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2020年7月 2日 (木)

本・闇の松明(2002/6)・高橋 直樹

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崩れゆく名門武家におこる小さな波乱を、
側近の城士の目から語る「尼子悲話」。
石田三成の軍勢に包囲され落城間際の伏見城で、
四人の百姓足軽がみる一夜の夢と城抜け「闇の松明」。
戦国の将卒の生と矜持を、
さわやかな哀感をこめてみずみずしく描き出し、
鮮烈なデビューをはたした著者の初期傑作短篇集。


こう言う短編集は面白い!!
特に本田豊前守家吉は印象深い!!
「闇の松明」は白石一郎の高橋紹運の本を思い出す!!
玉砕するが、一人逃げ出している!
これを攻める島津が捕らえる!!
そうして殺す!! 名将高橋紹運の配下に逃げ出すような不埒な人間はいない!!
これも面白かったが、同じような話がある!!
4話構成であり、内容は下記の通りである!!


● 尼子悲話
● 悲刃
● 闇に走る
● 闇の松明


●  尼子悲話   本田豊前守家吉
毛利元就の名言がある!!
「能や芸や慰事、何もかも要らず。
 ただただ武略、計略、調略こそ肝要にて候」

「謀多きは勝ち、少なきは負け候」
と、孫子を踏まえて自らの信条を書き綴っている!
これで中国の覇者になった!!!
その元就と戦ったのが尼子である!
尼子と言えば山中鹿之助である!
その前の、主に新宮党の誅殺の話である!

本田豊前守家吉の話である!
月山富田城の最後に立合う!!!
尼子の内紛??
一族が全て協力すとは限らない!!
新宮党と言う実力者がいる!!

当主・修理大夫晴久に仕える!
新宮党には、屈折した思いがある!
父・紀伊守国久 長男・吏部誠久 三男・金吾敬久……
修理大夫晴久 御嫡子三郎四郎と、吏部誠久の息子善四郎が喧嘩をする!
三郎四郎が負ける!!

この頃、家臣の裏切りの書状が発見される!
元就の謀か??
修理大夫晴久も馬鹿ではない!
毛利の井上一族に対する誅滅の事情、
陶晴賢の大内義隆弑逆についての事情を知ろうとした!
果たして知ったのか???
座頭が耳障りの良い話を吹き込む!
元就の井上一族の誅滅はもっと早くすべきだったと!
再び密書が発見される! 
筆頭家老・亀井能登守が弾劾する!
新宮党の上意討ちである!!

本田豊前守家吉が修理大夫晴久に諫言する!!
尼子の軍を誰が指揮するのか?
座頭の首を持って言う!
これも嫉妬になるのか??
新宮党は一族がまとまっている!
修理大夫晴久は不安である! 厄の芽は早いうちに積まねばならぬ!
将来のために!! いったん芽生えたものは摘み取れない!
逆に刺客を頼まれる!!
決行前に、吏部誠久の二人の息子と魚取りをして遊ぶ!
心中いかがなものなのか??
そうして上意討ちを決行する!
紀伊守国久を討つ!
そうして新宮党は誅される………
吏部誠久の二人の息子も死ぬ!!

座頭が言ったという!
元就は使い切るまで井上一族を誅殺しなかった!
が、修理大夫晴久は身を軽くしたいがために誅殺する!!
頭の出来が違うと!!
結果からみればその通りであるが………

三郎四郎が後を継いで毛利に降伏する!!
弟二人と毛利に幽閉される!!
それに同行する! 信頼されている!!
行く前に、山中鹿之助に会う!
今後どうするのか?  新しい道を開くように言うが………
あくまで尼子に仕えると!!
この話は面白い!  読んでいて楽しい!!!


●  悲刃  内藤修理大夫元盛
この話は知っている!
「司馬遼太郎・城塞」で紹介されている!
次いで滝口康彦が書いているのを読んだ!!
内藤修理大夫元盛である!
毛利元就の外孫にあたる宍戸元秀の次男として誕生している!
関ケ原の合戦である!
毛利は動かなかった!
毛利秀元が率いている!
吉川広家、福原越後守広俊が参加させない!
これを元盛は見ている!

石田三成が負けて毛利はどうするか?
元盛は大阪城で輝元に言う!
戦うか??  家康の軍門に下るか??
誰でも分かるが、恩賞として与える土地には限りがある!
120万石は恩賞としては十分ある!
しかし家康は保証していると!!
元盛は輝元に言う!  吉川広家、福原広俊を斬れと!
そうすれば内府に遺恨を持つものが集まると!
毛利が割れてもである!!!
しかし、約束は守られずに防長2州、36万石に押し込められる! 
元盛も領地が変わる!
大阪の陣が起る!!
これに輝元は大阪方に手を貸したい!!
誰か入城させたいが、それが毛利とバレれば困る!
元盛に白羽の矢が立った????
佐野道可を名乗り、数十名と共に入城する!!
いざと言う時の書付は貰っている! 使えないが………
大阪城に入城し失望する………
総大将がいないし、秀頼にも失望する………
必然的に敗れるが、元盛は大阪城を退出する!!
そしてお家のために自裁する!!
息子は切腹のようだ! 復活するのは息子の孫の時代である………


● 闇に走る  織田信忠秘話??
「本能寺の変」秘話である! 伝奇小説である!
本能寺の変で、秀吉は天下取りに向かった!
黒田官兵衛が活躍する!
物語は、栗山善助と村田出羽の対立から始まる!!
順調に仇討は進む………

秀吉が天下を取る!
が、そこに鎌田新介が官兵衛を訪ねて来る!!
驚愕の事実を言う!
信忠が生きている………
官兵衛は自らの意志で鎌田新介を刺す!!
この時光秀は秘密のために、出会った百姓を殺している!
母親が斬られた息子がいる!!
信忠は生き延びている!!
これを栗山備後と村田出羽が殺しに行く………
官兵衛は秀吉の天下を守りたい!!
信孝、信雄では問題外であるが、信忠では違う!!

信忠を殺す!!
ただ村田出羽は信忠の太刀をくすねる………
これが秀吉の目に留まる!!
秀吉は全てを察する………
そして官兵衛の恐ろしさを知る………
以後、官兵衛は表舞台から消える………
村田出羽は傲慢になる!
自分が殺した相手が信忠だと分かって来る!
自慢しかねない………
しかし自慢しても信用される事は無いだろう………
それより何故村田出羽を殺さなかったのか????


● 闇の松明  鳥居元忠の足軽たち
鳥居元忠は家康の江戸への転封で、下総矢作へ4万石で移る!
三傑、井伊直政、榊原康政、本田忠勝は10万石である!
もっと欲しい???
この移転時に百姓で足軽奉公を務めたいものを連れて行く! 
4人の仲間が行く!!
関ケ原の合戦時、三成は兵を挙げる!!
鳥居元忠は伏見城に籠城する!!
捨て石である!! が息子が加増できれば良いと!!

頼朝挙兵時、三浦大介義明は討ち死にするが、三浦一族は栄えた!
鳥居元忠はそうなるつもりである!!
筑前岩屋城で玉砕した高橋紹運もそうであった………

元忠の遺言状がある!!
これを息子に届けたい!
そうして届ければ300石に武士の取り立てると!!!
条件は他の3人を殺すこと??
どうも元忠は全員玉砕したようにしたかった!!
その方がアピール出来ると………
趣意書は1通ではなかった!! 殺し合いをさせたい!!
そうして最後に残った一人を、忍びを使い始末する!!
そう言う計画か???
足軽なんて数に入っていない………

鳥居元忠の息子、忠政は陸奥岩代に10万石を加増された!
ついで出羽山形に20万石になる!
寒河江2万石も与えられて22万石になる!
三傑に並ぶ元忠の意志は達せられた………


闇の松明・高橋直樹

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