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2019年12月12日 (木)

本・日米開戦と情報戦(2016/11)・森山 優

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エリートたちはなぜ最悪の決定を選んだのか。
1日に20通以上の外交暗号を解読しあう熾烈な日米英インテリジェンス戦争。
ローズヴェルト、チャーチルら指導者が生の情報に触れることで強まる対日対決姿勢。
松岡洋右外相に翻弄され、陸軍・海軍内の組織利害対立で指導力を発揮できない
日本の中枢部―戦争に至る不毛な現実を描く、
決定版!

著者の本は最近読みだした!!
意思決定、菊澤 研宗の合理的に失敗する????
考えた末に悪い方向へと行く!!
内容は下記の通りである!!

はじめに
序 章 日米はなぜ戦ったのか
第一章 政策決定とインテリジェンス
第二章 「南進」と「国策」
第三章 独ソ開戦と南部仏印進駐
第四章 対立の深化から破局へ
結 論 誰が情報戦の勝利者だったか
年表
あとがき


はじめに
真珠湾陰謀説??? 名言だと思ったのはレイテ沖海戦の栗田健夫の撤退がある!!
この批判に対して「栗田と同様の立場に立ったものが審判者たる資格を持つ!!」
ウィンストン・チャーチル!!
後世の歴が分かっているものは何でも言える???
批判は難しい………
が、無謀な戦争に向かったのは何故なのか???

序 章 日米はなぜ戦ったのか
アメリカと日本はなぜ戦ったのか??
アメリカは日本に対して東アジアの門戸開放・機会均等原則と、
日本の「東亜新秩序」の対決である???
しかしアメリカの理想は中南米ぐらいで世界の何処にもない??
日英、日中には具体的な争点があった??
これが日米は具体的な争点がなかった???
原則論、イデオロギーの争いである!!!
南部仏印進駐が直接の動機になる!!
「自存自衛」
平和的に資源は入手困難なので、それを取るための戦争でした??
「自存自衛」の考えはドイツ勝利による南進熱がある!!
そもそもドイツが勝利していなければ、南仏進駐はあり得なかった!
アメリカは歴史上からも国情からも自国から戦争することはないと!!
自存自衛と大東亜共栄圏には隔たりがある!!

第一章 政策決定とインテリジェンス
佐藤優によれば、情報機関、インテリジェンスは国力に比例する!
当時の日本のインテリジェンスも相当なものだった!
日米とも相手の暗号を解読していた!!
どうして情報を手に入れるのか??
スパイ活動
暗号解読
公開情報
わざと偽の情報を流す!! イギリスが得意なのか?
死体に情報を持たせる???

歴史は勝者の歴史でもある!
情報戦に負けた方は、生命の危機になる! その為に記録は焼却されている!
日本は暗号解読されていて、ミッドウエーで負け、山本五十六襲撃などの結果がある!
負けっぱなしみたいに感じるが………
真珠湾陰謀説は信じられるか??
もし分かっていたら出撃した時点で軍艦は外へ出し、戦闘機で迎え撃てばよい!
真珠湾を犠牲にすることはない!!
陰謀説は成り立たないのではないか???
                    
第二章 「南進」と「国策」
1、「南進」の「決定」をめぐる政治過程
中国戦線が泥沼化している時期に、ドイツの勝利がある!!
イギリスも屈服するのは目の前だと!!
これに便乗しようとした???
第二次近衛内閣である!! 松岡洋右が外務大臣である!
イギリス本土崩壊と言う現実に東南アジアの利権も確保したい!
日支満だけではなく!!
国策が変わる!!
国策と言っても、南進か? 北進か??
中国をどうするかである??
好機南方武力行使!!
5月15日から1週間にわたり対米戦争の図上演習がある!!
これによりもって1年半、甘く見て2年、短期決戦の見込みはなく、
南方の資源の輸送も確保できるかどうかわからない????
ここ図上演習はどうやったのか? 何処で戦ったのかが分からない!!
が、ドイツ勝利で「南進論」が渦巻く!!
1940年9月、北部仏印進駐が平和裏に始まる!
フランスとの交渉は済んでいる!
ところが陸軍は武力進駐を考える!!
これに海軍は怒り置き去りにする!!!
富永恭次の名前がある!!
9月27日、三国同盟締結!!!
これは日本に何の恩恵ももたらさない!!!

ローズベルト大統領は東南アジアを攻撃されても戦争にならない!
フィリピンもどうなるか分からない!
そう言う判断がある!!
戦争が長引けば日本は謝りをおかし戦争になるだろう!!

日本の南進も、資源確保? 日中戦争を優位に運ぶため?
陸軍内部も対立がある!! 穏健派と強硬派である!!
南進は英蘭との戦争か? 蘭印だけなのか???
要は決定的なものはない………

2、ドイツからの情報  オートメドン号事件
1940年11月、イギリス商船オートメドン号がドイツに拿捕されて、重要な情報が手に入る!
① 現状では極東に艦隊を派遣することは不可能
② 日本はシンガポール攻略を望んでいる
③ ヨーロッパ情勢がはっきりするまで、日米のあからさまな対立はあり得ない
④ アメリカとの軍事協力を促進するために日本とのあからさまな対立は避ける
⑤ 艦隊が欠如しているために国益に対する被害を防ぐことは出来ない
⑥ 現状日本が、仏印、タイを攻撃しても我慢する
あと戦争になったらどうするか?? 対策が書かれている!!
8月段階でのイギリスの認識である!!
日本の国策が変わったようにイギリスも変わる!
正しく情報が利用されたかは不明である!!!

3、タイ仏印国境紛争調停問題と南方策
石川信吾の名前が出て来る!
1940年12月 
① タイとの友好条約の批准
② 調停に対するフランス本国の回答促進
③ 2月上旬、バンコク、サイゴンに艦隊を派遣する!
ここらあたりを読んでいると分からなくなる??
英蘭の思惑、アメリカの思惑????
日本の強硬派と穏健派???
「両論併記」 よく分からない???
陸海軍の誰が実権を握っていたのか???

イギリスはアメリカの援助がなければアジアでは持たない??
そのためにアメリカが背後にいると思わせる!!
米英不可分である!!

この時期、武力行使と言うが、本当にやる気だったのか?
流れを読んでいると、戦争をもてあそんでいる感じがする!
イギリスの戦争準備は出来ていない???
シンガポール、マレー半島………
軍備は十分ではないと!!
日本の極めて正確な観察がある!!
一 英米の結合は米が英と心中する程のものにあらず、
二 英の極東危機は英が米を信頼せざるに困る。米の対日協同、英として信頼するに足らざるが如し
実際はどうだったのか???

第三章 独ソ開戦と南部仏印進駐
1、「好機南方武力行使」構想と「対南方施策要綱」
「好機南方武力行使」構想は海軍は消極的である!!
が予算獲得の手段ではある???
日米交渉が、日ソ中立条約を締結した松岡洋右が主導する!
南部仏印進駐と言うものはどうしてもやりたい人間がいる???
松岡洋右も目的のためには手段を択ばない!!
そういう時期に独ソ開戦が始まる………

2、独ソ戦と新「国策の」の決定  7月2日の御前会議
独ソ戦のソ連の領土をどうするのか??
ドイツが勝つと思っている!
「渋柿」 今この時、渋柿でも取りに行く!
「熟柿」 ドイツが勝てば、ほっておいても取れる!
分かり易い例えである!!!
「南北準備陣」
海軍は対ソ戦を警戒するが、陸軍は「渋柿」論である!!
後世の回顧録、日記の引用があるが、本当かなと???
一定方向の南進、北進はあり得ずに複雑に絡み合っている???
1940年5月にオランダは降伏している!
その後も日本は蘭印の現状維持を表明し、貿易量の拡大を図る!
が三国条約で否定的になる!!
海軍に陸軍、外務省は松岡洋右であるが、意見がまちまちである!!
南進、北進、現状維持に拘わらず、仏印とタイは確保したい!!

ハルピン情報?? ソ連の謀略???
極東ソ連軍の西方への移動は日本にかかる圧力を和らげる!
が逆に手薄と思い日本の攻撃を招くかもしれない???
松岡洋右も良く分からない????? 自ら英雄は頭を転向する?????
三国同盟、日ソ中立条約で輝いたが、独ソ開戦で北進、ソ連攻撃を主張する!
ドイツが勝った時のために、日本も血を流していた方が良い!!
あくまでドイツ勝利である!!
英ソ同盟になり、極東に米ソの基地が作られると困る!!
日本は攻撃範囲である!!
海軍は対米英戦には自信があるが、対英米ソ戦には自信がない??
3年目以降は自信がないのではなかったのか??
要は戦争をやりたい人間が多い!!!

対ソ戦の危険性を松岡に石川信吾は私信をおくっている!
① 陸軍の航空兵力が不足しているので海軍航空隊も全力で援助しなければならない
② 米ソ連合空軍が出来る
③ アメリカが太平洋に展開できる兵力は2300機、これらを撃破する確信はあるが、増加する
④ 遠距離爆撃機に爆撃される
⑤ ウラジオストクには70~80隻の潜水艦がいてこの対策に艦を取られる
対ソ戦の愚を並べて、太平洋に不敗体制を作ることを求める???
日本の防空体制の貧弱さは陸軍も認めていて、夜間十数機、昼間二、三十機の爆撃機の数回の爆撃で灰燼に帰す??

「国策要綱」 空き巣ねらい式のもっとも狡い拡張政策であい、侵略思想があった!
これは英米に暗号解読される……… 日本の意図は丸出しである!!!

3、「国策要綱」の影響と南部仏印進駐
戦後公になった三つの資料!
「真珠湾攻撃記録および報告」
「コールデン・ハル回想録」
「真珠湾への道」
国策要綱がどれほどの影響を与えたのか!
暗号解読日から著者は読み解く!!
ハルも回顧録は自己保身もある!!
結論から言えば、これは対日全面禁輸の引き金になったのか??
違うようだ!!!

4、南部仏印進駐と対日全面禁輸
南部仏印進駐に松岡は直接ヴィシー政府と交渉する!
交渉は他国に影響を与える!
南部仏印進駐は、ドイツが承認しその後北進する???
アメリカは北進すると!!
イギリスは北進はないと!!
同じ情報である! 翻訳に微妙な差がある!!
イギリスはヨーロッパにアメリカを参戦させたい!
そのためには我慢する!! 単独で日本と戦えない??
松岡はアメリカと戦争する気はさらさらない!!
そうなると松岡にとっては枢軸路線が頼りになる??
広東電がある??  史実か? 後付けか?
そんな話が多い!!
イギリスもアメリカも日本を追いつめると戦争になりかねないと心配する人間は多い!!

石油の全面禁輸??? これは犯人がいるようだ???
ローズベルト大統領もそこまで考えていなかった??
世論がそれを支持した?? 官僚制のもつれ???
ディーン・アチソン犯人説???
しかしローズベルト大統領が決めたと!!
結局のところ分からない????
日独は不可分か??  英米とは違う???
そういう誤解がある!!
全面禁輸は、北進、南進へのけん制があり、世界の情勢に連動している!!
こう言う時期に関特演??? よくやる!!  対外的に信用されない??

松岡は南印に手を出しても英米は立たないと!!
海軍は中止も考える!!
この時に中止していれば戦争はどうなっていたか???
日米巨頭会談構想が出る!!
この時期「国策要綱」が解読されている! 悪い時期である!
日本は本気で和平を考えているのか??
「ABCD包囲網」 これもややこしい??
全面禁輸を軍は予測していたのか??
陸軍は予測していなかった??  そこまで考えていない!!
海軍は日米開戦の調本人の石川信吾は予測していたと!!
しかし戦後の証言である! 割り引いて考えれば嘘とも考えられる!!
タイミングがずれていたらどうなっていたのか???

第四章 対立の深化から破局へ
1、第三次近衛内閣の崩壊と東条内閣の発足
外交と同時に艦船の戦闘準備人はいる! 整備である!!
近衛文麿とローズベルト大統領の巨頭会談がある!!
海軍が期待し、陸軍が警戒する!!
巨頭会談はアメリカが拒否し、近衛内閣は潰れる!!
後継は東条英機である!!!
イギリスは東条内閣を不吉とした!!!
アメリカは交渉継続を望んでいると判断した!
この時期まで日本の対ソ戦の可能性を探っていた!!
海軍は戦えるのは2年で、3年以降は不明である??
真珠湾攻撃に反対した軍令部は長期不敗の体制を言っている???
矛盾と言う!!
「国策再検討」
戦争は有形無形の国家総力と世界情勢の推移により勝敗は決まる!
有形の国家総力は負けている!!
無形の国家総力、つまり精神力に頼る??
それに世界情勢の変化である! 1942年になっても英本土上陸があると思っている???

甲案、乙案による交渉がある! アメリカはこれを解読している!
しかし誤訳があったようだ………
最終案となれば次に何が来るかは明確である!!
イギリスはこの時期アメリカの言うがままである!!
ドイツ戦に参戦を期待している!
駐日アメリカ、イギリス大使の日本が良く分かっているものの意見を聞かない!!
解読情報に頼る!!
ローズベルト大統領は、英領、蘭印が攻撃されれば介入すると!!
全閣僚が承認した!!!

2、暫定協定案とハル・ノート
コミンテルンの陰謀がある?? この方が分かり易い!!
暫定協定案の目的は時間稼ぎである!
暫定協定案とハル・ノートは、ホワイトが起草した!
・アメリカ海軍の太平洋からの撤退!
・日本の満州からの撤退
・20年を限度とする日米不可侵条約の締結
・中国における治外法権の撤廃
・香港の返還
・排日移民法廃止の議会への請願

ローズベルト大統領の暫定協定案
① 経済関係の回復 禁輸の一部解除
② 日本はこれ以上兵を送らない
③ アメリカがヨーロッパに参戦した場合三国同盟を発動しない
④ 日中会談の橋渡しはするが、アメリカは会議に参加しない
まとまるように感じるが………

暫定協定案の要約!
① 日米とも南東・北東アジア、南太平洋へ軍事的進出しない
② 日本は南部仏印から撤退し、北部仏印の兵力を7月26日現在の規模まで減らす
③ 輸出制限措置の緩和
④ 有効期間は3ヶ月、延長もあり得る!!
これには中国が反対する!!

ハルが暫定協定案を諦めた理由は??
情報漏洩接!
スティムソンの御情報説
アメリカはこれ以上弱みを見せたくなかった???

3、なぜローズヴェルトは奇襲を許したのか
いかに日本に最初の攻撃、一撃をさせるのか??
アメリカは東南アジアに目は向いていた???
三隻の小舟を手配している!
これを攻撃させたい???  おとり???
1931年の演習で真珠湾は日本の攻撃で壊滅している!
真珠湾は空襲に弱い!! これは常識だったようだ………
山本五十六が真珠湾を攻撃する計画のうわさが漏れている??
アメリカはデティールにこだわり全体像を見失った???
真珠湾に警告はされていなく、空襲対策を怠っている!!
陰謀説が出る………

4、なぜ日米交渉は失敗したか
日米間は原則的対立がある!
交渉を日本は自分の都合の良い方にリードしようとした!!
野村大使の問題もある!!
何とか交渉をまとめようとしている!! その為に反対されることを言わずに、改竄もしている??
いろいろ案があるが、もっと早く甲案、乙案を出していれば………
出すタイミングを間違っている!!
どちらも強硬派がいる!
それが最悪の時期にぶつかった??
しかしアメリカもイギリスも日本を舐めていた???
眼鏡をかけた小人か???

今の朝鮮半島との関係に見える!!

結 論 誰が情報戦の勝利者だったか
南部仏印が進駐が戦争を招くと! 幣原 喜重郎である!
外交暗号にも接せずに、外交官としての常識、経験と人脈に頼っている!
グルー駐日アメリカ大使に、クレイギー駐日イギリス大使は警告を発し続けた!!
正しい判断である!
暗号解読に接している担当者は間違い、接しなかった者が正しかった!!
しかし確信を持って行動したのは一部の日米戦必死の宿命論者に確信犯だけである!!

あとがき
「両論併記」に「非決定」
まるで自分が所属して来た組織みたい???
個人的意見だが、すべてが満足する結論はない!!!
それが負ける理由である!!!

日米開戦と情報戦・森山 優

 

 

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