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2013年11月 1日 (金)

本・古城の風景〈2〉一向一揆の城 徳川の城 今川の城・宮城谷 昌光

戦国期の古城を撫でる作家の眼は、そこに武将たちの慷慨を見る。
松平清康の勇姿と理想、若き日の家康の逞しい気概、
並外れた本多忠勝の武勇と知略、大久保一族の至誠と剛胆。
今川一族の血塗られた宿運、勝頼の短慮と武田の末運。
三河、遠江に散在する城々を訪ね、清冽犀利の筆致で、
その柔軟な想念と深遠な歴史観を自在に重ねる出色の城塞紀行。
単行本3、4巻を合本して文庫化。   

20131101_book1_2


今回は三河・遠江の城が中心になる。
著者は博学であると思う。
中国の古代史が専門だろうが、静岡県が地元のせいでもないと思が、詳しい。
静岡県は、新幹線の駅が6つあるそうだ。
兵庫県は4つだ。
静岡なので、引用に小和田哲男の名前が良く出て来る。
城へ行く前に、歴史・状況・家系の説明がある。
良く調べている。取材に行く時に、地元が資料を用意してくれているのだろう。
混乱しないのかと思う。

 

松平家の多さ!
名前は聞いたことがある程度で、詳しくは知らない。
それにしても多い!当然著者は全部知っているのだろう。

 

岡崎城から始まる。
この城には行った事がある。相当昔だ!
雰囲気は良かった。まわりに余計なものが少なかったと思う。
そんなに多くはないが、家康の非道ぶりが記述されている。
相当執念深いと思っていた。
恨みは忘れないタイプなのか?
本多平八郎忠勝。
現場の指揮官なんだろう。策略家ではない!
桑名で槍を立てている像を見た。
ここには石碑があるようだ。又見に来たい。

 

家康の旗印と思うが、「厭離穢土、欣求浄土」がある。
これなんか法語から取っているようだ。
一向一揆は力があったんだろう。
信長と言い、よく耐えたと思う!

 

大久保党の名前が良く出て来る
一向一揆の首謀者を処刑することで和議に応じるが、一揆側は飲めない。
これを宥免して配下に置くことを勧めた。
家康は従う・・・・・・・

 

本多作左の名前もある。
あまり名前が知られていない城で、何があったのかよく分かる。

 

浜松城。ここも行った事がある
もう一つ感動のない城だった。
松平元康から、今川から離れる時に、家康に改名した。
元は今川義元から貰っている。
家は誰かと思っていたが。八幡太郎義家の家のようだ。
なるほど、源氏の末と言う事か?
新田義貞の末と称しているのなら、
貞家でも良かったのでは?『こじつけています!』

 

今川の城も多いので、当然今川義元の相続の争いも出て来る。
『花倉の乱』
当然、当然、太原崇孚雪斎の名前は出て来る。
軍師、参謀の代表みたいな人物だ。
もう少し生きておればどうなったか?
桶狭間の戦いも起こらなかったのか?
北条早雲の名前も出て来る。
この辺りは非常に楽しく読める。

本能寺の変。
家康は甲斐を取りに行く。
どうするか?
この辺りを読むと、家康も嫌なタイプだ!
信長の代官、川尻秀隆が殺されたのも家康の陰謀か?
信玄の菩提寺の恵林寺を修理して、
信玄・勝頼の霊を祭れば、甲斐は家康に帰服する。
この進言を受け入れる。

高天神城。当主は小笠原氏助。
勝頼に攻撃される。家康は援軍を出すと言った。結局出さなかった。
この状況下、高天神城を救うために、間を往復した匂坂牛之助。
武田に降らなかったのに、家康に称賛されるどころか切腹を命じられる。
これは後をひいたようだ!
長篠城は攻められた時、城をでようとする士はいなかったと言う。
忠臣が背馳の臣にされてはたまらない。
と言う事で、かの有名な鳥居強右衛門が使者に立った。
武士の名誉と恥辱にこだわりない、雑兵だらからと言う!

長篠で敗れた勝頼に、高坂弾正が献言する。
有名なので知っているが、北条傘下で生き残りを図ることだった。
甲斐・信濃・上野の三国に縮小する。
この中で、武田信豊、穴山信君に腹を切らせる事があった。が出来なかった!
両将とも見事に裏切る!両者とも一族である。
北条から娘を迎える!
これを徹底しておけばどうなったか?
北条、上杉景虎、武田の連合軍が出来ていたかもしれない・・・・・
そうすれば本能寺の変は起こらなかったか?
直江山城守は死んでいただろうが・・・・・

今川、一向一揆、家康の事がよく分かります。
面白かったです!

 

 

古城の風景〈2〉菅沼の城・奥平の城・松平の城・宮城谷昌光

 

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