 中国は放火犯と消防士の役割を演じている!
◆ 中国の隠蔽が被害を増大させた!
◆ 中国に損害賠償を求める!
◆ それぞれの国が賠償を求める法的なメカニズムを創設する!
アメリカ議会の要求である!!
〇 中国へ損害賠償を求める
武漢ウイルスの責任は中国にある!!
賠償金請求では、アメリカの政府債権を放棄させる!
新たな関税と言う手段がある!!
中国の隠蔽工作で、世界の見る目が変わった?
中国を改めて見直す機会となる!
合従連合である!
中国に隷属するのか? 対抗するのか??
時間は進み、ますます傲慢になっている中国!!
香港を手に入れようとしている!
台湾侵攻がささやかれている!!
損害賠償を求めることなど、日本が出来るのか?
マスコミがまず騒ぐ!
親中派の政治家、経済人、学者に評論家がいっぱいいるが………
〇 中国自体は変革できるのか
ますます強権になるのではないか???
コロナ対策は、失敗と思われている??
国内の引き締めにかかるはずである!
世界は中国とのかかわりを減少させようとする!
一部の国は、ますます対中依存が激しくなる!!
当面は内向きになる???
そう言う現れが、香港に対する弾圧になる!!!
〇 対中融和の日本はどう変わるのか
日本の識者は、感染拡大時に、
「感染を恐れることはない」
「中国からの入国者を制限してはならない」
原発事故の専門家も同じようなことを言っている!
だいたい安倍首相が対中融和に走りかけた???
現実から目をそらして、経済面だけを見た中国と付き合う経済界!
今回の感染で、改めて中国とどのような国かを考えなければならないと!!
〇 非常事態宣言は社会を変える
ウイルス感染は世界を変える!!
感染が収まっても、以前の世界には戻れないと!!
感染は人の接触も避ける!!
この異常な状態では国の政策も変わる!!
〇 グローバル化とサプライチェーンの後退
グローバル化は大幅に後退する!!
感染症は人が動けば拡大する!!
中国は感染症の温床である!
眠っていたウイルスが、いつ復活するか分からない!
シルクロードは人の流れと共に、感染症も動く!!
世界は中国での生産にブレーキをかける???
安いと言っても、結局はコロナのように高くつくことになる!!
アメリカの企業も国内に戻ることになる??
トランプ大統領は支持される!
中国からの観光客に、留学生も考えなければならない!
結局高くつく!!
中国依存率が高い日本企業20社のリストがある!
要注意か??
TDK、ネクソン、村田製作所、シャープ………
〇 国家主権のあり方とEUの無力
国連もWHOも役に立たなかった!!
WHOは、事務局長が中国の言いなりで感染を広めた!
どの国も国家主権、中央政府が防衛機の主体になった!
世界貿易センターでの攻撃で、パニックになったが、
政府が国民を守るのメッセージが、国民を安堵させた!!
EUは独自の救済が出来なかった!
各国がバラバラに対応した!!
イタリアは助けて貰えなかった???
当たり前とも思えるが………
日本は新しい世界、新しい国家秩序の中で新しい試練に直面する!!!
新型コロナウイルスが世界を滅ぼす ②・古森義久
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