« 本・山本五十六の戦争(2018/12)・保阪 正康 | トップページ | 本・総点検・日本海軍と昭和史(2014/2)・半藤一利・保阪正康 »

2020年8月 6日 (木)

本・太平洋戦争の提督たち(1997/12)・石渡 幸二

Photo_20200713085201


太平洋戦史を彩る提督たち―山本五十六・栗田健男・南雲忠一・角田覚治・西村祥治などの、
戦局を左右した決断と行動を詳細に考察し、日本海軍が無惨に敗北した真因を探る。
攻撃一辺倒の思想や近視眼的な戦略眼、硬直した官僚的な人事、
きわめて日本的に運営された巨大組織=日本海軍がそれゆえ敗北に至った過程と、
提督たちの悲劇が鳴らす現代日本への警鐘。


子供のころに提督の写真を見た!!!
そのとき、南雲忠一の写真を見て思った!
勲章で飾り立てているが、なんと自信のない顔をしているのかと!!!
そして栗田健男である!!
人相が悪い!!! 長ずるに従って、酷薄と言う感じに思えた!!
陰険な人間ではないかと!!!
最近は太平洋戦争関係の本をよく読む!! レイテ沖海戦もよく読む!!
気になる本だったので、古本屋で買った!!
内容は下記の通りである!!


まえがき
日本海軍の欠陥をさぐる
名将山本五十六の限界
山本五十六再論
栗田提督論
ハルザー対南雲忠一
レイテ沖海戦の指揮官たち
闘将角田寛治
悲劇の提督西村祥治
不滅の駆逐艦艦長吉川潔
〈付〉水野広徳の書誌学
解説  内藤初穂

 

まえがき
栗田提督論が最初である!!
読者から共感されている………

日本海軍の欠陥をさぐる
初めに思うことがある!!
富岡定俊、福留繁、石川信吾らの責任はないのかと???

著者が問題点を並べる………
・信賞必罰に欠ける!!!
・海軍乙事件で福留繁は捕虜になり、暗号を失った!
 誰も処罰されない???
・年功序列主義で、栗田健男が指揮官になった!
・艦と運命を共にしなければ、厳しん処置がとられる!
・作戦や統帥の失敗には、何の処置も下されない!
・中核をなす、軍令部作戦部、連合艦隊司令部、海軍省軍務局をまわり歩く特急組は、
 戦務、通信、偵察、補給、輸送などは常に第二義的にしか考えられない!
・艦隊決戦手技一本槍!!
・ロジェスチック、シーレーン確保を考えない!
 味方の補給線を確保できず、敵の輸送船を狙わない!
・基地を攻撃しても、軍艦に航空機は攻撃するが、港湾施設は攻撃しない!
 初戦のフィリピンを攻撃し、魚雷230本を焼失させ、以降のアメリカの攻撃は支障をきたした!
・第一次ソロモン海戦で三川艦隊は輸送船を攻撃しなかった!
・戦術的な成否にはこだわるが、戦略的帰趨には無関心であった!
・アメリカは贅沢になれている? 固定観念にこだわっている?
・精神主義への過信!!
・「無敵皇軍」 天皇の軍隊であって、国民の軍隊ではなかった!
・陸海軍の幹部は特権階級であり、血税で養われている意識はなかった!
「寄らしむべし、知らしむようなし」 軍と国民の間に信頼関係はなかった!

谷光太郎が日米の提督について書いている!!!
日本は優秀である???  成績が良い!!!
アメリカはそうではない!!  ミニッツ、スプルースなどは成績も良かったが、
しんがりの方の成績も多く、落第、再入学の人間も多かったようだ………
要は成績なんてあてにならないと!!!

名将山本五十六の限界
山本五十六はバクチ好きと言われる!!
軍令部のアメリカとの戦争は、南方資源を確保し、長期不敗の体制を取る!!
戦後、ミニッツ提督は、「オレンジ計画通りに進行したと!!」
軍令部はこの情報をつかんでいたのかと思うが………
アメリカとの戦争を避けようとしている!!
これしかないとの作戦で、真珠湾攻撃を実行した!!
次いでハワイ攻略を視野に入れる………
真珠湾攻撃で第二攻撃をやらなかった………
南雲提督が決めた!
もともと反対の立場である………
草加参謀も同じで一撃で引き上げる………
よく言われる、港湾設備への攻撃を行っていれば………
山本五十六は南雲忠一に不信感を持っていた!!
「言われなくてもやる奴はやる!!!」
実際にそう思うが、やはりここはちゃんと命令しておくべきだったのではないか??
意志の統一は必要だった!!!!!

著者は、山本は連合艦隊司令長官より、軍令部の方がふさわしかったのではないかと!!
適材適所!! やはり人である!!!
が、著者は死に場所を探していたと????
いい時に死んだ………

山本五十六再論
評価は分かれる!!
ハンブルグの海洋博物館で、大きい博物館だが、海軍の提督が並んでいた!
その中に、山本五十六があった………
やはり有能な提督だったと思うが………

・躁鬱症?????  一貫性がない???
・持続力に欠ける?????
・越後人特有の口の重さ???
・好き嫌いが激しい????
・徹底的に議論しない????
以上のようなことが書かれている………

知米と言う!!
確かにアメリカを知っているが、特に親しいアメリカの軍人は居なかったようだ!!

日本の伝統で、作戦は参謀が立てる!!
古くは秋山真之がいる!!!
変人参謀、黒島亀人を重要視した!!!
黒島亀人が真珠湾攻撃の案を練った………
宇垣纒を嫌ったようだ………
戦死する前は、黒島亀人を変えようと思っていたようだ………

実際に軍令部の言う、長期不敗の体制なんか造れなかった????
長期腐敗の間違いか???

井上成美の戦略構想を褒めている!!

ミッドウエー海戦で負けて、反省会もせずに、南雲、草加を横滑りした………
著者言うように、ミッドウエー海戦後に、人事を行うべきだったと!!
南雲、草加の更迭!  山本長官自身の辞任もある!!
信賞必罰である!!!  
船とともに沈むという考えを止めなければならない!!

評価は甘くもなく、辛くもなく、妥当ではないかと思うが!!!

栗田提督論
栗田健男に興味がある!!  半藤一利の本にあったが………
「栗田は疲れていたのだろう……… 
 この栗田と同等の経験をしたものが審判者たる資格を持つ!」 
「ウィンストン・チャーチル」
後からでは何とでもいえる………
亡くなった佐藤大輔の架空戦記がある!! 「レッド・サン ブラッククロス」
ドイツとの戦争準備に入った連合艦隊!!
山本五十六海軍大臣は、栗田健男連合艦隊司令官を呼びつけて更迭する!!
後任は、山口多聞である!!  こたえられない人選である!!

ではなぜ問題の多い、栗田健男をレイテ沖海戦の指揮官にしたのか??
名提督と持ち上げる人間もいるが………
過去の戦歴がある!!
アメリカは、はっきりしている!!
戦闘意欲がなければどんどん更迭される!!

バタビヤ沖で戦わずに逃げた!!
海戦も積極的に戦わなかった??

ミッドウエー海戦でも一目散に逃げたと言われている!!

ガタルカナル島への砲撃は成功したようだが………
逃げられなかったのか??

そしてレイテ沖海戦である!
反転、2回目の反転………
日本海軍は反省と言うものをしない!!
もう本人もわかっているはずだと!!!
だから、真珠湾攻撃も成功したからいいと!!
珊瑚海海戦、ミッドウエー海戦、ガタルカナル島攻防戦、南太平洋海戦、
トラック島空襲、マリアナ沖海戦、台湾沖攻防戦………
石油がないので戦争を始めた!!!
なのに徹底的に施設を攻撃した例は聞かないが………
これだけ戦ってきて、レイテ沖海戦である!!
敵の攻撃方法も分かって来ている???
戦い方があるはずであるが………

半藤一利が書いていたが、日本軍の作戦は分かり難い!!
ミッドウエー海戦も、アリューシャン攻撃から始まり、アメリカを惑わす!!!
二つの目標がある???
ミッドウェー島を占領するのか??
敵空母撃滅が主目的か???
わざわざ敵艦隊攻撃用に装備をして待っている???
空母がいないわけがない!!!
提督の器量によるのか???

レイテ沖海戦も栗田、小柳の言い訳はよく聞く!!
この海戦の目的は、レイテ島防衛である!!
そのための突入である!!!
それなのに、敵艦隊攻撃のために反転した?????
小沢艦隊が機動艦隊を釣り上げた??
この電報が着いた着いていない???
後述の西村祥治提督は、アメリカに酷評されたが予定通り突入した………

戦後語らずの提督で何も言わなかったようだ!
牟田口廉也みたいに、言い訳を喋りまくっても困るが………
要は言えなかったんだろう……… 黙っているに限る………
海軍の人事の問題なのか?????
佐藤大輔の架空戦記で、栗田健男が戦死した??
後任は宇垣纒!! ためらわずに突入するだろう………
そうなった場合、ソ連に北海道半分取られていたかもしれないと???

反省点は、本人と海軍人事にあるのか?????

ハルゼー対南雲忠一
飛行機屋VS水雷屋????????
ブル・ハルゼー!! 人気はあった!!!
この人のためにはと!!
南雲忠一、佐官級の時は、さっそうとしていた??
が、冴えない長官になり下がった……

そもそもこの機動艦隊の長官に南雲忠一がふさわしかったのか???
別の本だが、山本五十六は小澤治三郎を当てたかったという!
ハンモッグ番号、年功序列で南雲忠一に決まった???
小澤治三郎は永遠に南雲の上に立てないことになる!!
水雷屋で、その下に草加龍之介、源田実を配した!!
源田実が計画を出してもすっと通る!!
これが大西瀧次郎、山口多聞であれば、赤鉛筆の修正で返って来る!

アメリカはハンモッグ番号を当てにしない!!
戦闘意欲がないとなればすぐに更迭する!!

著者はきついが、いったん戦闘を交えるとあとは逃げることしか考えない!!
徹底的に戦果を拡大しようとしない!!

真珠湾で第二次攻撃隊を進言した人間は多い!!
山口多聞は分かるが、三川第三戦隊司令官が攻撃を進言した???
第一次ソロモン海戦で、輸送船を攻撃せずに引き上げたのではなかったのか??
その場にならないと分からない!!!

ハルゼーは小澤おとり艦隊にひっかかったが、
その戦闘意欲はありすぎるぐらいある!!!

学業成績だけでなく、勇気、決断、責任感、忍耐力と学業以外の徳目が必要である!!
なかなか分かり難いが………
日本も直ぐに精神力を言うが………

レイテ沖海戦の指揮官たち
4人の中将!!
栗田健男、小澤治三郎、西村祥治、志摩清英といる!!
西村祥治はアメリカに酷評された???
が、小澤治三郎は「レイテ沖海戦で、真面目に戦ったのは西村君だけだった!」
反転、逃げた栗田健男に対して、旧式戦艦を率いて計画通りに突入した西村艦隊!!
そもそもその前の台湾沖航空戦の間違った結果がある!!

要は、栗田健男をこの司令官に持ってきたのが間違いだと!!!
それまでの戦闘意欲に欠ける指揮を見れば、更迭すべきだった!!!

日本海軍に対するきつい言葉が並ぶ………
適材適所、信賞必罰については驚くべきほどええ加減だった!
・福留繁の失態を不問に帰した!! 自決しなかったのか??
・海軍上層部の無為無策、無責任な事なかれ主義!
・統帥権と言う、時代錯誤の制度!
・上官の命令は、朕の命令???  
 行きつく先は特攻である!!
・何度も言われているが、下士官、兵は良く戦っている! 
 肝心の上層部は???

闘将角田寛治
山内昌之が褒める、山口多聞に角田寛治!!
確かに勇将である!!
もっと活躍の場を与えるべきだった!!
カクタカクジ!!!  良い響きである!!

クラウゼヴィッツの戦争論の指揮官に必要な資質
胆勇、強健な体力、才智となる!
日本海軍の少将以上は、見敵必戦、精鋭無比ではなかった???
角田寛治は異色という!! それがある!!
兵に厳しいが、思いやりもある!!
改造空母を率いて戦っている!!!
基地航空隊の司令官になったが、時すでに遅しか??
戦死した時も、敵を探していた???
ともかく、惜しい人材の一人であった!!!

悲劇の提督西村祥治
アメリカに酷評されている!!!
栗田艦隊との共同歩調である!!
栗田艦隊の動向に関係なしに突入した!!
これが批判されている!
が20ノットの旧式戦艦、山城、扶桑を率いて、
栗田艦隊には、位置などを報告している!
が、栗田艦隊司令部は何も対策を講じなかった!!
責任は栗田艦隊にある!!!
西村祥治は、派手さはないが、実直な司令官である!!

小澤治三郎は「レイテ沖海戦で、真面目に戦ったのは西村君だけだった!」
能力を生かしきれなかった日本海軍である!!
もとからメチャな作戦である!!
突き詰めれば、栗田健男を指揮官にした日本海軍の責任なのか???
命令を実行した西村祥治である! 批判されるべきではないと!!!

不滅の駆逐艦艦長吉川潔
成績も悪いが、こう言う人間がいざと言う時に力を発揮する!!
名駆逐艦乗りである!!
戦死するまで、絶えず第一線で活躍した!!!
いざと言う時に臆病風に吹かれて逃げ出す艦長が多い中、戦った!!
評価されているのは救いであるが………

〈付〉水野広徳の書誌学
「猪瀬直樹・黒船の世紀 ミカドの国の未来戦記」で水野広徳が触れられている!!
ここは次回に読みたい!! 猪瀬直樹とともに………

解説  内藤初穂
日本海軍は、ひたすら攻撃面を重視し、防御面に関しては顧みられていない!」

 

太平洋戦争の提督たち・石渡幸二

 

 

« 本・山本五十六の戦争(2018/12)・保阪 正康 | トップページ | 本・総点検・日本海軍と昭和史(2014/2)・半藤一利・保阪正康 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

アメリカ (カナダ・メキシコ)」カテゴリの記事

インテリジェンス・国際情勢」カテゴリの記事

山本五十六」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 本・山本五十六の戦争(2018/12)・保阪 正康 | トップページ | 本・総点検・日本海軍と昭和史(2014/2)・半藤一利・保阪正康 »

2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ