« 本・日本人はなぜ戦争へと向かったのか? 外交・陸軍編(2015/6)NHKスペシャル取材班 | トップページ | 本・日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」(2012/6)森山 優 »

2019年12月 7日 (土)

本・昭和16年夏の敗戦(2010/6)・猪瀬 直樹

16


緒戦、奇襲攻撃で勝利するが、国力の差から劣勢となり敗戦に至る…。
日米開戦直前の夏、総力戦研究所の若手エリートたちが
シミュレーションを重ねて出した戦争の経過は、実際とほぼ同じだった!
知られざる実話をもとに日本が「無謀な戦争」に突入したプロセスを描き、
意思決定のあるべき姿を示す。


この本を読んだ時は、驚きだった!!
アメリカは対日計画、オレンジ計画があったが、ミニッツ提督はほぼその通りに推移したと!
この総力戦研究所のシミュレーションもほぼその通りに推移したようだ!
奇襲攻撃からソ連参戦まで予測し、原爆投下は想定出来なかった!!
それでもこの研究結果は東条英機に示された!!!
最近は開戦時の本も沢山読んでいる!
この研究については、ことさら低く扱っている感じがするし、取り上げられていない!
猪瀬直樹みたいな変わった人間は取り上げる???
内容は下記の通りである!!


プロローグ
第1章 三月の旅
第2章 イカロスたちの夏
第3章 暮色の空
エピローグ
あとがき
巻末特別対談 日米開戦に見る日本人の「決める力」(VS勝間和代)

プロローグ
第1章 三月の旅
あくまで研究機関である!
各界の優秀な人間を集めている!
その集まりの混乱も記述されている!!
満州から来るのであれば時間がかかる!!
佐々木直!!
この研究所で日銀総裁を務めて、戦後実際に日銀総裁に就任した!
青山学園???  ミッション系である!!
修身の時間に聖書を読んでいる!
このような人物を研究所に入れても良いのか??
ガチガチでメンバーは決められていない!  まだ自由に時代だったのか??
軍人も陸海から選ばれる………
開戦に否定的な軍人もいる!!!  非開戦派???

何をやるのか???
米英蘭との戦争を決意している??
その場合どうなるのか???

招集された1年前に三国軍事同盟が結ばれる!!
独ソ不可侵条約、日ソ中立条約とありながら、独ソ開戦になる!!
この時、対ソ戦か、三国同盟から抜けることも出来た?????
道義的に出来ないと?????

イギリス世界戦略研究所???
優秀な人材を各界から集めて研究し、将来の連絡をやりやすくする!
フランスでも国防大学が設置の構想がある!
日本でも1940年9月に公布される!!

研究所の講義???
信義とは何ぞや?
  信とは己が言を踏み行い、義は己が分を尽くすことを言う!!
官吏とは??
  公僕!!!
漢民族とは??
  丸い器の盛れば丸くなり、四角だと四角になる弾力性のある民族!!!
  (征服されてもされざる国)

吉川英治の「太閤記」「宮本武蔵」の感想文を書かせる??
こう言う時期に、独ソ開戦のニュースが飛び込んでくる!!

第2章 イカロスたちの夏
1941年10月17日 東条は天皇に呼ばれて組閣を命じられる!!
本人はその気はまるでない!!!
近衛辞職に伴い、「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」
東条ほど天皇に忠実な人間はいないと!!
「明治神宮」「東郷神社」「靖国神社」と回る!!
9月6日の御前会議の決定がある!
10月末には開戦である!!
それを覆すことになる………
組閣も条件付きで入閣する!!
大蔵、外務、海軍である………

第一案 戦争することなく臥薪嘗胆す!
第二案 ただちに開戦!
第三案 戦争決意のもとに、外交をやる???
こうなれば第三案になる!!
中途半端で、絶対にやると言う決意がないと!!
シナ撤退は出来ない?????
ハルノートがあり、これに喜ぶ開戦派!!
一 満州を含む中国、仏印からの撤退!
二 日中特殊緊密関係の放棄
三 三国同盟の死文化?
四 重刑政権以外の政権を認めない!!

開戦になるが、1941年8月27日、28日の総力戦研究所の報告書がある!
東条に頭によぎったのか???

頭の悪い人間は何処にでもいる??
資源の件である!!
「大和魂こそアメリカにはないものでわが国最大の資源だ」
「日本に大和魂があるが、アメリカにもヤンキー魂がある! 
 一方だけを算定して片方を無視するのは間違いである」

日米開戦は出来ないと研究所は結論するが………
軍人の思考法がある!!
ここまで来たら開戦しかなくなる!
それならば有利なうちに開戦したい!!!!

開戦出来ないながら、開戦したとの前提で研究する!!
資源の輸送がある!!
先ずは備蓄である?? 陸海軍とも不誠実である???
南方からの資源は、輸送船で海上輸送である!!
ナチスドイツは、イギリスへの輸送船を、造船するより多く沈めようとした!!
あわやという手前まで行ったのか???
研究所はイギリスとロイズ保険を調べている!
船舶の損失を、10万トン/月で、年間120万トンになる!
造船能力は5万トン/月で、年間60万トン!
実際は 1942年89万トン、1943年167万トン、1944年369万トンの損失である!
こう言う状況で国内を考える!!
それに空襲を予想し、捕虜をどうするかの議題もあった!
これは軍人がちゃんと教育しなければならなかった………
そうすれば捕虜虐待も怒らなかった!!
ソ連の状況分析がある!
アメリカがシベリアを利用する!!
これに日本は抗議できない!!
ドイツはソ連攻撃を求めて来る!
中国で戦い、英米と戦って、それでソ連戦???
手をあげらずを得ない????

石油の備蓄も陸海軍、本当の量を言っているのか??
東条英機に報告すると、「泥棒せよか?」
人造石油の製造など技術者が責められる???
ドイツとはレベルが違う!!!

佐藤賢了軍務課長のアメリカ観!!
「世論は金で動く連中が作る」
「酒とダンスに興じ、国家への忠誠心などない」
「多民族国家なので、まとまりのつかないシナみたいなものである」
これが対アメリカ観である!! 負けるわな!!!!!!!
数字もこじつけになりつつある………
生ゴムに石油を詰めて海に流す!!
風船爆弾みたいなものである!!  生ゴムなんか着くわけがない!!

講評になる
中国を軍政から民政に移管すべきだと!!
そうして東条英機が発表する1
「これは机上の演習である! 実際の戦場はそういうものではない!
 日露戦争も勝てるとは思わなかったが、勝利出来た!!
 戦いは計画通りには行かない! 意外裡の要素を考慮しなければならない!!」
口止めされる!!

開戦当初の快進撃はミッドウエー海戦で敗れる!!
少し早すぎたのか???
研究も完了となり、集められた研究者は散って行く………

第3章 暮色の空
アメリカは天皇を利用しようとする!
その為に天皇の責任を免責にする??
そうなれば東条英機である!! 東条英機はその役割を理解した!!
そして自ら責任を引き受けた!!
その点は評価出来るのではないか??
色々と欠点はあるが………
しかし東条の息子をいじめる教師もいる!!

熱海市伊豆に東亜観音像がある!!
このそばに石碑がある!  「七士之碑」
焼かれた死体はバラマキあとくされが無いようにしたが、確保する!!
遺族には連絡している!!
吉田茂がかくまった!!
10年後に除幕した!! ナショナリズムは起こらなかったが………

この研究所も問題になり、堀場大佐が証言する!
研究所の弁護であり、ことさら研究内容は大したものではなく、指示も無かった???
だから廃止になったと!!!!
研究員のその後が記述されている!!
それなりに能力のあった人たちなので、苦労するがそれなりの地位についている!!

エピローグ
負けたのは、伝統の作戦を放擲し、
開戦直後思いついた真珠湾攻撃の主張に屈したことが原因である!!

これはどうかな?????

あとがき
取材の協力に、感謝している!!

巻末特別対談 日米開戦に見る日本人の「決める力」(VS勝間和代)
勝間和代はあまり好きではない!!! 理由はない?? 可愛くない!!!!!
どんな研究も取り上げられるわけではない!!
人は、見たいものしか見ない!!!
都合の悪い報告書は無視される???
そういう空気が出来ている???
アメリカ帰りがいかにアメリカの工業力が優れていると言っても無視される!!
大和魂とアメリカの軟弱さになる???
そういう空気が出来ていた?????


昭和16年夏の敗戦・猪瀬直樹

 

« 本・日本人はなぜ戦争へと向かったのか? 外交・陸軍編(2015/6)NHKスペシャル取材班 | トップページ | 本・日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」(2012/6)森山 優 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

アメリカ (カナダ・メキシコ)」カテゴリの記事

イングランド」カテゴリの記事

ドイツ」カテゴリの記事

ロシア (バルト3国)」カテゴリの記事

山本五十六」カテゴリの記事

アジア (インド・東南アジア)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 本・日本人はなぜ戦争へと向かったのか? 外交・陸軍編(2015/6)NHKスペシャル取材班 | トップページ | 本・日本はなぜ開戦に踏み切ったか―「両論併記」と「非決定」(2012/6)森山 優 »

2020年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

無料ブログはココログ