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2020年8月 1日 (土)

本・消えたヤルタ密約緊急電―情報士官・小野寺信の孤独な戦い(2012/8)・岡部伸

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同胞の無理解を超えて独ソ戦を予言し、対米参戦の無謀を説き、
王室を仲介とする和平工作に砕身した小野寺信。
大戦末期、彼は近代史上最大級の「ヤルタ密約」を掴み、ソ連の日本参戦情報を打電する。
ユダヤ系諜報網から得た正確無比なオノデラ電は、しかし我が国中枢の手で握り潰された。
欧米を震撼させた不世出の情報士官の戦果と無念を完全スクープ。


大長編である!!
小野寺信は名前とやったことは知っていた!!
特に暗号の件で、奥さんが外出する時も帯に挟んでいた話は驚きだった!
NHKスペシャル 現代史 「日米開戦不可ナリ」 ~ストックホルム 小野寺大佐発至急電~
これを見て、この本を図書館で借りた!!
スペシャルは、亡くなる前の撮影されていた!!
証言出来て良かったと思った!!
奥さんも穏やか仲、真の強そうな人である!!!
内容は下記の通りである!!


第1章 日本が世界地図から消える!?  ヤルタ密約情報は届いたか
第2章 和平工作の予行演習  任地がその運命を決めた
第3章 ドイツが最も恐れた男  同盟国の欺瞞工作を暴く
第4章 日米開戦は不可なり  北欧の都から冷徹な眼
第5章 ヤルタ密約情報来たる  存亡をかけたインテリジェンス
第6章 間に合った「国体護持」情報  8月14日にそれは届いた
第7章 対ソ幻想の謎を解く  天皇の意志を曲解した人々
略年表
あとがき
解説
主要な参考文献


第1章 日本が世界地図から消える!?  ヤルタ密約情報は届いたか
1 消えたヤルタ密約電報
チャーチルとスターリンのバルカン半島の密約!
         イギリス  ソ連
ルーマニア    10%    90%
ギリシャ     90%    10%
ユーゴスラビア  50%    50%
ハンガリー    50%    50%
ブルガリア    25%    75%

もう一つ、ヤルタ密約がある!
「ソ連はドイツ降伏より三ヵ月後に対日参戦する」
チャーチルとスターリンの密約は反故になっている??
このソ連参戦の話は有名である!!
例えば半藤一利なんか書きまくっている???
実際に電報は打電されているが、誰かが握り潰している???
1983年に打電したスウェーデンの小野寺信がこれを知った!

しかし日本は知らないと!!
電報が届かなかったのか?? 
それとも誰か握り潰したのか??

連合国もルーズベルト大統領が病気だった!
4選せずに引き下がるべきだった………
スターリンのワンマンショーになる!!
日本は、ソ連にスターリンに翻弄される!!

2 「奥の院」が握りつぶす
超大物、瀬島龍三が登場する!!
マッカーサーの参謀と言われた堀栄三がいる!!
著者は本を残している!!
戦後、自分の経験をまとめたが、親父に負けた記録なんか書くなと言われた?
が情報の重要性を理解している!
感心したのは、アメリカの株価の動向を見て作戦を予想する!
製薬会社と缶詰め会社の株価が上がる!!
納得出来る! 後は電信の方向を調べて目的地をしる!
が重要視されない!!

堀栄三が、握り潰した人間、参謀がいると!!!
たいがいの人間は誰か分かる!!!

台湾沖航空戦がある!
日本の大勝利である????
実際に戦果を確認したのか???
攻撃から帰って来た乗組員に質問する!
状況を聞くと、しろどもどろになる!

あくまで小野寺信の情報を否定する!!
違う所から入手したと!!
これについては前例がある!!
杉浦千畝の業績を外務省は認めなかった!!
何故無視したのかは、後で半藤一利が解説する!

小野寺信も敵が多い!
後輩、林三郎、元スウェーデン公使・岡本季正………
この岡本季正は「ソ連の情報は誤り」と外務大臣に打電している!
佐藤優はどういうだろうか??
そんな人間、外務省には一杯いる???

要は気に入らない、不都合な事実は握りつぶされる!!
台湾沖航空戦の結果の見直しの電報をいまさらこんなもの、
と言って葬り去ったのは、瀬島龍三!!
その結果、ルソン決戦の予定が、レイテ決戦になり、日本は大敗する!
いかに日本が情報を軽視していたか???
これで本土決戦とは…………

3 学者のような情報士官
半藤一利言う、賊軍の昭和史!!
小野寺信も岩手県の出身である!
成績優秀で、ロシア通になる!
皇道派と言う!
妻百合子は将軍の娘である!
NHKのドキュメントで初めて見た!!
それまでは暗号を操作し、着物の帯に隠していたという話は知っていた!
しっかりしていると思ったが、実物は穏やかな奥さんである!!

小野寺信は天皇崇拝の反共主義者だと!
親日の国の情報員と信頼権を構築する!!


第2章 和平工作の予行演習  任地がその運命を決めた
1 欧州情報の交差点  リガ時代
フィンランド・エストニアは日本に親近感がある!!
小野寺信は北欧、バルト三国で活動する!
結局それがのちに役に立った???
ドイツに行けばドイツびいきになる!!
石原莞爾はそうでもなかったようだが………

エストニアは情報の宝庫だった?
そこで各国、ポーランドも入るが、信頼賢兄を結ぶ!!
その後、ポーランド分割がある!
バルト三国がソ連に併合されて、ポーランドが分割される!
ソ連の支配を嫌がって逃げ出す人が多い!!
杉浦千畝の命のピザもこの時である!

やがて小野寺信ははかっての諜報員たちと再会する!!

2 対中和平をはかる  上海時代
ノモンハンの衝突の1年前に、日本はソ連に大敗する!
張鼓峰事件である!
これの対策に追われる!
中国では傀儡政権を作っている!
が蒋介石に毛沢東が主役である!
これを何とかしなければならない!
まず共産党対策が必要だと! もっともな意見である!
小野寺信が感銘を受けたドイツの将軍、ハンス・フォン・ゼークト!
「将帥というものは政治家に対して一つの責任がある!
 情勢がどうしても非だと分かったら、素直に知らせなければならない!
 それを怠ると大変なことになる!」

蒋介石との和睦を図ろうとするが、「影佐機関」がある!
傀儡政権を作りたい!  邪魔されたくない!
小野寺と対立する………
小野寺信ははしごを外される?
送り出した本人たちがいざとなれば知らん顔である!


第3章 ドイツが最も恐れた男  同盟国の欺瞞工作を暴く
1 ただ独り独ソ開戦を予告
ドイツはバトル・オブ・ブリテンに敗北する???
イギリス本土上陸は延期である!
この時期日本は再度イギリスを攻撃すると思っている!
シベリア鉄道で22日間かかってストックホルムの着任する!
日本の参謀本部は、ドイツに不利な情報はよこすなと!
ここで沢山の情報源を手に入れる?
陸軍中野学校・秋草俊がワルシャワに行く!
リビコフスキーを小野寺は重要視するが、秋草は嫌う!!
人間関係は色々ある!!

ポーランドは親日国である!!
シベリアの孤児を救っている!
現在までそれは続いているようだ!
ポーランドは知能水準が高い!
エニグマ暗号機もある! 日本の暗号の師匠である!
ポーランド分割後、ポーランドの情報部を日本に接収してもらいたい!

自信家、松岡洋右外相が走る………
三国同盟に、ソ連を加えた四国同盟???
自分自身に酔っている???
はっきり言えば、スターリンに良いようにされている???
駐英武官、辰巳栄一はもはやイギリス上陸は無いと! 不可能ではないが………
ドイツで駐在武官が集まる!
ここでドイツは策を講じる!
再度イギリス上陸を日本に印象付ける!
バルバロッサの為にである!!!
その為、偽の命令書を作る!
武官たちをわざと上陸用の船のところに案内する!
策士策に溺れる??????
日本は引っかかる………
大島中将がピエロである!!
日本の軍人でも上陸用舟艇を見て、
これでは無理だと思って報告した軍人もいたようだ!

小野寺信は、持てる情報網を駆使して、
「独ソ開戦」の情報を打電する!

ポーランドは早々と情報を掴んでいる!!
日本の参謀は都合の悪い情報は握り潰す!!
この時も、小野寺信を帰国させよとの声が上がった!
日独離間の策略に乗っていると!!
スターリンも信じ無かったが………
人間、見たいものしか見ない!!

大島浩大使がようやくドイツからバルバロッサ作戦を聞く!
ユーゴの件で作戦が5月から6月に変更された!
致命的な1か月と言うが………

2 ポーランド地下情報網が最大の鍵
ポーランドからの情報には取引がある!
杉原千畝は情報の代わりに、満州国のパスポートなどを渡した!
そして「命のビザ」である!
オランダ大使が仕掛けた??  オランダは占領されている!
当然二人は、ドイツにも疑われている??
杉原千畝は小野寺信の下で働いている!
満州では秋草俊の下で鉄道の買収を行っている?
ドイツの情報がある!!
ポーランドと日本の情報機関の関係からは、
ポーランドが連合軍を裏切って日本に情報を流してもおかしくは無いと!!

敵の敵は味方???
ポーランドは反独、反ソの国である!!
反ソで情報をドイツに流す???
しかしカティンの森の逆が発覚する!!
ソ連の犯行であるが、時が時だけに米英は見なかったふりをする!!

現在のアフガニスタンのトルコでの記者の殺害がある!!
アメリカ・トランプ大統領はこの犯罪に、
アフガニスタンは重要な輸出国だと!
何も変わっていない!!

ポーランドは第二次世界大戦で603万人死んでいる!
日本より多い!!!!
大戦中に日本は無視されたとは言え、情報を集めている!
その力はあったが、現在の日本はどうなのか?????

3 すべてはオノデラの人間的魅力から
金銭ずくではなく協調や友情に基づいて関係を築いた!!
金銭援助だけではなく、家族にも援助している!
バルト三国にポーランドら東欧の小国が協力する!
エストニア、ラトビアの情報部は解体されて、情報員は、
スウェーデン、フィンランド、ドイツに流れた………
家族に生活物資まで送った!!
当然協力してくれている………
エストニアは協力的だったようだ!!


第4章 日米開戦は不可なり  北欧の都から冷徹な眼
1 ヒトラーに幻惑されて日米開戦へ
緒戦のドイツの圧倒的勝利に惑わされる!!
ドイツが勝つのは間違いないので、参戦しても負ける事はない?
そう言う事で参戦する????

独ソ戦は6月開始である! 日本にドイツだけで勝つと!!
9月頃には、ドイツの戦力がガタ落ちになる!
冬将軍の前に雨季がある!
結局は補給で負けている!!
相当包囲撃滅戦をやっているが、ドイツは兵力が足らなくなる!
包囲しても逃げられる!

小野寺信はヨーロッパの独ソ戦の実情が分かる!!
それから見ると、ドイツの勝利を当てに戦争するのは間違っていると!
現実に日本は、イギリス上陸を信じていた………
この電報を打ち続ける!!

小野寺信はポーランドで暗号機を購入する!
これだけではないが、アメリカの暗号を解読している………

2 鉄壁の情報網完成す
ドイツは戦線を広げすぎる???
イタリアには上陸されている!
ノルマンディー上陸が予想される!
ドイツでの武官会議がある!
東方の作戦は終わった!
第二戦線での、迎撃のために戦力を集中する!
これが武官会議である??
ド・ゴール派の将校とも近づく!!
リビコフスキーをかばいきれなくなり、ロンドンに逃がす!
その時に情報は流すと!!

ドイツのカール・ハインツ・クレーマー!
ドイツ随一のインテリジェンス・オフィサーと呼ばれる!
小野寺信とは、情報の「give-and-take」であると!!!

そういう中でヨーロッパでの連合軍の作戦がある!
「マーケット・ガーデン作戦」
オランダでの、連合軍の空挺部隊の作戦である!
最後の橋を奪えなかったので、作戦は失敗するが………
この情報を、小野寺信はクレーマーに流す………
これが1944年秋で、1945年2月か3月の情報が、ヤルタ会談であると??

ステラ・ポラリス作戦??? 北極星作戦?
フィンランドはソ連に降伏する??
その時の対ソ暗号解読資料と、解読班の機材をそっくりスウェーデンに移動する!
日本は情報を購入する!
アメリカにも潜入させようとするが、遅すぎたようだ!!!


第5章 ヤルタ密約情報来たる  存亡をかけたインテリジェンス
1 近代史上最大級の情報
偽情報の話もある!!
イギリスが得意である!!
① 独ソ戦の和平情報?
② ノルマンディー上陸作戦の誤った日時?
③ ソ連の対日参戦?
④ アメリカの第8空軍がロシアに配置される?

しかし本当の情報はポーランドから来た!!
ヤルタ密約である!!
「ソ連はドイツ降伏より三ヵ月後に対日参戦する」
驚愕のニュースである!!
ポーランドの小野寺信の対する好意、友情である!!
戦後、ポーランドは小野寺信に保護を申し出ている!!
日本とえらい違いである!!!

2 新兵器情報  原爆とジェット機
スウェーデンからピアノ線とボールベアリングを購入する!
ドイツ・シュバインフルトのボールベアリング工場群を連合軍が狙った!!
一時的には影響が出たが、スウェーデンから輸入したと!
これを輸入とは………
ブラックリストに乗る!!
原子爆弾は無理だったようだが………
ジェット戦闘機Me262は戦局を逆転できる!!
と言う情報は掴んでいたようだが………


第6章 間に合った「国体護持」情報  8月14日にそれは届いた
1 敗北迫るドイツ、そして終戦工作へ
ヒトラー暗殺計画!
独裁者の暗殺は失敗は許されない!!
何人死ぬか分からない???

大島浩にリッペントロップから依頼がある!
独ソの仲裁を頼まれる!
連合国軍の米英とソ連の間に、不協和音がある?
独ソの休戦である???
小野寺信に白羽の矢が立つ!

しかし、嫉妬か? 妬みか?
岡本スウェーデン公使は小野寺の邪魔をする!!
著者は冷静に書いているが、この岡本公使には含むところがある?
佐藤優の本を読んでいたら良く分かるが、外務省にはこう言う人間は多い!!
この時期に、対ソ友好を指示される???
日本の中枢のアホさ加減が分かる???
小野寺信の緊急電は握り潰されている!!!

2 君主国から皇室へ  スウェーデン王室は動いた
スウェーデン王室が動いた!!
イギリス王室に、ルートがある!
小野寺信が動いているが、駐日スウェーデン大使・バッケも動く!
例によって、岡本公使が出て来る!
何もせずにほっている!! この何もしないことが致命的である!

スイスでは加瀬俊一公使が動く!
国を滅亡から救いたい!!

しかし岡本公使は徹底的に小野寺信を嫌う!
東郷大臣から、小野寺信に電報が入る!
「何もするなと!!」
岡本公使である!!!
小野寺信がかってに動いている!!

なんせソ連を当てにしている!!!
小野寺信の緊急電は握り潰されている!!

福島の原発事故でも同じことをしていると!

無条件降伏の条件!
「国体の護持」
スターリンは天皇制を潰そうとしていた!!
スウェーデン王室から天皇へのメッセージは小野寺信に託された
岡本公使ではない!!!!!
天皇が天皇制護持に確証があると!!
イギリス王室か??
声の大きいのが勝ちか???
小野寺信は武官で勝手に行ったと!!
岡本公使が言いまくっているのではないか??
よくこの本を著者は書いたと感心する!!


第7章 対ソ幻想の謎を解く  天皇の意志を曲解した人々
1 モスクワへの「密使」
この章は嫌になる!!
1944年、クリスマスに、モスクワにクーリエが飛ぶ!
1945年2月に帰国する!
この間に何をしたのか???
補償の一つに人がある!!
これを瀬島龍三が認めた!!
瀬島龍三については、保阪正康が詳しい!!
瀬島龍三に保阪君のインタビューは受けたくないと!!
佐々淳行はソ連のスパイと決めつけている!!
堀栄三の電報握り潰しもある!!
実戦経験がなく、太平洋戦争を主導した!!
おかげで300万人が死んでいる!!
原住民はもっと死んでいる!

いかに優秀とは言え????
1945年4月には、ソ連参戦を知っていた!!
自画自賛もここまで来ると………

日本はなぜそこまでソ連に期待したのか??
中立条約を破棄されていながら、ソ連は攻撃して来ないと!
そう祈る!! この軍部の対応を見ているとアホに見える!!

ソ連に何を求めたのか??
北海道の半分を欲しがっている!!
ソ連に仲裁を頼むための条件がある!
別に日本と講和しなくても実力で取れると!!

日本の条件!!
海軍は、参戦防止に資材、石油を要求する!!
南樺太の返還、漁業権の解消、北千島の譲渡、満州の中立、朝鮮は日本領土??
遥かに多くをソ連は手に入れている!
駐日大使には会えず、特使の派遣も断られる!!
それでもソ連にすがる………

無条件降伏が重くのしかかっている!!
「吉田一彦・無条件降伏は戦争をどう変えたか」
これが詳しいと思う!!

要は何故スターリンをあれほど信用出来たのか???

2 初めにソ連仲介論ありき
もっとあほやないかと思うのは、独ソの和平を日本が担う!!
独裁者二人を相手に出来る政治家がいるのか???
ドイツの勝利が、バトル・オブ・ブリテンにスターニングラードの敗戦で危うくなる!
日本は、バスの乗遅れるなで、ドイツ勝利が頼りである!!
これが危なくなってきている??

日本の終戦構想?? 1943年9月!
① 独ソの和平と仲介し、世界全面和平に持って行く!
② ドイツの敗北を見越して、ソ連の仲介で自主的に和平を図る!
③ ドイツの崩壊時には、日本も終戦を図る!
④ 予期せぬ欧州和平の実現厳戒のために、対ソ外交を促進する!
自分都合のみを言っている!!
ソ連もクルクス以降は、日本の足元を見ている!!
独ソ開戦で、日本が中立を保ったので、ソ連が恩に来ている????
幻想の世界である!!!!

3 スターリンのリアリズム
いきなりのスターリンの裏切りである!!
最初から日本はあやしておくと!!!
日本の幻想は、ソ連の宣戦布告で消えた………
スターリンは日露戦争の復讐を行動に移した!
所詮日本なんて赤子みたいなものである!!
日本はお人好しである!!

4 国を挙げてのソビエト幻想
日本は反共である!!
近衛文麿は、英米は敗戦で国体変革までは求めていない!
むしろ共産党革命を恐れている!
ソ連仲介を言い出したのは、参謀本部!!
何故そこまでソ連を信用出来たのか??
自己中心の考えが、客観的なる???
都合の悪いところは見ない!!
ソ連の言いなりになって目をつぶる!
それで対英米戦争を完遂する???

「対ソ外交交渉要綱」
一 ソ連を我が方に誘引し、米英戦を完遂する!
二 ソ連に譲るもの!
  満州国の居住営業に自由!
  志那のソ連勢力の拡大!
  南方占領地の権益の譲渡
三 ソ連が強引に要求すれば容認するもの!
  北鉄の譲渡
  漁業条約の破棄!
  満州国、満鉄、遼東半島、南樺太などの譲渡!
四 出来る限り、応じること!
五 英米ソの対立もあるので、情勢を判断すること!

日本の軍人は洗脳されスパイ化されている!
11名と言う!!  当然瀬島龍三は入っている!
対ソ講和を主張した軍人・政治家は共産主義になっても噛まなかったと??
この時期イギリスもアメリカも、国民党も共産主義者のスパイが入り込んでいる!!

5 かき消された「不都合な真実」
陸軍は陸大の成績至上主義である!!
作戦課に優秀な人材が配属されて、情報課はその下である!!
ソ連への期待!!  願望が真実に???
本土決戦を想定している軍部は、ソ連山では計画が狂う!
瀬島龍三も責任がある!!

半藤一利である!!
小野寺信の緊急電報抹殺は、瀬島龍三に違いないと!!
また小野寺信が皇道派だったことが信用されていないと!!


あとがき
録音テープ、家族の協力があり、すごい出来になっている!!
日本の指導者、政治家、軍人の第二次世界大戦のアホさ加減が良く分かる!!
絶望的になる!!


解説  佐藤優
解説が佐藤優とは驚きである!!
著者はソ連で諜報戦に巻き込まれている!
その時佐藤優にアドバイスを受けている!
それ以来の中で、裏切っていないのだろう………
凄い本である! タンネンに取材しているし、文献も探している!
又、著者の本は読みたい!!!

 

消えたヤルタ密約緊急電―情報士官・小野寺信の孤独な戦い・岡部伸

 

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