この世には遺伝的に決まる「才能」なんてものはない、すべては努力と運だ。
英連邦の元卓球王者である著者が、スポーツの世界を核として、
自身のエピソードやほかの選手たちの話を交え、才能と努力について考察する。
楽しい本である!! 認めない人は多いと思う!!
が説得力はある!!
練習する動機付けは????
継続は力なり!!
継続する力も才能ではないのかと思うが………
内容は下記の通りである!! ① ②と分けて紹介する!!!
①
第一部 才能という幻想
第一章 成功の隠れた論理
第二章 奇跡の子?
第三章 傑出への道
第四章 神秘の火花と人生を変える気がまえ
②
第二部 心のパラドックス
第五章 プラシーボ効果
第六章 あがらないためには
第七章 野球の儀式と鳩、そしてスポーツマンが勝利後に憂うつになる理由
第三部 深い考察
第八章 目の錯覚と透視眼
第九章 ドーピング シュワルツェネッガーマウス そして人類の将来
第十章 黒人はすぐれた走者?
第一部 才能という幻想
第一章 成功の隠れた論理
■ 自伝バイアス
著者は大物である!! 卓球のチャンピオンである!!
著者が成功の理由を上げている!!
〇 子供の頃に卓球台を買ってもらった!
〇 兄が同じく練習好きで、一緒に練習した!
〇 先生が熱心であった!
〇 「オメガ」 小さなクラブがあった! 24時間オープンである!
後で出て来るケニヤの村に集中している!!
著者の近辺も、小さな領域であるが、そう言う例はある!
先に行った有利さがある!!
■ 実力主義の幻想
著者は自分の経験と同じことをすれば、有力な選手になっていた!
スポーツの世界は実力主義???
成功するのは、才能と努力である???
成功にとって機会が必要条件だが、十分条件なのか??
「人の天性の能力が遺伝によってもたらされ、
形態や身体的特徴と同じ制約下にある!
違いを生み出す唯一の因子は、
たゆまぬ実行と精神の努力である仮説は受け入れられない」
〇 ロジャー・フェデラー DNAにテニスが刻み込まれている!
〇 タイガ-・ウッズ ゴルフのために生まれた!
〇 マラドーナ サッカーの技術を脚に入れて生まれた!
才能はみんな思っているようなものなのか???
■ 才能ってなんだろう?
ドイツの高名なアカデミーのバイオリニストを
三つのグループに分ける!
第一 傑出したグループ?
第二 優秀だがトップにはなれない?
第三 能力の低いグループ?
違いは何か??
経歴とかの違いはない!!
違いは真面目に練習してきた累計時間だと!!!
目的性のある練習だけだと!!
バイオリン学校の校長が言う!
「若き音楽家を見れば才能があるかどうか分かる!
偉大さを運命づけられた若き音楽家を傑出した存在に仕立てる!」
果たして練習量は同じか? 練習の違いが分かるのか??
神童はいるのか???
実際は天文学的な量の練習をしただけなのか?
〇 ジャック・ニクラウス 練習無しでゴルフが上手くなった人はいない!
10年以上の集中的な練習が必要である!
1万時間以上とも言う!
チェス、数学、テニス、水泳、長距離………
自分の可能性を否定する!
「語学の才能がないから」
「数学向きの頭ではない」
「身体がスポーツについて行かない」
少しぐらいの練習であきらめる人間が多い???
機会の重要性! 練習の重要性!!!
カナダのジュニアアイスホッケーの選手!
一月、二月、三月生れがやたと多い!!
アイスホッケーは年齢制限があり、
参加資格は1月1日で年度が切られる!
従ってほど1年違う選手が同じ試合に出ることになる!!
ヨーロッパのユースサッカー、
アメリカのユース野球、
1年差があれば、先に生まれた子供に目が行く!!
期待される……… 期待されない方は熱心ではなくなる!
日本では4月1日生れである!!
4月1日生れは早行きになり、不利になるのと同じか??
機会、チャンスは平等なのか???
神様は気まぐれなのか???
■ 才能は過大評価される
数字を何桁記憶できるかの実験がある!
平均的な記憶力の持ち主が、対象である!!
無数の練習時間、徹底した訓練、
技術と形式の習得、孤独な集中が変えてしまった?
「練習による記憶の改善には限界がないように見える!!」
専門家の驚異的な能力は、生得的な天才ではなく、
何年もの献身的な技能である!
技能の領域を超えるとすぐに消える………
要は訓練によって記憶力は付く………
■ 心眼の極意
タッチセンサ入りのパッドをたくさん付けた画面の前に座る!
点灯すれは触り、次に備える!
イギリス最高の卓球選手が挑戦する!
結果はチームで反射神経が一番鈍い???
しかし際立ったことがある!!
5年間、練習付けである!!
テニスの選手は、
細かい動きのパターンや体勢からヒントを得て、
そこから情報を引き出す!
これらは、生まれつきそなわった能力ではない!
無数の練習を経た後に技術は可能になる!
要は、成功のカギを握るのは才能ではなく練習だと!!!
■ 知恵は力なり
1996年、チェスの世界チャンピオンと、コンピューターが試合をする!
結果この時はチャンピオンが勝った!
毎秒3手しか検索できない人間と、
何万手を計算できるコンピューターに勝ったのか?
現実社会の意思決定!
医療
消火活動
軍指揮官
その時の状況で決断している??
第六感、超能力!! 長い経験と深い知識がいると!!
長年に渡り、意思決定には知識は重要で無いと思われていた!
知識より才能、
優れた汎用推論能力と論理的な力の方がよい意思決定者をつくる??
企業のマネージャーも、明敏な頭脳と論理の力で問題を解決できる能力があれば、
経験など関係ない!!
そうでは無いと!!
良い意思決定を行うには、経験から得られたパターンを解読し、
大量の情報を圧縮しなければならない!
これは教えれない!! 練習でこそ実現出来ると!!!
15ヵ月後、チェスの世界チャンピオンとコンピューターが戦い、
チャンピオンは負ける!
コンピューターの知識の集積があった???
第二章 奇跡の子?
■ 神童の神話
〇 モーツァルトは天才か?? 天才と言われている!!
が本当にそうなのか???
少年演奏家、少年作曲家としては??
作曲も他の作曲の編集に過ぎないと!!
大成してからの曲と何ら共通性はない!!
「大器晩成型」とも言う!!
1万時間ルールの例外ではなく、立派な見本である!!
最も勤勉な作曲家の一人で、
息の長い多大な努力なしでは成功していない!!
〇 タイガーウッズ!!
父親から英才教育、スパルタ教育を受けている!
90センチ離れたところからのパットを連毒70回決めてもまだである!!
10代半ばで、1万時間を超えていた………
自分からやりたいと!! 強制されたものでは無いと!!
〇 ウィリアム姉妹!!
才能が評価された時は、数千時間の練習を積んでいた!
「練習できることがありがたかった」
〇 モニカ・セレシュ
「練習とか訓練が好きだった」
〇 デヴィッド・ベッカム
若くしてボールをけり続けた!
「ひたすら頑張るのが信念だった」
ただ1万時間にこだわり、
5歳の頃から練習させるのがよいのか??
動機も問題である!!
不純な親の動機ならどうなのか???
神童は非凡な遺伝子など持っていない!!
非凡な育ち方をしていると!!!
■ 三姉妹の物語
これは面白い!!!
ハンガリーの教育者である!!
才能ではなく、努力が大事だと!!
1968年 長女出産 スーザン
1974年 次女出産 ソフィア
1975年 三女出産 ユディット
長女には5歳からチェスの教育をする!
客観性のある競技である!
芸術ではない!!
父親はチェスの名人でもなんでもなく、
母親はチェスを知らない!
次女、三女にも教育するが5歳になってからである!
〇 スーザン
12歳で16歳以下の世界女性選手権を制する!
2年を待たず、世界最高の女性プレーヤーになる!
以来性別を問わない世界選手権を3度制覇する………
〇 ソフィア
5歳で11歳未満の女子ハンガリー選手権を制する!
この本の時点で、男女を問わず史上第5位と評価されている!
〇 ユディット
10代前半で新記録を樹立し、
世界的に史上最強の女子プレーヤーと評価されている!
世間は才能が導いた結果だと判断した………
神童だと!!
それは氷山の錯覚だと!!!!
■ 人間計算機
計算に長けた神童を、百貨店のレジ係と競わせる………
結果は14年のキャリアがあるレジ係が勝つ!!
計算能力は才能より練習だと!!
人間計算機は数字の語彙にどっぷりつかって生きていたが、
その他の人がひるんで電卓使うのとは違う!!
「数学の神童は生まれつきではなく、つくられる」
「生まれ持った数学の能力にちがいがあるという証拠はない」
チェスの三姉妹の父親は、発展途上国から養子迎えて、
三姉妹の再現がなるが持ちかけられた!!
父親はその気になったが、母親がそのエネルギーは無いと!!
しかし認めない人間はいる!
たまたま三人の才能ある娘の恵まれただけだと!!!
第三章 傑出への道
■ 練習の力(と無力)
練習が簡単で楽な時に比べて、むつかしい時こそ力が発揮される!
必要な練習時間は10年で1万時間以上!
無駄にしないためには集中が必要である!
少しばかり手の届かないところにある目標に向けて努力する!
その繰り返しである!!!
■ 加速習得
フィギアスケートのジャンプである!
いかに難度の高いジャンプに挑戦するのか??
目的性訓練による「加速習得」
一流とそれ以下の選手の違いは、練習の種類だと!
現在の能力を超えるジャンプを練習しなければならない!
その為に最も多く転んでいる!
目的性訓練とは少し力が及ばなくて実現できない目標を目指すこと!
繰り返し失敗することだと! 進歩は失敗の上に築かれる!!
荒川静香が出て来る!!
5歳から2006年までに2万回以上転んだと推定されている!
2万回の尻もちから金メダルは生まれた???
現実にこの決勝では選手が転んだ!
転ばなかった荒川が金メダルを取った!!
■ カプリン・マジックとバスケットボール
ブラジルのサッカーの強さは??
フットサル???
ブラジル全土に復旧している!!
そして一流選手はフットサル出身である!!
フットサルはボールに触れる時間が多い!
臨機応変に望める!!
ブラジルの強さは、経済にも遺伝子にもない!
フットサル競技場にあると!!!
バスケットでは「エキストラ」と言う練習がある!!
練習に役立っている!!
成功化しているシステムは、目的性訓練の原理を制度化している!
より優れた選手と練習するだけで、習得を加速できる場合がる!
環境と機会は成功に深く関係している………
■ 脳の変化
ただの1万時間では不十分か??
それより目的性訓練である!!
集中と貢献は重要だが、それ以外のものが必要なのか??
脳の順応制は目覚ましいが、柔軟性には驚かされる!
〇 伝説のゴルファー サム・スニード
「すでにうまく出来ることを練習したいと思うのは、楽だし楽しい!
ドライバーショットを飛ばすのはチップショットやピッチショットより楽しい!
が、ハンデを減らす効果はない!
成功のためにどれだけの対価を払う気があるかと言う問題に戻る?」
現状より上に進む努力をしなければ、何時間かけても上達しない!
目的性訓練は変化させる力がある!
これは何に対しても当てはまる!!
卓球、テニス、サッカー、バスケットボール、フットボール、タイピング、
医学、数学、音楽、ジャーナリズム、スピーチ………
■ イノベーションの構造
創造的イノベーション!
〇 ベリーロールに対して背面飛び!
〇 卓球のサーブ!
〇 砲丸投げの身体の回転!
これらは傑出性と同じで目的性訓練の苦難から産まれた!
〇 ピカソ
天才は遺伝的なものなのか?
若き頃には、目やさまざまなポーズの人体を辛抱強く描いて青年時代を過ごした!
失敗は後年の作品への知識に繋がる!
創造性の10年ルール、科学的創造性は
「勤勉な取り組みによる機能」
〇 ビートルズ
10年にわたる集中的なコラボレーションを経て、中期と呼ばれる時期に入った!
〇 ミケランジェロ
これほど熟達するまでにどれほど熱心に取り組まなければならなかった!
人々が知ったなら、さほどすばらしいとおもってくれまい!!
目的性訓練が個人を変え、同時に個人を変える手段を変化させる!
第一段階 専門家が目的性訓練を行う
第二段階 他の人間がこれらのイノベーションを手に入れ訓練の効果を増す
第三段階 新たなイノベーションに繋がる
■ フィールドバックループ
著者の卓球での体験がある!
何事もフィードバックは不可欠である!
三姉妹のチェスの訓練!
歴史的ゲームを盤上に再現して訓練する!
グランドマスターとの違い、
その手がゲームに持つ意味、選んだ理由を自問する!
フィードバックは、知識の獲得へと駆り立て、
これがなければどれだけ練習を積んでもその境地に達しない!
■ ゴルフに学ぶ
ジャック・ニクラウス!
「練習でもはっきりしたイメージを浮かべずに打ったことは一度もない」
ボールのコース、軌道、かたち、地面に落ちる感じが明確にイメージ出来る!!
それは一般の人が生涯をかけて得た練習をしのぐぐらいショットの練習をしている!
フィードバックされている!
訓練にフィードバックを取り入れ、フィードバックの質を向上させ、
更なる改良をもたらすれんしゅうを考案する!
そうすれば力と精度を向上させれる!
進化は、生存と繁殖の「フィードバック」でテストされ、新たな変異を許し、
それが又テストされる……… 数億年かけて進化する!
我々は数千時間で、名人に進化出来る………
■ 教訓の適用
スポーツにおける目的性訓練の原理から得られた見識が、
スポーツ以外で適用できるか?
医療制度である!
開業医に貴重な診断の機会を多く与える!
診断精度が上がるようだ………
■ ゼロサムゲーム
スポーツは勝ちがあると負けがある!
目的性訓練で、職場の生産性と給料が上がった場合は?
自分を改善したと同時に、周囲の人も改善した!
「WIN-WINゲーム」である!
人間は思い込みがある!
全ての人に1万時間ルールを押し付けるのではなく、
目的性訓練をつつましく導入すべきだと!
無数の人の可能性を見出せると!!
チェスの三姉妹の例があるが、認められたわけではない!
「傑出性才能説」が相変わらず幅をきかせている!!
練習がかってよりはるかに重要と思われないのか??
第四章 神秘の火花と人生を変える気がまえ
■ 神秘の火花
〇 シャッキー・オニール
高校生の時にNBAのキャンプに参加し、とても無理だと感じた!
「今は無理だ、あとでな」
母親に言われる!
「あとがあると思うな」
〇 マーティン・シーン
非暴力抵抗運動の新聞記事を見て衝撃を受ける!
〇 カーリー・サイモン
アメリカ合衆国出身の女性シンガーソングライター、ミュージシャン
自分の吃音を、ボーイフレンドが可愛いと言った時………
〇 ヴィーナス・ウィリアム
妹のセリーナの声援を受けた時!
成功や失敗に向かわせるカギとなる要素は、動機にある!
何千時間の目的性訓練の積み重ねが、傑出性への道をどこまで進めるの最終的に決定する!
新たな予測もしなかった方向に向かわせるエネルギーの突然の爆発は何処から来るのか?
一貫したテーマや原因を見出すのは不可能だと!!
■ 動機上のゆさぶり
アメリカの実験!
数学のテストで、解けない問題である!
テスト前に、ある人物のレポートを読む!
その人物の誕生日が、受験者の半分と同じにしている………
誕生日が同じ受験者は、より長く時間をかけてやろうとした!!
ほとんど気づかれないささやかなつながりである!!
意識しないで、つながりを持ちたいと言う、
基本的動機が人間にはそなわっている!
〇 韓国の朴セリ、1998年LPGA選手権で優勝する!!
以降韓国選手がLPGAに参加する人数が増える!
〇 ロシアの17歳のテニス選手 アンナ・クルニコワ
ウインブルドンで準決勝に進出する!
ベスト100に入る選手が増える!!
ひとつの成功が沢山の花を実らせる!!
動機が力がある!!
傑出性の獲得は長期に渡るプロセスである!
朴セリに刺激を受けて韓国の少女たち!
5年経っても、努力しようとする人間と、しない人間がいるのは何故なのか?
継続できる人間と、出来ない人間がいるのはなぜか???
動機をいかに継続するのかと言う、もっと深遠な問題は??
心理学的メカニズムと、信念や自信や感情が与える影響を追求する!!
■ 才能神話ふたたび
才能神話は???
ニューヨークで150人の5年生と6年生を調査する!!
〇 知性は遺伝子による?? 「固定した気がまえ」
〇 知性は努力より変えられる?「成長の気がまえ」
〇 知性は遺伝子による?? 「固定した気がまえ」
失敗を自らを過小評価のせいにする!
「僕はあまり利口じゃない」
「覚えるのはもともと苦手」
「こう言うのは得意じゃない」
投げ出してしまい、効果的なやり方を使えない!
〇 知性は努力より変えられる?「成長の気がまえ」
失敗したとも思っていない!!
「固定した気がまえ」の生徒より優れていたわけではないのに、
高い実績を上げた!
成績の差は、それぞれの信条若しくは気がまえだちと!!!
「固定した気がまえ」の生徒は失敗を恐れ、
創造性を奪われて、難題を避けようとする!!
〇 荒川静香は2万回以上転んだが、何故耐えられたのか?
失敗していながら、何故努力を続けられたのか??
転倒を、上達しつつある証拠と捉えた!
失敗を、学習し、成長し、適応する機会をもたらすものだと!
〇 マイケル・ジョーダン
「9000回以上シュートをミスした!
300回ぐらい負けた! 勝利を決めるシュートを26回外した!」
「失敗を受け入れなければならない」
「精神的なタフさと勇気は、身体的な強みにはるかにまさる」
成功は失敗の上に成り立つ!!
大変な努力を1万時間続ける!!
その間中、転び続けなければならない………
「固定した気がまえ」 凡庸さの獲得向き!
「成長の気がまえ」 傑出性の獲得向き!
目標に達しなくても、「成長の気がまえ」を保つべきだと!!!
■ 言葉の力
褒め方の違い!!
「頭が良いのね」
「ほんとうによくがんばったね」 成績が上がる!!
才能志向の誉め言葉!!
「たちまち覚えたね、なんて頭がいいんだ!」
(早く覚えられなかったら、頭が良くないのか)
「その絵はすばらしい、この子はピカソの再来だと!」
(頑張って書かないほうがよい、ピカソではないのだから)
「すごく優秀だね、勉強しないのにAを取ったんだから」
(下手に勉強したら、優秀だと思われなくなっちゃう)
では努力ではなく、才能を褒めるにはどういうう言い方がよいのか?
苦労せずに何かかをやり遂げた場合である!
「簡単過ぎたわね、時間を無駄にしてごめんなさい!
ほんとうにためになることをやりましょう」
多くの教育者は、水準を下げれば成功体験が与えられて、
自尊心を高めそれが成果を上げると!!
それはどうかなと!!!!
■ 傑出性の拠点
テニスアカデミーがある!!
ここは決して才能を賞賛しない!
練習による変化を褒める!!
傑出性練習説!
「情熱をもって追及される試みは、
結果にかかわらず成功に満ちた成果を生む!
努力こそが成果を生む!!
最良の練習で、夢をかなえ、目標を達成し、
スポーツにしろ人生においても、
彼らの能力水準に到達する助けになれると信じている」
アンドレ・アガシ、マルティナ・ヒギンス、マリア・シャラポアらを輩出している!
問題は短命であることだと!!
その為には、努力志向のほめ言葉を常に繰り返すことだと!
北京の卓球の施設!
イギリスの自転車チーム!
「世界に通用するパフォーマンスは、気がまえから生まれる」
ある実験で、別の学校でも行うと生徒に話す!
その生徒が話を聞きたがるかの知れない!
そして正解した問題数を書く欄を設ける!
努力を誉められた生徒は、ほとんど正直に書いた!
が、知能を褒められた生徒は、40%が偽った!
彼らは成績のよさが重要だった………
■ 才能至上主義の末路
話はガラッと変わる!!!
エンロンである!! 破綻している!
長きにわたり、投資家を騙してきた??
破綻には破綻の理由がある!!
1997年 経営コンサルタント会社 マッキンゼーが、報告書を発表する!
「ウォー・フォー・タレント 人材育成競争」
実業界で最終的に成功と失敗を決めるのは、才能であると!!
「天性のアスリート、もっとも強力な天与の賽を備えたものに賭けること」
「とくにその個別分野に経験がなくとも、
一見能力以上の地位に昇進させるのをためらってはならないと」
「実業界の成功は、才能の気がまえが必要」
「あらゆる水準においてすぐれた才能を持っているという、
深く根ざした信条が、競争相手をしのぐ」
エンロンのスキリングは面接で自分のことを、発狂するぐらい賢いと!!
実際に社内は才能あるとみなされた人間は、どの部署でも移動出来た!!
エンロンの戦略は、不備がある!!
① マッキゼ―の間違った前提をもとにしていた!
② 特殊な文化をつくりあげた? 才能を称える文化!
固定した気がまえ奨励し、定着させた??
固定した気がまえ持った人間は、自分の欠点を認めなかった!!
言い訳にもならないが、エンロンも最初は騙す気はなかった?
才能のみにどっぷ漬かった人間は、厄介な状況になり、
自己イメージが脅かされると、対応できないし、補修も受けようとしない!
間違いを認めず、嘘をつく!!!
■ 物置小屋
卓球を始めたばかりの少年がいる!
物置小屋で卓球をやっている!
ただし利点は24時間使えると!!
そうして最先端のセンターに連れて行かれる!
一流のコーチ、専門のサポートスタッフ、トレーニングに合わせた学校教育!
夢が実現したが………
が、現実は才能を褒められる!!
腕が落ち始める………
が現実にはコーチが精神面に問題があると見抜き、成長している!
気がまえがすべてだと!!!!!
非才! あなたの子どもを勝者にする成功の科学 ①・マシュー サイド
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