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2020年2月28日 (金)

本・信長の合戦 『八つの戦いで読む智謀と戦略』 第4章 一向一揆と家康(2001/3)・戸部新十郎

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戦国の覇者として、今なお絶大な人気を誇る英雄・織田信長。
激しい気性と勇猛果敢な行動力で知られているが、その強さの本質は、
合戦に対する慎重さと悠長さにあった。
事前に徹底した情報収集を行ない、勝つ自信を得るまで続けられる知略の数々…
桶狭間の合戦から本能寺の変に至る八つの戦いを描きながら、
信長の戦略・戦術の卓越性を鋭く読み解いた歴史読み物の傑作。
第4章 一向一揆 VS 一向一揆


古本屋で見つけた。安かったので嬉しそうに買ってしまった。
著者の大ファンである。
ほとんど全部読んでいる。今読み返している本もある。
ブックオフにアマゾン、街の古本屋に感謝です!

一向一揆との戦いも八つの内の一つである。
浄土真宗である。
大好きな白戸三平 『忍者武芸帳』に本願寺と信長の戦いがある。
結局本願寺は民衆を裏切る。
坊主なんてそんなのもだと思っている。

「一向宗」だけ何故一向宗と言うのか分からなかった。
一遍上人も一向宗と言われたようだ。
「一向専修」ひたすら修行し念仏をとなえる。
親鸞の教団も一向宗と呼ばれるようになった。
力関係で浄土真宗が強く、一向宗と呼ばれるようになった。

一向宗は他の宗教と大きく違う点があったと言う。
通常の宗教(仏教)が僧侶が信者に対して救済や教えを与えるのに対し、
「一向宗」では一人一人の信者が、
 他の人々や信者に対して救済を行う事を認めていたようだ。

「救済」と言っても物理的に助けてあげる訳ではなく、
ただ 「祈ってあげる」 だけのようだが・・・・・・

多くの迷信や神・仏のご加護が信じられていた当時、
それは非常にありがたいものと言う。

「信じる者はみな兄弟」 宗教の思想も、
日本ではこの一向宗から始った。

僧も含めて信者同士がみんなで協調しようという考えと言う。

どの戦国武将も一向一揆には悩んだようだ。
信玄のように上手く利用できる武将もいる。
しょせん時代の担い手にはなれない。
真っ向から対立したのが、織田信長!
が信長も妥協はしている。最終的には石山の地から追いだした。

『政教分離』がある。
と言う事は分離されていない宗教団体、政治団体があると言う事である。
『政教一致』になる。本願寺と一向一揆のかかわりがそうなのか?
現在でもある!政教分離と言う事からしておかしい!
本願寺と和親するには自ら一向宗に改宗すのが早い。
越前朝倉氏、朝倉氏は曹洞宗の大檀越である。
が背に腹は代えられない!
そう言う例が沢山ある。
が信長、家康は妥協しない!

家康も一向宗と対立した。
著者の意見だが、家康は決して待ちの人ではない。
姉川の戦いにも参加して活躍した。
三方が原には自ら籠城をヤメ、信玄と戦った。
小牧長久手の戦いも受けて立った。
戦いを避けていない!

一向宗との戦いもどうやら家康側から挑発したようだ。
『どうせ戦うなら、こちらより進んで戦うべし』
好戦的である!家康の本性か?

ささいな事から開戦になる。
お互い時期を待っている感じだ。
反家康側には、反対勢力が付く。今川、吉良、同族の松平・・・・・・
つくと言っても共同戦線をひくわけではない。
かってに戦っている。
一向宗も中央、本願寺の指令で動いていない。
出先が勝手に戦っている。「家康は恵まれている。信長とは違う!」
こう言う場合は各個撃破されるだけである。
最初は反家康勢力が有利だが、だんだん逆転する。
家康も自ら槍をふるって戦う。
家臣が二つに分かれる。
この辺りの話はやはり面白い!
家康の身代わりになる家臣も多い。
三方が原でも身代わりはいたようだ。

家臣の宗教は何か?
本多正信の本多氏は、すべて一向宗と言う。
本多忠勝の一族は浄土宗に改宗した。
苦悩した家臣も多い。
家康の危機をみて、無間地獄に落ちるとも主君を討たしてよいものか?
逆に一揆と戦って死ぬ!

『進足者往生極楽世界』
『退足者堕落無限地獄』
一向一揆が戦うさいの常套的覚悟である。
最も重い刑罰は『破門』と言う。
破門されれば、門徒であることを拒否される。
極楽往生できなくなる。

家康有利で和睦になる。
① 一揆に与した者の本領を安堵する。
② 寺々の僧俗とも、もとの如く立ておかれるべきこと。
③ 一揆張本人の一命を助けらるべきこと。
家康有利の和睦になった。
張本人たちはもうすでに逃亡している。
ここで有名な寺を平地にする。元は野原である。これを元通りと言う!
狸親父である。この時は本多正信は一揆側である。
自分で考えたのか?
相当な悪である!辣腕とも言う!

浄土宗で家康に味方した登誉上人!
『厭離穢土・欣求浄土』
家康の旌旗としてひるがえる。
権力側が利用できるかどうかで扱いは違う。
浄土宗をもって『国教』としたかったようだ。
一向一揆に勝った! そして・・・・・
① 旧勢力の一掃。
② 反抗国人・土豪の討伐。
③ 家臣団の整理。
④ 一向宗を利用していた勢力の消滅。
家康が戦国大名としての地位を確実なものにした戦いとなった!

しかし本願寺を信じて戦って死んだ人は気の毒に思う!
破門する、と言う坊さんがどれだけの人間かと言いたい!
太平洋戦争、俺も後から行くと特攻に出して、そのまま知らんふりの上官達!
責任を果たした、宇垣纏、大西瀧治郎らの提督もいたが、本願寺ではどうだったんだろうか?
人に強要する宗教はどうも信用できない!

 

信長の合戦 『八つの戦いで読む智謀と戦略』 第4章 一向一揆と家康・戸部新十郎

 

 

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