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2020年8月12日 (水)

本・ロジスティクス思考とは何か―戦史から解明する戦略的物流革命 ②(1995/6)・谷光 太郎

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第三章 戦略の正誤
(1)日本陸・海軍の戦略論
商船を潜水艦から守る重要性を指摘する軍人もいる?
情報部門は「腐れ士官の捨て所」
日米のロジステックスの考えの違いがある!
ミニッツ提督は、潜水艦の館長も経験がある!!
アメリカはキング、ミニッツとも通商破壊の意味は分かっている?
日本は潜水艦も軍艦を狙う!!
第一次世界大戦の戦訓に何も学んでいない????
明治と、昭和の将軍の違い!!
今村均、本間雅晴らが、第一次世界大戦の報告をする!
適当な報告で、上原勇作に質問され、責められる??
マリアナ海戦で、スプルーアンスは日本艦隊攻撃より輸送船を守った??
レイテ海戦で、ハルゼーは輸送船を守るより、日本艦隊攻撃に向かった??
キングはスプルーアンスを良しとし、ハルゼーに激怒している!!
そう言う例があり、日米の差が記述されている!!

(2)米海軍の対独潜水艦戦略
戦略家アーネスト・キング!!
頑固、情容赦なし、かんしゃく持ち、英海軍嫌い、秘密主義者、酒と女好き………
要は、潜水艦艦長、パイロットの資格を持ち、空母艦長の¥も経験して、
海軍大学で対日戦の研究をに励んだ!
キングは、中国とソ連の巨大な人口を利用する??? 
その為には援助は欠かせない!!
海軍は、合衆国艦隊司令長官と海軍作戦部長がいる!! 
どちらが上かはっきりしない!!
ルーズベルト大統領は両方にキングを持って来た!!

キングの対Uボート作戦!
①  Uボート部品工場の爆撃
②  Uボート造船所の爆撃
③  Uボート基地の爆撃
④  海上でのUボート攻撃と撃沈
⑤  護衛船団方式の徹底と護衛艦船の充実
キングにすれば ④ は愚の骨頂であると!!
①  ② ③ をイギリスに依頼する!!

ハンター・キラーグループ戦略

① Uボート基地や造船所の爆撃!
②  海上でのUボートの暗号解読、
   多量の護衛空母群と護衛艦によるハンター・キラーグループの活躍!
③  トップ自らの対Uボート作戦の指導!

戦後の調査で、永野軍令部曹長が、「潜水艦の事は何も知りませんでした」
アメリカを唖然とさせた!!

(3)ドイツ海軍のUボート戦略
デーニッツは商船を造るより多く沈めることにより、イギリスを干し上げる!!
その為に、Uボートで輸送船を攻撃する!
ドイツの潜水艦は、建造・運用・補修・整備・艦長・乗組員の育成など、
ドイツ式合理主義にあふれている!!
オットー・クレッチマー、ギュンター・プリーンの名前が出て来る!
トップクラスの艦長が多く沈めている!!
潜水艦にはトイレは2つ?? シカゴでUボートを見たが、相当大きかったと思う!!

4)米海軍の対日潜水艦戦略  輸送船の攻撃に的を絞った米軍
アメリカは輸送船の攻撃に的を絞っている!!!
アメリカはトップクラスに潜水艦経験者が多い!!!
キンメル、キング、ルーズベルト、マッケーンの息子も潜水艦乗りである!!
日本ではそう言う例はないようだ???
沖縄特攻の伊藤整一大和艦長の息子が上空護衛についた???
Uボート戦に学んでいる!! 日本の商船を500隻沈めている!!
五大湖の造船所で造られて、ニシシッピー川で潜水艦を輸送する!!
アメリカは潜水艦の戦果を公表しない!! 
日本に戦力を知られたくない!!!!!

(5)日独伊の潜水艦建造への考え方  少数精鋭か、多量平凡か
日本は大型潜水艦に注目する!!
独米は潜水艦を絞って大量生産する!!
日本は差を付けたがる??
多量平凡か? 少数精鋭か???
ドイツ 659隻、アメリカ234隻、日本は16種類78隻と言う!!
アメリカは第一次世界大戦の戦訓に学んでいる!!
軍令部富岡定俊作戦課長が言う!!
「1万トンの輸送船は、1万トンの軍艦に匹敵する戦略価値がある! 
 輸送船を狙うべきだった!!」
よく言うと思う!!
富岡定俊、福留繁、石川信吾らの証言を読んでいると後知恵である!!!

(6)日本海軍の物流担当部門と予備士官
ある特定学校出身で主要ポストを独占している企業は例外なく内部に問題を抱えている!
アメリカは実業界で成功した人間をトップに持ってくる!
日本は専門家を自負して外部の人間を排除する! 軍人には限界がある??
石川信吾が重要な地位につく!! それだけでダメなのは分かる???


第四章 ロジスティクス事例研究
日本軍の下士官、兵、中下級将校も優秀であり、よく戦っている!!
問題は作戦参謀に指揮官である!!
硬直的、画一的思考から抜けれない!!
陸大卒でない将校や下級者を見下す尊大な態度と怒号で接し、
「必勝の信念」などの空虚な言葉が並ぶ!!
声の大きいが勝ちなのか?????????
無能な指揮官や参謀に率いられれば、いかに優秀な兵士でも犬死にとなる!!

(1)作戦参謀の思考形態
19世紀の軍事先進国で、参謀本部はドイツ式とフランス式!
ドイツ式は、日本にロシア!
フランス式は、イギリスにアメリカ!!
学閥主義の巣窟、昭和陸軍!!
「陸大卒に非ざれば人に非ず!」
幼年学校、士官学校、陸大卒しか参謀本部の作戦課員になれない!!
作戦参謀と情報参謀では差がある???

戦略も戦術もなく、ただ願望だけあった日本軍!!!
「願望さえ持っていれば勝てる!!!」
空虚な言葉が並ぶ!!
「必勝の信念」
「断じて行えば鬼神も避く」
「他に類を見ぬ創意」
「潑溂たる指揮」

服部卓四郎!!!
ノモンハン事件では、
関東軍作戦主任参謀として作戦の積極拡大を作戦参謀の辻政信とともに主張する!!
ガダルカナル島の戦いで、
現地を視察し、「補給路が確立されつつあり、この点について問題なし」
と虚偽の報告をした!!!

評論家の保阪正康は「責任ある立場にあって最も無責任」と、
辻と共に「昭和の愚将の筆頭」として挙げている!!
その人間が言う!!
「マリアナには確信がある??」
「計算では1キロメートル当たり砲3・3門あればよいが、
 砲5門配置される予定」

どうすれば計算できるのか?? 地形も何も考えていない???

実松譲、中山定義、林三郎、山岡道武、小野寺信、掘栄三………
正確な情報を入れるが無視される!!
見たいものしか見ない!! 
富岡定俊、福留繁の名前を聞くと気分が悪くなる………
実松譲が報告した富岡定俊、に言われる!!
「キミなんか、長いことアチラにいたので、アチラのことがよいように見えるんだよ!!」
アメリカの船舶建造量をの見通しを説明する!!!
確か富岡定俊は、戦後アメリカの戦力を想像できなかったと言っていたと思うが………

(2)ノモンハン事件 ソ連軍の後方補給体制を軽視した日本軍の失敗
服部卓四郎に、辻政信である!!
どこの国の軍隊も、補給は受けれる!!
ノモンハンは、日本の方が近い!
ソ連はシベリア鉄道で運ぶ!! これを目で見て車両を確認して輸送量を推定する!
この報告は参謀本部にも行っている??
ソ連の戦術も亡命者から掴んでいる!
それにも関わらずに戦端を開いている!!
日本の補給力でソ連の補給力を推定する? 前提が間違っている???
戦後の辻政信の言葉がある!!
「日本と同等と判断した兵力は、我に倍するもので、
 戦車と重砲は遺憾ながら意外だった!」

「外蒙古騎兵がこれほどの戦車を持っていようとは、
 誰しも考え及ばなかった!」

「あのような大兵力を外蒙古の草原に展開できるとは、
 夢にも思わなかった!」

ソ連ジャーコフ将軍は、ここで日本を叩いておき、ヨーロッパに備えたい!
ソ連といえども両面作戦は避ける??? 勝つ為には徹底的に補給する!
戦車のガソリンエンジンは燃えやすいので、ディーゼルエンジンに交換している!!
2000両のトラック、1000両のオイルタンク車が補給している!!

この戦い、航空戦は日本の勝利だったようだ………
戦闘機同士の戦闘では勝っていた??
しかし、敵の補給路を狙う考えはなかった??? また出来ない??
日本軍による戦果報告では航空戦にて撃墜したのは1,340機、 ソ連発表は251機の損害!
日本の損害は、未帰還77機、大破102の計179機!
日露戦争の時は、挺身隊を発進して、鉄道破壊を行っている!!
日本の撃墜は申告である!! だから台湾沖航空戦の過大な結果をそのまま信用する!!
要は撃墜しなければ名誉にならない??
トラックを狙っても昇進の対象ではない???
個人の勇気で戦っている! ジャーコフ将軍も日本の兵を褒めている!

事件の反省!!
〇 白兵戦はは損害を招く!!
〇 精神力を有するも、物資力には対抗策がいる!
〇 弾薬が砲兵の主兵器で準備弾薬量の研究が必要!
敵の装備を褒めると、臆病者と言う!!! 田中、辻、服部である!!!
反省らしき弁はあるが、結局何も変わっていない………」

(3)ガタルカナル戦 輸送力の甘さで戦死者が続出
ガタルカナルである!! 合理的に負けたのか??
アメリカの犯行時期を間違っている!!
これは、キングとミニッツの私的な戦争???
上陸してきたアメリカに対して、日本は即座に反撃した!!
第一次ソロモン海戦で日本は圧勝する!!! 重巡4隻を撃沈する!!
が、23隻の輸送船を攻撃出来たのにしなかった!!
後は制空権を奪われて補給の戦いに負ける!!
夜間駆逐艦に潜水艦の輸送である!! 
ガタルカナルも、服部、辻のコンビである!!
戦艦金剛、榛名の飛行場砲撃があり、火の海にして輸送を成功させる!
兵力の逐次投入である!!! 餓死している??

辻政信??? 何の戦訓も掴んでいない???
「アメリカの戦法は理詰めだった! 
 戦術と言うものは必要ない!

 ただ力の正確な集中だけが、
 アメリカの持つ科学的戦術であろう!」

船舶の増派も無理だった………
真田穣一郎が現地に飛び、撤退を進言する………
空虚な観念論を吐き強がりを言う者を評価し、
現実を直視した戦術を考える者を弱音を吐く者とさげすむ気風がある!!
辻に、服部であるがもっといる!!!

(4)インパール作戦 後方補給不備を説く参謀を更迭してまで強行
牟田口廉也である!! 
こいつが畳の上で死ぬのは許せないとまで言われている!!

晩年は言い訳、自己弁護に走る!!
兵士たちへの謝罪の言葉は死ぬまで無く、自らの葬儀で、
自説を記したパンフレットを参列者に対して配布させた!
半藤一利がインタビューに行ったようだ! 
家ではなく外で話したが、海外の歴史家がこの作戦は正しいと!
それを振りかざしたようだ………

シナ大陸で補給に悩み、ノモンハンで補給戦に負ける!!!
各地で補給が上手くいかない!! 
だいたい佐藤優が良く行っているが地図を読まなければならない?
平面ではなく立体的にである!!
インパールも平面では直ぐである?? 2000m級の山である!!!
参謀も反対する!!  が牟田口の狂信が作戦を決める!!
真田穣一郎が反対するが、押し切られる!!!
司令官の解任、無断撤退もある!!

古来より名将は補給を確保する!!
アレキサンザー、ハンニバル、スキピオ………
「輜重輸卒が 兵隊ならば 蝶々、トンボも 鳥の内」
ではない??? 
イギリスは中国へもヒマラヤ越で輸送する!!
インパールでもイギリスは空輸する!!
「軍紀も勅諭も戦陣訓も、
 百万遍の精神訓話も飢えの前では全然無価値である!!」
気迫がない!!!

(5)サイパン線   根拠のない計算を前提とした作戦を用い二日間で陥落
1944年2月にトラック島が延べ1250機に攻撃されて、基地機能を失う!
「統帥権」の独立が相変わらず言われる! 戦況を政府に報告しない!!!
日本の生産力を調査する!!  松前重義である!
① 鉄の生産と石炭の関係
② アルミニウムの原鉱石に、電力との関係
③ 水力、火力、石炭の問題
④ 海上輸送力
東条は、松前重義を二等兵として召集する!!

米軍の侵攻ルート???
B29が完成しているので、マリアナへ来ると!!
陸軍参謀、春気誠少佐!!
「サイパンは難攻不落」
「海軍航空隊がゼロになっても敵を叩き出せる!
 計算では1キロメートル当たり砲3・3門あればよいが、
 
砲5門配置される予定」

砲台を造るには、コンクリートに鉄筋もいる!!
まして10cm砲と、戦艦の約40cm砲の砲弾の違いでの計算基準は???
1m当たり2トンの砲弾をぶち込んでいる!
4万人の軍人・軍属が死に、住民2万人の半分が死ぬ!!
「日米両軍の兵器の差が分かった? 
 が、今からでは遅い!!」

服部卓四郎である!!  絶望的になるが………

(6)ソ連軍の満州侵攻 シベリア鉄道の調査で侵攻期日を予測
日本はアメリカの通信解析をやっている!!
終戦前おかしいと言うか、違うことに気が付く!!
テニアンにおかしいB29が表れる? 原爆搭載機である???
ソ連へのアメリカからの極東からの援助がある!!!
この援助が西へ向かわずに満州へ向かう!!!
ウラジオストックでやぐらを建てて高性能望遠鏡で調べる!
シベリア鉄道の輸送を調べる!!
ほぼ正確に掴む!!

ソ連の戦術は?????
① 広大な正面展開
② 火力万能
③ ロジスティクスの重視
遅くとも9月上旬には満州侵攻があると予測する!
が、この警告も無視される??
願望 ソ連侵攻はして欲しくない!!
希望 ソ連は侵入しないだろう!!
確信 ソ連は侵入しない!!
情緒的・感情的・願望的なものである!!
150万の兵、5400機の航空機、3400両の戦車が集結し、
8月には攻撃が開始されると!!
そう言う判断があるが無視される!!!!
天皇に東条はソ連参戦はどうかと聞かれて、心配ないと!!
なんの根拠もない????



ロジスティクス思考とは何か―戦史から解明する戦略的物流革命 ②・谷光太郎

 

 

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